
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
コンビニやスーパーなどのちょっとした買い物で活躍するおサイフケータイ。どうせならできるだけポイントを効率よく貯めて、上手に使いたいところです。
そこで本記事では、おサイフケータイが対応している6種類の電子マネーの特徴と、それぞれにおすすめなクレジットカードを紹介します。
普段の自分の使い方に合った電子マネーとカードの組み合わせを見つけて、スマホの決済で上手にポイントを貯めましょう。
おサイフケータイに登録するおすすめクレジットカードと設定方法
おサイフケータイで上手にポイントを貯めるには?
まずは、おサイフケータイに対応する電子マネーの基本と、上手に貯めるコツを理解しておくことが大事です。
おサイフケータイとは?
おサイフケータイは、元々はNTTドコモが提供していた電子マネー決済サービスです。
現在ではKDDIやソフトバンク、格安SIM等でも利用できるアプリケーションが提供され、電子マネーやポイントカードを一括で管理するサービス、あるいはスマートフォンを利用したモバイル決済の総称として認知されています。
おサイフケータイの電子マネー決済を利用するには、FeliCaを搭載した端末が必要です。
FeliCaはソニーが開発した技術で、主に日本国内で流通しているため、搭載しているのは国内メーカーのスマートフォンが中心になります。
日本では圧倒的なシェア率を誇るiPhoneシリーズには、日本国内向けに発売されるiPhone 7/7 Plus以降の機種に搭載されていますが、FeliCaを利用したiPhoneの決済はApple Payとして区別されています。
ポストペイ型とプリペイド型
おサイフケータイで取り扱う電子マネーは、主に「iD(アイディ)、楽天Edy(エディ)、QUICPay(クイックペイ)、モバイルSuica(スイカ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)」の6種類。
それぞれポストペイ型とプリペイド型に分けられます。
支払いタイプ | 詳細 |
---|---|
ポストペイ型 | iD / QUICPay |
プリペイド型 | 楽天Edy / モバイルSuica / WAON / nanaco |
ポストペイ型はクレジットカードを利用した後払いに対応した電子マネーのことで、「iD、QUICPay」が該当します。
一方、プリペイド型はあらかじめチャージ(入金)して使う前払い式の電子マネーで、「楽天Edy、モバイルSuica、WAON、nanaco」はプリペイド型です。
おすすめの電子マネー活用
おサイフケータイなら、一度設定しておけばスマホ1台でそれぞれの電子マネーに対応できますので、お店によって各電子マネーを使い分けるとおトクに買い物できます。
とはいえ、管理するものがあまり多くなると、おサイフケータイの利便性を損ないかねませんので、Suicaの代わりに使用できる「モバイルSuica」と、加盟店が多い「iD、楽天Edy、QUICPay」から1種類選んで使うのがおすすめ。
加えて、セブンイレブンやイオンをよく使う方は「nanaco、WAON」も選択肢に入れるくらいがちょうどいい活用法ではないでしょうか。
- iD
- QUICPay
- 楽天Edy
- モバイルSuica
- WAON・nanaco
上手にポイントを貯めるには?
おサイフケータイで上手にポイントを貯めるためには、決済・チャージに使用するクレジットカード選びが重要です。
ポストペイ型は買い物時のポイント還元率が高いカード、プリペイド型は電子マネーへのチャージの際にポイントが付くカードを選びましょう。
6種類の電子マネーの特徴とおすすめカード
ここからはおサイフケータイに対応している6種類の電子マネーの特徴と、おすすめのクレジットカードの組み合わせを紹介していきます。
- 読み取り機ではiD/Quick Pay
- 関東通勤圏ならSuicaが便利
- 少額決済ならプリペイド型が手間いらず
- iPhoneでチャージが簡単なのはSuica
iD(アイディ)
iDはNTTドコモが運営している電子マネーです。ポストペイ型なので、あらかじめクレジットカードを登録しておけばチャージ等が不要。
加えて、iDが利用できる加盟店の数は電子マネーのなかでも一番多く、2018年8月時点で84万台以上設置されています。現在活躍する機会が多い電子マネーではないでしょうか。
iDが使えるカード
おサイフケータイを利用したスマホでのiD決済は、クレジットカードを登録するポストペイ型のみの対応になりますが、プリペイドカードやデビットカードでもカードでのiD決済は使用できます。
iDが使えるカードは以下の通りです。
支払いタイプ | 対応するクレジットカード会社 |
---|---|
ポストペイ型 | イオン銀行 NTTドコモ(dカード) オリエントコーポレーション クレディセゾン JFRカード セディナ 大和ハウスフィナンシャル ペルソナSTACIAカード ポケットカード 三井住友カード、ユーシーカード ゆうちょ銀行 ライフカード VJAグループ |
