
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
b-mobile(ビーモバイル)は、日本通信が運営している格安SIMです。
今まで様々な料金プランやサービスを提供してきましたが、数々の試行錯誤の結果、現在は非常にシンプルな料金形態であると定評があります。
そんなb-mobile(ビーモバイル)の特徴は下記の通りとなります。
- 月額990円から使える従量制プラン
- 従量制だが上限のデータ通信量を設定することができる
- 通話オプションは5分かけ放題のオプションがある
- 格安スマホなどのスマホ本体の取り扱いはない
b-mobile(ビーモバイル)は、990円から従量制で使える990ジャストフィットと呼ばれるプランを取り扱っています。
従量制と聞くと怖いイメージがありますが、上限を設定して使いすぎを防ぐことも可能です。
今回はそんなb-mobile(ビーモバイル)のサービスの特徴や評判、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
トップ画像引用元:トップページ│b-mobile S 990ジャストフィットSIM
b-mobile(ビーモバイル)の評判
画像引用元:トップページ│b-mobile S 990ジャストフィットSIM
まず、b-mobile(ビーモバイル)の評判について解説します。
b-mobile(ビーモバイル)は、格安SIMの中でも比較的通信速度が速い格安SIMとしても定評があります。
また、珍しくスマホを取り扱っていない格安SIMとしても知られています。
それだけ快適に使えるのであれば、話題になったり広告が頻繁に出るなど、よく目にするのでは?と思いますよね。
しかし、b-mobile(ビーモバイル)をテレビのCMなどの広告で見たことがある人はかなり少ないと思います。
b-mobile(ビーモバイル)はスペックの割にあまり知名度が高くありません。
それは何故なのでしょうか。
b-mobile(ビーモバイル)の通信速度は他の格安SIMと比較しても速い
通信速度は、BIGLOBEモバイルやmineo、IIJmioのau回線プランなどと同等だといわれています。
これらの格安SIMは、ワイモバイルやUQモバイルに次ぐ通信速度だと定評があります。
大手キャリア並、とはいえませんが、格安SIMの中でも比較的快適にネットを楽しめるというのは間違いないでしょう。
格安SIMで通信速度が著しく落ちてしまうことが不安な人や、ある程度通信速度を重視して選びたいと考えている人にもおすすめです。
格安SIMを選ぶ上で、通信速度の良し悪しは大きな条件となるのではないでしょうか。
従量制プランだが上限設定ができるので安心
b-mobile(ビーモバイル)で現在取り扱われている通話付きプランは、データ通信量が従量制のプランのみとなっております。
1GBスタートから15GBまで高速通信で使えるプランですが、もちろん使ったら使った分だけ料金は上がります。
従量制の怖いところは、使いすぎに気づかず、いつの間にか料金がかなり高くなっているケースですよね。
しかし、b-mobile(ビーモバイル)には上限設定ができる機能があり、指定したデータ通信量に到達すると高速通信ができないようになります。
つまり、余計に使いすぎて料金が上がってしまうということを防げるので、安心して使えると定評があります。
運営会社の動向によっては今後利用できなくなるかも?
通信速度も速く、従量制プランの割に親切設計を施しているb-mobile(ビーモバイル)。
一見、かなり優良な格安SIMに思えますが、100%確信を持っておすすめできるとは言えません。
なぜなら、運営会社である日本通信の業績が近年あまり宜しくないという背景があるからです。
詳しい内容は後述しますが、もしかしたらb-mobile(ビーモバイル)がサービス終了、または他社に売却される可能性も視野に入れなければいけなくなります。
そのため、今この状況下で「絶対に契約するべき!」と言い切ることはできません。
サービス終了する場合や、他社に売却されてサービス内容が変更になる場合を考慮すると、かなりリスキーだと思われます。
- 通信速度は格安SIMの中でも速いと定評がある
- 料金プランは基本従量制だが、上限設定ができるので安心できる
- 格安スマホの取り扱いがない
- 運営会社の業績次第では今後サービス停止の可能性もある
次の章では、b-mobile(ビーモバイル)の料金・通信速度について解説します。
b-mobile(ビーモバイル)の料金・通信速度は?
