家計簿アプリ「マネーフォワード」の使い方と有料版と無料版の違い

  • 2019年8月7日
  • by.bitWave編集部

マネーフォワード moneyforward top

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

今や色々な家計簿アプリ・サービス提供されていますが、利用者800万人突破したという人気の「マネーフォワード」をご存知でしょうか。

「家計簿を付けても長続きしない」「記録するだけで精いっぱいで収支の分析までできない」と、お悩みの方にピッタリなのが、マネーフォワードです。

マネーフォワードには収支の記録を手軽に付けられる機能が豊富な上、記帳した後はグラフで収支の状態を把握することもできます。

更に、基本的な機能は無料で使えるので、続けられるか自信がないという方でも気軽に始められます。

当記事ではマネーフォワードの基本的な使い方と、有料版・無料版の違いを解説します。

トップ画像引用元:無料家計簿・お金の見える化アプリ│マネーフォワード ME

家計簿アプリ「マネーフォワード」とは

マネーフォワードは、基本無料で使える資産管理・家計簿アプリです。

マネーフォワードの主な特徴は次の通りです。

マネーフォワードの特徴
  • 2,600以上の金融機関・クレジットカードと連携して自動で家計簿を作成
  • レシート撮影で簡単に出金を記録できる
  • 収支をグラフ化してくれる
  • 基本的な機能は無料で利用可

マネーフォワードを使うメリットは、家計簿を付ける手間を大幅に減らせることです。

金融機関やクレジットカード、ポイントカードと連携すれば、それらの入出金情報を基に「食費」「光熱費」などを自動で分類し、家計簿を作成してくれます。

クレジットカード払いや口座振替払いが多い方なら、よく使う金融機関・クレジットカードをマネーフォワードに連係しておくだけで収支が楽々把握できるようになります。

しかも、マネーフォワードの連携先は2,600以上と、同じ機能がある家計簿アプリの中でも最多の数を誇ります。

マネーフォワードなら移動系ICカードやポイントカード、AmazonなどのECサイト、証券・株式などの残高・収支も一括で管理できますよ。

更に、撮影によるレシート読み取り機能もあるので、現金での支払い内容も簡単に記録できます。

マネーフォワードの使い方

ここからは、アカウントの登録からレシートの入力方法、更に金融機関・クレジットカードの連携方法など、マネーフォワードの基本的な使い方を解説します。

マネーフォワードにアカウントを登録する

マネーフォワード MoneyForward アプリ アイコン

画像引用元:「家計簿 マネーフォワード ME – 人気の家計簿アプリ」をApp Storeで

マネーフォワードは、次の3つのステップで始められます。

  1. アプリのインストール
  2. アカウント情報の登録
  3. メール認証(メールアドレスで登録した場合)

まずは、App StoreまたはGoogle Playストアからマネーフォワードの公式アプリをインストールしましょう。

※パソコン(ブラウザ版)では、マネーフォワード公式サイトから登録できます。

アプリを起動したら、下記のいずれかでマネーフォワードのアカウントを作成します。

  • メールアドレス
  • Googleアカウント
  • Facebookアカウント

アカウント作成後は、簡単なプロフィール情報(画像左)を入力します。

マネーフォワード 登録

更に、大手金融機関・クレジットカードを使っている方は、ここで連携させることもできます。(スキップ可)

プロフィール入力と金融機関との連携が終わってマネーフォワードのホーム画面が表示されたら、アカウント作成完了です。

マネーフォワードの登録

最後に、メールアドレスで登録した方は登録したメールアドレス宛に「【マネーフォワード ME】メールアドレス認証のお願い」というタイトルでメールが届いています。

メール内の「メールアドレスを認証する」ボタンから認証を行います。

マネーフォワードの登録

この認証を行わないとパスワードを忘れた時の再発行など一部の機能が使えないため、忘れずに行っておきましょう。

アップルストア グーグルプレイ

金融機関・クレジットカードと連携する

続いて、クレジットカードや金融機関と連携し、残高や収支を自動で反映させる手順を解説します。

現金だけしか使わない方も、初めて利用する際はここで「現金(財布を作成)」で現在の手元にある残高を登録しておくと、残高を把握しやすくなります。

連携する手順

実際に金融機関やクレジットカードなどと連携する手順を紹介します。

  1. ホーム画面で「口座」をタップ
  2. 「連携先を追加」をタップ
  3. ジャンルをタップするか、検索窓にサービス名を入力して連携したいサービスを探す
  4. 案内に従って連携に必要な情報を入力する
  5. 登録が完了すると、一覧に残高や利用額が表示される