プリペイド型 | d CARDプリペイド ソフトバンクカード チケットレストランタッチ |
デビット型 | SMBCデビットカード |
クレジットカードのなかでも、大和ハウスフィナンシャルとペルソナSTACIAカードはおサイフケータイに非対応です。
プリペイドカードとデビットカードは一部Apple Payで登録できますが、こちらもおサイフケータイでは使用できません。
iDにはdカードがおすすめ
画像引用元:dカード | dカードのご紹介
iDに登録するなら同じくドコモ系列のdカードがおすすめ。年会費は実質無料で利用でき、買い物では1%のポイント還元が受けられます。
貯まったポイントはiDにキャッシュバックすることも可能です。
ドコモユーザーならdカード GOLDも
ドコモユーザーであればdカード GOLDも優秀です。
dカードの上位カードにあたり、年会費10,000円がかかりますが、「ドコモケータイ+ドコモ光」の支払いの10%のポイント還元があるので、毎月9,000円以上支払っている方はそれだけで年会費の元が取れます。
もちろんポイント還元率はdカードと同様に1%。さらにdカード GOLDに付帯したゴールドカードならではの特典を受けることができます。
楽天Edy(エディ)
楽天Edyはあらかじめチャージして使用するプリペイド型の電子マネー。加盟店数はiDに次ぐ2位で、使用できる場所も50万カ所を超えています。
おサイフケータイのほか、楽天カードにもEdyの決済機能が搭載されており、楽天カードの発行枚数が多いこともあって、知名度ではiDを凌ぐかもしれません。Apple Payには対応していないのがデメリット。
豊富なチャージ方法
楽天Edyはプリペイド型の電子マネーのため、チャージ方法が豊富です。主に以下の5つの方法に対応しています。
- 現金でチャージする
- クレジットカードでチャージする
- オートチャージする
- ポイントからチャージする
- 銀行口座からチャージする
現金チャージはコンビニなどのレジか、設置されているEdyチャージャーから、その他は楽天Edyアプリから行えます。
チャージにもポイント還元が付くカードがあるので、クレジットカードでのチャージが一番おトクです。
楽天Edyが使えるカード
楽天Edyの決済機能が付いたクレジットカードは、楽天カードとANA VISA 一般カードなどのANA系のカード。
チャージ・オートチャージにはその他のクレジットカードも使用できます。対象となるクレジットカードは以下の通りです。
支払いタイプ | 対応するクレジットカード会社 |
---|---|
楽天Edy | 楽天カード アメリカン・エキスプレス MUFGカード(三菱UFJニコス) DCカード(三菱UFJニコス) ニコスカード(三菱UFJニコス) UFJカード(三菱UFJニコス) NCカード(エヌシーガイドショップ) NTTグループカード エポスカード オークス オーシーカード オリエントコーポレーション クレディセゾン/山陰信販 JCB/ジャックスカード セディナ オーエムシーカード CFカード ゼビオカード ダイナースクラブカード 東急カード トヨタファイナンス 日本海信販 VJAグループ 三井住友カード ほくせんカード UCカード UCSカード ゆめカード LIFEカード ポケットカード/アプラス |
楽天Edyにはリクルートカード
画像引用元:http://www.cr.mufg.jp/apply/card/recruit/index.html
リクルートカードは電子マネーへのチャージに強いクレジットカード。チャージ時のポイント還元率が1.2%で、貯まったリクルートポイントはPontaポイントへと交換できます。
楽天Edyへのチャージで使う場合はJCBがポイント対象外となりますので、「VISA・Mastercard」のどちらかから選びましょう。
ただし、2018年4月16日から、リクルートカードを使った電子マネーチャージでポイントが得られるのは、合計で3万円分のチャージまでとなりました。
それ以上のチャージは別のカードから行わなければ、ポイントが獲得できませんので要注意です。
限度額以上は楽天カード
リクルートカードの次点が楽天カードです。楽天Edyへのチャージの還元率は0.5%ですが、利用時も0.5%のポイントが得られるので、実質1.0%の還元率。
クレジットカードの中でも審査が通りやすく、楽天市場でのポイント還元率が高いなど、チャージ以外にも使い勝手の良いカードです。
QUICPay(クイックペイ)
QUICPayはiDと並ぶポストペイ型の電子マネー。
加盟店の数ではiDと楽天Edyより一段落ちますが、スマホ上でデビットカードを発行するみずほ銀行の「スマートデビット」に対応するなど、使える場面も広がっています。
iD同様にチャージ不要の使い方ができ、主にクレジットカードを登録して使用します。
QUICPayが使えるカード
支払いタイプ | 対応するクレジットカード会社 |
---|---|
