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2023年8月31日は今年見える満月のうちで最も大きなスーパームーンです!
本記事では、スマホで月を綺麗に撮影する方法について解説します。
スマホでせっかく月を撮影したのに、白飛びしてしまって、目で見たものとは違う写真になってしまった……、という経験がある人は多いのではないでしょうか。
スマホで月を撮影するのは、実は結構難しいものです。
それではやはり、プロカメラマンが使うような高価なカメラでないと無理なのでしょうか?
いいえ、実は設定やアプリを上手く使えば、スマホでも月を綺麗に撮ることができます。
- 白飛びの原因は露出が高いから
- 露出を下げて白飛びを防ごう
- 露出を下げるためのカメラアプリがある
- 双眼鏡を使えば高倍率での撮影も可能
スマホで撮影した今宵の月です😆スマホでここまでキレイに撮影できるなんて驚きです😅#スマホ撮影 #月 #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/lEx5ea0Ptq
— マッサル (@ILKt9XuXRtnMHGM) September 5, 2022
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スマホで月が綺麗に撮影できない原因
スマホで月を撮影した時に白飛びしてしまうのは、必ずしも「スマホという安物のカメラだから」ではありません。
原因は、月が明るすぎて写真の適正露出を超えてしまっているからです。
露出とは、カメラに取り込まれる光の量のことを言います。
人間に例えると、眩しくてきちんと見れていない状態こそが、白飛びという現象なのです。
そしてカメラは、一般的に人間よりも多くの光を取り込むことができます。
なので、月のような人間の目では問題なく見えるものでも、カメラにとっては眩しくて白飛びしてしまうことがあるのです。
「月の光が眩しい」なんて普通は思わないものなので、カメラに慣れていないと盲点になってしまいます。
プロカメラマンが使っているような高価なカメラでも白飛びする時はします。
スマホで月を綺麗に撮影する方法4つ
では、どうすれば月を綺麗に撮影できるのでしょうか?
白飛びの原因は月が明るいせいで写真の適正露出を超えてしまうことでした。
それなら、カメラに取り込まれる光の量、つまり露出を下げれば良いのです。
露出を下げるためには以下のような方法があります。
- レンズの絞り値(F値)を大きくする
- シャッタースピードを短くする
- ISO感度を下げる
- 露出補正を下げる
レンズの絞り値(F値)を大きくする
レンズを開けるほど露出が大きくなり、レンズを絞るほど露出が下がります。
どれくらいレンズを開けているかまたは絞っているかは絞り値(F値)で表現されます。
絞り値(F値)を設定できるスマホカメラなら、この数値を大きくして、白飛びしなくなるまで露出を下げましょう。
ここで少しややこしいのは、絞り値(F値)は小さいほど露出が大きくなることです。
例えば絞り値(F値)3.5より、1.7のほうが露出が大きくて白飛びしやすくなります。
なんだか逆のほうが感覚的に理解しやすそうですが、これはもうそういうものなので、慣れましょう。
シャッタースピードを短くする
シャッタースピードとは、撮影時にシャッターが開いている時間の長さのことです。
「1/2秒」とか「1/500秒」などと表現されます。
そしてシャッタースピードが短いほど、露出を下げることができます。
人間に例えると、1秒間目を開けているのと、0.1秒間目を開けているのとでは、どちらのほうが光を取り込まずに済むのかという話です。
ちなみに「1/2秒」と「1/500秒」なら、「1/500秒」のほうが短いので露出を下げられます。
白飛びしてしまった時はシャッタースピードを短くしましょう。
参考までに、月の満ち欠けごとに適切だとされているシャッタースピードを紹介します。
- 満月:1/250秒~1/500秒
- 半月:1/30秒~1/15秒
- 三日月:1/15秒~1/8秒
満月では短く、三日月では少し長くなっていることがわかります。
これは、満月より三日月のほうが明るくないため、シャッタースピードが短すぎるとむしろ暗い写真になってしまうのが理由です。
ISO感度を下げる
ISO感度とは、どのくらい弱い光までとらえるかを表すものです。
「ISO200」や「ISO3200」などと表現されます。
ISO感度が高いほど写真が明るくなりますが、白飛びしてしまう時はISO感度を下げてみましょう。
露出補正を下げる
露出補正とは、カメラが自動的に写真の適正露出を判断するモードにおいて、露出の程度を指示する機能です。
ここまで露出を下げる方法として、レンズの絞り値(F値)やシャッタースピード、ISO感度の設定について紹介してきましたが、正直「これ自分で設定しないといけないの……?」と感じた人もいると思います。
もちろんそんなことはなく、今のカメラには「オートモード」など、カメラが自動でそれらを最適に設定してくれる機能が一般的に備わっています。
しかし、カメラの判断と人間の理想が一致しないことも多々ありますよね。
そんな時は、露出補正を使って調整しましょう。
露出補正の程度は「+1」「-1」などと表現されます。
