有機ELディスプレイが最新スマホの主流!そのメリットとデメリット

  • 2018年7月23日
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有機ELディスプレイが最新スマホの主流!そのメリットとデメリット

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もはやスマホがなければ生活が成り立たなくなってしまった昨今、各メーカーはしのぎを削ってスマホのさらなる進化に注力しています。

その中でも特に注目すべきなのが、ディスプレイ技術の進化です。

そこで今回は、最新のディスプレイ技術である「有機ELディスプレイ」の特徴と、どのようなメリット・デメリットがあるのかについてまとめていきたいと思います。

1 有機ELディスプレイってどんなもの?

スマホはその特性上、ディスプレイ部が本体のほぼすべてを占めていると言えます。そんなディスプレイ分野で、最近特に注目を集めているのが「有機ELディスプレイ」です。

従来の「液晶ディスプレイ」とは異なる有機ELディスプレイとは、一体どのようなものなのでしょうか?

有機ELディスプレイはその特性と特長から、「スマホにとって最適な技術」とまで言われています。

しかし、その仕組みについて詳しく語られることはあまりありませんし、広く認知されてもいません。

では、有機ELディスプレイとはどのようなものなのか、どのような技術なのか詳しく見ていきましょう。

1-1 有機ELディスプレイの仕組み

一般的に、現在普及しているスマホのほとんどは液晶ディスプレイを搭載しています。

液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイは、細かなドットの集合体の下にバックライトを置いて発光させることで、ドットを光らせる構造になっています。

ここに、さらに色の3原色を組み合わせた「カラーフィルター」を被せることで画面を表示し、色を再現しているのです。

従って、液晶ディスプレイの構造はサンドイッチのように多層になっています。

よって、どれほど高性能であろうと、多層構造であるがゆえにある程度の厚みが必要となり、どうしても重くなってしまうという特徴があるのです。

有機ELディスプレイ

有機ELディスプレイは非常にシンプルな構造になっています。

ドットの集合体を構成するドットそのものが発光して色を表現するため、液晶ディスプレイのようにバックライトやカラーフィルターを必要としません。

つまり、多層構造にすることなく1枚だけで画面表示を行えるということです。そのため、有機ELディスプレイは液晶ディスプレイよりも薄くて軽いという特徴があります。

ブラウン管モニターと同じ技術?

有機ELディスプレイは最新のスマホに搭載されつつある技術なので、新しいものだと思われがちです。しかし、実際はそんなことはありません。

昔のPCには液晶ディスプレイではなくブラウン管モニターというものが使われていたのですが、このモニターには有機ELディスプレイと同じ技術が採用されていたのです。

ブラウン管モニターと聞くと、ある程度の年齢の方にとっては、古い技術の代名詞かもしれません。

しかし、その古い技術を最新の技術によって改良・革新させた結果、生まれたものが有機ELディスプレイなのです。

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次の章では、有機ELディスプレイのメリット・デメリットについて解説します。

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1-2 有機ELディスプレイのメリット

液晶ディスプレイと比較してシンプルな構造である有機ELディスプレイをスマホのディスプレイに使うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

携帯性を高める薄さと軽さを実現できる

1層で構成されているシンプルな有機ELディスプレイを採用することで、スマホ本体をより薄く・軽くすることができます

持ち運んで使うことが前提のスマホにとって、これは大きなメリットと言えますよね。

長時間のスマホの使用で手が疲れてしまう経験は誰にでもあると思います。特に、大画面のスマホであれば、なおさらその傾向は強いでしょう。

しかし、有機ELディスプレイを搭載していれば手へのストレスを軽減することができるのです。

消費電力の大幅な削減が可能

有機ELディスプレイは、ドット自体が発光するため、バックライトを必要としません。

また、何がしかの画像や画面を表示するために必要なドット以外は発光しないよう制御することが可能なので、液晶ディスプレイよりも消費電力が少なくて済みます

実際、有機ELディスプレイ搭載スマホは、従来の液晶ディスプレイ搭載スマホよりも約30%ほど消費電力が少ないとされているのです。

消費電力が少なければバッテリーの充電回数も減りますし、それによってバッテリーの寿命が延びることにも繋がります。

また、携帯端末として出先でバッテリーの心配をしなくても良くなるというメリットもありますね。

湾曲させても表示できる自由度の高さ

構造がシンプルな有機ELディスプレイは、なんと湾曲させても問題なく表示できるというすごい特性があります。これにより、左右の端を湾曲させてベゼル部分を無くすことが可能となりました。

有機ELディスプレイ搭載スマホとして有名なサムソンのedgeシリーズは、ベゼルレスな上に、湾曲部分にメイン画面とは違う情報を表示するシステムを採用しています。

これは、有機ELディスプレイの特性を最大限に活用していると言えるでしょう。

このように、有機ELディスプレイを採用することで、従来のスマホでは不可能だったデザインが可能となったのです。

高画質な動画の再生

必要な部分だけを発光させて画像や動画データを表示する有機ELディスプレイは、従来の液晶ディスプレイが再現に苦労していた「黒」を、より自然で深みのある色として表現することができます。

