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タブレットデバイスには多種多様なものがありますが、防水機能を備えたタブレットとなると数が非常に少なくなります。
とはいえ、キャンプやフィッシングを始めとして屋外で使うことを前提としている場合は、防水機能があると安心です。
この記事では、2022年の防水タブレットおすすめランキングを紹介します。
選定のポイントは「比較的新しいデバイスであること」「日常的な利用において問題なくスペックを備えていること」「価格とスペックが釣り合っていること」です。
防水タブレットを購入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- Androidタブレットは2機種
- Windowsタブレットは3機種
- iPadに防水モデルはない
- 読書専用ならKindle Paperwhiteもおすすめ
トップ画像引用元: LAVIE T11 タブレット 11.5型ワイド・11型ワイド T1195/BAS T1175/BAS|NEC LAVIE公式サイト
タブレットのOSは主に3種類
画像引用元:Apple公式サイト
スマホのOSはAndroidとiOSが有名ですが、タブレットにはこれらに加えてWindows OSのものもあります。
AndroidとiOSのタブレットはほとんど「画面の大きなスマホ」です。
これに対し、Windowsのものは「Windowsパソコンに近い」という特徴があります。
- Android/iOS
タブレットをスマホの延長として使いたい人 - Windows OS
タブレットをパソコンとして本気で使いたい人
iPadには防水はない
タブレットデバイスの中で人気が高いiPadは防水に非対応です。
よって今回紹介するタブレットは、AndroidかWindows OSのどちらかになります。
AndroidとWindows OSに分けて、防水タブレットおすすめランキングを紹介していきます。
どうしてもiPadを使いたい人は、サードパーティの防水ケースを使用するなどの対策を検討してください。
【2022年】Androidの防水タブレットおすすめランキング
画像引用元:Android 12
まずはAndroidを搭載した防水タブレットを2機種紹介します。
Androidのおすすめ防水タブレットは以下の通りです。
それぞれのスペックや防水性能の程度なども順番に解説します。
- LAVIE Tab11
防水性能はIP52 - TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1
防水性能はIPX2
1位 LAVIE Tab11 T1175
画像引用元: LAVIE T11 タブレット 11.5型ワイド・11型ワイド T1195/BAS T1175/BAS|NEC LAVIE公式サイト
LAVIE Tab11 T1175 | |
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サイズ | 高さ:258.4mm 幅:163mm 厚さ:7.5mm |
重量 | 490g |
ディスプレイ | 11インチ |
アウトカメラ | 13MP |
インカメラ | 8MP |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 662 |
防水性能 | IP52 |
販売価格 | 41,800円 |
LAVIE Tab11はLenovoが製造・販売するタブレットで、2021年3月に発売されました。
本デバイスにはT1195とT1175の2種類がありますが、防水に対応しているのはT1175のみなので注意してください。
T1195はスペックが高い反面、防水には対応していません。
IP52の防塵防水性能
LAVIE Tab11 T1175の防水防塵性能はIP52です。
これは「鉛直から15°以内の噴霧水に落下する水による有害な影響がない」性能を示し、防水というより防滴といったほうが適切です。
そのため、お風呂やプールなどでは使えません。
雨天時の利用も、降水強度が強いと浸水する可能性があるので注意してください。
防塵性能についても「有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない」程度の性能なので、埃などの侵入の心配はありません。
キッチンやキャンプなどのアウトドアシーンで利用するのがおすすめです(荒天時を除く)。
基本スペックはエントリーモデル相当
デバイスの基本的な性能はエントリーモデル相当で、安価な反面スペックが制限されています。
とはいえ、ブラウジングや読書、レシピの確認をはじめとした日常的な利用でストレスを感じることがない程度です。
2位 TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1
画像引用元:【楽天市場】TCL TAB 10 WIFI :FOX STORE楽天市場店
TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1 | |
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サイズ | 高さ:234.3mm 幅:161.2mm 厚さ:9.35mm |
重量 | 456g |
ディスプレイ | 10.1インチ |
アウトカメラ | 5MP |
インカメラ | 5MP |
