
楽天モバイルはどれだけ使っても3,278円。年会費無料の楽天カードやキャンペーン中の楽天ひかりをセットでご利用がお得。
この記事では、楽天モバイルのデメリットを実際に使った感想も交えて解説します。
楽天モバイルは2020年4月に開始した新キャリアで、現在3ヶ月無料で安いことを強調しています。
ただ、エリアが狭いといったデメリットを把握せずにメイン回線を乗り換えてしまい、結局もう1度乗り換える手間をかける人もゼロではありません。
2021年現在、楽天モバイルで特に注意したいデメリットは次の5つです。
- 提供エリアがまだ狭い
- パートナーエリア(au回線)は5GBまで
- プラチナバンドに非対応で繋がりにくい場所がある
- 対応するLTEバンドがバンド3・18のみ
- iPhoneの対応状況は要確認
楽天モバイルは2020年4月に独自の回線の取り扱いを開始し、国内4番目のキャリアとして通信サービスを始めました。 割安な料金プランやお得なポイントサービス、豊富なキャンペーンなど魅力的な点が多く、2022年現在も多くの注目を集めていま[…]
デメリット1:提供エリアがまだ狭い
画像引用元:通信・エリア | 楽天モバイル
濃いピンク:楽天エリア
薄いピンク:パートナーエリア
楽天モバイルの最大のデメリットとなるのが、楽天モバイルの自社回線エリアがまだまだ狭いことです。
楽天モバイルはサービスを開始した2020年4月以降も、積極的に基地局を開設して提供エリアを拡大しています。
しかし提供エリアマップを確認するとわかる通り、楽天モバイルの提供エリアはかなり限定的です。
しかもパートナーエリアも同じエリアマップに表示されていることで、提供エリア内と勘違いしてしまう人も多いようです。
郊外にお住まいの方はしっかり提供エリアをチェックして、パートナーエリアを楽天エリアだと勘違いして契約しないように注意しましょう。
また、千葉県北西部で実際に使っている感想としては、楽天エリアの境界線付近ではパートナー回線になってしまう印象です。
お住まいや利用したい場所がギリギリ提供エリア内でも過信しない方がいいかもしれません。
デメリット2:パートナーエリア(au回線)は5GBまで
画像引用元:エリア | スマートフォン・携帯電話 | au
楽天モバイルは「データ量無制限」を目立たせていますが、無制限で利用できるのは楽天モバイルの自社エリアだけです。
先にお伝えした通り楽天モバイルの自社エリアはまだ狭く、自社エリア外はau回線を利用した「パートナーエリア」になっています。
このパートナーエリアでは毎月5GBまでのデータ量制限があるので、動画やゲーム・音楽をたっぷり使いたい方は要注意です。
もしパートナーエリアで5GB以上利用すると、当月中は最大1Mbpsに速度制限されてしまいます。
他キャリアのようにデータ容量の追加ができないため、パートナーエリアにお住まいで5GB以上使いたい方は楽天エリアの拡大を待った方がいいでしょう。
デメリット3:プラチナバンドに非対応
画像引用元:32 【資料1-3-2】楽天モバイル株式会社提出資料
楽天モバイルはプラチナバンドに非対応なこともデメリットになります。
プラチナバンドは700〜900MHz帯の低い周波数のことで、減衰が少なく障害物を回り込み易い特徴があります。
そのため、ビルの陰になる場所や遠くの場所でも、プラチナバンドは繋がりやすい周波数です。
楽天モバイルはこのプラチナバンドが割り当てられていないため、3大キャリアや格安SIMが繋がっている場所でもパートナーエリアになってしまう可能性があります。
スマホを利用する場所がキャリアの電波でも弱くなるなら、楽天エリア内でも楽天モバイルは繋がらない可能性があると考えておきましょう。
デメリット4:対応するLTEバンドがバンド3・18のみ
楽天モバイルはプラチナバンド非対応なことに加え、4G通信で利用するLTEバンドはバンド3・18の2つだけです。
- バンド3:楽天モバイルの自社回線
- バンド18:パートナーエリアで利用するau回線
つまり、バンド3に非対応のスマホは楽天モバイルに持ち込んでも利用できないということです。
国内販売されているスマホの多くはバンド3・18に対応しています。
しかし、楽天モバイルにスマホ持ち込み契約をするなら、念のためスマホのスペック表はしっかりチェックしておきましょう。
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デメリット5:iPhoneの対応状況は要確認
楽天モバイルでは、利用できるiPhoneが他事業者より限られています。
2021年3月時点で楽天モバイルが利用できるiPhoneは次の通りです。
- iPhone 12各モデル
- iPhone 11各モデル
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone XS
- iPhone XR
また、上記の楽天モバイル対応iPhoneでも、次の制約があります。
- 海外ローミング
- パートナーエリアでのSMS
- APN自動設定
- 楽天・パートナー回線の自動切り替え
- 110・119発信時の高精度な位置情報測位
海外ローミングやSMSをよく利用する方は、楽天モバイルでiPhoneを利用するのは避けた方がいいかもしれません。
また、楽天エリア・パートナーエリアの自動切り替えができません。
もし楽天エリアを出入りする移動がある時は、その都度「機内モードON/OFF」や「再起動」で対処する必要があります。
うっかり対処し忘れてしまうと連絡が取れない状況になってしまいます。
お住まいや職場の地域によっては、楽天モバイルをiPhoneで使うと毎日面倒に感じるかもしれませんね。
- 提供エリアが狭いためエリア確認必須
- 楽天エリア外は毎月5GBで速度制限になる