そのため、全体的にメリハリのある、高品質で高精細な画面を実現できるようになりました。

有機ELディスプレイは、高画質な動画の再生に非常に強いディスプレイなので、4K動画やその次に導入されると言われている8K動画の再生に最適と言えるでしょう。

また、有機ELディスプレイは高品質な表示が可能な上に応答性も高いため、スポーツなど動きの激しい動画の再生にも向いています

スマホで様々な映像コンテンツを楽しみたいのであれば、やはり有機ELディスプレイが最適でしょう。

スマホの進化に付随して広がっていく、エンターテイメントの技術革新に対応し得る潜在的な能力を、有機ELディスプレイが持っていることは確かです。

ブルーライトが少なく目に優しい

ドット単位で制御する有機ELディスプレイは、明るさの調節も細かに行えるため、目への影響が問題視されているブルーライトに悩まされることも少なくて済みます。

動画を長時間にわたって視聴しても目が疲れにくいので、スマホで動画やゲームをメインに楽しんでいる方にとっては、相性の良いディスプレイと言えるでしょう。

有機ELディスプレイのメリット
  • スマホ本体をより薄く・軽くすることができる
  • 消費電力の大幅な削減が可能
  • 湾曲させても表示できる
  • 高画質な動画の再生が可能
  • ブルーライトが少なく目に優しい

1-3 有機ELディスプレイのデメリット

ここまでは、有機ELディスプレイのメリットについて紹介してきましたが、当然ながらデメリットも存在します。

画面に焼き付きを起こす可能性がある

有機ELディスプレイの大きなデメリットのひとつに、画面の焼き付きがあります。これは、技術的な進化の当初から懸念されていた問題です。

【画面の焼き付き】
「画面の焼き付き」とは、画面を切り替えた時に、前に表示していた画面が残ってしまう現象のことです。
同じ画面を長時間表示していると、ドットを構成している素子に、表示するための色が定着してしまうことがあります。昔のブラウン管モニターではよく見られる現象でした。

技術の根幹がブラウン管モニターと同じである有機ELディスプレイには、この焼き付きの問題が常につきまとっています。

しかし、現在はかなり改善されており、12時間以上同じ画面を表示し続けない限りは、焼き付きの問題はないとされています

とはいえ、焼き付きを起こすディスプレイであることは事実です。この12時間というのも目安でしかありませんから、やはり現在でも大きなデメリットであることは間違いないでしょう。

ドット欠けが発生する可能性がある

これは、液晶ディスプレイが普及したときにも騒がれた問題です。

有機ELディスプレイも、液晶ディスプレイと同じくドットで構成されたディスプレイです。そのため、どうしてもドット欠けが発生してしまいます。

新品のスマホを買ったときに、まず最初にドット欠けをチェックしているという方もいるのではないでしょうか。

しかし、有機ELディスプレイの場合は、購入時にチェックするだけでは不十分と言えます。なぜなら、使用を続けていくことでドット欠けを起こす可能性があるからです。

ドットの1つ1つを制御する有機ELディスプレイでは、1つのドットにかかる負担が大きくなってしまう傾向があります。よって、液晶ディスプレイではまず起こりえない、使用していく中でのドット欠けが起きてしまうのです。

もっとも、これも焼き付きと同様、技術の進歩でかなり改善されているので、初期のドット欠け以外は起こる可能性は低いと言われています。

とはいえ、やはりれっきとしたデメリットであることは違いありません。

採算性が低く端末本体の価格が高くなってしまう

有機ELディスプレイは革新的な技術ゆえに、生産できるメーカーや生産量そのものがかなり限定されています。そのため、スマホに搭載するためには、非常にコストがかかってしまうのです。

その分の価格はスマホ本体の値段に上乗せされてしまいますから、どうしても本体価格が高くなってしまいます。

これは今後の技術の進歩で解決されていく問題だとは思いますが、現状では1つの大きなデメリットと言えるでしょう。

有機ELディスプレイのデメリット
  • 画面の焼き付き問題
  • 長く使っていくことでドット欠けが発生する可能性も
  • 採算性が低く端末本体の価格が高くなりがち

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次の章では、最新スマホで有機ELディスプレイを採用している機種を紹介します。

2 最新スマホで有機ELディスプレイを採用している機種は?

