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スマホの有機ELディスプレイは、一般的に液晶ディスプレイより優れているとされています。
ただ、具体的な違いがわからないという人も少なくありません。
そこで今回は、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違いを解説しながら、有機ELディスプレイを搭載した人気のスマホも紹介します。
有機ELディスプレイが気になっている方は要チェックです!
- iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- Galaxy S20 5G/S20+ 5G
- Xperia 1 II
- ZTE Axon 10 Pro 5G
- Xperia 10 II
- Pixel 3a
トップ画像引用元:Samsung公式サイト
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- 自宅で受け取れる
有機ELディスプレイってどんなもの?
画像引用元:Galaxy公式サイト
有機ELディスプレイは、電流を流すと発光する性質を持つ有機物質を応用してつくられた、薄型のディスプレイです。
有機ELディスプレイはその特性や特長から、「スマホにとって最適な技術」とまで言われています。
主な特徴は以下の通りです。
- 薄くて軽いディスプレイ
- 液晶とは正反対で構造がシンプル
- 自然な色合いを表現できる
- 省エネでブルーライトも少ない
ここからは、有機ELディスプレイとはどのようなものなのか、液晶ディスプレイとの違いを中心に解説します。
有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違い
画像引用元:Samsung公式サイト
スマホにおいて、有機ELディスプレイの対義語とも言えるのが、液晶ディスプレイです。
今もディスプレイと言うと、真っ先に液晶ディスプレイを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
実際、有機ELディスプレイを搭載しているスマホは、一部の高額なハイエンドモデルに集中しています。
有機ELディスプレイは価格が高いので、安いスマホに採用するのは難しいからです。
有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの大まかな違いは下記の通りです。
- 有機EL=高級なディスプレイ
- 液晶=安いディスプレイ
それでは、各ディスプレイの構造を説明します。
液晶ディスプレイの構造
液晶ディスプレイは、細かなドットの集合体の下に「バックライト」を置いて発光させることで、ドットを光らせる構造になっています。
ここに、さらに色の3原色を組み合わせた「カラーフィルター」を被せて画面を表示することで、色を再現しているのです。
従って、液晶ディスプレイの構造は、サンドイッチのような多層になっています。
そのため、薄型化には限界があります。
またバックライトで光らせている関係上、どうしても余計な眩しさや明るさが加わってしまい、自然な色合いを表現するのが苦手です。
有機ELディスプレイの構造
有機ELディスプレイは非常にシンプルな構造になっています。
ドットの集合体を構成するドットそのものが発光して色を表現するため、液晶ディスプレイのようにバックライトやカラーフィルターを必要としません。
従って、多層構造にする必要もないので、薄型化したり折り曲げたりすることができます。
さらに、バックライトの光に邪魔されないため、自然な色合いを表現することが得意です。
ブラウン管モニターと同じ技術?
実は有機ELディスプレイは、最新の技術というわけではありません。
昔のPCには液晶ディスプレイではなくブラウン管モニターというものが使われていたのですが、ブラウン管モニターには有機ELディスプレイと同じ技術が採用されていたのです。
その頃からさらに進化を遂げた現在の有機ELディスプレイは、「新しいブラウン管」と言うこともできるでしょう。
有機ELディスプレイのおすすめスマホ6選
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
ここからは、有機ELディスプレイを搭載したおすすめの人気スマホを紹介します。
- iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- Galaxy S20 5G/S20+ 5G
- Xperia 1 II
- ZTE Axon 10 Pro 5G
- Xperia 10 II
- Pixel 3a
Pixel 3以外は、すべて最新モデルです。
また、2020年7月15日時点で発売中のものに限ります。
iPhone 11 Pro/11 Pro Max
まずはiPhone 11 Pro/11 Pro Maxです。
2020年7月現在、Apple Storeで発売しているものとしては唯一、有機ELディスプレイを搭載したiPhoneです。
また、最高スペックのiPhoneでもあります。
iPhone 11 Proのスペック
iPhone11 Pro | |
---|---|
ディスプレイ | 約5.8インチ |
本体サイズ | 高さ:約144.0mm 幅:71.4mm 厚さ:8.1mm |
