
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
この記事では、ドコモから発売のシニア向けスマホ「らくらくスマートフォン F-42A」について解説します。
予約開始日は2020年9月17日、発売日は2020年9月23日。
製造メーカーは富士通の最新のシニア向けスマホです。
- ガラケーから変更するためのシニア向けスマホ
- 文字・アイコンが大きくてシニアでも使いやすい
- 専用コールセンターを無料で利用できる
- 初期設定は詳しい人がやらないといけない
トップ画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42A のスペックと価格
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
まずはらくらくスマートフォン F-42Aのスペックを見てみましょう。
らくらくスマートフォン F-42A | |
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画面サイズ | 約4.7インチ |
本体サイズ | 高さ:143mm 幅:70mm 厚さ:9.3mm |
重さ | 143g |
アウトカメラ | 約1,310万画素 |
インカメラ | 約500万画素 |
バッテリー | 2,110mAh |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
CPU | Snapdragon 450 |
認証 | なし |
防水 | IPX5/8 |
カラー | ピンク・ホワイト・ ネイビー |
詳細 |
らくらくスマートフォン F-42Aは基本的に「携帯電話として使えれば十分」という、そこまでスマホに関心が強くない方向けの機種です。
スペックは非常に低く、Web閲覧やSNSアプリを使うだけでも動作が重たくてカクカクしてしまい、操作が不自由になる可能性は否定できません。
そのため、シニアはシニアでも、スマホやインターネットへの関心が高くてビデオ通話などもしたい方には、正直向いているとは言い難いです。
スマホで色々なことをしてみたい方は、その他のドコモの人気機種の購入を検討してください。
ただ、 F-42Aにはボタンひとつで専用のコールセンターに繋がったり、認知症予防アプリなどが付いていたりする便利機能が付いています。
これらの機能について、詳しくは後述します。
価格は高い?安い?
らくらくスマートフォン F-42Aの価格は以下のとおりです。
らくらくスマートフォン F-42Aの価格 | |
---|---|
端末代金 | 41,976円 |
月額(36回払い) | 1,166円 |
詳細 |
税込で40,000円強と、決して安いわけではありません。正直スペックだけを考慮すると割高です。
しかし、らくらくスマートフォン F-42Aにはその分、専用のコールセンターが無料で使えるなどの特典が付いています。
なお、本機種は「スマホおかえしプログラム」や「端末購入割引」などの対象ではありません(記事作成時点)。
購入するなら、あくまで定価でということになります。
らくらくスマートフォン F-42Aの魅力
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
ここからは、らくらくスマートフォン F-42Aの魅力を順番に解説していきます。
主な魅力は下記の通りです。
- 全体的に文字・アイコンが大きい
- 無料の専用コールセンターが使える
- 認知症予防アプリがインストールされている
- シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」に参加できる
- 防水・防塵
- おサイフケータイ対応
- ワンセグ対応
全体的に文字・アイコンが大きい
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42Aは、視力の悪いシニアに配慮して、初期設定でも文字やアイコンの表示が大きくなっています。
地味な要素ではありますが、実際に使う上で助かっているという声が多いです。
無料の専用コールセンターが使える
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42Aでは、「らくらくホンセンター」というコールセンターにボタンひとつで繋がるようになっています。
利用料・通話料は無料。
らくらくホンセンターには専門スタッフが待機していて、らくらくスマートフォン F-42Aの使い方について何でも相談することができます。
- 文字を大きくする方法は?
- 動画を撮る方法は?
- 電話帳の登録方法は?
このサービスがあれば、スマホに触るのが初めてのシニアの方でも、気軽にスマホを使ってみたいというモチベーションに繋がりそうですね。
このコールセンターの存在こそが、らくらくスマートフォン F-42Aを使う一番の魅力だと思います。
認知症予防アプリがインストールされている
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42Aには、国立長寿医療研究センターと共同研究・開発した認知症予防の専用アプリがあらかじめインストールされています。
このアプリは、毎日の歩数を記録することで、65歳以上の方を対象とした認知症発生のリスクを予測してくれるというもの。
また、歩数に応じて東海道五十三次のコースを表示。まるで東海道五十三次を歩いているかのような楽しい体験もできます。
楽しく歩いて、毎日の歩数を確認しつつ、認知症予防に励みましょう。
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」に参加できる
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
「らくらくコミュニティ」とは、富士通が運営するシニア向けのSNSです。
すでに200万人を超える会員数がいるなど賑わいを見せています。
らくらくコミュニティでは、気軽に日記を投稿したり、同じ趣味の人を探して繋がったりすることができます。
- 花・家庭菜園
- ペット
- 料理・グルメ
- 旅行・登山
- 美容・ファッション
- 映画・音楽・読書
また、らくらくコミュニティへの投稿内容は、専門のスタッフが24時間チェックしているため、犯罪などに巻き込まれてしまうリスクも非常に低いです。
もちろん、らくらくコミュニティを利用するもしないもそれは自由。自分には合わないと思ったら参加を辞めることもできます。
防水・防塵
