
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
Googleのスマートフォンシリーズである「Pixel」。
2021年10月には最新モデルである「Pixel 6/6 Pro」の発売が噂されています。例年の動きから考えると、これは噂どおりになることでしょう。
しかし、実はこのPixelシリーズのメインナンバリング機種の発売とは別に、2019年からある機種の発売も噂されていたことをご存知でしょうか。
それが、Pixelの折りたたみ機種「Pixel Fold(仮称)」です。
同機種はこれまでにも何度か発売が噂されてきましたが、結局噂のまま終わっています。
ところが、2021年は例年とはちょっと状況が違うようです。発売が期待されるリーク情報も多く出回っています。
本記事では、Pixelシリーズの折りたたみ機種のリーク情報についてまとめました。
Googleの純正スマホ「Pixel(ピクセル)」シリーズが日本で初めて発売されたのは、2018年の11月でした。 さらに遡ると、2012年~2015年にかけて「Nexus(ネクサス)」というシリーズも発売されていました。 そし[…]
- 発売は2021年10~12月が濃厚
- 本体価格に関するリークはないが、Pixel 6よりは高い可能性大
- 7.6インチの横開き折りたたみスマホかも
- SoCは自社製のTensorチップが搭載される予定
- Googleには、もう1つの折りたたみスマホ「jumbojack」が存在する?
トップ画像引用元:Google Pixel 5a(5G)
GoogleのPixel Foldの発売日は2021年かも
画像引用元:Galaxy Z Fold 3 5G(ギャラクシーZフォールド3 5G)|Galaxy公式(日本)
2021年10月現在、以下のようなリーク情報が流れています。
With the announcement of iPhone 13 Pro and iPhone 13 Pro Max having a variable refresh rate up to 120Hz marks 20 models that are current and rumored that use LTPO OLED panels from SDC. pic.twitter.com/5wlbsl2HF1
— David Naranjo (@DSCCDave) September 16, 2021
上の表は、ディスプレイサプライチェーンからリークされたものです。
この情報によれば、Pixel Foldの発売時期はPixel 6シリーズと同じ2021年10~12月とのこと。
Pixel 6シリーズの発表が10月19日に行われると言われているので、Pixel 6と同時に発表される可能性もありますね。
Android 12.1のリリースと重なる?
2021年10月5日にリリースされた最新AndroidであるAndroid 12。
しかし、巷ではすでにAndroid 12.1のリーク情報が出回っています。
その理由は、Android 12.1に折りたたみスマホ向けの情報が確認されているからです。
2021年10月現在の折りたたみスマホといえば、Galaxyシリーズの「Galaxy Z Fold3 5G」が有名ですが、このスマホは独自でAndroid 12.1に似た機能を持っています。
つまり、Android 12.1の折りたたみスマホ機能は、Galaxy Z Fold3 5Gではない別のスマホに向けた機能というわけです。
こうなると、やはり期待がかかるのが「Pixel Fold」の発売ですよね。
折りたたみスマホの機能を十全に活かすためには、ハードウェアのみならず、OSなどのソフトウェアの機能の向上も不可欠です。
実際、Galaxy Z Fold3 5Gもソフトウェアの進歩によって、前機種よりも使い勝手を向上させました。
Pixel Foldへの期待が高まるなか、別のルートからそれを補完するようなリークが出てきたとなると、ますます期待せずにはいられませんよね。
ソース:XDA Developers
Pixel Foldの本体価格
Pixel Foldの本体価格に関するリークはありません。
本体価格に関する噂話は出回っていますが、そのどれもが各個人の予想です。また、そもそも予想自体立てづらい状況にあります。
Pixel Foldと同じような形状のスマホで、すでに発売されている有名モデルは、現状Galaxy Z Foldシリーズしかありません。
2020年に発売された「LG V60 ThinQ 5G」も横開きの折りたたみスマホではありますが、これはディスプレイが2つ搭載されているだけ。Pixel Foldの価格を予想する材料にはなりません。
最新モデルであるGalaxy Z Fold3 5Gの本体価格は1,799ドルです。Pixel Foldがこれ以上の価格になることはないと思います。
ただ、同時期に発売が噂されているPixel 6よりは、高価格になる可能性が非常に高いでしょう。
これらのことを考慮すると、個人的な予想ですが本体価格は1,000~1,500ドルの間になりそうです。
Pixel Foldのスペック
本体価格と同じく、Pixel Foldのスペックで判明している点はまだそれほどありません。
リークでは、スペック情報は比較的集まりにくい傾向にあります。
現在判明しているスペック情報は下記のとおりです。
- ディスプレイは7.6インチで横開きの折りたたみスマホ
- SoCはGoogle製
ディスプレイは7.6インチの横開きスマホ
ディスプレイサイズは7.6インチで有機ELとのことです。
韓国のニュースメディアであるTHE ELECによれば、Samsung DisplayはGoogle向けに折りたたみ可能な有機ELディスプレイを開発しているとのこと。
このニュースは2021年2月のものなので、恐らく年内にはディスプレイをGoogleに供給することでしょう。
また、GIZMOCHINAによれば、Googleは横開きスマホに関する特許も出願しています。
画像引用元:Google is working on future foldable devices: Patent – Gizmochina
本特許は、ディスプレイを折りたたむヒンジ機構の技術に関するものです。
画像を見る限り、この技術はGalaxy Z Fold3 5Gのように内側にたたむのではなく、ディスプレイを山折りにするもののようですね。
Pixel Foldがこのような形になる可能性は非常に高いと見ていいでしょう。
折りたたみ時にディスプレイはどう機能するのか、注目が集まっています。
ソース:THE ELEC、GIZMOCHINA
SoCは自社製が搭載される
NOTEBOOKCHECKの予想によれば、Pixel Foldに搭載されるSoCはTensorチップであるとのこと。
TensorチップはGoogleが開発したSoCです。Pixel 6に搭載される初の自社製チップということで注目を集めています。
ただし、その性能については情報が錯綜しており、なぜか2世代前のCPUコアが構成されているなど、具体的な性能なども未だ不明です。
現在最高峰のSoCである「Snapdragon 888」では、当然ながら最新のチップを採用して最高峰の性能を得ています。
あえて型落ちのチップを採用しているTensorチップの構成は、謎が多いままです。
ソース:NOTEBOOKCHECK
Google製折りたたみスマホはPixel Foldだけではない?
