
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?
街に出れば看板、テレビではCMと、その名前を多く見かけるようになったmineo(マイネオ)。
2018年9月からはドコモ、au回線にソフトバンク回線も加わり、3キャリア対応になったのを機にデュアルSIMプラン月額333円キャンペーンを展開しています。
格安SIMの料金プランは各社異なり、それぞれに違う特色を持っています。
今回はmineoの
- 料金プラン・料金確認
- プラン変更方法の他
- mineoを使う上で大きなメリットとなるmineoのアプリ
について解説していきます。
mineo(マイネオ)は、格安SIMを検討している人なら一度は候補になるであろう有名な格安SIMです。 しかし、mineoの評判や他の格安SIMとの違いがわからず不安に思う人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、mineo[…]
画像引用元:mineo(マイネオ)|au・ドコモ・ソフトバンク対応の格安スマホ(SIM)
1 mineo(マイネオ)の料金プラン
mineoの料金形態自体はシンプルで、基本料金に自分に必要なサービスをプラスしていくスタイルです。
データ量の追加、かけ放題・定額制でお得に通話できるサービスなど、ユーザー個々で無駄の無い組み合わせが可能です。
1-1 mineo(マイネオ)のSIMカード
mineoは自社の通信回線を持たず、ドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りてユーザーに独自のサービスを提供するMVNOと呼ばれる事業者です。
スマホやタブレット単体で通信する為に必要なのがSIMカードです。
mineoとの契約は、このSIMカードの利用に対しての契約で、
- ユーザーはmineoとの契約時に使用する回線を選択し、
- 発行されたSIMカードを端末に挿入する
ことで通信が可能になります。
mineoにはスマホのセット購入という始め方もありますが、端末の支払いと月額料金は分けて考えた方がいいでしょう。
例えば24回の分割払いにした場合、端末に対する支払いは2年間続くのに対し、mineoのSIM契約自体には最低利用期間が無いからです。
1-2 mineo(マイネオ)のプランはシングルタイプとデュアルタイプ
mineoのSIMカードのタイプは2種類、
- データ通信のみのシングルタイプSIM
- データ通信も音声通話もできるデュアルタイプSIM
があります。
500MB~30GBまでデータ容量により段階的に料金が設定されています。
デュアルタイプSIMであれば通話定額やかけ放題などオプションを選択することでお得に通話することも可能です。
デュアルタイプSIMには当然電話番号が付随していますがシングルタイプにはありません。
他社の電話番号そのままでのりかえをしたい場合はデュアルタイプSIMを選択しましょう。
1-2-1 データ量の追加
月のデータ量が足りなくなったら、オプションとして100MB/150円でチャージ可能で、チャージできるデータ容量の上限は15GBまでです。
しかし、1GBは100MBの10倍なので1GBあたり1,500円となります。
もしも、フルで15GBチャージしたとすると22,500円にもなってしまいます。
頻繁にチャージをしているようであれば、契約しているデータ容量の変更を検討した方がいいでしょう。
1-2-2 通話オプション
mineoの通話料金は30秒あたり20円です。
格安SIMでは平均的な金額ではありますが、通話時間が長くなればせっかくの<お得>という、格安SIMのメリットが薄くなってしまいます。
ある程度通話の機会が多い方は、通話時間や頻度により以下のオプションを検討しましょう。
内容 | 月額料金 |
---|---|
通話定額30 | 840円 |
通話定額60 | 1,680円 |
10分以内の通話かけ放題 | 850円 |
通話定額は通常の30秒あたり20円でかけた場合の料金が定額分だけお得になるサービスです。
例えば通話定額30の場合、毎月840円で30分まで通話できるので、通常の1,200円より360円お得ということになります。
「10分以内の通話かけ放題」はmineo専用の通話アプリ「mineoでんわ」を利用した10分以内の通話がかけ放題になるオプションです。
