
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
iPhone初の5G対応モデル、そして今発売されているiPhoneの中で性能が最も高いということで、iPhone 12の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、povoでiPhone 12を使う方法について解説していきます。
申し込みから初期設定までの手順、利用する際の注意点などに触れていくので是非参考にしてください。
- iPhone 12はpovoの動作保証端末
- auでiPhone 12の支払いが残っている場合引き続き分割払いが利用可能
- かえトクプログラム・アップグレードプログラムは継続適用される
この記事では、2021年3月23日にサービスを開始した「povo」の評判について解説します。 2021年9月24日から「povo 2.0」に生まれ変わり、基本料金0円ということで大きな注目を集めているpovo。 筆者も実際に契約[…]
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの商標登録です。
iPhone 12はpovoの動作保証端末
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)
povoでは、iPhone 12シリーズの機種を全て使うことができます。
auで販売されているiPhone 12はもちろん、他社のiPhone 12もSIMロック解除をすれば基本的に使えます。
詳しくは『povoの対象機種』を参考にしてください。
povoでiPhone 12を使う方法【auユーザーの場合】
画像引用元:Appleのイベント – 2021年4月 – Apple(日本)
次に、auユーザーがpovoにプラン変更してiPhone 12を使う方法について解説していきます。
手順は2つあります。
- povoで申し込む
- SIMカードそのままで使える
ステップ1 povoで申し込む
auユーザーがpovoにプラン変更する場合、そこまで複雑な操作をする必要がありません。
- povo公式サイトへアクセス
- au IDでログイン
- 契約内容を入力する
- 契約内容・同意事項の確認
- 手続き完了
本人確認などの手間はありません。
ただし、auからpovoに変更するにあたって、事前に変更・廃止しなければいけないサービスがあるので気をつけてください。
該当するサービスを契約していた場合、手続きの際にその旨が表示されます。
ステップ2 SIMカードの交換は必要なく、開通して完了
プラン変更が完了したら、SIMカードを変更したり開通手続きをする必要なくそのままpovoを使うことができます。
特別な初期設定なども必要ありません。
povoでiPhone 12を使う方法【他社から乗り換えの場合】
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)
次に、他社から乗り換える場合にpovoでiPhone 12を使う方法について解説していきます。
手順は大きく分けて4つあります。
物理SIMとeSIMによって若干異なるので注意してください。
- iPhone 12を用意する
- MNP予約番号を発行する
- povoを申し込む
- 開通・初期設定を行う
ステップ1 iPhone 12を用意する
まず、iPhone 12を用意する必要があります。
iPhone 12の購入方法は下記の通りです。
- Apple StoreでSIMフリー端末を購入する
- キャリアでSIMロック端末を購入する
- 格安SIMで購入する
- 中古ショップで購入する
- ネットオークションやフリマアプリで購入する
キャリアで購入する場合は、基本的にSIMロックがかかっています。
auで購入する場合はそのままでも問題ありませんが、他社の場合はSIMロックを解除しないとpovoで使うことができません。
分割契約をするとSIMロック解除ができるようになるまで一定期間待つ必要があるので、すぐに使いたい人はauで購入することをおすすめします。
中古ショップやネットオークション、フリマアプリなら、新品ではありませんが定価より安い価格のiPhone 12を購入できます。
ただし、まだ新しい機種でそこまで相場が安くなっているわけではないので、新品を買った方がコスパが良いかもしれません。
ステップ2 MNP予約番号を発行する
他社から乗り換えて同じ電話番号をpovoでも使いたいのであれば、移転元のキャリアや格安SIMでMNP予約番号を発行する必要があります。
ショップ・電話・オンラインで手続きが可能なので、空いている時間にあらかじめ発行しておきましょう。
MNP予約番号の有効期間は発行日から15日間となります。
ステップ3 povoを申し込む
次に、povoで申し込みを行います。
- povo公式サイトにアクセスする
- 契約内容を入力する
- 契約内容・同意事項の確認
- eKYCによる本人確認書類※eSIMは必須
案内に従って必要な情報を入力していくだけなので、そこまで複雑な手続きではありません。
eSIM申し込みの場合は、eKYCによる本人確認が必須となります。
物理SIMの場合は画像アップロードによる本人確認も可能です。
ステップ4 開通・初期設定を行う
契約したSIMカード・eSIMの情報が届いたら開通・初期設定を行います。
- SIMカードを差し替える
- 乗り換えの場合WEBにて回線の切り替えを行う(注文履歴へアクセス)
- 他社格安SIMなどの構成プロファイルが残っている場合は削除する
- 発信用テスト番号「111」へ電話をかける
- ガイダンスを最後まで聞いて電話を切ったら終了
- WEBで回線の切り替え※乗り換えの場合
- povoで使う端末以外のデバイスでプロファイル用のURLにアクセス、au IDを入力しQRコードを表示
- povoを使うiPhone 12で「モバイル通信」を開き、QRコードを読み取る
- povoの前に別の回線でeSIMを使用していた場合は、「モバイル通信」にて回線を「KDDI」に切り替える
- APN構成プロファイルがインストールされている場合は削除する
- 111に電話をかけて発信テストを行う
- ガイダンスを最後まで聞いて設定完了
物理SIMとeSIMで手順が異なるので注意してください。
auでiPhone 12の支払いが残っている場合はどうなる?