バッテリー | 5,500mAh |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
CPU | MT8766B |
防水性能 | IP52 |
販売価格 | 16,000円 |
TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1は中国メーカーのTCLが製造・販売するタブレットです。
16,000円前後で販売されているため、できるだけ安価に防水タブレットを購入したいと考えている人はぜひこちらを検討してみてください。
防水防塵性能はIP52
TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1の防水・防塵性能はIP52です。
前述したLAVIE Tab11と同様に防滴レベルの防水性能なので、水中に沈めたり入浴中に使用したりする用途には向いていません。
キッチンで料理中にレシピを確認する、キャンプやアウトドアで使用する等の用途に使うのがいいでしょう。
基本的なスペックは低い
基本的なスペックは一般的なエントリーモデルのタブレットと比較しても低めです。
10,000円台という安価な価格で購入できますが、スペックが低いのでブラウザでタブを大量に開くような使い方を想定している人は注意してください。
読み込みなどがやや遅くなる可能性がありますが、多少の遅さを許容できるのであればコストパフォーマンスに優れた1台です。
【2022年】Windowsのおすすめ防水タブレットランキング
画像引用元:Windows 11 | Microsoft
次に、Windowsのおすすめ防水タブレットについて紹介します。
今回は、おすすめの機種を3機種ピックアップしました。
- arrows Tab WQ2/F3
防水性能はIP58 - MousePro-P101A0
防水性能はIP54 - arrows Tab EH
防水性能はIP54
下記にて、特徴やスペックについて詳しく解説していきます。
1位 arrows Tab WQ2/F3
画像引用元:[富士通WEB MART] arrows Tab WQ2/F3 カスタムメイドモデル : 富士通パソコン
arrows Tab WQ2/F3 | |
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サイズ | 高さ:262.8mm 幅:168.7mm 厚さ:12.3mm |
重量 | 610g |
ディスプレイ | 10.1インチ |
アウトカメラ | 8MP |
インカメラ | 2MP |
バッテリー | 31Wh |
RAM | 8GB |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB(eMMC) |
CPU | Intel Celeron N5100 |
防水性能 | IP58 |
販売価格 | 95,700円 |
arrows Tab WQ2/F3は、2021年12月に発売されたデバイスです。
本デバイスは、Windowsタブレットを使用したい人、タブレットスタイルとノートPCスタイルを使い分けたい人におすすめです。
直販限定モデルなので、このデバイスを購入する場合は富士通の公式サイトから発注してください。
高い防水性能と耐衝撃性能を備えているため、アウトドアユースにはピッタリです。
その一方で販売価格が95,000円と高めな点に注意しましょう。
防水・防塵・耐衝撃
arrows Tab WQ2/F3の防水・防塵性能はIP58です。
IPX8は「継続的に水没しても内部に浸水しない」防水性能を示す数値なので、入浴中やフィッシング中に利用するデバイスとしても向いています。
防塵等級も高いため、山中や荒野でも安心して利用できます。
さらに、MIL-STD 810Gに準拠した高い耐衝撃性能を備えているのも本デバイスの魅力です。
これは、高さ1.22mから厚さ5mmの合板の上に落下した際に破損しないことを示しています。
アウトドアユースでは耐衝撃性も重要なので、ぜひこちらを検討してみてください。
専用スタイラス・キーボードもあり
arrows Tab WQ2/F3を購入すると、標準で専用スタイラスが付属しています。
手書きメモやイラスト制作などのさまざまな用途に使えるので、ぜひこちらも活用してみてください。
専用キーボードは別売りですが、ノートPCスタイルで使うことを考えているならこちらも忘れずに購入しましょう。
スペック面には注意が必要
arrows Tab WQ2/F3に搭載しているCPUはCeleron N5100とスペックが低いものです。
スペックが低いとはいえ使い物にならないわけではなく、ブラウジングやオフィスソフトの利用程度なら問題なく動きます。
ただし、画像・動画編集を始めとしたある程度のスペックが求められる用途には向いていないので注意してください。
PC代わりに使用することを検討している場合は、スペックが問題になる可能性があります。
電子書籍の閲覧等に使用する場合は問題ありません。
2位 MousePro-P101A
画像引用元:MousePro-P101A│BTOタブレットの通販ショップ マウスコンピューター【公式】
MousePro-P101A |
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サイズ | 高さ:320mm 幅:240mm 厚さ:85mm |
重量 | 980g |
ディスプレイ | 10.1インチ |
アウトカメラ | 2MP |
インカメラ | 2MP |
