povoのeSIM対応はいつから?eSIMを選ぶメリット・デメリット

  • 2021年3月21日
  • by.araki

povo

携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?

この記事では、auが提供する格安SIM「povo」のeSIMについて解説します。

  • povoのeSIMはいつから対応?
  • eSIMを使うメリット・デメリットは?
  • eSIM対応の機種はどれ?

上記のような疑問を解決します。

特にいつから対応するのかは、auユーザーとそれ以外とで異なりますので、注意が必要です。

povoのeSIMまとめ
  • サービス開始と同時に利用可能
  • ただしauから乗り換えの場合は2021年夏以降
  • eSIMでも料金は変わらない
  • eSIMのほうがいいとは限らない
povoではスマホ端末の販売がありません。
機種変更はauオンラインショップで事前に済ませておきましょう。

トップ画像引用元:新発想の料金プラン「povo」誕生|au

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povoのeSIM対応はいつから?

povo

画像引用元:| KDDI株式会社

povoのeSIM対応は、サービスを開始する2021年3月23日からです。

ただし、サービス開始時点でeSIMを選べるのは、他社からの乗り換え(MNP)や新規契約の方のみです。

auからの乗り換えでeSIMが選択できるようになるのは、2021年夏以降になります。

追加料金はかからない

povoの料金は月額2,720円で20GBですが、これはeSIMでも同じです。

eSIM専用プランなどの提供も予定されていません。

povoでeSIMを選ぶメリット・デメリット

eSIMとは

画像引用元:eSIMとは | sim | 楽天モバイル

それではeSIMを選ぶと、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

デメリットや注意点と合わせて、順番に解説していきます。

eSIMのメリット
  • 契約して即日使える
  • 物理SIMカードとのデュアルSIMにできる
  • デュアルSIMで選択肢が広がる
eSIMのデメリット
  • SIMの入れ替えが逆に面倒くさい
  • eSIM+eSIMのデュアルSIMにはできない
  • eSIM対応機種でないと使えない

メリット1:契約して即日使える

まずはメリットからです。

eSIMは機種に内蔵されたSIMです。

このSIMに契約情報を送信すると、その回線で音声通話やモバイルデータ通信が可能になります。

つまり、従来のように物理SIMカードの到着を待つ必要がないのです。。

契約と簡単な設定だけで、すぐにpovoが使えるようになります

これならスケジュールが立てやすいですし、何より契約したサービスをすぐに使えるのは嬉しいですよね。

特にpovoはオンライン専用ブランド/プランですので、契約して即日使うにはeSIMが不可欠です。

メリット2:物理SIMカードとのデュアルSIMにできる

eSIMを利用しつつ物理SIMカードも挿入すれば、1台のスマホで2つの契約回線を使えるようになります。

例えば1台のスマホで2つの電話番号を持つことも可能です。

これを「デュアルSIM」と言います。

デュアルSIMは決して怪しい「裏ワザ」ではありません。eSIM対応機種のメーカーも想定している使い方です。

筆者も利用していますが、実質スマホ2台持ちのようなものですので、非常に便利ですよ。

メリット3:デュアルSIMで選択肢が広がる

デュアルSIMにすれば、これまで以上に料金プランの選択肢が広がります。

povoは月額2,728円で20GB使えるプランですが、微妙に足りないという方もいるでしょう。

しかしKDDIでは、これよりデータ容量の多いプランとなると、auの「使い放題MAX 5G/4G」(月額7,238円で無制限)まで飛んでしまいます。

それだと高いという場合、もう他社に移るしかないのでしょうか?

いいえ、デュアルSIMなら、この問題を解決できる可能性があります。

例えばイオンモバイルでは、2021年4月1日から以下のようなデータ通信専用プランが提供されます。

イオンモバイルのデータ通信専用プラン(抜粋)
  • 月額528円で1GB
  • 月額858円で3GB
  • 月額1,078円で5GB
  • 月額1,408円で8GB
  • 月額1,628円で10GB