重さ | 188g |
アウトカメラ | 超広角:約1,200万画素 広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万 |
インカメラ | 約1,200万画素 |
バッテリー | 3,046mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB・256GB・512GB |
CPU | A13 Bionic |
OS | iOS 13 |
認証 | 顔 |
カラー | ゴールド・スペースグレイ・ シルバー・ミッドナイトグリーン |
詳細 | iPhone 11 Proのレビュー |
iPhone 11 Pro Maxのスペック
iPhone 11 Pro Max | |
---|---|
ディスプレイ | 6.5インチ |
本体サイズ | 高さ:158.0 mm 幅:77.8 mm 厚さ:8.1 mm |
重さ | 226g |
アウトカメラ | 超広角:1,200万画素 広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 トリプルカメラ |
インカメラ | 1,200万画素 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB・256GB・512GB |
CPU | A13 Bionic |
OS | iOS 13 |
認証 | 顔 |
カラー | ゴールド・スペースグレイ・ シルバー・ミッドナイトグリーン |
- 高級なハイエンドモデル
- カメラ性能もゲーム性能も抜群
- 防水・防塵
- Apple Pay対応
- 5G対応ではない
iPhone 11 Pro/11 Pro MaxのAnTuTuベンチマークスコア
AnTuTuベンチマークスコアというのは、端末の総合的な処理能力を示す指標です。
iPhone 11 Pro/11 Pro Maxはそれで約52万点を記録します。
現在の目安だと45万点以上ならハイエンドモデルと言えますので、iPhone 11 Pro/11 Pro Maxは極めて高スペックです。
iPhone 11 Pro/11 Pro Maxの価格
iPhone 11 Pro/11 Pro Maxは、各キャリアとApple Storeなどから購入できます。
価格はそれぞれ以下の通りです。
iPhone 11 Proの価格
64GB 256GB 512GB | 機種代金 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 126,720円 142,560円 166,320円 | 84,480円 95,040円 110,880円 ※1 | |
au | 127,440円 144,720円 170,640円 | 72,910円 82,225円 95,450円 ※2 | |
ソフトバンク | 127,200円 145,920円 172,320円 | 63,600円 72,960円 86,160円 ※3 | |
SIMフリー | 117,480円 135,080円 159.280円 | - | Apple 公式サイト |
※1 スマホおかえしプログラム適用時
※2 かえトクプログラム適用時適用時
※3 トクするサポート適用時
iPhone 11 Pro Maxの価格
64GB 256GB 512GB | 機種代金 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 138,600円 158,400円 182,160円 | 92,400円 105,600円 121,400円 ※1 | |
au | 140,400円 159,120円 185,040円 | 80,615円 90,160円 103,155円 ※2 | |
ソフトバンク | 142,560円 161,760円 187,680円 | 71,280円 80,880円 93,840円 ※3 | |
SIMフリー | 131,780円 149,380円 173,580円 | - | Apple 公式サイト |
※1 スマホおかえしプログラム適用時
※2 かえトクプログラム適用時
※3 トクするサポート適用時
Galaxy S20 5G/S20+ 5G
画像引用元:Galaxy S20 5G SCG01 | au
有機ELディスプレイと言えば、サムスンのGalaxyも見逃せません。
Samsungは外注ではなく自社で有機ELディスプレイを製造しており、iPhoneに使われている有機ELディスプレイもサムスン製であることは有名です。
Galaxy S20 5G/S20+ 5Gは、そんなGalaxyの最新モデルで、5Gにも対応しています。
Galaxy S20 5Gのスペック
Galaxy S20 5G | |
---|---|
ディスプレイ | 6.2インチ |
本体サイズ | 高さ:152mm 幅:69mm 厚さ:7.9mm |
重さ | 約163g |
アウトカメラ | 広角:約6,400万画素 超広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,000万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 5G |
OS | Android 10 |
認証 | 顔・指紋 |