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniを購入 – Apple(日本)
auのiPhone 12をpovoで使う場合、気になるのは機種代金の分割支払いですよね。
この章では、povoに変えても分割支払いを続けられるのか、一括清算が必要なのかどうかについて解説していきます。
- 分割で引き続き支払うことができる
- 一括清算に変えることも可能
- かえトクプログラム(アップグレードプログラム)は継続適用
分割で引き続き支払うことは可能
iPhone 12が発売されてまだ半年程しか経過していません。
auで分割契約した人が大半だと思うので、まだ支払い額がかなり残っているでしょう。
povoにプラン変更することで、機種代金を一括請求されるのではと思うかもしれませんが、基本的に引き続き分割による支払いが可能です。
つまり、auからプラン変更した場合はpovoから毎月の月額利用料が請求され、auから機種代金の分割支払金が請求されることになります。
これはauのiPhone 12の支払いが完済されるまで続きます。
一括清算に変えることもできる
スマホの分割支払いもローンと同じ扱いになるので、どうせなら一度に支払ってスッキリしたいという人もいるでしょう。
povoにプラン変更する際に自動的に分割支払いが継続されるようになりますが、ユーザーの希望によっては一括清算を行うことも可能です。
一括清算したい場合は、My auで手続きできます。
- My auへログイン
- 「お支払い」をタップ
- 「料金のお支払い」項目にある「分割支払残額の確認・一括清算」をタップ
- 手続きするauの電話番号を選択し、「選択」をタップ
- 一括清算する機種を選択し「同意して次に進む」を選ぶ
- 内容を確認し「この内容で申し込む」をタップ
- 完了
基本的に、申し込みの翌月にauの利用料と合算で請求されます。
povoにプラン変更する前に手続きしておきましょう。
かえトクプログラム(アップグレードプログラム)は継続適用
auでかえトクプログラム・アップグレードプログラムを適用している人も多いと思います。
かえトクプログラム・アップグレードプログラムがあれば、次回の機種変更時に今使っている機種代金の残りの分割支払金を免除することが可能となります。※回収と査定が条件です。
povoにプラン変更した後もかえトクプログラム・アップグレードプログラムは継続適用が可能なので、次の機種変更に利用することができます。
ただし、利用できるのは2021年夏以降となるので今すぐに使いたいという人はもう少し待つ必要があります。
一方で、アップグレードプログラムNXのみ買い替えを条件としていないプログラムなので、現在でも利用可能となっています。
※かえトクプログラム・アップグレードプログラムはあくまで分割支払いが条件なので、一括清算すると適用できなくなります。
povoでiPhone 12を使う際の注意点
画像引用元:Apple公式サイト
次に、povoでiPhone 12を使う際の注意点についてまとめます。
- キャリアメールは使えなくなる
- au以外のキャリアはSIMロック解除が必要
- スマホの販売はない
- auからのプラン変更の場合はeSIMを使うことができない
下記にて詳しく見ていきましょう。
キャリアメールは使えなくなる
ドコモやソフトバンク、そしてauのキャリアメールは使えなくなります。
LINEなどのSNSアプリがコミュニケーションツールの主流となっている今、キャリアメールが使えなくなることによって困る人は少ないと思います。
しかし、もしもアプリやWEBサイトなどにメールアドレスを登録する際、キャリアメールを使っているのであれば変更が必要となります。
povoに変更する前にメールアドレスの変更手続きを行っておきましょう。
au以外のキャリアはSIMロック解除が必要
ドコモ・ソフトバンクのiPhone 12の場合はSIMロック解除が必要となります。