これまでPixel Foldは、その形状から「Passport」というコードネームが付けられていたようです。
しかし、Googleの折りたたみスマホには、もう1つのコードネーム「jumbojack」なる機種があると、9to5Googleが伝えています。
これはリーク情報ではなく、9to5GoogleがAndroid 12.1のソースコード内部で発見したもの。
このコードネームは過去にも何度か見つかっており、当初はテスト機のコードネームであると予想されていました。
しかし、Googleはこのデバイスを「Pixel」と呼んでいるようです。このことから、新たな折りたたみスマホのコードネームである可能性が高いとされています。
ソース:9to5Google
形状はGalaxy Z Flip3 5Gのような縦折りスマホ
9to5Googleによれば、このjumbojackには2つのディスプレイが搭載されているとのこと。
また、メインディスプレイの稼働中は、サブディスプレイがオフになることがわかっており、形状はGalaxy Z Flip3 5Gのような縦折りスマホではないかと予想されています。
こちらの折りたたみスマホに関する情報はこれだけです。Pixel Foldに比べると情報不足ではありますが、発売される可能性は十分にあるでしょう。
ただ、すでに多くのリーク情報が出回っているPixel Foldよりは、発売時期がかなり遅れるのではないでしょうか。
ソース:9to5Google
私達の見えないところでは折りたたみスマホ戦争が勃発?
折りたたみスマホは、まだ数が少ないですよね。
この手のスマホといえば、多くの人がGalaxyシリーズを思い出すのではないでしょうか。
実際、折りたたみスマホは市場でも数えるくらいの機種しかなく、我々ユーザーにとっては「変わり者」というイメージが強いままです。
しかし現在、各スマホメーカーで折りたたみスマホの開発が進行しているとのこと。
いち早く折りたたみスマホを開発したSamsung Displayは、Googleのみならず、OppoやXiaomiといった他のスマホメーカーにもディスプレイを供給するようです。
さらに、2021年9月に最新iPhoneを発売したばかりのAppleにも供給される見通しがあると、リークで著名なロス・ヤング氏は伝えています。
Today's leak – All 2021 foldables using panels from Samsung Display will be 120Hz and LTPO. This of course covers the 6.70" Z Flip 3, 7.55" Z Fold 3 as well as the 7.57" foldable from Google, 7.11" from Oppo, 8.2" from Vivo and 8.1" from Xiaomi.
— Ross Young (@DSCCRoss) July 19, 2021
折りたたみスマホの開発競争はもうすでに始まっているということなのでしょう。
Pixel Foldのリーク情報が正解であれば、Googleはその競争の一番乗りを果たすことになります。
また、たとえ1位がGoogleだったとしても、高コスパで有名なOppoやXiaomiが、驚きの価格で折りたたみスマホを出してくる可能性は高いでしょう。
2022年以降のハイスペックスマホのラインナップには、各社の折りたたみスマホが数多く並ぶかもしれませんね。
2021年はPixelシリーズの目玉商品が増えるかも?
本記事では、Google初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」について解説しました。
- 発売は2021年10~12月が濃厚
- 本体価格に関するリークはないが、Pixel 6よりは高い可能性大
- 7.6インチの横開き折りたたみスマホかも
- SoCは自社製のTensorチップが搭載される予定
- Googleには、もう1つの折りたたみスマホ「jumbojack」が存在する?
GoogleのPixelシリーズの目玉といえば、ナンバリングの最新機種です。しかし、2021年はさらに注目すべき機種が1つ増えるかもしれません。
今回は具体的なリーク情報がかなり多いため、発売される可能性はそれなりに高いと言えるでしょう。
これからのPixelシリーズに注目したいですね。