カラー | コスミック グレー・クラウド ブルー・ クラウド ホワイト |
Galaxy S20+ 5Gのスペック
Galaxy S20+ 5G | |
---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ |
本体サイズ | 高さ:約162mm 幅:約74mm 厚さ:約7.8mm |
重さ | 約186g |
アウトカメラ | 標準:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:6,400万画素 |
インカメラ | 1,000万画素 |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 5G |
OS | Android 10 |
認証 | 顔・指紋 |
カラー | コスミック グレー・クラウド ブルー |
- 高級なハイエンドモデル
- カメラ性能もゲーム性能も抜群
- 防水・防塵
- おサイフケータイ対応
- 5G対応
Galaxy S20 5G/S20+ 5GのAnTuTuベンチマークスコア
Galaxy S20 5G/S20+ 5GのAnTuTuベンチマークスコアは約57万点です。
iPhone 11 Pro/11 Pro Maxの約52万点すら軽く上回る、超高スペックです。
Galaxy S20 5G/S20+ 5Gの価格
Galaxy S20 5G/S20+ 5Gは、ドコモ・auから購入できます。
価格はそれぞれ以下の通りです。
Galaxy S20 5Gの価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ahamo | 62,700円 | 70,400円 | ahamo公式サイト |
au | 95,945円 | 56,465円 |
※ドコモはスマホおかえしプログラム適用時、auはかえトクプログラム適用時の場合
Galaxy S20+ 5Gの価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 114,840円 | 76,560円 | |
au | 108,575円 | 64,055円 |
※ドコモはスマホおかえしプログラム適用時、auはかえトクプログラム適用時の場合
Xperia 1 II
画像引用元:Xperia 1 II SO-51A
カメラレンズがソニーの一眼カメラと同じカール・ツァイス製になるなど、「ソニーの本気」が詰まったスマホです。
5Gにも対応しています。ドコモ・auで発売中です。
Xperia 1 IIのスペック
Xperia 1 II | |
---|---|
ディスプレイ | 6.5インチ |
本体サイズ | 高さ:166mm 幅:72mm 厚さ:7.9mm |
重さ | 約181g |
アウトカメラ | 広角:約1,200万画素 超広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 ToFカメラ |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 |
OS | Android 10 |
認証 | 指紋 |
カラー | ブラック・ホワイト・パープル |
詳細 | Xperia 1 II 実機レビュー |
※auはパープルなし
- 高級なハイエンドモデル
- カメラ性能もゲーム性能も抜群
- 防水・防塵
- おサイフケータイ対応
- 5G対応
Xperia 1 IIのAnTuTuベンチマークスコア
Xperia 1 IIのAnTuTuベンチマークスコアは約57万点です。
Galaxy S20/S20+と同等です。
Xperia 1 IIの価格
Xperia 1 IIは、ドコモ・auから購入できます。
価格はそれぞれ以下の通りです。
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 90,200円 | 60,140円 |
※スマホおかえしプログラム適用時
※ドコモはスマホおかえしプログラム適用時、auはかえトクプログラム適用時の場合
ZTE Axon 10 Pro 5G
画像引用元:ソフトバンク公式サイト
ZTE Axon 10 Pro 5Gは、5Gにも対応した最新のハイエンドモデルにも関わらず、価格が72,720円と比較的安価なのが魅力です。
ただ防水・防塵ではなく、おサイフケータイにも非対応という欠点があります。
ソフトバンクでのみ発売中です。
ZTE Axon 10 Pro 5Gのスペック
ZTE Axon 10 Pro 5G | |
---|---|
ディスプレイ | 約6.4インチ |
本体サイズ | 高さ:約159mm 幅:73mm 厚さ:7.9mm |
重さ | 約176g |
アウトカメラ | 広角:約4,800万画素 超広角:約2,000万画素 望遠:約800万画素 |
インカメラ | 約2,000万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
SoC(≒CPU) | Snapdragon 865 5G |
OS | Android 10 |
認証 | 指紋 |
カラー | ブルー |
- 高級なハイエンドモデル
- カメラ性能もゲーム性能も抜群
- 防水・防塵ではない
- おサイフケータイには非対応
- 5G対応