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42Aは、IP68という最高保護等級の防水・防塵性能を備えています。
さらに泡タイプのハンドソープで洗うことや、アルコールウェットティッシュで拭き取ることも可能なので、スマホをいつでも清潔に保てます。
新型コロナウィルスで衛生面に一層気を使うようになった昨今、ハンドソープでも洗えるのは心強いですね。
おサイフケータイ対応
画像引用元:日本で iPhone や Apple Watch の Suica を使う – Apple サポート
らくらくスマートフォン F-42Aは、おサイフケータイにも対応しています。
おサイフケータイを使えば、スマホを「ピッ」と機械にかざすだけで電子マネー決済できるので非常に便利です。
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- モバイルSuica
- モバイル スターバックス カード
- iD
- QUICPay
- モバイルPASMO
ワンセグ対応
らくらくスマートフォン F-42Aは、ワンセグにも対応しています。
ワンセグがあれば外でもテレビが視聴できるため、災害時などに役に立つことが多いです。
なお、普通のテレビのように高画質で視聴できるフルセグ対応ではありません。
らくらくスマートフォンシリーズの評判
画像引用元:らくらくスマートフォン4(F-04J) | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
らくらくスマートフォンは最新のF-42Aだけでなく、過去にも複数の機種が出ているシリーズです。
そこで、歴代のらくらくスマートフォンも含めた、このシリーズの評判を簡単にまとめます。
結論としては「高齢の親でも使えた」と概ね好評です。
一方で「初期設定は詳しい人がやってあげないといけなかった」など、他のAndroidスマホと変らない面も見受けられます。
ガラケーからの機種変更に最適
らくらくスマートフォンは、元々ガラケーを使っているようなシニア層をターゲットにした機種です。
そういった層は、スマホにもインターネットにも関心が薄い場合がほとんど。
そのため購入層は「高齢の親に持たせたい子ども(大人)」が多いようですね。評判もほとんどが子ども目線のものです。
そして多くの購入者が「高齢の親でも使えた」と満足しています。
中には通話だけでなく、親がLINEやYouTubeも使えるようになったという話も少なくありません。
文字やアイコンが大きく表示されている点も評判がいいです。
初期設定は詳しくないとできない
一方、らくらくスマートフォンもあくまでAndroidスマホであるという現実は、どうしても無視できないようです。
例えばGoogleアカウントを作成したりログインしたりといった作業は、他のAndroidスマホと同様に必要となります。
しかし、そもそもそれがわからないというシニアも少なくありません。そのため、最初は子が全部設定してあげたという声が非常に多く聞かれます。
つまり、らくらくスマートフォン=シニアでもいきなり使える、というわけではないのです。結局のところ、身近な人のサポートは必要になります。
もちろんシニア自身が使い方を覚えようとする努力も不可欠です。
らくらくスマートフォン F-42Aのケース
続いて、らくらくスマートフォン F-42Aのケースについて解説します。
残念ながら記事作成時点では、らくらくスマートフォン F-42Aのケースは、ドコモオンラインショップで販売されていませんでした。
過去の機種ではケースも販売されていた
画像引用元:【ドコモ公式通販】らくスマをお使いのあなたに!どんなシーンにも合うこだわりの『栃木レザー』のスマホケース
ただ、らくらくスマートフォンの過去の機種では、対応ケースも販売されていました。
価格は1,507円~5,500円(税込)です。
らくらくスマートフォン F-42Aの対応ケースも、後から販売されるかもしれませんね。
買うならドコモ公式から
らくらくスマートフォン F-42Aの対応ケースが販売されるとしたら、ドコモショップかドコモオンラインショップに限られるかと思います。
iPhoneシリーズなどと違い、らくらくスマートフォンは需要が限られているので、家電量販店などではほとんど取り扱いません。
今後、ドコモオンラインショップで販売された場合は、アクセサリーページに表示されます。
「はじめてスマホ割」が適用できる
画像引用元:はじめてスマホ割
現在フィーチャーフォン(ガラケー)を使っていて、初めてスマートフォンに変更する場合(MNPを含む)は、「はじめてスマホ割」が適用できます。
キャンペーン期間は2019年5月22日~終了日未定。
なお、割引されるのはドコモ利用料金です。らくらくスマートフォン F-42Aの機種代金は割引されません。
最大12ヶ月間1,100円割引
はじめてスマホ割が適用されれば、ドコモ利用料金が最大12ヶ月間、毎月1,100円割引されるようになります。
1,100円×12ヶ月=13,200円のお得ですね。
申込み日にかかわらず、初回割引適用月を1ヶ月目として起算します。そこから最大12ヶ月間が割引期間です。
スマホデビューしたいシニア必見
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
以上、最新のシニア向け「らくらくスマートフォン F-42A」についてでした。
- ガラケーから変更するためのシニア向けスマホ
- 文字・アイコンが大きくてシニアでも使いやすい
- 専用コールセンターを無料で利用できる
- 初期設定は詳しい人がやらないといけない
2020年9月23日に発売したばかりのらくらくスマートフォン F-42A。現在は税込4万円強で販売しています。
基本スペックは非常に低いですが、元々らくらくスマートフォンシリーズはスマホやインターネットへの関心が薄いシニア向けの機種です。
そのため、「携帯電話として使えれば十分」という方に適しています。
主な購入層は「高齢の親に持たせたい子ども」。実際に、「高齢の親でも使えた」など評判も上々です。
一方で、初期設定は子どもが全部やってあげたという声が非常に多く聞かれます。
らくらくスマートフォンといえど、あくまでAndroidスマホの一種なので、他の機種と比べて特別に簡単というわけではありません。
本当に右も左も分からないシニアに対しては、身近な人の献身的なサポートや、本人が覚えようとする努力も不可欠であることは忘れないようにしましょう。
また、ドコモオンラインショップを利用するとお得に機種変更できるので、ぜひこの機会に検討してみてください。