povoとイオンモバイルの10GBプランを、デュアルSIMで組み合わせた場合、月額4,356円で30GBというかなりオンリーワンな料金プランになります。

20GBでは足りない、だけどauの無制限プラン(月額7,238円)は高いという悩みを見事に解消してくれるのではないでしょうか。

ちなみに、povoはトッピングでデータ追加を行うこともできますが、550円で1GBだけと割高です。デュアルSIMのほうが安くなります。

デメリット1:SIMの入れ替えが逆に面倒くさい

次にデメリットです。

eSIMを使うには、インターネットを通じて契約情報を機種に送信しなければいけません。

そのため、契約して即日使えるというメリットがある一方、SIMを入れ替えるのにもいちいちインターネットで手続きしなくてはいけないというデメリットもあるのです。

新しい機種を購入した時に、この面倒臭さを実感することになるでしょう。

例えば、今年の9月頃にiPhone 13(仮)を購入したとします。

今使っている機種からiPhone 13(仮)にSIMを移す際、物理SIMカードなら簡単です。

今の機種から物理SIMカードを抜いてiPhone 13(仮)に挿入すれば、作業は終わります。

ところが、eSIMではこうはいきません。iPhone 13(仮)に契約情報を送信するために、改めてインターネットで手続きする必要があります。

別に大した手間ではありませんが、SIMを入れ替える機会が多い方にとっては面倒なことでしょう。


デメリット2:eSIM+eSIMのデュアルSIMにはできない

eSIM+物理SIMカードのデュアルSIMが可能な一方で、eSIM+eSIMのデュアルSIMは不可能です。

そのためpovoをeSIMにした場合、デュアルSIMにしたいなら、もうひとつのSIMは物理SIMカードである必要があります

povoをeSIMにしないほうが良いケースもあるため、慎重に検討してください。

例えばIIJmioのeSIM専用プランは、物理SIMカードのデータ通信専用プランより料金が安いです。(2021年4月1日に提供開始)

IIJmioの物理SIMカードのデータ通信専用プラン
  • 月額748円で2GB
  • 月額968円で4GB
  • 月額1,408円で8GB
  • 月額1,738円で15GB
  • 月額1,958円で20GB
IIJmioのeSIMのデータ通信専用プラン
  • 月額440円で2GB
  • 月額660円で4GB
  • 月額1,100円で8GB
  • 月額1,430円で15GB
  • 月額1,650円で20GB

つまり、IIJmioと組み合わせてデュアルSIMにするなら、povoは物理SIMカードであったほうがお得になるのです。

デメリット3:eSIM対応機種でないと使えない

eSIMは、機種に内蔵されたSIMです。

つまり、eSIMを使うには、あらかじめ機種にSIMが内蔵されている必要があります。

eSIM非対応だった機種が後からeSIM対応になることはありません。

加えて、eSIM対応機種は新しいものばかりです。まだ持っていない方が多いでしょう。

具体的な対応機種については次の章で解説します。

povoでeSIMを使える機種一覧【iPhone/Android】

iPhone 12の比較

povoでeSIMが使えるのは、全部で12機種です。

iPhoneとAndroidスマホに分けて紹介します。

eSIMが使えるiPhone

iPhone XS Max

povoのeSIMが使えるiPhoneは11機種です。

2018年9月に発売されたiPhone XS以降のものであれば、全機種が該当します。

eSIM対応iPhone
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone XR
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max

eSIMが使えるAndroidスマホ

Pixel 5

画像引用元:Google Pixel 5(グーグル ピクセル ファイブ)| au

povoのeSIMに対応しているAndroidスマホはPixel 5の1機種だけです。

Pixel 5は、auからは2020年10月15日に発売されました。

eSIM対応Androidスマホ
  • Pixel 5

povoからeSIM対応機種は販売されない

povo

画像引用元:新発想の料金プラン「povo」誕生|au

povoのeSIMに対応している全12機種を紹介しましたが、これらはpovoからは販売されません。

eSIM対応機種を使いたいなら、povoに乗り換える前にauで購入するか、Apple StoreやGoogle ストアなどでSIMフリー端末を購入する必要があります。


eSIM非対応の機種も販売されない

eSIM対応機種に限らず、povoでは機種を販売しません。

「現時点では今後販売する予定もない」とKDDIが声明を出しています。

eSIMと物理SIMを使い分けよう!

以上、povoのeSIMについてでした。

povoのeSIMまとめ
  • サービス開始と同時に利用可能
  • ただしauから乗り換えの場合は2021年夏以降
  • eSIMでも料金は変わらない
  • eSIMのほうがいいとは限らない

povoはeSIMに、2021年3月23日のサービス開始と同時に対応します。

ただし、サービス開始時点でeSIMを使えるのは、他社からの乗り換え(MNP)や新規契約の方のみです。

auから乗り換える方は、2021年夏以降でないとeSIMは使えません

eSIMでも物理SIMカードでも料金は同じです。

また、筆者も実際にeSIMを使っていますが、普段の使い心地は物理SIMカードとまったく変わりません。

ただ、物理SIMカードのほうが便利な場面もあります。そのため、特に必要性を感じないのであれば、無理にeSIMを使う必要はありません。

もちろん、興味があるなら気軽に試してみてくださいね。

携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。