PayPay VS 楽天ペイ|スマホ決済アプリ徹底比較!お得なのはどっち

  • 2020年9月27日
  • by.affiprecious

楽天Pay

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

2019年から一気に我々の生活に浸透したスマホ決済アプリ。

わずか1年ほどで多くのスマホ決済サービスがスタートし、サービスやキャンペーンなどで連日激しい争いを繰り広げています。

本記事では、激しい競争のなかでも、安定した人気を誇る「PayPay」と楽天Payをあらゆる方向から徹底比較。

真に使いやすく、お得なアプリはどちらであるかをしっかりと検証していきますよ。

PayPay VS 楽天ペイ比較結果
  • 実店舗ならPayPay、ネットの買い物は楽天ペイ
  • ポイント還元率は楽天ペイが少し有利
  • PayPayはチャージ方法が多い

画像引用元:楽天ペイ: 楽天ペイ – 街もネットも簡単お支払い!期間限定ポイント使える!

PayPayと楽天ペイを還元率で比較

Pay Pay

画像引用元:PayPay – QRコード・バーコードで支払うスマホ決済アプリ

スマホ決済アプリでは、ポイント還元率が気になります。

そこで早速PayPayと楽天ペイの還元率を比較してみましょう。

アプリ名ポイント還元率ポイント付与上限
PayPay通常還元率:0.5%
前月100円以上の決済回数50回以上:+0.5%
前月の決済金額10万円以上:+0.5%
1回の決済での上限:7,500円
ひと月での上限:15,000円
楽天Pay楽天カードからチャージ:1.5%
楽天銀行・ラクマからチャージ:1.0%
楽天ポイント払い:1%
楽天カード支払い:1%
上限なし

PayPayの還元率

PayPayのポイント還元率は、一昔前に比べて大分低くなりました。

以前は最大で通常還元率が3%だったのですが、現在では0.5%と大きく下がっています。

また、還元率を上昇させる手段は2つあるものの、どちらもなかなかに厳しい条件です。

特に「ひと月の決済額が10万円以上」という条件は、簡単には達成できません。

最大還元率は1.5%と低くはないのですが、この還元率を実現するのは難しいといえるでしょう。

楽天Payの還元率

楽天Payでは支払い方法に応じて還元率が決まります。

最大還元率1.5%が得られるのは、楽天カードからチャージして、楽天キャッシュで決済する方法です。

この支払い方法は2020年7月に追加されました。以前は楽天Payでチャージはできなかったので、便利になりましたね。

ちなみに、楽天Payに楽天カードを設定する「楽天カード支払い」機能は従来から存在しました。

以前は還元率1.5%だったのですが、2020年7月からは1%に減っています。

普段何気なく楽天Payを使用している方の中には、今でも楽天カード支払いを使っている方が多いかと思います。

しかし、これからは楽天カードからチャージして、楽天キャッシュで決済する方がお得です。

PayPayと楽天Payの比較結果

両者を比較すると、還元率では楽天Payの方が優れていると言えるでしょう。

楽天カードを持っている場合はチャージと決済で1.5%、持っていない場合でも、楽天銀行かラクマでチャージすれば1%です。

ただし楽天Payは、楽天カード・楽天銀行・ラクマのいずれかを利用していないと使えない点がデメリットです。

一方、PayPayは楽天Payのように、特定のサービスとの連携が必須ではないものの、ポイント還元率を上げるための条件は厳しいです。

そして、最大還元率である1.5%を達成できたとしても、それを維持するためには条件を満たし続ける必要があります。

そのため、ポイント還元率はそれほど優れてはいません。

PayPayと楽天ペイをマイナポイントで比較

マイナポイント

画像引用元:マイナポイント事業

スマホ決済アプリのポイント関連で今話題を呼んでいる、政府主導の「マイナポイント」。

最大5,000円相当のポイントが貰えるという特典がありますが、マイナポイントを登録するキャッシュレス提供会社によっては、さらにポイントを貰える場合もあります。

もちろんPayPayと楽天ペイもマイナポイントの登録が可能です。早速どちらがお得なのか比較してみましょう。

アプリ名獲得マイナポイント獲得方法
PayPay5,000ポイントチャージ額の25%をポイント還元
利用額の25%をポイント還元
楽天Pay5,500ポイント利用額の27.5%をポイント還元

