
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
20GBの格安SIMとして話題沸騰中の「povo」。
安い安いとは聞きますが、果たしてどのくらい安くなるのかは意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、既存のauプランからpovoに乗り換えた場合、どのくらい安くなるのかを具体的な数字で記載しました。
auの料金に悩んでいる方や、povoを検討している方はぜひご覧ください。
画像引用元:povoフォト&ムービーコンテスト ~#povoギガ活チャレンジ~|povo2.0
まずはpovoの料金をおさらい
画像引用元:新発想の料金プラン「povo(ポヴォ)」誕生 – YouTube
まずは、povoの内容について見ていきましょう。
povo | |
---|---|
基本料 | 0円 |
データトッピング | 24時間使い放題:330円/回 1GB(7日間):390円/回 3GB(30日間):990円/回 20GB(30日間):2,700円/回 60GB(90日間):6,490円/回 150GB(180日間):12,980円/回 |
通話料金 | 5分以内かけ放題:550円/月 かけ放題:1,650円/月 |
テザリング | 対応 |
国際ローミング | 非対応 |
通信制限時の速度 | 最大1Mbps |
5G | 対応 |
eSIM | 対応 |
キャリアメール | 非対応 |
詳細 | povo公式サイト |
povoは通常のプランとは違い、基本の月額料金は0円です。
しかし、このままではデータを使う事ができないため、上表にあるデータトッピングを購入する必要があります。
そのなかでも代表的なのが下記の2つです。
- 3GB(30日間):990円/回
- 20GB(30日間):2,700円/回
3GBのトッピングはライトユーザーにはピッタリのデータ量。
月額料金も990円と1,000円以下であり、スマホ代を大きく節約することができます。
逆に、20GBはデータをたくさん利用するヘビーユーザー用。
それでも月額料金は2,700円とかなり安めの価格設定です。
なお、月に20GBに近いデータ量を使うことがわかっているなら、「60GB(90日間)」や「150GB(180日間)」のトッピングもおすすめ。
20GBトッピングよりもデータ単価が安くなるため、使い方さえ誤らなければお得です。
このように、自分のスタイルに合わせてデータを選べるのがpovoの最大の魅力と言えるでしょう。
手数料なども無料だがオンライン限定
povoの新規契約事務手数料と機種変更手数料は無料ですので、気軽に乗り換えることができます。
ただし、本プランの契約・サポートはオンライン限定。auショップでは何もしてくれません。
普段からネットを利用している方には間違いなくおすすめできるプランですが、そうでない場合、本プランの利用は控えた方が無難です。
au povoの料金シミュレーション
画像引用元:君にピッタリの自由へ、一緒に。新料金プラン「povo」誕生|au
では、auの既存プランからpovoに乗り換えた場合に、どのくらい料金が変わるのかをシミュレーションしていきます。
本シミュレーションで想定している契約内容は以下のとおりです。
- 家族全員で同じプランを契約する
- 家族割プラスを適用。auスマートバリューは適用しない
使い放題MAX 4G/5Gと比較
まずは、大容量プランである使い放題MAXからpovoに乗り換えた場合の月額料金を見ていきましょう。
使い放題MAXには4G LTEと5Gの2種類のプランがありますが、どちらも内容と料金は同じです。
項目 | 使い放題MAX 5G | povo |
---|---|---|
データ容量 | 無制限 | 20GB |
月額 | 7,238円 | 2,700円 |
家族割 | -1,100円 | なし |
3人家族の合計 | 18,414円 | 8,100円 |
4人家族の合計 | 24,552円 | 10,800円 |
上表のとおり、割引なしの月額料金は使い放題MAX 5Gが7,238円、povoは2,700円です。
両者で4,538円もの差が付いているため、割引なしの料金ではpovoの圧勝と言えます。
また、家族割を適用した場合でも、3人の場合は約10,000円、4人の場合は約14,000円の差となりました。
ただし、利用できるデータ量は使い放題MAX 5Gが無制限であるため、必ずしもpovoの方が良いとも限りません。
一度ご自身のデータ使用量を見直してみてください。もし毎月20GB以下だった場合は、povoに乗り換えることで通信費を大幅に削減できるでしょう。
ピタットプラン 4G LTE/5G
次は、ライトユーザー向けのピタットプランとpovoを比較していきます。
なお、ピタットプランも4G LTE用と5G用の2種類が存在しますが、内容・料金共に同じです。
項目 | ピタットプラン 5G | povo(3GB) | povo(20GB) |
---|---|---|---|
データ容量 | 1~7GB | 3GB | 20GB |
月額 | ~1GB:3,278円 ~4GB:4,928円 ~7GB:6,578円 | 990円 | 2,700円 |
家族割(3人以上) | -1,100円 | なし | なし |
3人家族の合計 | ~1GB:6,534円 ~4GB:11,484円 ~7GB:16,434円 | 2,970円 | 8,100円 |