有機ELディスプレイを採用しているスマホの中でも、特に人気のものを紹介します。

2-1 iPhone X

画像引用元:Apple

iPhone Xはシリーズ10周年記念モデルとして大幅な進化を遂げ、iPhoneシリーズとして初の有機ELディスプレイを搭載しました。

5.8型とは思えないほど画面が広いのに、コンパクトに手のひらに収まるという、まさに有機ELディスプレイのメリットを最大限に活かしたスマホです。

iPhoneのシンボルであったホームボタンを排除し、今やAppleのフラッグシップモデルとして最先端を行くスマホと言えるでしょう。

ハイエンドスマホとしてトレンドであるデュアルレンズカメラや顔認証システム「Face ID」を採用するなど、有機ELディスプレイ以外にも様々な最先端の技術を詰め込んでいます。

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2-2 Galaxy Note8

画像引用元:Galaxy

サムスンは、早い時期から有機ELディスプレイの大きなメリットに着目し、開発を続けてきました。そのフラッグシップモデルがGalaxy Note8です。

Galaxy Note8は、ビジネスユースでの利点を主眼に置いています。

本体附属の「Sペン」を使ってディスプレイに直接文字を書ける「画面オフメモ機能」をはじめ、クレードルにセットすることでPCのように操作することができる「DeX Station」など、多彩な機能を搭載。

もちろん、本体自体もハイエンドスマホらしいスペックレベルで、有機ELディスプレイによる高品質の動画を特大画面で満喫できます。

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3 有機ELディスプレイを使っていないスマホも多い

素晴らしい特性をいくつも備えている有機ELディスプレイは、デメリットよりもメリットの方が遥かに多い技術です。

しかし、数あるスマホメーカーでも、フラッグシップモデルに有機ELディスプレイを搭載していないメーカーも少なくありません。

これほど優秀な有機ELディスプレイを搭載しないのには、スマホメーカー間の熾烈な競争原理が働いているためと言われています。

3-1 中国のスマホメーカーは有機ELディスプレイをあえて避けている?

世界のスマホとして常に最先端を行くAppleが、iPhone Xに有機ELディスプレイを搭載したことで、「世界的な最新スマホの開発には有機ELディスプレイが普及していくことになるだろう」と言われています。

これに反して、現在スマホ開発で世界に名前が知れ渡っている中国のスマホメーカーは、あえて有機ELディスプレイを搭載せず、他方式のディスプレイを採用する路線を進んでいるようです。

スマホ市場で大きな力を持つAppleが、今後続々と有機ELディスプレイを採用したモデルを発表していけば、ある種の独占状態になると考えられます。

この風潮に対抗しようとしているのが、Huawei(ファーウェイ)やOPPO(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)といった中国大手スマホメーカーです。

彼らは、「Mini LEDバックライトパネル」という新たなディスプレイ技術をもって、有機ELディスプレイに真っ向から対抗していく姿勢を見せています。

Mini LEDバックライトパネルとは

Mini LEDバックライトパネルは、ディスプレイの品質向上はもちろん、従来の液晶ディスプレイよりも消費電力を抑え、屋外の日光下での可読性・視認性を高める最新の技術です。

有機ELディスプレイと同様に、柔軟な曲面スクリーンも実現できます。

まだまだ開発中の技術ですが、特性上は有機ELディスプレイに勝るとも劣らないものとなりそうです。

次の章では、最新スマホで有機ELディスプレイを搭載していない機種を紹介します。

4 最新スマホで有機ELディスプレイを搭載していない機種

それでは、有機ELディスプレイを搭載していないハイエンドスマホを紹介していきましょう。

4-1 HUAWEI P20

画像引用元:HUAWEI

HUAWEIのフラッグシップモデルで、AIプロセッサーを内蔵する「HUAWEI Kirin 970」を搭載しています。

多層ガラスコーティングや、滑らかな曲線ボディでスタイリッシュな外観が特徴です。

最小化ノッチを採用した狭額縁デザインの大画面フルHD液晶ディスプレイを備えています。

カメラが多機能な上にスペックも高いのですが、有機ELディスプレイを採用しないことで低価格を実現。コストパフォーマンスに優れています。

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4-2 ZenFone 5

画像引用元:ASUS

一般的な5.5型スマホと同等のコンパクトさながら、6.2型というワイドな画面を満喫できるASUSの最新モデルです。画面占有率は驚異の90%。

特殊なガラスを使った頑丈なアルミボディに、ASUSを象徴する原点回帰な同心円デザインを採用しています。

指紋認証に加えて顔認証にも対応しており、バッテリー管理や充電管理にAIを活用するなど、革新的な機能はすべて盛り込まれながらもコストパフォーマンスに優れているのが特長。

格安スマホとしてSIMフリースマホを探しているなら、一番におすすめしたいスマホです。

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5 今後のさらなる進化に期待できる有機ELディスプレイ

旧来のブラウン管モニタに端を発する技術「有機ELディスプレイ」は、まさしく「温故知新」な最新のディスプレイ方式です。

それだけにまだまだ進化の余地があり、デメリットの改善や対スマホへの最適化など、今後の進化が十分に期待できる技術と言えるでしょう。

ただし、その他のディスプレイ方式の開発も進んでいますから、有機ELディスプレイだけが最新鋭の技術だと思っていると、スマホのトレンドに取り残されてしまうかもしれません。

毎日使うスマホの技術ですから、今後の進歩にもしっかりとアンテナを張っていきたいものですね。

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