ポストペイ型 | アプラス アメリカン・エキスプレス エポスカード オリエントコーポレーション クレディセゾン KDDIフィナンシャルサービス JCB 静銀セゾンカード ジャックス 住信SBIネット銀行 セディナ セブン・カードサービス セブンCSカードサービス 大和ハウスフィナンシャル 高島屋クレジット トヨタファイナンス 西日本旅客鉄道株式会社 日専連 ビューカード 三菱UFJニコス UCSカード UCカード ゆめカード 楽天カード りそなカード ワイジェイカード |
プリペイド型 | au Wallet プリペイドカード |
デビット型 | みずほ銀行スマートデビット |
QUICPayもリクルートカードがおすすめ
QUICPayのチャージも、楽天Edyで紹介したリクルートカードがおすすめ。チャージ時のポイント還元率が1.2%と高いのがメリットです。
電子マネーへのチャージ合算で上限金額があるものの、楽天EdyとQUICPayを一緒に利用するメリットがあまりないので、メインの電子マネーとして使っている方にリクルートカードを設定すれば問題ないでしょう。
モバイルSuica(スイカ)
モバイルSuicaは、電車やバスにワンタッチで乗れる交通系ICカード「Suica」のモバイル版。あらかじめチャージして利用するプリペイド型の電子マネーです。
定期券の利用もできるので、使っているSuicaカードの機能をそのままおサイフケータイに移すことができるのがメリット。エキナカやコンビニを中心に、買い物の支払いにも使用できます。
モバイルSuicaのチャージ方法
Suicaカードは駅構内の券売機から現金でチャージできましたが、モバイルSuicaは一部のモバイルSuica対応の券売機を除いて、券売機からのチャージはできません。
主にクレジットカードや銀行口座からのチャージが中心で、とくにビューカードでのみ設定できるオートチャージが便利です。
モバイルSuicaで使えるカード
支払いタイプ | 対応するクレジットカード会社 |
---|---|
Suica | ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード) JCB VISA Mastercard American Express Diners Club JR東海エクスプレス・カード |
モバイルSuicaはビューカード系一択
画像引用元:ビックカメラSuicaカード入会キャンペーン:ビューカード
現状モバイルSuicaのチャージに使うカードはJRが運営するビューカード系一択です。
ビューカードなら年会費の953円が無料になり、唯一オートチャージ機能が利用できるので、使い勝手の良さが全然違います。
なかでもおすすめはビックカメラSuicaカード。普段の買い物で1.0%、Suicaチャージ時に1.5%と、ポイント還元率が高いです。
次点でベーシックなビュースイカカードとJRE CARD。Suicaアプリに登録できるカードは1枚だけなので、できるだけおトクな1枚を選びましょう。
WAON(ワオン)
WAONはイオングループが運営しているプリペイド型の電子マネー。イオングループを中心に支払いに使用できます。
イオン銀行ATMやWAONチャージャーを使えば、現金でチャージすることもできますが、やはりポイント還元のあるクレジットカードでチャージするのがおトクです。
WAONはイオンカードセレクト一択
画像引用元:イオンカードセレクト|暮らしのマネーサイト
WAONのチャージに利用するなら、イオン系のクレジットカード一択。なかでもキャッシュカード・クレジットカード・WAON電子マネーの機能が一体となったイオンカードセレクトがおすすめです。
WAONへのオートチャージ時に0.5%、イオンでの使用で1%のポイントが付くので、合計で1.5%の還元率になります。
さらに毎月10日のイオングループポイント5倍、毎月5日15日25日のWAONポイント2倍、イオンシネマの300円割引など、割引や特典も多いので上手く利用すればポイント還元率以上の恩恵を受けられます。
nanaco(ナナコ)
セブン&アイホールディングスが提供しているプリペイド型の電子マネーがnanaco。
ほかの電子マネーより使える場面は少ないですが、税金や社会保険料の支払いに使えるという強みがあります。ほかの電子マネー同様、クレジットカードからのチャージでポイントが付きます。
特筆してポイント還元率の高いカードはナシ
nanacoをメインの電子マネーとして使うなら、電子マネーチャージで1.2%の還元率を誇るリクルートカードがおすすめです。
しかしながら上限金額がありますので、活躍する場面が多い電子マネーへのチャージに利用したいところです。
次点はYahoo! JAPANカードやセブンカード・プラスなどの還元率0.5%のカードになります。
- dカード GOLD
- dカード
- ビューカード
- 楽天カード
- イオンカードセレクト
- nanaco(ナナコ)
買い物はポイント還元率の高いカードとお店でしよう
上手に使えばおサイフケータイは、スピーディーかつおトクに決済できるサービス。
ポストペイ型の電子マネーでは買い物時のポイント還元が大きいカード、プリペイド型ではチャージ時にポイントが付くカードを選ぶと効率よくポイントが貯まります。
よく使うお店がどの電子マネー・クレジットカードだったら高還元率なのかをしっかりと確認しておきましょう。