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2021年4月ソニーモバイルは人気スマホXperiaシリーズの最新作「Xperia 1 III」「Xperia 5 III」「Xperia 10 III」の3モデルを発表しました。
この3モデルの内、既に販売開始されている「Xperia 1 III」と「Xperia 10 III」に加え、この度「Xperia 5 III」も国内販売開始となりました。
Xperia 5 IIIの実機を入手しましたので、発売日・価格・スペックや使用感を徹底レビューします。
購入を検討中の人は是非参考にしてください。
結論としてXperia 5 IIIは使いやすさと価格のバランスが取れた「ちょうどいい端末」に仕上がってます!
- スペックはXperia 5 IIをベースにSoC換装で上昇
- 日本での発売日は2021年11月12日(金)
- 大手3キャリアで購入できる
- 価格は11~12万円台
- プログラム利用で6万円台
- 持ちやすさとスペックを兼ね備えた優秀モデル
※本記事の価格は全て総額表示
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- 1 Xperia 5 IIIの発売日
- 2 Xperia 5 IIIの端末価格
- 3 Xperia 5 IIIのスペックを評価レビュー
- 4 Xperia 5 IIIのデザイン・カラーを評価レビュー
- 5 Xperia 5 IIIのカメラを評価レビュー
- 6 Xperia 5 IIIのディスプレイを評価レビュー
- 7 Xperia 5 IIIのスピーカーを評価レビュー
- 8 Xperia 5 IIIのバッテリーを評価レビュー
- 9 Xperia 5 IIIを購入する方法
- 10 Xperia 5 IIIとXperia 5 IIの違いを比較
- 11 Xperia 5 IIIは買うべきか?
- 12 Xperia 5 IIIはやや小型でコスパの良いハイエンドモデル
Xperia 5 IIIの発売日
画像引用元:ソニー・ロシア
まずはXperia 5 IIIの発売日について見ていきましょう。
海外では既に発売されていますが、国内でも2021年11月12日(金)に発売されました。
国内で取り扱うキャリアはドコモ・au・ソフトバンクの3社となり、発売日はすべて同じです。
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Xperia 5 IIIの端末価格
画像引用元:Xperia(エクスペリア)公式サイト
次に、Xperia 5 IIIの価格について見ていきましょう。
Xperia 5 IIIは大手キャリアドコモ・au・ソフトバンクの3社で取り扱っています。
Xperia 5 IIIの各キャリアの価格は以下です。
ドコモ
ドコモのXperia 5 IIIの価格は下記の通りです。
ドコモ | 一括価格 | 分割価格 |
---|---|---|
通常価格 | 113,256円 | 4,719円×24回 |
いつでもカエドキプログラム 適用時 | 68,376円 | 2,972円×23回 24回目:44,880円 |
ドコモのXperia 5 IIIの通常価格は113,256円です。
予想の段階でも国内発売時の価格は11万円程度なのでは?といわれていましたが、まさにその通りでしたね。
ドコモでは23回目までの分割支払い額を安くし、24回目の支払いまでに新たに機種変更すると、残りの機種代金の支払いが免除となる「いつでもカエドキプログラム」が利用できます。
※もちろん、24回目から再分割して使い続けることも可能です。
このプログラムを利用すると、実質68,376円でXperia 5 IIIを購入することができます。
次回機種変更時に今まで使っていた機種の返却・査定が条件となりますが、より安くXperia 5 IIIを購入したいという人にぴったりです。
au
次に、auのXperia 5 IIIの価格について解説します。
au | 一括価格 | 分割価格 |
---|---|---|
通常価格 | 121,405円 | 2,915円×23回 24回目:54,360円 |
スマホトクするプログラム 適用時 | 67,045円 |
auのXperia 5 IIIの方が、ドコモより1万円程度高くなっています。
キャリアによって設定金額が若干異なるのはいつものことであり、大体ドコモが1番安く、ソフトバンクが1番高くなる傾向にあります。
また、auにもドコモと同じように、23回目までの分割支払い額が安くなり、24回目に残りの全てを支払うという「スマホトクするプログラム」があります。
このプログラムを適用すると、auのXperia 5 IIIは実質67,045円となります。
ソフトバンク