下の画像は「現金(財布を作成)」を選択した時の登録画面ですが、入力する内容は連携先ごとに異なります。

マネーフォワードの登録

なお、金融機関やクレジットカードとマネーフォワードと連携する場合は、連携先サービスのオンラインバンキングやWeb明細サービスのIDやパスワードが必要になります。

連携したいサービスのオンラインバンキングやWeb明細サービスに未加入の方は、先にそれらのサービスに加入しておきましょう。

マネーフォワードで連携できるサービスは?

マネーフォワードでは、2019年7月末時点では2,678のサービスと連携できます。

主な連携先の種類は次の6つです。

  • 銀行
  • クレジットカード
  • 電子マネー・プリペイドカード
  • 通販サイト
  • ポイント
  • 証券

この他にも、一部の携帯電話料金や確定拠出年金、仮想通貨なども連携可能です。

次の章では、収支を手入力する方法を解説します。

収支を手入力する

続いて、収支を直接入力する方法を解説します。

マネーフォワードで収支を手入力する手順は次の通りです。

  1. ホーム画面右下の「+」をタップ
  2. 入力方法で「入力」を選択
  3. 「支出」「収入」を選択
  4. 「金額」「カテゴリー」「日付」「内容」「支出元(※)」を入力
  5. 「保存」をタップ

マネーフォワード 入力

※「現金(財布を作成)」を登録している場合のみ表示。登録方法は前ページの「金融機関・クレジットカードと連携する」参照

レシートを撮影する

レシートを撮影して、金額や項目を自動入力する手順は下記の通りになります。

  1. ホーム画面右下の「+」をタップ
  2. 入力方法で「レシート読み込み」を選択
  3. 写真と動画の撮影を許可する(初回のみ)
  4. レシートを撮影する
  5. 撮影後、読み取った結果の保存方法を選択
  6.  「店舗名で保存」:合計金額を一括で保存

保存については、

  • 「店舗名で保存」:合計金額を一括で保存
  • 「品目で保存」:1品ずつ分けて保存

があります。

下の画像は、レシート撮影画面(左)と読み取ったレシートを「品目で保存」で表示している画面(右)です。

マネーフォワード レシート読み取り

縦に長いレシートは撮影画面で右下の「長レシート」をタップすると複数回に分けて撮影できます。

また、レシートの内容が正しく読み取れなかった場合は、各項目をタップすることで編集することも可能です。

レシートを撮影するコツ

撮影時に下記の点に気をつけると、レシートの内容を正確に読み取りやすくなります。

  • レシートの後ろに物や柄がない場所で撮影する
  • 明るい場所で撮影する
  • レシートはシワや折り目が少ない状態にする
  • レシートに対して真っすぐ・水平に撮影する
  • レシートにピントを合わせる

残高・収支をチェックする

家計簿の残高や収支は「家計簿」から確認できます。

月ごとの収入・支出が数字で見られる他、カテゴリーごとの収支の内訳もグラフで把握できます。

また、金融機関などのサービスと連携している場合は、ホーム画面の「入出金」から各サービスの新着情報をチェックできます。

マネーフォワード 残高

マネーフォワードの退会方法

もし、マネーフォワードを使ってみたけれど合わなかった、という場合は下記の手順で退会できます。

  1. ホーム画面左上の「≡」をタップ
  2. 「設定」をタップ
  3. 「アカウント」をタップ
  4. 「退会」をタップ
  5. 注意事項を読み、「データ削除について確認しました」と「退会理由」にチェックを入れる
  6. 確認の内容を読み、「退会」をタップ

