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この記事では、2020年の防水タブレットおすすめランキングを紹介します。
防水タブレットというのは、今では非常に珍しい存在です。
そのため発売日の非常に古いものや、すでに販売終了となっているタブレットが、未だにおすすめとして紹介されている場合も少なくありません。
しかしそれでは実用的でないですよね。
そこで今回は、
- 発売日が比較的新しい
- 現時点で発売中
- 今でも実用的なスペック
上記のことを意識したランキングを作成しました。
- Androidのおすすめは4機種
- Windowsのおすすめは1機種のみ
- iPadに防水モデルはない
- Kindle Paperwhiteの防水版もおすすめ
トップ画像引用元:AQUOS:シャープ公式サイト
タブレットのOSは主に3種類
画像引用元:Android公式サイト
スマホのOSはAndroid OSとiOSが有名ですが、タブレットにはこれらに加えてWindows OSのものもあります。
Android OSとiOSのタブレットはほとんど「画面の大きなスマホ」です。
これに対し、Windows OSのものは「Windowsパソコンそのもの」という特徴があります。
- Android OS/iOS
タブレットをスマホの延長として使いたい人 - Windows OS
タブレットをパソコンとして本気で使いたい人
iPadには防水はない
ただiOSを搭載しているタブレット、すなわちiPadには防水性能がありません。
公式の防水ケースも販売されていません。
よって今回紹介するタブレットは、Android OSかWindows OSのどちらかになります。
次の章から、Android OSとWindows OSに分けて、防水タブレットおすすめランキングを紹介していきます。
【2020年】Androidの防水タブレットおすすめランキング
まずはAndroid OSを搭載した防水タブレットからです。
Android OSのおすすめ防水タブレットは以下の通りです。
それぞれのスペックや防水性能の程度なども順番に解説します。
- dtab d-41A
- Qua tab QZ10 KYT33
- Lenovo TAB5
- LAVIE Tab E TE710/KAW
1位 dtab d-41A
画像引用元:dtab d-41A docomoの特長|AQUOS:シャープ
dtab d-41Aは、ドコモから2020年8月28日に発売された最新の防水タブレットです。
画面サイズは約10.1インチとちょうどいいサイズといえます。
防水性能に関しては、IPX8という最高保護等級の完全防水です。
しかもメーカーのSHARPは「お風呂でも楽しめる」とアピールしており、IPX8でもここまで言い切るのは珍しいです。
さらに防塵もIP6Xという最高保護等級と、隙がありません。
- 発売日:2020年8月28日
- 価格:49,896円
- 画面:約10.1インチ
- 防水:IPX8
- SoC:Snapdragon 665
端末の「脳」にあたるSoCにはSnapdragon 665を搭載。AnTuTuベンチマークスコアでは約17万点を記録します。
この数字は、スマホだと「Pixel 3a」や「iPhone 6s」に近い数字です。
重たい3Dゲームなどでもある程度までは遊べます。
発売したばかりの最新機種というだけあり、現状では断トツにおすすめの防水タブレットです!
SIMフリー版も発売予定?
dtab d-41Aに関しては、気になるニュースもあります。
SHARPは未発表のタブレット「SHARP SH-T01」という機種を技適通過させており、これがdtab d-41AのSIMフリー版なのではないかと予想されているのです。
SHARPと言えば、スマホも積極的にSIMフリーとして販売しているので、タブレットもSIMフリーで販売するというのは自然な流れではあります。
dtab d-41Aはドコモユーザーでないと購入できないことが最大の弱点ですが、SIMフリー版が出て家電量販店などで買えるようになったら、大ヒットするのではないでしょうか。
Androidタブレットの選択肢が極めて少ない現状、「SHARP SH-T01」の正体と発売が楽しみです。
2位 Qua tab QZ10 KYT33
画像引用元:Qua tab QZ10 | 製品情報 | スマートフォン・携帯電話 | 京セラ
Qua tab QZ10 KYT33は、auから2018年3月24日に発売された防水タブレットです。
画面サイズは約10.1インチ。
防水性能はIPX8という最高保護等級の完全防水で、IP5Xの防塵性能もあります。
- 発売日:2018年3月24日
- 価格:38,500円
- 画面:約10.1インチ
- 防水:IPX8
- SoC:Snapdragon 625
SoCにSnapdragon 625を搭載しており、AnTuTuベンチマークスコアは約9万点。
これはスマホなら「iPhone 5s」と「iPhone 6」の間に近い数字です。
ゲームで遊ぶのは相当厳しいものの、重たいアプリを動かさないのであれば、まだ違和感なく使える範囲です。
3位 Lenovo TAB5
画像引用元:Lenovo TAB5 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Lenovo TAB5は、ソフトバンクから2019年9月13日に発売された防水タブレットです。
画面サイズは約10.0インチ。
防水性能はIPX3という生活防水ですが、IP5Xの防塵性能もあります。
- 発売日:2019年9月13日
- 価格:25,200円
- 画面:約10.0インチ
- 防水:IPX3
- SoC:Snapdragon 450
SoCにはSnapdragon 450を搭載しており、AnTuTuベンチマークスコアは約7万点です。
スマホで言うと「AQUOS sense2」や「iPhone 5s」に近い数字ですね。
ゲームどころか、普段の動作でもカクカクして重たくなる場面が出てくるでしょう。
これ以上スペックが低くなると、現在のWebサイト閲覧やアプリ使用も厳しくなってくるギリギリのラインと言えます。
しかしスペックが高くない分、価格も2万円台と安いのが魅力です。
4位 LAVIE Tab E TE710/KAW
画像引用元:NEC LAVIE公式サイト
LAVIE Tab E TE710KAWは、2020年1月23日に発売された防水タブレットです。
画面サイズは約10.1インチ。
防水性能はIPX3という生活防水で、IP5Xの防塵性能もあります。