バッテリー | 容量非公開 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB(eMMC) |
CPU | Intel Celeron N4100 |
防水性能 | IP54 |
販売価格 | 47,080円 |
MousePro-P101Aは2021年4月に発売されたデバイスです。
比較的安価にWindowsタブレットを購入したいと考えている人は、マウスコンピュータが販売しているMousePro-P101Aを検討してみてください。
40,000円台で購入できるので、コスト重視の人はぜひチェックしてみてください。
IP54準拠&70cmの耐落下性能
MousePro-P101Aの防水性能はIP54となっており、防沫型と呼ばれる水準です。
これは直接水流に当てると浸水するレベルの防水性能なので、防滴より多少性能がいい程度と覚えておきましょう。
本デバイスは落下試験を行っており、約760mmの高さから落下した際にも破損しないとされています。
アウトドアで使用する人はぜひこちらを検討してみてください。
スペックはブラウジング特化型
MousePro-P101Aが搭載しているCPUやCeleronの中でも性能が低いN4100です。
また、RAMも4GBなので処理性能が求められるプログラムを動かすと動作が遅く、ストレスを感じやすいといえます。
このスペックでは、Windows Updateを実行しながら別の作業を行うのは難しくなります。
とはいえ、ブラウジングに特化して使用するなら問題なく動くので、用途が明確になっているなら問題ありません。
40,000円台というWindowsタブレットとしては安価な価格で購入できる反面、スペックに問題があることを意識した上で購入してください。
3位 arrows Tab EH
画像引用元:[富士通WEB MART] arrows Tab EH : 富士通
arrows Tab EH | |
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サイズ | 高さ:262.8mm 幅:168.7mm 厚さ:12.2mm |
重量 | 590g |
ディスプレイ | 10.1インチ |
アウトカメラ | 8MP |
インカメラ | 2MP |
バッテリー | 31Wh |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB(eMMC) |
CPU | Intel Celeron N4020 |
防水性能 | IP54 |
販売価格 | 87,780円 |
arrows Tab EHは2021年10月に販売されたarrowsシリーズのWindowsタブレットです。
前述したarrows Tab WQ2/F3より10,000円程度安価なので、安くarrowsシリーズのタブレットを購入したいならチェックしてみてください。
防水・防塵等級はIP54準拠
arrows Tab EHの防水・防塵等級はIP54準拠です。
こちらは前述したarrows Tab WQ2/F3より性能が低く、防滴+α程度の性能です。
暴風雨の中や水中では使えないので、自分の使い方ではどの程度の防水性能が必要なのか考えて購入しましょう。
スペックもarrows Tab WQ2/F3より低い
arrows Tab EHは前述したarrows Tab WQ2/F3より性能が低いIntel Celeron N4020を搭載しています。
そのため、こちらもMousePro-P101Aと同様にブラウジング特化型のデバイスと考えましょう。
読書専用ならAmazon Kindle Paperwhite(第11世代)もおすすめ
画像引用元:Amazon | Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhite | |
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ディスプレイ | 6.8インチ Amazon Paperwhiteディスプレイ |
サイズ | 174mm×125mm×8.1mm |
重量 | 205g |
容量 | 8GB/32GB |
バッテリー | 最大10週間 |
充電時間 | 2.5時間 |
防水 | IPX8相当 |
価格(広告つき) | 14,980円~ |
価格(広告なし) | 16,980円~ |
番外編として、防水機能を搭載した読書専用デバイスのKindle Paperwhiteも紹介します。
Kindle Paperwhite(第11世代)は2021年に発売されたデバイスで、Amazonで購入した電子書籍を読むための電子書籍リーダーです。
一般的なタブレットとは異なりAndroidやWindowsを搭載していないため、サードパーティのプログラムを自由にインストールして使用することはできません。
あくまでも電子書籍を閲覧する読書専用のデバイスとおぼえておきましょう。
ただし、防水性能はIPX8の最高保護等級に準拠しています。
Kindle Paperwhiteは目に優しいディスプレイ搭載
Kindle Paperwhiteのディスプレイには、電子ペーパー技術「E-Ink」が採用されています。
そのため、本物の紙を見ているくらい目に優しく、暗い部屋で読書するのにもばっちりです。
防水機能付きのKindle Paperwhiteは、Amazonで14,980円(広告あり)/16,980円(広告無し)で販売中です(2022年2月17日現在)。
お風呂や屋外で電子書籍を読むことのみが使用目的なら、Kindle Paperwhiteがおすすめです!