ZTE Axon 10 Pro 5G のAnTuTuベンチマークスコア
ZTE Axon 10 Pro 5G のAnTuTuベンチマークスコアも、Galaxy S20/S20+やXperia 1 IIと同等の約57万点です。
ZTE Axon 10 Pro 5Gの価格
ZTE Axon 10 Pro 5Gは、ソフトバンクから購入できます。
価格は以下の通りです。
キャリア | 本体価格 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ソフトバンク | 72,720円 | 36,360円 |
※トクするサポート+適用時の場合
Xperia 10 II
画像引用元:Xperia 10 II SO-41A
Xperia 10 IIはハイエンドモデルではないですが、それにも関わらず有機ELディスプレイが搭載されている、珍しい機種です。
スペックが低い代わりに、価格が5万円未満とお手頃。
ドコモとauで発売中です。
Xperia 10 IIのスペック
Xperia 10 ll | |
---|---|
ディスプレイ | 6.0インチ |
本体サイズ | 高さ:157mm 幅:69mm 厚さ:8.2mm |
重さ | 151g |
アウトカメラ | 標準:1,200万画素 超広角:800万画素 望遠:800万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
CPU | Qualcomm Snapdragon 665 |
OS | Android 10 |
バッテリー | 3,600mAh |
認証 | 指紋認証 |
カラー | ブラック・ホワイト・ミント・ ブルー(ドコモ限定) |
- お手頃なミドルレンジモデル
- ゲーム性能とカメラ性能は控えめ
- 防水・防塵
- おサイフケータイ対応
- 5G対応ではない
Xperia 10 IIのAnTuTuベンチマークスコア
Xperia 10 IIのAnTuTuベンチマークスコアは約14万点です。
今回紹介する中ではもっともスペックの低いスマホになります。
Xperia 10 IIの価格
Xperia 10 IIは、ドコモ・auから購入できます。
価格はそれぞれ以下の通りです。
キャリア | 機種代金 | 購入 |
---|---|---|
ドコモ | 41,976円 | |
au | 49,990円 | |
ワイモバイル | 54,000円 |
Pixel 3a
画像引用元:Google Pixel 3a | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
Pixel 3aも5万円未満で買える有機ELディスプレイスマホです。
防水・防塵ではありませんが、おサイフケータイには対応しています。
ゲームを楽しむのには向いていませんが、普段使いならお釣りがくるくらいのスペックは持っています。
Googleストアとソフトバンクで発売中です。
Pixel 3aのスペック
Pixel 3a | |
---|---|
ディスプレイ | 5.6インチ |
本体サイズ | 高さ:約151.3mm 幅:70.1mm 厚さ:8.2mm |
重さ | 約147g |
アウトカメラ | 約1,220万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 3,000mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
CPU | Snapdragon 670 |
OS | Android 9 |
認証 | 指紋 |
カラー | ブラック・ホワイト・パープル |
- お手頃なミドルレンジモデル
- カメラ性能は標準以上
- 防水・防塵ではない
- おサイフケータイ対応
- 5G対応ではない
Pixel 3a のAnTuTuベンチマークスコア
Pixel 3のAnTuTuベンチマークスコアは約17万点です。
iPhoneでいうと2015年に発売されたiPhone 6sに近いスペックです。
Pixel 3aの価格
Pixel 3aは、ソフトバンクから購入できます。
価格は以下の通りです。
キャリア | 機種代金 | 購入 |
---|---|---|
ソフトバンク | 57,120円 | ソフトバンク公式ショップ |
有機ELディスプレイのメリット
ここからは、有機ELディスプレイであるメリットを掘り下げて解説します。
有機ELディスプレイは、鮮やかなカラーやディスプレイ自体の軽さが有名です。
しかし、ブルーライトや省エネなど意外なメリットもあります。
- 薄さと軽さを実現
- 自然な色合い
- ブルーライトが少ない
- 省エネルギー
薄さと軽さを実現
有機ELディスプレイはバックライトを必要としない分、液晶ディスプレイより薄く・軽くすることができます。
その分の軽さ・薄さは、スマホ本体の軽さ・薄さにも直結します。
そのため、ハイエンドスマホは性能が良いにも関わらず本体が軽いことが多いです。
折り曲げも可能
画像引用元:Galaxy Z Flip | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
有機ELディスプレイには、折り曲げることができるという性質もあります。
サムスンが出している折りたたみスマホは、まさに有機ELディスプレイだからこそ実現できたアイデアといえます。
自然な色合い