タブレットとしてはとても珍しい、フルセグチューナーも搭載されています。
- 発売日:2020年1月23日
- 価格:38,280円
- 画面:約10.1インチ
- 防水:IPX3
- SoC:Snapdragon 450
SoCには、3位のLenovo TAB5と同じSnapdragon 450を搭載しています。AnTuTuベンチマークスコアは約7万点。
スマホで言うと「AQUOS sense2」や「iPhone 5s」に近い数字です。
発売日こそ2020年ですが、決して最新スペックではないことに注意してください。
【2020年】Windowsのおすすめ防水タブレット
画像引用元:富士通公式ストア
Windows OSの防水タブレットでおすすめなのは、「arrows Tab WQ2/E2」です。
発売日は2020年6月23日と新しく、富士通公式ストアでの販売価格は103,400円~です。
Windows OSを搭載したタブレットは、まさにWindowsパソコンそのもの。
そのため防水性能を搭載している機種は非常に貴重です。「防水パソコン」なんて普通は聞かないものですよね。
OSは「Windows 10 Pro(64ビット版)」となっています。
CPUは「CPU Intel Celeron N4020」か「CPU Intel Celeron N4120」を選べます。
特別ハイスペックというわけではありませんが、モバイルパソコンとしては十分です。
防水・防塵・耐衝撃
画像引用元:[富士通WEB MART] arrows Tab QHシリーズ : 富士通パソコン
arrows Tab WQ2/E2の防水性能はIPX8という最高保護等級です。
防塵もIP5Xで、MIL規格「MIL-STD 810G」に準拠した耐衝撃性能も備えています。
MIL規格とは、米軍が調達する物資の耐久性を定める規格です。
これに準拠していると認められるには、以下の落下試験をクリアしなくてはなりません。
- 落下高さ:1.22m
- 落下場所:厚さ5mmの合板
- 落下方法:26方向からの落下
つまりMIL規格に準拠しているarrows Tab WQ2/E2は、落としてしまっても滅多に壊れないということです。
専用タッチペンや有料の専用キーボードもあり
画像引用元:[富士通WEB MART] arrows Tab QHシリーズ : 富士通パソコン
arrows Tab WQ2/E2には専用のタッチペンが付いてきます。
かなり質の高いデジタイザを内蔵しており、本物のペンのような書き心地を体感できます。
また別料金ですが、「軽量スリムキーボード」という専用キーボードをオプションで付けることもできます。
これを付ければ、タブレットとしてではなくノートパソコンとしても使うことができます。
読書なら防水の電子書籍リーダーもおすすめ
画像引用元:Amazon.co.jp
おまけとして、防水機能を搭載したKindle Paperwhiteも紹介します。
Kindle Paperwhiteとは、Amazonで購入した電子書籍を読むための電子書籍リーダーです。
Android OSでもWindows OSでも、もちろんiOSでもありません。
ただ防水性能は、IPX8の最高保護等級を採用しています。
Kindle Paperwhiteは目に優しいディスプレイ搭載
Kindle Paperwhiteのディスプレイには、電子ペーパー技術「E-Ink」が採用されています。
そのため、本物の紙を見ているくらい目に優しく、暗い部屋で読書するのにもばっちりです。
防水機能付きのKindle Paperwhiteは、Amazonで13,980円で販売中です(2020年9月2日現在)。
お風呂で電子書籍を読むのが目的なら、Kindle Paperwhiteが断トツでおすすめです!
防水性能について
ここまでおすすめの防水タブレットを紹介する中で、保護等級についても記載してきました。
ここからは防水の保護等級について、もう少し詳しく解説します。
防水の保護等級は、日本では日本工業規格及び社団法人・日本電気工業会が規格化しており、「IPX○」で表現されます。
等級は全部で8つに分かれています。
保護等級 | 効果 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴によって有害な影響がない |
IPX2 | 正常な取り付け位置より15°以内の範囲で傾斜した時、 鉛直に落下する水滴によって有害な影響がない |
IPX3 | 鉛直から60°以内の噴霧水に落下する水によって有害な影響 |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響 |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響 |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても内部に浸水の形跡がない |
IPX7 | 規定の圧力、時間で一時的に水中に浸水しても内部に浸水の形跡がない |
IPX8 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。 原則として完全密閉構造。 |
このうち、本当の意味で防水と言えるのはIPX7からです。
それより下は生活防水や防滴と言えます。
自分がどういう場面でタブレットをよく使うのかは、事前に想定しておきましょう。
ただ、一般的にIPX8でも、お風呂などの水場で使うことは推奨されていません。
だからこそ、「お風呂でも楽しめる」と公式サイトで明記しているdtab d-41Aには驚かされます。
新しい防水タブレットはレア!
以上、2020年の防水タブレットおすすめランキングでした。
- Androidのおすすめは4機種
- Windowsのおすすめは1機種のみ
- iPadに防水モデルはない
- Kindle Paperwhiteの防水版もおすすめ
防水タブレットの選択肢は、現状では非常に少ないです。
そのため、中には5年以上前の製品を未だにおすすめしているメディアも見られます。
ただ、そういったものを今から買って使うのは現実的ではありません。そもそも中古以外では入手できないものも多いです。
そこで今回は、古くても2018年までに発売され、現在も発売中のものに絞って防水タブレットを紹介しました。
断トツにおすすめなのは、ドコモが発売しているdtab d-41Aです。
また、すでに技適通過している「SHARP SH-T01」という、dtab d-41AのSIMフリー版が今度出るという予想もあります。楽しみですね。
【2020年最新】タブレットおすすめランキング|iPadからAndroidまで