例えば「-1」と設定すれば、カメラが適正だと判断したものより1段露出が抑えられます。
白飛びしてしまうようならマイナス補正をかけて、白飛びを防ぎましょう。
iPhoneで月を綺麗に撮影する設定手順
iPhoneの標準のカメラアプリでは、レンズの絞り(F値)・シャッタースピード・ISO感度を設定することはできません。
しかし露出補正を設定することはできます。
月をレンズでとらえたら、月をタップしてフォーカスを合わせてください。
すると右に太陽のマークが出てきます。
その状態で画面を上下にスワイプすると、露出補正を設定できます。
明るくしたい時は上に、暗くしたい時は下にスワイプしましょう。
Androidで月を綺麗に撮影する設定手順
Androidのカメラアプリは、端末によって異なります。
中にはXperia 1 IIIのように、レンズの絞り(F値)もシャッタースピードもISO感度もすべてマニュアル設定できるものも。
上でご紹介した白飛びしないための基本を確認しながら、少しずつ調整してみてください。
月が綺麗に撮れるおすすめスマホ3選
月を綺麗に撮影するためのおすすめのスマホを紹介します。
基本的に「月が綺麗に撮影できるスマホ=カメラ性能の高いスマホ」です。月以外の被写体も綺麗に撮影できることでしょう。
- Xperia 1 III
- Galaxy S21 Ultra
- iPhone 13 Pro/13 Pro Max
Xperia 1 III
画像引用元:Xperia 1 III SO-51B | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ
Xperia 1 IIIは、専用のカメラアプリ「Photography Pro」によって、ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」シリーズのようなマニュアル撮影が可能です。
レンズの絞り(F値)もシャッタースピード・もISO感度もすべて自分で設定できるので、理想の1枚を求めたい人におすすめです。
一方、それらを自動で設定してくれる「オートモード」もちゃんとあります。
また望遠カメラとしては、光学2.9倍と光学4.4倍の2つのカメラを搭載。
デジタルズームなら最大12.5倍での撮影もできます。
- 広角:約1,220万画素数(F値1.7)
- 超広角:約1,220万画素数(F値2.2)
- 望遠1:約1,220万画素数(F値2.3)
- 望遠2:約1,220万画素数(F値2.8)
Xperia 1 IIIの価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 詳細 |
---|---|---|---|
ドコモ | 154,440円 | 102,960円 | |
au | →販売終了 | ||
ソフトバンク | →販売終了 | ||
SIMフリー | → →販売終了 | - |
※ ドコモはスマホおかえしプログラムをフル適用の場合
Galaxy S21 Ultra
画像引用元:Galaxy S21 Ultra 5G (ギャラクシーS21ウルトラ5G)|Galaxy公式(日本)
Galaxy S21 Ultraは、光学3倍の望遠カメラと、光学10倍の望遠カメラを備えているのが特徴です。
さらにデジタルズームであれば、最大100倍まで可能。
光学10倍も、デジタル100倍も、スマホとしては常識ハズレのスペックです。
これだけズームに強ければ、月を理想のサイズで撮影することも訳ありません。
- 広角:約10,800万画素数(F値1.8)
- 超広角:約1,200万画素数(F値2.2)
- 望遠1:約1,000万画素数(F値2.4)
- 望遠2:約1,000万画素数(F値4.9)
Galaxy S21 Ultraの価格
Galaxy S21 Ultra | 機種代金 |
---|---|
通常価格 | 151,272円 |
スマホおかえしプログラム 適用時 | 100,848円 |
詳細 |
iPhone 13 Pro/13 Pro Max
画像引用元:Apple公式サイト
iPhone 13 Pro/13 Pro Maxには、光学3倍、デジタルズームなら最大15倍の望遠カメラが搭載されています。
最新のA15 Bionicを搭載したiPhone史上最高スペックのカメラです。
ちなみにiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの間にスペック差はありません。
- 広角:約1,200万画素数(F値1.5)
- 超広角:約1,200万画素数(F値1.8)
- 望遠:約1,200万画素数(F値2.8)
iPhone 13 Proの価格
iPhone 13 Pro | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 通常 | 172,810円 | 195,030円 | 232,650円 | 267,410円 |
いつでもカエドキプログラム | 89,650円 | 101,310円 | 120,450円 | 139,370円 | |
詳細 | |||||
au | 通常 | 145,040円 | 160,040円 | 190,060円 | 220,075円 |