液晶ディスプレイでは、バックライトで発光させる都合上、どうしても余計な眩しさや明るさが混じってしまいます。
しかしバックライトを必要としない有機ELディスプレイならば、その心配はありません。
より自然な本来の色合いをしっかり表現できます。
顕著なのが「黒色」の表現です。
有機ELディスプレイの黒と、液晶ディスプレイの黒を見比べてみましょう。
液晶ディスプレイの黒は、どうしても若干の白っぽさが出てしまいます。
画像だと微妙な差になってしまいますが、実際に見ると違いがはっきりわかりますよ。
ブルーライトが少ない
睡眠障害の原因にもなると言われているブルーライトも、有機ELディスプレイなら比較的少ないです。
これはバックライトを使わない分、明るさの調整がしやすいからだと言われています。
そのため、有機ELディスプレイ搭載のスマホは他のスマホよりも目に優しいのです。
省エネルギー
有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイより省エネルギーでもあります。
理由はバックライトを使わないからです。
そのため、スマホのバッテリー持ちも長い傾向にあります。
有機ELディスプレイのデメリット
今度は逆に、有機ELディスプレイであることのデメリットを解説します。
液晶に比べると少なくはありますが、それでも不便な点があります。
有機ELディスプレイならではのデメリットばかりなので、購入前によく確認しましょう。
- 画面が焼き付くことがある
- 黄ばんで見えることがある
- 価格が高い
画面が焼き付くことがある
有機ELディスプレイには、液晶ディスプレイにはない「焼き付き」というリスクがあります。
【画面の焼き付き】
「画面の焼き付き」とは、画面を切り替えた時に、前に表示していた画面が残ってしまう現象のことです。
同じ画面を長時間表示していると、ドットを構成している素子に、表示するための色が定着してしまうことがあります。昔のブラウン管モニターではよく見られる現象でした。
技術の根幹がブラウン管モニターと同じである有機ELディスプレイでも、この焼き付きの問題が常につきまとっています。
ただ現在はかなり改善されてきており、12時間以上同じ画面を表示し続けない限りは、焼き付きの心配はないとされてもいます。
実際、「iPhone 11 Proが焼き付いた」などの騒ぎは起こっていません。
とはいえ、有機ELディスプレイに焼き付きのリスクがあることは事実ですし、12時間以上などというのも目安でしかありません。
黄ばんで見えることがある
自然な色合いを表現できるのが有機ELディスプレイのメリットですが、液晶ディスプレイと比べると黄ばんで見えることが多いです。
その黄ばみこそが自然な色合いなのかもしれませんが、液晶ディスプレイに慣れている人にとっては違和感があるでしょう。
そのため、液晶ディスプレイのほうが好みという人もいます。
価格が高い
有機ELディスプレイはまだまだ価格が高いため、これを採用するスマホの価格も高くなるのが残念な点です。
未だに液晶ディスプレイが主流なのはここに原因があります。
有機ELディスプレイは、典型的な「高級品」なのです。
有機ELディスプレイ以外で画面が綺麗なスマホ
画像引用元:AQUOS sense3のカメラの画素数・画質|AQUOS:シャープ
有機ELディスプレイは素晴らしいものですが、価格の高さがネックです。
格安スマホなどで済ませたい人にとっては、有機ELディスプレイはまだ手の届きにくいものと言わざるを得ません。
ただ、液晶ディスプレイを採用している格安スマホなどでも、現在は十分に綺麗な場合がほとんどです。
HD(ハイビジョン)以上であれば、肉眼で荒いと感じることはほぼないと言っていいでしょう。
現在発売中のものなら、特に意識しなくてもほとんどがDH以上です。
フルHD(フルハイビジョン)のものも珍しくありません。
- AQUOS sense3
- arrows Be4
- Galaxy A41
- Xperia 8
逆にFHDでない機種としては、iPhone SE(第2世代)などがあげられます。
しかし、iPhone SEを見て「画面が荒いな」なんて感じる人がどれだけいるでしょうか。
ざっくり言えばどのスマホも大体綺麗なので、有機ELディスプレイにこだわらないなら何でもいいと思います。
後は細かな好みの問題になるでしょう。
これは有機ELディスプレイでも同じことが言えますが、最後は携帯ショップや家電量販店などで実機を見て自分で判断するのが一番です。
有機ELディスプレイで贅沢な体験を!
以上、有機ELディスプレイと、それを搭載した人気スマホについてでした。
- iPhone 11 Pro/11 Pro Max
- Galaxy S20 5G/S20+ 5G
- Xperia 1 II
- ZTE Axon 10 Pro 5G
- Xperia 10 II
- Pixel 3a
有機ELディスプレイは液晶ディスプレイと比べて薄くて軽く、自然な色合いを表現できます。
さらにはブルーライトも少なく、省エネと優れています。
折り曲げられるという性質を活かした「折りたたみスマホ」も登場するようになりました。
ただ、まだまだ価格が高いため、有機ELディスプレイを搭載したスマホのほとんどは高価なハイエンドモデルです。
それでも5万未満で買える有機ELディスプレイのスマホも、少しずつですが出始めているので、今後もっと増えてくれることにも期待したいですね。