頻繁に通話の機会があるなら、かけ放題オプションに申し込んでおけば通話料が高額になる心配なく利用でき、おすすめです。
mineo(マイネオ)でiPhoneに機種変更|SIMだけ利用も端末セット購入
次の章では、格安SIMのmineoをもっとお得に利用できる2つのアプリについて解説します。
2 ソフトバンクも仲間になって3キャリア対応
mineo(マイネオ)のウリはなんといってもドコモ,au、ソフトバンクの3キャリア全対応。
特にソフトバンク回線はこれまで取り扱いのある格安SIM自体少なく、それもAndroid/iPhone両対応は貴重です。
mineo(マイネオ)へ機種変更|気になる料金プランとお得なMNPの方法
ただし、月額料金は一律ではなく、特にソフトバンク回線は割高になっているのでしっかり確認をしておきましょう。
2-1 mineo(マイネオ)の3回線月額料金比較
ドコモ、au、ソフトバンク各回線の月額料金は以下になります。
それぞれシングルタイプSIM、デュアルタイプSIMの料金が設定され、データ容量により段階的に料金が上がっていきます。
ドコモ回線
データ容量 | シングルタイプ | デュアルタイプ |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1,400円 |
3GB | 900円 | 1,600円 |
6GB | 1,580円 | 2,280円 |
10GB | 2,520円 | 3,220円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
30GB | 5,900円 | 6,600円 |
au回線
データ容量 | シングルタイプ | デュアルタイプ |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1,310円 |
3GB | 900円 | 1,510円 |
6GB | 1,580円 | 2,190円 |
10GB | 2,520円 | 3,130円 |
20GB | 3,980円 | 4,590円 |
30GB | 5,900円 | 6,510円 |
ソフトバンク回線
データ容量 | シングルタイプ | デュアルタイプ |
---|---|---|
500MB | 790円 | 1,750円 |
3GB | 990円 | 1,950円 |
6GB | 1,670円 | 2,630円 |
10GB | 2,610円 | 3,570円 |
20GB | 4,070円 | 5,030円 |
30GB | 5,990円 | 6,950円 |
比較するとデータ専用のシングルタイプSIMの料金はほぼ横並びですが、デュアルタイプSIMはやはりソフトバンク回線が割高です。
2-1-1 SIMロック解除すれば他回線選択も可能
ドコモ、au、ソフトバンクで契約した端末は「SIMロック」がかかり、他の回線で利用できないようになっています。
その為、例えばソフトバンクで契約した端末そのままでのりかえたい場合、mineoでソフトバンク回線を選択することになります。
ただ、端末の「SIMロック解除」をすれば他の回線を選択することも可能になります。
なかにはSIMロック解除に対応していない端末もあるので、可能であるか確認をしておきましょう。
2-1-2 対応端末に注意
格安SIMにのりかえる際のハードルのひとつと言えるのが端末の対応/非対応。
SIMカードにはサイズ、規格の違い等で回線・端末間での相性があり、回線が同じでも使えない場合があるのです。
契約時に端末とSIMカードの相性を気にする必要の無い大手携帯会社と違い、大半のユーザーが端末の用意をする格安SIMは、端末が対応しているのか確認が必須です。
自分のスマホ、タブレットが対応しているのかどうか、mineoの公式サイトで確認しておきましょう。
動作確認端末一覧/ドコモ
動作確認端末一覧/au
動作確認端末一覧/ソフトバンク
3 mineo(マイネオ)のアプリ
画像引用元:mineo公式
格安SIMの料金は各社大きな差は無く、それぞれサービスの違いで差別化を図っています。
mineoの他社に無いメリットを語る上で外せないのが専用アプリの存在です。
mineoユーザーなら必携とも言える専用アプリは以下の2種類があります。