退会すると、それまでに入力または連携先から取得したデータは全て削除されます。

なお、有料版に加入している方は後の「有料版の解約方法」もご覧ください。

次の章では、有料版・無料版の違いを解説します。

マネーフォワードの有料版・無料版の違い

マネーフォワードの有料版・無料版の違いを下記にまとめてみました。

項目無料会員プレミアム会員
(有料会員)
データ閲覧可能期間過去1年期限なし
連携可能数10件まで制限なし
グループ作成1件まで制限なし
一括更新
マンスリーレポート
資産内訳・推移グラフ
負債内訳・推移グラフ
ポイント有効期限の通知
引き落し残高不足時の通知
CSVダウンロード

前ページまでで解説した基本的な機能は無料でも使えますが、より詳しく資産の状況を把握し、家計の無駄を減らしたい方には有料版もおすすめです。

当ページでは有料版のみで使用できる機能と有料版の解約方法を解説します。

データ閲覧可能期間

入力した家計データを閲覧できる期間は無料版では1年間だけですが、有料版では無期限となります。

有料版にすることで、長期的に資産資産の増減や推移を確認できるようになります。

連携可能数

有料版では、金融機関やクレジットカードとの連携可能数も無制限になります。

「2,600以上もの多種多様な金融機関などと連携して手軽に家計・資産を管理できる」というマネーフォワードの最大の特徴を活かせるようになります。

株式や証券、ECサイトなどでの資産の増減や支払いもまとめて管理したい方におすすめです。

一括更新

有料版では連携中の金融機関・クレジットカードなどの履歴情報を任意のタイミングで一括更新できます。

現在の家計の状態がどうなっているのか、無料版よりも正確かつ手軽にチェックできるようになります。

また、有料版は自動更新の頻度も無料版に比べて高くなります。

マンスリーレポート

マネーフォワードでは無料版でも収支グラフは表示されますが、有料版では更にひと月分の家計と資産をまとめた下記の「マンスリーレポート」が毎月自動作成されます。

  • 家計資産レポート:収支のバランスや前月比がひと目でわかる
  • 家計診断:理想の家計と自分の家計をグラフ付・内訳別で比較できる

今月分の家計を前月分や理想の家計と簡単に比較できるので、節約のヒントにもなりますよ。

資産内訳・推移グラフ

家計簿をつける

有料版では現在の資産の残高とこれまでの資産の増減をグラフでチェックできます。

資産内訳は数字と円グラフで表示され、「現金」「投資信託」「株式」などの比率を視覚的に簡単に把握できます。

推移グラフでは、「現金」「投資信託」「株式」などの各資産の増減を折れ線グラフで確認できます。

全期間の資産の推移の他、「1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月」と一定期間中のみの増減を表示させることもできます。

負債内訳・推移グラフ

有料版では資産と同様、現在の負債とこれまでの負債の増減もグラフでチェックできます。

「住宅ローン」「クレジットカード(の利用残高)」など負債の種類ごとの比率を視覚的に簡単に把握できます。

クレジットカードの利用額を見て使い方を見直したり、住宅ローンの返済計画を立てるのにも便利です。

ポイント有効期限の通知

有料版では、連携中のポイントカードやクレジットカードの有効期限を30日前にプッシュ通知してくれます。

「つい有効期限を忘れてポイントを無駄にしてしまう」「有効期限を把握するのが面倒でポイントカードを増やせない」という方もこの機能があれば安心です。

プッシュ通知の有無は設定から変更できるので、不要な方は通知オフにすることもできます。

引落し残高不足時の通知

有料版には、連携中のクレジットカードの引き落とし額に対して引落し口座の残高が足りない時にプッシュ通知してくれる機能もあります。

「うっかり給与口座から支払い用口座に入金するのを忘れていた」という事態も予防できます。

CSVダウンロード

入出金履歴をCSVファイルでダウンロードできる機能です。

CSVファイルがあれば、家計データをExcelやGoogleスプレッドシートに取り込んで保存することができます。

また、もしマネーフォワードから他の家計簿アプリに移行したくなった時も、移行先の家計簿アプリにCSV取り込み機能があれば簡単に移行できるようになります。

有料版の月額料金

有料版の月額料金は下記の通りです。

アプリ・ブラウザ版支払い方法月額プラン年額プラン
ブラウザ版クレジットカード500円 / 月
@nifty ID決済
iOS版アプリApple ID決済480円 / 月5,300円 / 年
Android版アプリGoogle ID決済500円 / 月5,500円 / 年