PayPayのマイナポイント

PayPayのマイナポイントは通常と同じ5,000ポイントで追加ポイントもありませんが、キャッシュレス決済のほかにチャージでもマイナポイントを獲得できます。しかも即日付与

マイナポイントのシステムでは、基本的にキャッシュレス決済額の25%分がポイントとして還元されます。しかし、PayPayならチャージだけでもポイントを獲得できるのです。

また、キャッシュレス決済の場合はマイナポイントが30日後に付与されますが、チャージならすぐに付与してもらえます。この点も大きなメリットですね。

ただし、チャージで得られるマイナポイントは、チャージ額の25%分です。これを「お得」と捉えるかどうかは、人によるかもしれませんね。

楽天Payのマイナポイント

楽天Payのマイナポイントは最大5,500ポイントです。通常より500ポイント上乗せされています。

なお、楽天Payの公式サイトの案内には「最大5,800ポイント」と記載されていますが、これは通常の還元率を含んだポイント数です。

決済時の還元率はマイナポイントの25%に加え、キャンペーンの2.5%が追加されます。

合計すると還元率は27.5%となるため、20,000円の買い物で5,500ポイントを獲得できますよ。

PayPayと楽天Payの比較結果

楽天Payで獲得できるポイントは5,500ポイントなので、PayPayより500ポイント多いことになります

PayPayには「チャージで即日付与」という便利な仕様があるものの、お得とは言い難いでしょう。

この辺は意見が分かれるところではありますが、お得度でいえば楽天Payに軍配が上がります。

PayPayと楽天Payの店舗数で比較

楽天ペイを使用している画像

画像引用元:楽天ペイ – 街もネットも簡単お支払い!期間限定ポイント使える!

どんなに優秀なアプリでも、使える店舗数が少なければ意味がありませんよね。

PayPayと楽天Payに対応しているお店の数を比較してみましょう。

アプリ名店舗数
PayPay約230万ヶ所以上
楽天Pay公表なし

残念ながら、楽天Payは店舗数を公表していませんでした。

PayPayと楽天Payの使い分け

PayPayと楽天Payのどちらが優れているかは、ユーザーの買い物のスタイルによって左右されます。

PayPayは特に実店舗に強いアプリです。加盟店の数は全スマホ決済アプリの中でもトップクラスといえます。

飲食店など、実店舗を利用する機会が多い方は、PayPayの方が向いているでしょう。

逆に、楽天Payはオンラインショップに強いサービスです。

この分野はPayPayの弱点でもあるので、ネットで買い物をする機会が多いなら、楽天Payの方が合っています。

PayPayが使える店舗の例

PayPayを利用できる店舗の一部をまとめました。

ジャンル店名
コンビニ・セブンイレブン
・ローソン
・ファミリーマート
・ミニストップなど
スーパー・イトーヨーカドー
・SEIYU
・Tokyu Storeなど
ドラッグストア・マツモトキヨシ
・ウェルシア
・ハッピードラッグ
・ツルハドラッグ
・サンドラッグなど
飲食店・上島珈琲店
・吉野家
・白木屋
・和民
・魚民
・千年の宴など
宅配・ピザーラ
・ナポリの窯
・STRAWBERRY CONESなど
家電量販店・ビックカメラ
・YAMADA電機
・コジマなど
その他・ジュンク堂書店
・MARUZEN
・Zoff
・メガネスーパーなど

各ジャンルとも、利用頻度の高そうな有名店は一通りカバーしているため、かなり使いやすい印象です。

楽天Payが使える店舗の例

次は、楽天Payに対応している店舗の一例を見ていきましょう。

ジャンル店名
コンビニ・セブンイレブン
・ローソン
・ファミリーマート
・ミニストップなど
ドラッグストア・ウェルシア
・ハッピードラッグ
・ツルハドラッグなど
飲食店・上島珈琲店
・くら寿司
・ピザーラ
・白木屋
・和民
・魚民など
家電量販店・ビックカメラ
・YAMADA電機
・コジマなど
ファッション・Zoff
・メガネスーパー
・AOKIなど
百貨店・東京駅一番街
・AQUA CITYなど