スマホトクするプログラム | 78,200円 | 86,480円 | 102,580円 | 118,795円 | |
詳細 | |||||
ソフトバンク | 通常 | 169,920円 | - | 222,480円 | 257,760円 |
新トクするサポート | 51,120円 | - | 66,960円 | 77,760円 | |
詳細 | |||||
楽天モバイル | 通常 | 144,800円 | 159,800円 | 189,800円 | 219,800円 |
アップグレードプログラム | 61,392円 | 67,392円 | 79,392円 | 91,392円 | |
詳細 | |||||
Apple | 通常 | 144,800円 | 159,800円 | 189,800円 | 219,800円 |
詳細 | Apple公式サイトを見る |
iPhone 13 Pro Maxの価格
iPhone 13 Pro Max | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 通常 | 197,230円 | 214,610円 | 248,160円 | 275,550円 |
いつでもカエドキプログラム | 102,190円 | 110,330円 | 129,360円 | 142,230円 | |
詳細 | |||||
au | 通常 | 156,995円 | 170,945円 | 198,965円 | 226,870円 |
スマホトクするプログラム | 84,755円 | 92,345円 | 107,525円 | 122,590円 | |
詳細 | |||||
ソフトバンク | 通常 | 157,680円 | 172,080円 | 200,160円 | 228,240円 |
新トクするサポート | 56,160円 | 61,920円 | 72,720円 | 82,800円 | |
詳細 | |||||
楽天モバイル | 通常 | 134,800円 | 146,800円 | 170,800円 | 194,800円 |
アップグレードプログラム | 67,392円 | 73,392円 | 85,392円 | 97,392円 | |
詳細 | |||||
Apple | 通常 | 159,800円 | 174,800円 | 204,800円 | 234,800円 |
詳細 | Apple公式サイトを見る |
露出を調整できるおすすめカメラアプリ
画像引用元:「Adobe Lightroom:写真加工・編集・高画質カメラ」をApp Storeで
シャッタースピードやISO感度などを細かく設定したくても、iPhoneのようにスマホの標準カメラアプリではできないことのほうが多いです。
それで困っている場合は、Photoshopでも有名なAdobeが提供してる「Adobe Lightroom」を使ってみましょう。
Adobe Lightroomは無料でも使うことができます。
Adobe Lightroomの使い方
Adobe Lightroomには「プロフェッショナル」という、自分で細かく設定できる撮影モードがあります。
アプリ起動後、以下の手順で「プロフェッショナル」モードにできます。
- 右下のカメラマークをタップ
- 「AUTO」をタップ
- 「プロフェッショナル」をタップ
- 「プロフェッショナル」モードに切り替わる
後は「Exp」や「Sep」などをタップし、お好みに調整して撮影しましょう。
- Ep:露出補正を設定できる
- Sep:シャッタースピードを設定できる
- ISO:ISO感度を設定できる
- WB:ホワイトバランスを設定できる
- [+]:フォーカスを設定できる
月を大きく撮影したいなら双眼鏡を使おう
スマホの望遠カメラでは物足りない時は、双眼鏡を使うという手もあります。
方法は簡単。双眼鏡のフォーカスを月に合わせた状態で、スマホのカメラレンズで双眼鏡を覗いて撮影すればいいだけです。
これで双眼鏡の倍率で撮影することができます。
バカバカしいように思えるかもしれませんが、カメラのキタムラなどでも推奨されている方法です。双眼鏡を持っている人は是非試してみてください。
また望遠鏡でも同じことができます。
もちろん望遠鏡を使ったほうが倍率が高い分、写真のクオリティも高くなりやすいでしょう。
また、スマホ向けの外付け望遠レンズも売っています。
手元に双眼鏡がなくてわざわざ買う必要があるなら、そういったものを買ったほうが良いでしょう。
手持ちのスマホで月の撮影にチャレンジしよう!
以上、スマホで月を綺麗に撮影する方法についてでした。
- 白飛びの原因は露出が高いから
- 露出を下げて白飛びを防ごう
- 露出を下げるためのカメラアプリがある
- 双眼鏡を使えば高倍率での撮影も可能
月が白飛びして綺麗に撮影できない原因は、明るすぎて写真の適正露出を超えてしまっているからです。
スマホのカメラ性能は直接の原因ではありませんし、プロカメラマン使用の高価なカメラでも白飛びする時はします。
そんな時は、露出を下げて白飛びを防ぎましょう。
露出を下げる方法としては、絞り値(F値)を大きくする、シャッタースピードを短くする、ISO感度を下げるなどがあります。
本記事で解説した内容は、月を撮影する時以外にも使えるカメラの基本的な知識のため、「カメラ初心者」卒業のきっかけにもしていただけるものだと思います。