iOS版アプリから申し込むと、他の支払い方法よりも若干料金を安くできます。

また、アプリ版でのみ選択できる年額プランは、月額プランを12ヶ月続けるよりも少しだけお得になっています。

ちなみに、どの支払い方法を選択しても、ブラウザ版・アプリ版両方で有料版サービスは利用可能です。

なお、マネーフォワードの有料版には30日間の無料期間もあるので、気になったらお試ししてみるのもおすすめです。

有料版の機能がイマイチと感じたら、お試し期間中に次の「有料版の解約方法」の手続きを行えば、無料で止めることができます。

有料版の解約方法

ここでは有料版の解約方法も紹介します。

有料版の30日間お試し期間中に解約する場合も、こちらの方法で止めることができます。

有料版の解約は、ブラウザ版かアプリ版かで手続きが異なります。

ブラウザ版の解約方法

  1. ホーム画面で「設定」を選択
  2. 「アカウント状況」の「プレミアムサービス」欄に表示されている「プレミアムサービスを解約する」をタップ

ブラウザ版の場合は、月の途中で解約した場合は解約月の月額料金は日割りとなります。

iOS版の解約方法

iOS版アプリから有料版に申し込んだ方は、下記の手順を行うことで解約できます。

先にマネーフォワードの有料版に申し込んだApple IDにログインしておきましょう。

【iOS12.1.3以降】の場合

  1. App Storeを起動する
  2. Apple IDのプロフィールアイコンをタップ
  3. 「定期利用の管理」をタップ
  4. 共通へ

【iOS12.1.3より前】の場合

  1. 端末の「設定」アプリをタップ
  2. 「iTunesとApp Store > Apple ID」をタップ
  3. 「Apple IDを表示」をタップ
  4. 「登録」をタップ
  5. 共通へ

共通

  1. 「登録」画面が表示されたら、マネーフォワードを選択
  2. 「登録をキャンセルする」をタップ
  3. 「キャンセルの確認」メッセージが表示されたら「確認」をタップ

iOS版では解約した翌月から有料版のサービスが利用できなくなります。

解約したのが月の途中でもその月の末日までは利用できるので、月額料金の日割り計算などはされません。

Android版の解約方法

Android版アプリから有料版に申し込んだ方は、下記の手順を行うことで解約できます。

先にマネーフォワードの有料版に申し込んだGoogleアカウントにログインしておきましょう。

  • Google Playストアを起動する
  • 左上の「≡」をタップ
  • 「定期購入」をタップ
  • マネーフォワードを選択
  • 「定期購入を解約」をタップし、画面の指示に従って手続きを行う

Android版も、解約した翌月から有料版のサービスが利用できなくなります。

解約したのが月の途中でもその月の末日までは利用できるので、月額料金の日割り計算などはされません。

マネーフォワードで楽々家計簿

最後に、マネーフォワードの特徴と使い方のまとめました。

マネーフォワードの特徴と使い方
  • 2,600以上の金融機関・クレジットカードと連携して自動で家計簿を作成
  • レシート撮影で簡単に出金を記録できる
  • 収支をグラフ化してくれる
  • 基本的な機能は無料で利用可
  • 無料登録はたったの3ステップで完了
  • 有料版ならより収支の把握や節約に役立つ機能あり

マネーフォワードを利用すれば、連携機能やレシート読み取り機能で収支の入力が楽になります。

また、残高や収支がグラフや数字で表示されるので、何を節約すれば良いかのヒントにもなります。

家計簿を付けるのが苦手な方やもっと家計簿を節約に役立てたい方は、ぜひ1度お試しください。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
スマホ(iPhone・Android)やドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど通信キャリア情報を扱うメディア「bitWave」の編集部。携帯キャリアの料金プランや割引キャンペーン情報をはじめ、最新スマホの評価レビューから使い方までスマホ・通信にまつわる記事を幅広く制作。