画像引用元:トップページ│b-mobile S 990ジャストフィットSIM
次に、b-mobile(ビーモバイル)の料金プランや契約内容、通信速度についてより詳しく解説していきます。
b-mobile(ビーモバイル)は料金プランが従量制プランのみとなっております。
b-mobile(ビーモバイル)は、現在ソフトバンクとドコモの2回線を使用することが可能です。
どの格安SIMも共通していますが、ソフトバンク回線のプランは若干割高となっているので注意が必要です。
b-mobile(ビーモバイル)の料金プラン
b-mobile(ビーモバイル)の料金プランを簡単に表にしてみました。
ドコモ回線 | ソフトバンク回線 | |
---|---|---|
1GB | 990円 | 990円 |
3GB | 1,290円 | 1,690円 |
6GB | 1,790円 | 2,390円 |
10GB | 2,590円 | 3,190円 |
15GB | 3,590円 | 4,390円 |
備考 | 15GB超過後は低速化 |
データ通信量毎に料金が記載されていますが、あくまで従量制で各データ通信量に到達した時の目安の金額です。
「大体これくらい使ったらこの金額になるのか」程度に思っていてください。
尚、初期の上限設定は10GBとなっていますが、通常15GBまでは高速通信が利用できます。
15GBを超過した時点で、通信速度は低速化されるので利用量には十分注意しましょう。
通話オプションについて
通話オプションに関しては、月額500円で5分間話し放題のオプションが選べます。
専用の通話アプリを利用して通話することで、5分経過した後も通話料は30秒10円と通常の通話料の半額で利用できます。
5分かけ放題のオプションを付けずとも、専用の通話アプリを使用すれば通話料は半額となります。
こまめに通話する機会の多い人は通話オプションを付けるべきでしょう。
自分がどちらかわからない方は、とりあえずオプションを付けずに数ヶ月様子を見て、頻繁に通話料が500円を上回る場合はオプションの加入を検討しましょう。
b-mobile(ビーモバイル)の契約期間・手数料
b-mobile(ビーモバイル)には、大手キャリアのような2年契約や自動更新はありません。
ただし、「最低でもこの期間は使ってね」という最低利用期間は設けられています。
b-mobile(ビーモバイル)の最低利用期間は5ヶ月間で、5ヶ月以内の契約解除料金は8,000円となります。
大体の格安SIMが半年や1年間とする中で、b-mobile(ビーモバイル)の最低利用期間は比較的短い傾向にあります。
少し格安SIMを試してみたいという人にも、b-mobile(ビーモバイル)は良いかもしれません。
格安SIMの中でも速いと言われる通信速度がどの程度なのか試してみるのもありだと思います。
その他の手数料としては、契約事務手数料やMNP転出料などの手数料で3,000円かかります。
これはほとんどの格安SIMで共通しています。
b-mobile(ビーモバイル)の通信速度
b-mobile(ビーモバイル)の通信速度については前章でも述べましたが、格安SIMの中では比較的速いです。
格安SIMの中でも通信速度に定評のあるIIJmioと同等の通信速度ということで、通信速度を重視したい人にもぴったりでしょう。
ある程度は、時間帯によって通信速度が変化する所謂「パケロス」の現象は起こると思われますが、そこまで気になるレベルではないと思われます。
- 990円から従量制で使える料金プラン
- ソフトバンク回線とドコモ回線のどちらかを選ぶことができる
- 月額500円で5分かけ放題のオプションを付けられる
- 最低利用期間は5ヶ月間で契約解除料は8,000円
- 通信速度は他の格安SIMと比べて速いと定評がある
次の章では、b-mobile(ビーモバイル)のメリットとデメリットについて解説していきます。
b-mobile(ビーモバイル)のメリット
これまでb-mobile(ビーモバイル)のサービスについて解説してきましたが、b-mobile(ビーモバイル)は格安SIMの中でもかなりスペックの高いサービスであるということがわかります。
そんなb-mobile(ビーモバイル)のメリットについて1つ1つ詳しく見ていきましょう。
料金プランがとてもシンプル
通話SIMの料金プランが実質1つだけしかないので、かなりシンプルです。
他にもデータSIMやプリペイドSIMなど多数サービスはあるのですが、メインである通話SIMのプランはたった1つだけです。
しかも、使ったら使っただけ料金が発生するという従量制プランのみなので、スマホの料金プランが複雑だと感じる人や、あまり理解できていないと感じている人にもわかりやすいのではないでしょうか。
そのため、料金プランもすぐに理解できますし、契約後に「こんなはずではなかった」という認識のズレや誤解を防ぐことができます。