各ジャンルとも、有名店はカバーされていますが、やはり店舗数はPayPayに一歩及びません。

しかし、楽天Payはネットに非常に強く、多くのオンラインショップで利用できるため、ネットでの買い物が多い方には非常におすすめですよ。

PayPayと楽天Payのキャンペーンで比較

PayPayアプリの当選画面

画像引用元:まちのお店でペイペイジャンボ – PayPay

スマホ決済アプリといえば、ニュースで取り上げられるほどの豪華なキャンペーンですよね。

ひと昔前によく目にした「還元率20%キャンペーン」も、もともとはPayPayが「100億円あげちゃう!キャンペーン」で始めたものです。

しかし、今はどのスマホ決済アプリでも、以前ほど豪勢なキャンペーンは実施していません。

PayPayで開催しているキャンペーン(2020年9月)

「還元率20%キャンペーン」の元祖であるPayPayは、現在も高還元率のキャンペーンを多く実施しています。

2020年9月現在、PayPayで開催中の代表的なキャンペーンは以下のとおりです。

PayPayのキャンペーン
  • 10%戻ってくるキャンペーン&ペイペイジャンボ(オンライン、2020年9月1日~30日)
  • 花王の商品購入で最大40%戻ってくるキャンペーン(2020年9月1日~30日)
  • PayPayピックアップデビューキャンペーン(2020年8月17日~9月30日)
  • 浦和・札幌PARCOでPayPayポイント最大10%戻ってくるキャンペーン(2020年9月18日~30日)
  • スマホを買ってPayPayもらえちゃうキャンペーン 5Gスマホ(2020年3月27日~)

PayPayでは、「毎月いつもどこかでワクワクペイペイ」キャンペーンを実施しており、毎月どこかのお店が高還元率になります。

上記4つのキャンペーンも、この「ワクワクペイペイ」によるもの。

なお、PayPayはソフトバンクと提携しているため、新発売のソフトバンクスマホを購入することで、大量のPayPayポイントが貰えるキャンペーンもよく開催しています。

ひと昔のような並外れた豪華さはありませんが、毎月多くのお得なキャンペーンを開催しているのはさすがです。

楽天Payで開催しているキャンペーン(2020年9月)

楽天Payでも毎月多くのキャンペーンを開催しています。

楽天Payのキャンペーン
  • 楽天ペイのコード・QR払いでいつでも最大1.5%還元(常時開催)
  • 楽天ペイのSuica設定&コード・QR払いで最大1,000ポイントプレゼント!(2020年9月1日~11月30日)
  • マイナポイントで合計最大29%付与(2020年7月1日~2021年3月31日)
  • 【釜石市対象店舗限定】20%還元キャンペーン!(2020年9月1日~10月31日)
  • ラクマ売上金チャージ&楽天ペイお支払いで100万ポイント山分け(2020年9月1日~10月1日)

キャンペーンの数はPayPayとほぼ同等です。しかし、PayPayのような高還元率キャンペーンは、あまり実施していません。

そのため、内容はPayPayの方が優れていると言えるでしょう。

PayPayと楽天Payの決済方法で比較

PayPayのサービス

画像引用元:PayPay – QRコード・バーコードで支払うスマホ決済アプリ

次は、買い物時の決済方法で比較してみましょう。

アプリ名決済方法
PayPayコード払い
QR払い
オンライン決済
楽天Payコード払い
QR払い
セルフ払い
オンライン決済

両者に大きな違いはありません。

店員さんにコードを読み取ってもらう「コード払い」や、QRコードを読み込んで自分で金額を指定する「QR払い」など、基本的な決済機能はどちらも搭載しています。

また、オンライン決済に対応している点も共通しているため、ネットでの使い勝手も変わりません。

唯一違う点は、楽天Payの「セルフ払い」でしょう。これは、お店と金額を自分で指定して決済する機能です。

ただ、「セルフ払い」は「便利なもの」というより「面白いもの」に分類されます。この機能の有無によって優劣の差はつきません。

したがって、決済方法による利便性はどちらのアプリもほぼ同じと言えるでしょう。

PayPayと楽天Payの支払い方法で比較

楽天プレミアムカード

画像引用元:楽天プレミアムカード|楽天カード

決済金額の支払い方法の違いは以下のとおりです。

アプリ名支払い方法残高の支払い方法
PayPayPayPay残高
クレジットカード
Yahoo!ウォレット登録口座
ヤフーカード
セブン銀行ATM
ヤフオク!・PayPayフリマ売上金
ソフトバンクまとめて支払い
ワイモバイルまとめて支払い
楽天Pay楽天キャッシュ(残高)
クレジットカード
楽天カード
楽天銀行
ラクマ