auのiPhone 12は原則必要ありませんが、今後別のキャリアやサブブランドへ乗り換えるかもしれないことを考えると、SIMロックの解除をしておいて損はありません。
SIMロックの解除はiPhone 12を購入したキャリアショップまたはMy auなどのオンラインサイトから手続きできます。
キャリアショップの場合は手数料として3,300円かかりますが、オンラインサイトで自分で手続きする場合は無料です。
ただし、他社のSIMカードが必要となります。
スマホの販売はない
povoはスマホの取り扱いをしていません。
そのため、povoでスマホと回線のセット契約をすることはできず、必然的にスマホは他社で用意する必要があります。
恐らく今後もスマホの取り扱いが始まる可能性はかなり低いので、新しいスマホを購入したいとなった時は他社で購入する流れとなります。
povoへの乗り換えと同時にスマホを新調したいという人は、手続き前にスマホを用意するようにしてください。
auからのプラン変更の場合はeSIMを使うことができない
povoではeSIMを使うことができると前述しましたが、あくまで新規・他社からの乗り換えのみが対象となります。
auからのプラン変更の場合はpovoのeSIMを使うことができません。
eSIMを使いたい人はauからpovoにプラン変更するのではなく、他のeSIMを取り扱っているサブブランドへ乗り換えることをおすすめします。
povoでiPhone 12を使う際によくある質問
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)
次に、povoでiPhone 12を使う時によくある質問をまとめました。
これから契約をしようと考えている人は是非参考にしてください。
5Gは使える?
現時点では使えません。
povoでは夏以降に5Gが提供開始予定とのことで、現時点では4G LTEのみ対応となっています。
そのため、例え5G対応スマホでauの5Gエリアにいたとしても、povoでは5Gを使用することはできません。

3月23日よりサービスが開始されたauのサブブランド「povo」。 ahamo・LINEMOと同じく、キャリアのサブブランドとなり...
eSIMは利用可能?
可能です。
povoにはeSIMのサービスがあり、iPhone 12もeSIM対応機種なので問題なく使うことができます。
ただし、auからpovoでプラン変更した人に関してはeSIMを使うことができないので注意してください。
他社またはSIMフリーのiPhone 12が対象なので、他社で購入したiPhone12はSIMロック解除が必要となります。
povoでiPhone 12は購入できる?
できません。
そもそもpovoには端末の取り扱いがないので、iPhone 12だけでなく他の機種も購入することは不可となっています。
povoでiPhone 12を使う場合は、前述の通り他のキャリアやApple Store、中古ショップなどで購入する必要があります。
かえトクプログラムはpovoに変えても引き続き利用できる!
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)
最後に、povoでiPhone 12を使う時のポイントについてまとめます。
- iPhone 12はpovoの動作保証端末
- auユーザーの場合はSIMロック解除不要でプラン変更するだけで使える
- 他社から乗り換えの場合はSIMロック解除を忘れずに
- auでiPhone 12の支払いが残っている場合引き続き分割払いが利用可能
- かえトクプログラム・アップグレードプログラムは継続適用される
- auからのプラン変更の場合はeSIMが使えない
auのiPhone 12のみならず、他社購入のものもSIMロック解除さえすれば使えるということがわかりました。
povoに変更した後も分割支払いが継続でき、かえトクプログラム・アップグレードプログラムも継続適用が可能となります。
povoに変更することで機種代金を一括清算しなければならないなど、コストがかかることは一切ないので安心してください。