ソフトバンクのXperia 5 IIIの価格は、現在まだ発表されていません。
最後に、ソフトバンクのXperia 5 IIIの価格について解説します。
ソフトバンク | 一括価格 | 分割価格 |
---|---|---|
通常価格 | 137,520円 | 2,865円×24回 |
新トクするサポート適用時 | 68,760円 |
ドコモ・auと本体価格や割引後の価格はそれほど変りません。
新トクするサポート+は48回の分割で契約して25ヶ月目以降の機種変更時にスマホの返却・査定を行うことで、最大で機種代金が実質半額になります。
このプログラムを適用すると、ソフトバンクのXperia 5 IIIは実質68,760円となります。
※一部対象外機種あり。※回線契約がなくても OK!※48 回割賦で対象機種を購入し、25 か月目※以降に特典利用を申込み、翌月末までにソフトバンクで機種の回収・査定完了が必要。※ウェアラブルデバイスは、購入時のバンドも回収・査定が必要です。※査定条件を満たさない場合、回収に加えて22,000 円(不課税)の支払いが必要。※お客さまが特典利用を申し込むタイミングによって、お支払い不要になる金額が変わります。※お申し込み状況等によって、時期が前後にずれることがあります。※お客さまの特典受付開始日は、MySoftBank 等でご確認いただくことができます。
Xperia 5 IIIのスペックを評価レビュー
画像引用元:ソニー・ロシア
Xperiaは日本を代表するメジャーAndroidで熱狂的なファンを持っています。
Xperia 5 IIIは高機能・中価格のハイエンドモデルであり、フラグシップモデルのXperia 1 IIIからカメラスペックをやや落とした端末です。
日本販売モデルのスペックは以下のとおりです。
Xperia 5 IIIのスペック | |
---|---|
SoC | Snapdragon 888 5G |
OS | Android 11 |
5G対応 | ○ |
内蔵RAM/ROM | 8GB/128GB |
ディスプレイサイズ/ 解像度 | 6.1インチ/ 2,520×1,080 FHD+ |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
本体サイズ/ 重量 | 157x68x8.2(mm)/ 168g |
メインカメラ構成 | 1220万画素×3 トリプルレンズカメラ |
フロントカメラ | 800万画素カメラF値2.0 |
ハイレゾオーディオ対応 | ○ |
PS4リモートプレイ対応 | ○ |
イヤホンジャック | 有り |
防水・防塵 | 防水(IP5X/IPX8)、防塵(IP6X) |
SIMカード | nanoSIM |
カラー | フロストブラック、フロストシルバー、グリーン、ピンク |
詳細 | Xperia 5 IIIのレビュー |
スペック面で注目すべき点は、5シリーズでは初搭載されたSoC「Qualcom Snapdragon 888 5G」です。
今回入手したのはdocomo版のXperia 5 IIIでカラーはフロストブラックです。
紙製のシンプルなボックスに入っていたのは、本体、クイックスタートガイドと取り扱いに関する注意書きの3つだけ。
充電関係は一切入っていないため別途用意が必要です。
Xperia 5 IIIのストレージ
Xperia 5 IIIのストレージは128GBとやや少なめです。
通常使いなら128GBでも問題ありませんが、128GBをフルで利用できるわけではありません。
起動してアプリをほぼ入れていない状態ですでにOSなどで19%使用しており、残りストレージは104GBほどでした。
実際に利用できるのは100GBほどと認識しておきましょう。
Xperia 5 IIIのベンチマークスコア
Geekbench 5を使用してXperia 5 IIIのベンチマークを測定してみました。
- シングルコア:1,124
- マルチコア:3,620
シングルスコアで1,124、マルチコアで3,620と高い数値を出しています。
同じQualcom Snapdragon 888 5Gを搭載したXperia 1 IIIのスコアと全く変わりません。
メモリが8GBとやや劣りますが、操作の快適さなどに差はないでしょう。
最新iPhone 13シリーズのSoC「A15 Bionic」に劣りますが、それでも現在トップレベルのスペックのSocです。
一眼レベルのカメラ
Xperia 5 IIIには、デジタルカメラを作っているソニーならではの技術が詰め込まれています。
高画素のトリプルレンズ、高速オートフォーカス、対象のトラッキングなど、撮りたいシーンを逃さない高機能さが自慢です。
ソニーの高性能オートフォーカスなら、どんな被写体も追尾可能。1秒あたり最高20コマの連射が可能で、動く被写体をぴったりとらえます。
光を多く取り込む仕様で、暗闇や夜景など、光の少ないシーンでの撮影も得意です。