b-mobile(ビーモバイル)をはじめとする格安SIMの多くはネット契約のみなので、自分1人で理解して契約するとどうしても誤った認識をしてしまうことも多いです。
b-mobile(ビーモバイル)のシンプルな料金プランは、そのようなトラブルを軽減させることができるのではないでしょうか。
SIMロック解除できないソフトバンクのiPhoneをそのまま使える
b-mobile(ビーモバイル)は以前からソフトバンクの回線を取り扱っていました。そのため、ソフトバンクの回線の品質に定評があるようです。
また、ソフトバンクで販売されているスマホはSIMロック解除なしで使うことができます。
ソフトバンクはauやドコモに比べて早い時期からiPhoneを取り扱っていたので、SIMロック解除が可能になったiPhone 6s以前の機種を持っている人も多いのではないでしょうか。
SIMロック解除無しでソフトバンクiPhoneが利用できるということで、解除できなかったiPhoneでもb-mobile(ビーモバイル)のSIMを差し込んで再び使うことができるようになります。
従量制だが上限を設定することは可能
b-mobile(ビーモバイル)の料金プランは従量制のみとなっていますが、上限を設定することが可能なので使いすぎを防ぐことは可能です。
また、使いすぎた場合でも15GBでストップがかかるので、延々と料金が上がることはありません。
これはかなり嬉しいポイントです。
そのため、従量制でありがちな「せっかく安くしたと思ったのに結局値段が変わらない」ということにもなりにくいでしょう。
b-mobile(ビーモバイル)のデメリット
b-mobile(ビーモバイル)の料金プランも回線品質もかなり魅力的ではありますが、そんなb-mobile(ビーモバイル)にもデメリットがいくつかあります。
前章でも軽く説明しましたが、運営会社の業績の問題などデメリットがいくつかあるので、是非デメリットもチェックしてください。
b-mobile(ビーモバイル)はスマホの取り扱いなし
以前までは取り扱っていたようですが、既にサービスは終了しているようです。
そのため、SIMカードのみの販売・契約となります。
多くの格安SIMが利益のためにスマホを取り扱う中で、b-mobile(ビーモバイル)はかなり珍しい格安SIMだと思われます。
後述しますが、スマホを確保するのも厳しい状況なのでは、ということも推測できます…。
スマホを一切取り扱っていないため、格安SIMの契約と同時にスマホが欲しいと考えている人には不向きでしょう。
一方で、今まで使っていたスマホを引き続き使うという人には問題ないでしょう。
運営会社である日本通信の業績が不安かも
2018年3月の、2017年第4四半期決算説明会において、2018年第1四半期時点で日本通信の業績の着地は赤字になると発表されました。
その後も現在に至るまで、赤字運営が継続されているそうです。
一方、SIM事業(b-mobile(ビーモバイル)のことです)に関しては回復傾向が見られるものの、そもそもの赤字がかなり大きくなってしまっているということで、今後の運営にも不安が残ります。
もしもb-mobile(ビーモバイル)がこれ以上運営できないとなると、恐らくb-mobile(ビーモバイル)自体のサービスが停止されるか、他社に売却されるかのどちらかとなるでしょう。
格安SIMのFREETELが業績悪化により、楽天にMVNO事業を売却したという事例もあります。恐らくb-mobile(ビーモバイル)も同様の流れになるのではないかもしれません。
他社に売却される場合はまだサービスを利用し続けることは可能ですが、サービス停止となると今後一切b-mobile(ビーモバイル)のサービスを利用することができません。
b-mobile(ビーモバイル)は通信速度も比較的速くシンプルな料金プラン
最後に、b-mobile(ビーモバイル)のメリット・デメリットについてまとめます。
- 料金プランがとてもシンプルなので覚えやすい
- SIMロック解除できないiPhone 6s以前のiPhoneも使える
- 上限設定ができるので使いすぎを防ぐことができる
- 運営会社の日本通信の業績が危ないので今後もサービス運営されるか不安
b-mobile(ビーモバイル)は、通信品質も良く料金プランもシンプルでわかりやすいというメリットがありながら、数ヶ月先のこともどうなるかわからない状態です。
業績が悪化したことで他社に売却した格安SIMの前例もあるので、b-mobile(ビーモバイル)もどのようになるのかはわかりません。
しかし、魅力的なサービスであることは間違いないので、1度試しに使ってみることもおすすめします。
5ヶ月の最低利用期間を過ぎればいつ解約しても契約解除料は発生しないので、新規で少しだけ使ってみようという人にもおすすめです。
ただ、本当にこの先どのようになるのかわからないので、契約の際は自己責任でお願いします。