
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
本記事では、今も購入できるワンセグ搭載のスマホを紹介しています。
ワンセグの需要がほぼ皆無といっても過言でない昨今、ワンセグ搭載のスマホは急速に減ってきています。
それでもまだゼロというわけではありません。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの公式オンラインショップで販売中のスマホを全部調べました。
トップ画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
【2023年】ワンセグ搭載スマホ一覧
画像引用元:シンプルスマホ5 ソフトバンクの特長|AQUOS:シャープ
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの公式オンラインショップで販売中のスマホのうち、ワンセグが搭載されているのは以下の4機種です。
- らくらくスマートフォン F-42A
- らくらくスマートフォン me F-01L
- シンプルスマホ5
- Galaxy S10
ドコモから2機種、ソフトバンクから1機種、楽天モバイルから1機種が販売中です。
すべて5Gには対応していません。
ちなみにiPhoneには、昔からワンセグは搭載されていません。
らくらくスマートフォン F-42A
画像引用元:らくらくスマートフォン F-42A
らくらくスマートフォン F-42Aは、ドコモから41,976円で販売中です。
発売日は2020年9月23日。
らくらくスマートフォン F-42Aのスペック
らくらくスマートフォン F-42A | |
---|---|
画面サイズ | 約4.7インチ |
本体サイズ | 高さ:143mm 幅:70mm 厚さ:9.3mm |
重さ | 143g |
アウトカメラ | 約1,310万画素 |
インカメラ | 約500万画素 |
バッテリー | 2,110mAh |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
CPU | Snapdragon 450 |
認証 | なし |
防水 | IPX5/8 |
カラー | ピンク・ホワイト・ ネイビー |
詳細 |
シャープが開発した、いわゆるシニア向けスマホの中では最新の機種です。
シニア用のスマホとしては良い機種ですが、ワンセグだけを目当てに購入するのはおすすめしません。
後でご紹介するGalaxy S10の購入も検討してみてください。
らくらくスマートフォン F-42Aの価格
らくらくスマートフォン F-42Aの価格 | |
---|---|
端末代金 | 41,976円 |
月額(36回払い) | 1,166円 |
詳細 |
らくらくスマートフォン me F-01L
画像引用元:らくらくスマートフォン me F-01L
らくらくスマートフォン me F-01Lは、ドコモから41,184円で販売されています。
2019年2月15日に発売されました。
メーカーはらくらくスマートフォン F-42Aと同じシャープです。
数少ないワンセグ対応機種の1つとして取り上げてはいますが、より新しいらくらくスマートフォン F-42Aが購入できるのであれば、あえてこちらを選ぶ理由はありません。
またシニア向けスマホを買うにしても、らくらくスマートフォン F-42Aのほうをおすすめします。
シンプルスマホ5
画像引用元:シンプルスマホ5 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
シンプルスマホ5は、ソフトバンクから27,360円で販売中です。
2020年9月4日に発売されました。
シンプルスマホ5のスペック
シンプルスマホ5 | |
---|---|
ディスプレイサイズ | 約5.5インチ |
本体サイズ | 高さ:約154mm 幅:70mm 厚さ:9.3mm |
重さ | 約168g |
アウトカメラ | 広角:約1300万画素 深度:約500万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
SoC(≒CPU) | SDM450(クアッドコア)1.8GHz+1.8GHz |
OS | Android 10 |
認証 | 顔 |
カラー | シャンパンゴールド・ネイビーブルー・ワインレッド |
詳細 |
こちらもメーカーはシャープで、やはりシニア向けという位置づけのスマホです。
ワンセグだけが目当てでこれを選ぶことはおすすめできません。
シンプルスマホ5の価格
項目 | 本体価格 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ソフトバンク | 27,360円 | 13,680円 |
Galaxy S10
画像引用元:Galaxy S10 | スマートフォン | 楽天モバイル