- mineoアプリ
- mineoでんわ
うまく使いこなすことで料金がお得になるmineoのアプリについて解説していきましょう。
3-1 mineoアプリ
画像引用元:mineoアプリ
mineoアプリはユーザー間のコミュニティも兼ねており、その他スマホを便利に使う為のサービスや、お得になる工夫が満載です。
主なサービスの利用には、
- mineoのコミュニティ「マイネ王」のアカウント
- eoIDのアカウント(運営会社のケイ・オプティコムが発行)
の2つのアカウントの連携認証が必要です。
このアプリを使った、mineoのポイントを紹介します。
3-1-1 フリータンク
画像引用元:mineo公式
mineoアプリの機能の中でも画期的と言えるのが「フリータンク」というサービスです。
フリータンクとは全国のmineoユーザーのデータ容量を貯めておける場所といったイメージです。
- データ容量が余った時はユーザー自らフリータンクに入れる
- データ容量が足りない時はフリータンクに貯まった中から取り出す
という、ユーザー間の互助的な意味合いをもつサービスになります。
家族間でデータをシェアできるサービスは増えていますが、ユーザー間でデータをシェアできる仕組みはmineo独自のもので、大きな魅力のひとつです。
フリータンクから引き出しできるデータ量の上限は1ヵ月1,000MBまで。
前述したデータの追加オプションを利用すれば100MB/150円かかるところフリータンクを使えば料金はかかりません。
ただし、このサービスはあくまでユーザー間の助け合いがあってこそ成り立っているサービスなので、その点を理解した上で使いましょう。
3-1-2 パケットギフト
不特定多数のユーザー間でシェアできるフリータンクとは別に、特定のユーザー宛てにデータを贈り合えるサービスもあります。
余った時は贈り、足りなくなったら贈ってもらうという考えはフリータンクと同じです。
ユーザーの目線に立った無駄の無い合理的なサービスです。
贈られたデータは翌月の月末まで利用が可能で、フリータンクとパケットギフトをうまく使いこなせば、パケット代の節約に役立ちます。
3-1-3 mineoチップ
mineoのコミュニティではユーザー間で10MBをチップとして贈りあえるサービスがあります。
コミュニティ内で役に立った情報や贈りたいと思った相手にSNSで言う「いいね!」ボタンと同じような感覚で贈ることができます。
もちろん贈る場合には通常自分のデータ量からマイナスになります。
しかし、mineoアプリの中のmineoレーダーという機能で近くにいるmineoユーザーを見つけると1回分のチップ無料でを受け取ることができます。
3-1-4 mineoスイッチ
格安SIMで便利なのが低速モードと高速モードの切り替え機能です。
中には非対応の格安SIMもありますが、mineoアプリの「mineoスイッチ」から低速の節約モードに切り替え可能です。
mineoで契約したデータ量は高速モードで通信した場合のデータ量で、節約モードでの通信はカウントされません。
画像や動画などの高速のデータ処理が必要な時は高速モードで利用し、SNSやメール、テキストデータの読み込み程度の利用であれば節約モードで十分です。
Androidであればmineoスイッチをウィジェットとして配置することができ、より簡単に切り替えが可能です。
mineo(マイネオ)の評判は悪い?他の格安SIMと比較したデメリット
- フリータンク
- パケットギフト
- mineoチップ
- mineoスイッチ
次の章では、通話料をお得にできるアプリの「mineoでんわ」について解説します。
3-2 mineoでんわ
画像引用元:mineoでんわ
mineoの通話料金は通常30秒/20円。格安SIMだから安い!と油断して通話していると思わぬ高額に驚く可能性もあります。
mineoで電話をかける時はスマホ本体の電話ではなく、通話専用アプリ「mineoでんわ」がおすすめです。
通話料金が半額の30秒/10円になります。
利用するには事前に申し込みが必要で、手順は以下になります。
- mineoマイページにログイン
- [ご契約サービスの変更]から[オプション変更]を選択
- [mineoでんわ]を選択
- 内容確認後[申し込む]
さらにこの「mineoでんわ」を利用しての10分間までの通話がかけ放題になるオプションが月額850円で申し込みができます。