一眼レフとスマホの融合と言えるほどの高性能カメラに期待が高まります。
具体的なカメラ性能は後程詳しく解説します。
ワンセグ・フルセグは未対応だがラジオ対応
日本ではニッチな需要が有るワンセグ・フルセグですが、同時発表されたXperia 1 IIIとXperia 10 IIIで未対応となっています。
Xperia 5 IIIも同様にワンセグ・フルセグには対応していません。
しかし、Xperia 5 IIIではFMラジオに対応しています。
緊急時にネットワーク通信の圏外にいてもラジオが聴けるなら安心ですね。
スペックではXperia 1 III>Xperia 5 III>Xperia 10 III
Xperia 5 IIIと同時に発表された他の2モデルとスペックを比較すると、上位モデルのXperia 1 IIIには一歩譲るもののXperia 10 IIIより上になります。
搭載しているSoCはSnapdragon 888 5Gで3モデル共通です。
内蔵RAMがXperia 5 IIIが8GBに対してXperia 1 IIIは12GBと多いので、同時に多くの操作をする場合にはXperia 1 IIIが有利です。
実際に2つの端末を使用しましたが、普段使いでこのメモリの差を顕著に感じる場面はありませんでした。
Xperia 1 IIIに比べて価格が安く小型なので、すみ分けはしっかりできそうです。
- 優秀SoCの処理能力の高さが魅力
- 一眼レベルのカメラ機能
- ワンセグ・フルセグは未対応
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Xperia 5 IIIのデザイン・カラーを評価レビュー
画像引用元:ソニー・ロシア
Xperia 5 IIIの大きさは157×68×8.2mm、重量は約168gであり、昨今のハイスペックスマホの中ではやや小型タイプと言えます。
Xperia 5 IIIはトリプルレンズカメラやサラウンドシステムなど、さまざまな機能をみっちりと詰め込んでこのサイズは優秀です。
また同じ高性能・高価格スマホで、最近発売されたiPhone 13 Pro Max(約238g)と比較すると、本体サイズがほぼ同じなのに対し、Xperia 5 IIIの方が約70g近くも軽いことがわかります。
70gというとL~LLサイズの卵ひとつ分です。
iPhone 13 Pro Maxを持っている人がXperia 5 IIIを持つと、想像以上の軽さに驚くでしょう。
前面
Xperia 5 IIIの前面には何もありません。
ベゼルも薄くノッチなどもないためスッキリしています。
幅が68mmなので思った以上にスリムです。
背面
背面はサラサラとした手触りで多少指紋がつきます。
シルキーなフロストガラス仕上げですが、いわゆるガラス背面よりもガラス感が薄くマッドな印象です。
シックでかっこいい!
側面
右側面には上から音量キー、電源キー、Googleアシスタントキー、カメラキーが配置されています。
どのキーも押しやすく、操作に関して使いづらい配置ではありません。
ただし物理キーがひとつの側面に4つ配置されているのは多いと感じます。(Googleアシスタントキーは不要?)
カメラキーはカメラへクイックアクセスできたりシャッターを切るのに使えます。
指紋認証は電源キーで行います。
左側面にはSIMスロットが上部にあるだけです。
上部
上部には3.5mmオーディオジャックをしっかり装備。
ハイエンドモデルは無くされがちですが、ここは嬉しいポイントです。
下部
下部には下部にはUSB-C端子があります。
本体サイズも丁度中間
Xperia 5 IIIと同時に発表されたXperia 1 IIIとXperia 10 III。
それらと本体サイズを比較すると、Xperia 5 IIIは丁度真ん中に位置しています。
モデル名 | 本体サイズ/重量 |
---|---|
Xperia 1 III | 165×71×8.2mm/188g |
Xperia 5 III | 157×68×8.2mm/168g |
Xperia 10 III | 154×68×8.3mm/169g |
スペック面で比較するとXperia 1 III>Xperia 5 III>Xperia 10 IIIでしたが、本体サイズと重量も同じような立ち位置になっています。
- 長さ157mmとスマホの中でも大きめ
- 大きさに対し重量は168gと軽く8.2mmと薄い
- 同時発表モデルの中では中間のサイズと重量
Xperia 5 IIIの本体デザインやサイズは発売日が先のXperia 5 IIとほぼ同じです。
仮にXperia 5 IIIとXperia 5 IIを写真で見ただけではほとんど区別がつかない程です。
Xperia 5 IIの時点で8mmと薄く持ちやすい丸みを帯びたフォルムが人気だったので、スペックや価格は上がってもデザインに大きな変更は無かったようです。