Galaxy S10は、楽天モバイルから45,980円で販売中です。
元々ドコモなどから2019年に発売された機種のSIMフリー版で、2019年時点では最高クラスのスペックを有していました。
Galaxy S10のスペック
Galaxy S10 | |
---|---|
ディスプレイサイズ | 約6.1インチ |
本体サイズ | 高さ:約150mm 幅:70mm 厚さ:7.8mm |
重さ | 約158g |
アウトカメラ | 広角:約1,200万画素 超広角:約1,600万画素 望遠:約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,000万画素 |
バッテリー容量 | 3,300mAh |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 855 |
OS | Android 9 |
認証 | 指紋・顔 |
カラー | プリズム ホワイト・プリズム ブラック・プリズム ブルー |
5Gに対応していない点を除けば、スペックは現在でも十分に通用する高水準を維持しています。
一般の人にも唯一おすすめできるワンセグ搭載スマホです。
シニア向け以外の普通のワンセグ搭載スマホが欲しいなら、今はこれ一択ですね。
なぜワンセグ搭載スマホは絶滅寸前なのか
画像引用元:シンプルスマホ5の見やすい|AQUOS:シャープ
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルすべての公式オンラインショップを見ても、たった4機種しかない上、どれも発売日が古いワンセグ搭載スマホ。
いつこの世から消えてしまってもおかしくない状態にあります。
それだけ需要がないということなのでしょう。
一時期は多くのスマホに搭載されていたワンセグが、なぜ今のような絶滅寸前の状態にまで追い込まれてしまったのでしょうか。
その理由を考察します。
- スマホでテレビを見ない
- 純粋なテレビ離れ
- NHK受信料を払いたくない
スマホでテレビを見ない
本記事を読まれている方はそうではないかもしれませんが、これがもっともシンプルな理由でしょう。
一般的に「スマホでテレビを見たい」と思っている人は、ごく僅かであるのが現実です。
消費者の多くは、スマホを選ぶ際にワンセグ搭載か否かを気にしません。
メーカーが「わざわざワンセグを搭載してコストを増やすことはない」と判断するのは、当然のことです。
純粋なテレビ離れ
スマホでテレビを見ないだけでなく、そもそもテレビ自体を見ない、家に設置すらしていない人も増えてきています。
テレビ離れの背景として、YouTubeのような動画投稿サイトや、Netflix、U-NEXTといった動画配信サイトの台頭がよくあげられます。
NHK受信料を払いたくない
まったくテレビを見ない人でも、スマホにワンセグが搭載されていると、それだけでNHK受信料を支払わなくてはいけなくなります。
その場合は明らかに無駄な出費になるので、むしろワンセグが搭載されていないスマホを積極的に選んでいるという声すらあるほどです。
さらに今は、テレビ局が「TVer(ティーバー)」のようなアプリを配信しています。
ワンセグがなければスマホでテレビ番組が見られないという状況でもなくなりましたし、NHKが関わっていないアプリであればNHK受信料を支払う必要もありません。
メーカーからしたら、わざわざコストを増やしてまでワンセグを搭載したのに、そのせいで売れなくなるなんてやってられませんよね。
元々の需要のなさに加えて、「ワンセグを搭載したら損する」時代になっていることは間違いないと思います。
ワンセグを搭載したほうが売れるならメーカーはどんどん出すはずです。
残念ながらワンセグ卒業のときか
以上、今も購入できるワンセグ搭載のスマホについてでした。
- らくらくスマートフォン F-42A
- らくらくスマートフォン me F-01L
- シンプルスマホ5
- Galaxy S10
はっきりいってワンセグはすでに需要がありません。
かつてはワンセグ搭載スマホを製造していたメーカーも、今では次々とワンセグ非搭載の機種を出すようになっています。
これからまたワンセグが流行るということは、もう恐らくないでしょう。
ちなみにbitWaveでは以前、スマホでワンセグを見られるようになる外付けチューナーを紹介していました。
しかし最も人気だった製品が、今では生産を終了しています。
ワンセグは各メーカーから完全に見限られているといっても過言ではありません。
現在ワンセグを利用している人も、そう遠くないうちに卒業を強いられてしまうのではないでしょうか。
これも時代ですね。ワンセグはガラケー時代からの産物ですから、むしろ今でもわずかながら残っていることのほうがすごいかもしれません。
どうしてもまだスマホでテレビが見たい場合は、テレビ局が直接関わっている「TVer(ティーバー)」などのアプリをダウンロードするという手もあります。