残高あるいはクレジットカードで支払う点は、どちらも変わりません。

しかし、残高のチャージ方法には、大きな差があります。

PayPayは残高のチャージ方法がとても豊富です。

Yahoo!ウォレット登録口座やヤフーカードからチャージできるほか、セブン銀行ATMによる現金チャージにも対応しています。

また、ヤフオクやPayPayフリマの売上金からもチャージできますし、スマホのキャリア決済を使ったチャージも可能です。

一方、楽天Payは残高のチャージ方法がPayPayほど多くありません。また、いずれも特定のサービスに限定されています。

すでに楽天の何らかのサービスを利用している方なら、さほど支障はないでしょう。

しかし、楽天関連のサービスを初めて使う方にとっては、手続きがちょっと面倒です。

支払い方法の利便性は、PayPayの方が優れていると言えますね。

PayPayと楽天Payはどっちがお得?

楽天ペイ

画像引用元:楽天ペイアプリ – 街で楽天ポイントが使える、貯まるスマホ決済アプリ

本記事では、PayPayと楽天Payのあらゆる要素を比較してきました。

では最後に、これまでの比較結果を振り返ってみましょう。

項目PayPay楽天Pay
ポイント還元率×
マイナポイント×
店舗数実店舗に強いネットに強い
キャンペーン×
決済方法
支払い方法×

表の結果を踏まえながら、それぞれの特徴をおさらいしていきます。

PayPayの特徴

PayPayは、以前は「20%還元キャンペーン」や通常還元率3%など、とにかくお得なスマホ決済アプリとして有名でした。

2020年以降、お得感は少し薄れましたが、多くの店舗で利用できる便利なスマホ決済アプリとして進化を続けています。

また、お得感が弱くなったとはいえ、キャンペーン内容は他のアプリより豪華です。この点も見逃せませんね。

特に、利用できる店舗数の多さは、他の追随を許さないレベルです。

飲食店などの実店舗を多く利用する方には、非常に向いているアプリと言えるでしょう。

アプリダウンロードはこちら

アップルストア グーグルプレイ

楽天Payの特徴

楽天Payは、楽天ユーザーにお得なスマホ決済アプリです。

特に、楽天カードを利用したチャージ・楽天キャッシュ払いは、通常還元率1.5%と非常に高いです。

楽天カードを持っているなら最もおすすめしたいスマホ決済アプリと言えます。

また、楽天Payはネットショップに強いので、ネットでよく買い物をする方にもおすすめですね。

ただ、楽天カードなどの楽天サービスを利用していない場合、あまりうま味がないアプリです。

利便性はPayPay・お得感では楽天Pay

還元率は低いものの、多くの実店舗で利用できて支払い方法も豊富なPayPayは、万人におすすめできる便利なアプリです。

対する楽天Payは、楽天ユーザーでないとあまり恩恵を受けられないものの、条件を満たせばPayPayよりもお得に利用できます。

また、PayPayの弱点でもあるネットショップに強い点も長所のひとつです。

このように、両者は得意部分が全く異なります。

自分の生活スタイルに合ったアプリを選んでくださいね。

PayPay VS 楽天ペイ比較結果
  • 実店舗ならPayPay、ネットの買い物は楽天ペイ
  • ポイント還元率は楽天ペイが少し有利
  • PayPayはチャージ方法が多い

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
ライター歴3年の青森県出身。趣味で始めたFXが軌道に乗ったのを機に退職し、いろんなことにチャレンジ中。 最近では趣味のガンプラも仕事の1つに加えてやりたい放題の人生を満喫している。トレーダー兼モデラー兼ライターという日本に3人くらいしかいない肩書の人間。 iPhoneよりiPadが好き。