本体底部にはイヤホンジャックも引き続き採用されているので、音楽は有線イヤホンにこだわりたい人には嬉しいポイントと言えるでしょう。
Xperia 5 IIIをグリップしてみた
Xperia 5 IIIは幅が狭いのでグリップしやすいのが特徴です。
端末サイドがカーブを描いているのでホールド感も抜群ですね。
右サイドに配置された電源キーも親指が無理なく届きます。
音量キーもやや中央上くらいに配置されているので操作がしやすいです。
ただし特別軽い!というほどではなく、普通の重さです。
Xperia 5 II同様4色展開
画像引用元:Xperia(エクスペリア)公式サイト
デザイン面はスッキリとした印象を受けるXperia 5 III。
Xperia 5 IIはブラック・グレー・ブルー・ピンクの4色展開でしたが、Xperia 5 IIIでも同じカラーを踏襲しています。
キャリアによって選択できるカラーバリエーションが異なるので注意してください。(ピンクはソフトバンクでの取り扱いなし)
今回入手したフロストブラックはどのキャリアでも購入できます。
- 基本デザインは先代モデルと同じ
- サイズも同じなので大きな変化はない
- フロストブラック・フロストシルバー・グリーン・ピンクの4色
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Xperia 5 IIIのカメラを評価レビュー
Xperia 5 IIIのカメラは、元々カメラ性能が高かった先代モデルの流れを汲んでいます。
被写体との距離に合わせて撮影できる、広角・標準・望遠の3つのレンズを搭載したトリプルレンズカメラ構成です。
レンズ構成は同じですが望遠カメラの焦点距離が105mmと増加しています。
これにより、遠距離で動く被写体に高速でピントを合わせることができます。
また、以前から高評価の瞳オートフォーカスや暗所でのバースト撮影、プロ仕様のPhotography Proも継続して搭載しています。
このように、カメラのスペックは全モデルのXperia 5 IIより向上しました。
上位モデルのXperia 1 IIIとほぼ互角のカメラ性能を持っているので、カメラ機能とコスパ重視の方ならXperia 5 IIIを選ぶのもアリでしょう。
- トリプルレンズカメラで構成
- 望遠レンズの焦点距離が増加
- 遠距離で動く撮影がより鮮明になった
- 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
- 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.7
- 70mm・105mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.3・2.8
- フロント:有効画素数約800万画素/F値2.0
- 上位モデルのXperia 1 IIIとカメラ性能は互角
Xperia 5 IIIの写真撮影はデフォルトでPhotography Proを使用。
そのため、UIが複雑でスマホのカメラとしてはかなり使いにくいと感じます。
その分、様々なモード(ベーシック・オート、P、S、M)が使用可能で、自分好みの撮影ができるメリットも。
カメラモードのUIは使い慣れるまで初心者には操作が難しいと感じるかもしれません。
今回はベーシックモードでいくつか実際に写真を撮影してみました。
Xperia 5 IIIの超広角カメラで撮影
まずは超広角(×0.7)で撮影しました。
撮影時間は夕方5時ごろでやや暗くなり始める時間です。
スマホカメラの超広角モードで出やすいサイドの歪みはやはり強く感じます。
Xperia 5 IIIの広角カメラで撮影
次に広角モード(×1.0)で撮影してみました。
綺麗に撮れていますが、実際に見た風景に比べてやや暗い仕上がりに感じます。
Xperia 5 IIIの望遠カメラで撮影
最後に望遠で撮影してみました。
上は望遠(×2.9)、下は(×4.4)で、1つのレンズで2.9倍・4.4倍の2種類の光学ズームである可変式の望遠レンズを採用しています。
この構成はフラグシップモデルのXperia 1 IIIと同じです。
望遠した場合にありがちな荒れなども少なく、とても鮮明に撮れていることが分かります。
この辺りはさすがXperiaのカメラ性能!といったところです。
Xperia 5 IIIのぼかしモードで撮影
Xperia 5 IIIの広角レンズと望遠レンズでは背景をぼかすモードが利用できます。
ぼけ感はとてもナチュラルで好印象ですが、被写体との距離はそれなりに必要なため、モノを撮る時には注意が必要です。
被写体と背景の境も違和感なく撮影できます。
全くの同条件下でiPhone12 Proのポートレートモードでも撮影してみました。
それぞれに色味が違いますが、この辺りは好みでしょう。