4人家族の合計 | ~1GB:8,712円 ~4GB:15,312円 ~7GB:21,912円 | 3,960円 | 10,800円 |
まずは3GB以下の料金です。
ピタットプランの1GB未満で3,278円、3GB以下だと4,928円ですが、povoは990円。
もちろん最安はpovoであり、3GB以下ではおよそ4,000円もの差がついています。
また、割引ありの場合でもpovoの方が圧倒的に安く、3GB以下で3人利用ならば約8,500円、4人利用ならば約11,500円の差に。
3GB以下では、特段の理由が無い限りはpovoが圧倒的におすすめです。
次に3GBを超える場合ですが、ピタットプランでは4GB未満で4,928円、7GB未満は6,578円です。
povoは20GB使えて2,700円ですから、3GBを超える場合もお得なのはpovoになります。
ピタットプランを使っている場合は、povoの方が圧倒的に安くなりますよ。
povoの乗り換えで得する人・損する人
povoはコスパに非常に優れたプランではあるものの、万能ではありません。
ここからは、povoに乗り換えて得する人、損する人の特徴について解説していきます。
povoの乗り換えで得する人
povoで得する人の特徴は下記のとおりです。
- 使い放題MAX 5G/4Gを利用していて、月間データ量が20GB以下の人
- ピタットプランを利用している人
使い放題MAX 5G/4G利用で20GB以下の人
最も得をするのが、使い放題MAX 5G/4G利用で月間データ使用量が20GB以下の人です。
では、使い放題MAX 5G/4Gとpovoの料金差をもう一度見ていきましょう。
項目 | 使い放題MAX 5G | povo |
---|---|---|
データ容量 | 無制限 | 20GB |
月額 | 7,238円 | 2,700円 |
家族割 | -1,100円 | なし |
3人家族の合計 | 18,414円 | 8,100円 |
4人家族の合計 | 24,552円 | 10,800円 |
上表のとおり、使い放題MAX 5G/4Gからpovoに乗り換えるだけで月額料金が4,538円も安くなります。
20GB以上必要な場合は、使い放題MAX 5G/4Gを使い続けた方が良いですが、そうでない場合はpovoへの乗り換えがおすすめです。
ピタットプランを利用している人
ライトユーザー向けのピタットプランを割引ありで利用しても、povoの方が安くなります。
項目 | ピタットプラン 5G | povo(3GB) | povo(20GB) |
---|---|---|---|
データ容量 | 1~7GB | 3GB | 20GB |
月額 | ~1GB:3,278円 ~4GB:4,928円 ~7GB:6,578円 | 990円 | 2,700円 |
家族割(3人以上) | -1,100円 | なし | なし |
3人家族の合計 | ~1GB:6,534円 ~4GB:11,484円 ~7GB:16,434円 | 2,970円 | 8,100円 |
4人家族の合計 | ~1GB:8,712円 ~4GB:15,312円 ~7GB:21,912円 | 3,960円 | 10,800円 |
特に、月に使うデータ量が3GB以下の場合は差が歴然。
ピタットプランの3GB以下は割引ありでも3,828円、povoは990円です。
1人分で約3,000円の差となるため、人数が増えればその差も飛躍的に大きくなります。
また、3GBを超えたとしても安いのはpovoの方。
しかもpovoは20GBまで使えるため、povoへの乗り換えは非常に有効な選択肢の1つです。
povoの乗り換えで損する人
逆に、povoへの乗り換えで損する人の特徴は、「ネットをあまり利用しない人」です。
povoの契約は、povoの公式サイトでのみ受け付けており、auショップなどでは原則対応してもらえません。
もちろんpovoの契約手続きは決して難しくありません。普段からあまりネットを使わない人でも何とかなるでしょう。
しかし、povoの契約後に何かトラブルが起きた場合、ショップのサポートは頼れません。povoの公式サイトで対処法を調べるなど、自力で問題を解決するしかないのです。
公式サイトにはチャット機能が実装されています。しかし、質問に自動応答するだけのものなので、povoの「中の人」に質問できるわけではありません。
povoの公式サイトには、Q&Aのページも用意されています。ただ、スマホをある程度使ったことがないと、理解するのがちょっと難しいかもしれません。
どうしてもトラブルを解決できない場合は、TwitterなどのSNSで情報を探すことになるでしょう。とはいえ、結局この方法も、ネットに慣れ親しんだ人にしかできないことです。
まとめると、普段からネットをあまり利用しない方は、povoの利用は避けた方が無難と言えます。
様々なケースで料金がお得になるpovo!
本記事では、povoでどのくらい月額料金が安くなるのかについて解説しました。
- 使い放題MAX 5G/4G:使用データ量が20GB以下の場合は、povoへの乗り換えがおすすめ。
- ピタットプラン(割引あり):すべての場合でpovoの方が安く、特に3GB以下での差は歴然。
auの料金プランとpovoを比較すると、圧倒的にpovoの方が安いです。その価格設定は、まさに破格と言えるでしょう。
本記事のシミュレーションでも、多くの場合でpovoの方がお得でしたよね。
povoは新規事務手数料なども無料です。auからの乗り換えであれば、0円で手続きできます。
現在auユーザーで月額料金に悩んでいる方は、ぜひpovoへの乗り換えを検討してみてください。