どれだけお得になるのか、具体的に1カ月で30分/60分通話した場合の通話料をそれぞれシミュレーションしてみましょう。
3-2-1 30分通話した場合の料金シミュレーション
- 通常料金→1,200円
- 通話定額30→840円
- mineoでんわ利用→600円
- かけ放題オプション→850円
月に30分程度の通話であればかけ放題オプションには申し込まず、mineoでんわで通話するのが1番お得になっています。
3-2-2 60分通話した場合の料金シミュレーション
- 通常料金→2,400円
- 通話定額60→1,680円
- mineoでんわ利用→1,200円
- かけ放題オプション→850円
60分ではかけ放題オプション加入がもっとも安くなります。なにより「今何分話したかな?」と通話料金を気にする必要なく利用できるのが大きなメリット。
例えばドコモ回線の3GBデュアルプランにかけ放題オプションを付けた場合の月額料金は以下になります。
1,600円+850円=2,450円
- mineoスイッチで節約モードの切り替え
- データを使い過ぎた時はフリータンクから引き出し
といったmineo独自のパケット節約方法を併用して基本料金を抑えれば1ヶ月間通話し放題で2,450円という低料金で利用することも十分可能です。
通話機会の多いユーザーほどお得になる組み合わせです。
4 mineo(マイネオ)のマイページ
画像引用元:mineo公式
mineoを利用する上で知りたいことの確認、各種変更手続きの全てはmineoサイトにある会員専用マイページ上でおこないます。
「マイページ」をクリックするとログイン画面に遷移するので、eoIDとeoIDパスワードを入力し、自分専用のマイページにログインします。
mineoには実店舗もありますが、全ての手続きができるわけではなく、契約内容の確認などはできません。
mineoのサイトは不明なことを解決する為のサポートも充実しており、今まで実店舗でのサポートしか経験が無く、ウェブでのサポートに不慣れな人にも親切な作りになっています。
4-1 マイページでできること
mineoのマイページでは以下のようなことができます。
- 登録内容の確認・変更
- 利用料金の確認
- 通話明細の確認
- プランの確認・変更
- 支払い方法の変更
- オプションの変更・追加
マイページではこの他、ほとんどの手続きや確認が可能です。中でも直接料金の節約にもつながるプラン変更について説明しておきましょう。
4-2 プラン変更方法
mineoの「プラン変更」は、
- ドコモ→au
- au→ソフトバンク
など別回線への変更を指します。
- シングルタイプSIMとデュアルタイプSIM間での変更は「タイプ変更」
- データ容量の変更は「コース変更」
とmineoでは定義されています。
回線の変更、SIMタイプの変更はSIMカードの交換が必要で、SIMカード変更事務手数料2,160円(税込)と各回線で異なる再発行手数料がかかります。
この場合、ドコモ/368円、au/248円、ソフトバンク/363円が再発行手数料となります。
この中で最も確認・変更の機会が多いのはデータ容量「コース変更」でしょう。
利用状況に合ったデータ容量を選択することは料金の節約につながります。1ヶ月ごとに変更することも可能なので、通信量が予測できる場合はあらかじめ変更しておきましょう。
変更申し込み期間は毎月1日から25日の間で、翌月1日から変更内容が適用されます。
コース変更の手順は以下になります。
- マイページにログイン
- 契約サービスの変更
- 基本データ容量変更
- コースを選択
- 内容確認後[申し込み]
5 アプリとマイページを使いこなしてお得に
ドコモ、au、ソフトバンクからののりかえで格段に料金が安くなる格安SIM、mineo。しかし使い方によってはかえって割高になってしまう可能性も。
mineo(マイネオ)のエントリーコードの入手方法、事務手数料を無料に!
- フリータンクでデータシェア
- mineoスイッチで節約モード切替
- mineoでんわで通話料を安く
- かけ放題オプションで安心通話
- マイページで適切なコース選択
mineoアプリとマイページは、ユーザーにとってmineoをさらにお得に使うための便利なツールとなってくれることでしょう。