本やコミックを読むために作られた電子書籍リーダーは、1つの本体にさまざまな書籍情報を取り込める便利なデバイスです。 また、本やコミ...
防水性能について
ここまでおすすめの防水タブレットを紹介する中で、保護等級についても記載してきました。
ここからは防水の保護等級について、もう少し詳しく解説します。
防水の保護等級についてはIEC(国際電気標準会議)が規格を策定しており、「IPX○」で表現されます。
等級は全部で8つに分かれており、具体的な内容は以下のとおりです。
保護等級 | 効果 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴によって有害な影響がない |
IPX2 | 正常な取り付け位置より15°以内の範囲で傾斜した時、 鉛直に落下する水滴によって有害な影響がない |
IPX3 | 鉛直から60°以内の噴霧水に落下する水によって有害な影響 |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響 |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響 |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても内部に浸水の形跡がない |
IPX7 | 規定の圧力、時間で一時的に水中に浸水しても内部に浸水の形跡がない |
IPX8 | 製造者に規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。 原則として完全密閉構造。 |
このうち、本当の意味で防水と言えるのはIPX7以上です。
それより下のランクになっているデバイスは、あくまでも防滴程度と覚えておきましょう。
自分がどういう場面でタブレットをよく使うのか、事前に想定してから購入するデバイスを検討してください。
雨天時の屋外などやフィッシングなどで使うなら、IPX7もしくはIPX8のデバイスを選びましょう。
ただし、IPX8に準拠したデバイスでも水場で使うことは推奨されていません。
万が一浸水によって故障すると保証を受けられないデバイスが多いので、この点には注意が必要でうs。
防水タブレットのラインナップは少ない!
画像引用元:[富士通WEB MART] arrows Tab WQ2/F3 カスタムメイドモデル : 富士通パソコン
今回は2022年2月時点で販売されている比較的新しいタブレットのうち、防水に対応しているものを紹介しました。
防水に対応しているタブレットは数が非常に少なく、選択肢が限られてしまいます。
今回紹介したポイントは以下のとおりなので、振り返っておきましょう。
- Androidのおすすめは2機種
- Windowsのおすすめは3機種
- iPadに防水モデルはない
- 読書目的ならKindle Paperwhiteもおすすめ
基本的に、Windows搭載のタブレットはAndroid搭載のものに比べて価格が高く、スペックが控えめです。
快適な使用感を求めるなら、タブレットはAndroidのものを選び、WindowsマシンはノートPCを選ぶといいでしょう。
他にも、防水非対応の機種に防水ケースをつけて使用するのもおすすめです。
この方法なら、全デバイスが防水非対応のiPadシリーズでも擬似的に防水タブレットとして活用できます。
ハイスペックな防水タブレットを探している人は、こちらの使い方も検討してみてください。