- プラチナバンドに非対応で繋がりにくい場所がある
- スマホ持ち込みはバンド3・18に対応していないとNG
- iPhoneは対応機種が少ない&機能制限がある
楽天モバイルはコスパが非常に高いプランが魅力ですが、上記のデメリットがアウトだと契約しても後悔する可能性があります。
特にエリア内でも繋がりにくい可能性やiPhoneの機能制限など、契約してから気づいて困る人が多いデメリットも抱えています。
逆に上記のデメリットが気にならないなら、楽天モバイルはおすすめできます。
ネットも通話もお得だと定評のある楽天モバイルでは以前iPhoneが使えないという話もありましたが、一部の機能は使えないもののiPhoneを利用することは可能です。 そこで今回は、テザリング設定やプロファイル削除方法などiPhoneを楽[…]
楽天モバイルの料金とメリットをおさらい
画像引用元:楽天モバイル
ここまで楽天モバイルのデメリットを解説しましたが、特に問題ないと感じる方は楽天モバイルでスマホをお得に無制限で使えます。
最後に料金プランとメリットも確認しておきましょう。
楽天モバイルの料金プラン
データ量 | Rakuten UN-LIMIT V | Rakuten UN-LIMIT VI |
---|---|---|
0〜1GB | 3,278円 | 1回線目無料 (2〜5回線目 1,078円) |
1〜3GB | 1,078円 | |
3〜20GB | 2,178円 | |
20GB以上 | 3,278円 |
楽天モバイルの料金プランは、Rakuten UN-LIMIT Vの1つだけと非常にシンプルです。
月額料金は3,278円の定額で、楽天モバイルの自社エリアならデータ量無制限で利用できます。
また、2021年4月からは新プランRakuten UN-LIMIT VIが開始され、現行プランを利用している方も自動的に新プランに移行します。
Rakuten UN-LIMIT VIは、利用するデータ量が少ない方ならRakuten UN-LIMIT Vよりお得に利用できます。
特に1GB以下なら0円なので、家のWi-Fi中心の方やサブ回線として持つ方は超お得に使えますね!
楽天モバイルのメリット
楽天モバイルのメリットは様々ありますが、これから購入する際は次の4点は押さえておきましょう。
- キャンペーンで3ヶ月無料で使える
- スマホ本体が1円販売されている
- シンプルに1プランで2年縛りや手数料がない
- Rakuten Linkで国内通話無料
メリット1:キャンペーンで3ヶ月無料で使える
楽天モバイルは月額料金の安さもメリットですが、現在は3ヶ月無料で利用できるのが最大のメリットでしょう。
この記事では楽天モバイルのデメリットを解説しましたが、正直なところ実際に契約して試さないと判断できないことも多いですよね。
そんな方は、3ヶ月無料で楽天モバイルを契約し、実際に使ってみることをおすすめします。
楽天モバイルが気になっている方は、今のうちに申し込んで3ヶ月無料キャンペーンをぜひ活用してください。
メリット2:ポケットWi-Fiやスマホ本体が1円販売されている
楽天モバイルではスマホのセット販売をしていますが、オリジナルスマホ「Rakuten Mini」なら本体価格1円で購入できます。
また、人気のRakuten Handは本体価格20,000円ですが、19,999ポイント還元のキャンペーンと楽天モバイル契約の5,000ポイント還元で実質無料になります。
どちらのスマホも決して高スペックではありませんが、ネットやSNS中心なら全く問題なく使えます。
スマホ本体は高いと思っている方も、上記の2モデルなら破格で新しいスマホがゲットできますよ!
メリット3:シンプルに1プランで2年縛りや手数料がない
料金プランでも触れましたが、楽天モバイルはシンプルに1プランかつ複雑な割引施策もないわかりやすい料金体系です。
さらに契約事務手数料や解約金・MNP手数料もかからないため、お試し感覚で使えます。
また、4月から開始される新プランにも自動的に移行するので、プラン変更忘れで損をする心配なしです。
複雑なスマホの料金プランに辟易としていた方にとって、楽天モバイルはシンプルな料金体系というだけで十分なメリットといえるでしょう。
メリット4:Rakuten Linkは国内通話無料
楽天モバイルの通話アプリ「Rakuten Link」を利用すると、相手がスマホでも固定電話でも国内通話無料で電話ができます。
他キャリアや格安SIMでも通話無料オプションはありますが、楽天モバイルは月額料金をかけずに通話無料になるのがポイントです。
また、Rakuten Linkは海外から日本国内への通話も無料になるため、仕事で海外に行くことが多い方は通話料の大幅節約に繋がるでしょう。
楽天モバイル契約前にデメリットを確認しよう!
今回は楽天モバイル契約前にチェックしたいデメリットを解説しました。
楽天モバイルはメリットが多いサービスですが、キャリアとして始まったばかりなのでデメリットも結構あります。
- 提供エリアがまだ狭い
- パートナーエリア(au回線)は5GBまで
- プラチナバンドに非対応で繋がりにくい場所がある
- 対応するLTEバンドがバンド3・18のみ
- iPhoneの対応状況は要確認
今回取り上げたデメリットが問題ない方なら、楽天モバイルのメリットを思いっきり享受できるでしょう。
- キャンペーンで3ヶ月無料で使える
- スマホ本体が1円販売されている
- シンプルに1プランで2年縛りや手数料がない
- Rakuten Linkで国内通話無料
楽天モバイルを考えている方は、今回解説したデメリットを事前にしっかり押さえて、契約後に後悔しないようにしてくださいね!
【解説動画】楽天モバイルのデメリット|実際に使ってみるとどう?特に注意したいのは○○な点だった