個人的にはiPhone12 Proの方がやや被写体がしっかり浮き立っているように感じます。
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
Xperia 5 IIIのディスプレイを評価レビュー
Xperia 5 IIIの目玉と言えば、6.1インチ21:9の有機ELシネマワイドディスプレイでしょう。
最大120GHzのリフレッシュレートで画面は非常に滑らかに描写されます。
更に240GHzのタッチサンプリングレートをサポートしており、正確なタッチ操作を検出してくれます。
これにはコンマ秒を争うFPSヘビーゲーマーでも思わずニッコリでしょう。
ゲーミングに適した機能とモードも搭載しているのですが、残念なことが1点あります。
それは、実はXperia 5 IIIと先代Xperia 5 IIのディスプレイ性能に大きな違いはないということです。
Xperia 5 IIIの方が発売日は後なのにディスプレイ性能もサイズもほぼ同じ。
確かにスペックは上がりましたが、価格も数万円近く上がっている点を考慮すると、ディスプレイ性能には少し不満が残ります。
- 6.1インチ有機ELの高級ディスプレイ
- リフレッシュレート120GHzで滑らかな動作を実現
- 240GHzのタッチ操作サポートで正確なタッチが可能
- 実はXperia 5 IIとほぼ同じ性能
日光下でもディスプレイが見やすい
日光下でもディスプレイが見やすく、美しいです。
ただし最高輝度ではiPhone12 Proの方がやや明るく感じます。
ディスプレイはFHD+なので高精細で文字も見やすく、リフレッシュレート120Hzで操作がヌルヌル滑らかです。
デフォルトでは120Hzに設定されていないので、画面設定の「低残像設定」をオンにしましょう。
水滴には強い
Xperia 5 IIIの防水性能はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xです。
防水で気になるのは水滴がついた状態での操作性です。
Xperia 5 IIIでは水滴が付いていても誤作動を起こすことなく、快適に操作できました。
意外に誤作動を起こす端末が多いので、ここは嬉しいポイントです。
Xperia 5 IIIのスピーカーを評価レビュー
ソニーの立体音響技術360 Reality Audioや、あらゆるコンテンツを立体的なサウンドに変換する「360 Spatial Sound」を搭載しています。
当然ハイレゾ再生にも対応しています。
YouTubeで適当にMVを試聴してみたところ、音の広がりがかなり良くクリアな音質が楽しめました。
Xperia 5 IIIは3.5mmオーディオジャックを搭載しているのも嬉しいポイントです。
Xperia 5 IIIのバッテリーを評価レビュー
Xperia 5 IIのバッテリー容量は4,000mAhとフラッグシップモデルにしては若干少なめでしたが、Xperia 5 IIIでは4,500mAhと増量されました。
最近では格安スマホでも4,000mAh以上のバッテリーを搭載していることもあり、ようやくXperia 5 IIIで対抗できるようになったと言えます。
バッテリー容量の増加は単純に使用可能時間の増加につながるので、使い勝手の良さでもXperia 5 IIIで改善されたと言えるでしょう。
ワイヤレス充電にこそ対応していないものの、高速充電に対応しており、バッテリー性能は優れているといえます。
Xperia 5 IIIのバッテリー持ちをチェック
Xperia 5 IIIのバッテリー容量は4,500mAhと大容量ですが、スペックでは測れないのが電池持ちです。
YouTubeで動画(720p)を2時間視聴する実験をし、バッテリー残量をチェックします。
YouTubeのアプリを使用し、ディスプレイ輝度はMAXで音量は半分に設定しました。
- YouTubeアプリで視聴
- 720p
- 明るさMAX
- 音量半分
YouTube2時間視聴した場合の電池残量は80%ですので消費量は20%です。
電池持ちは思ったよりも普通という印象です。
ちなみにハイスペックモデルであるXperia 1 IIは18%消費、AQUOS R6は16%消費しました。
ミドルスペックモデルのAQUOS sense5Gのバッテリー持ちも13%だったことから、Xperia 5 IIIのバッテリー持ちはまさに「普通」と言えます。
- Xperia 5 III:20%消費
- AQUOS R6:16%消費
- Xperia 1 II:18%消費
- AQUOS sense5G:13%消費
- AQUOS R5G:34%消費
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
Xperia 5 IIIを購入する方法
Xperia 5 IIIはドコモ・au・ソフトバンクの社で取り扱われるので、購入したいキャリアの店舗またはオンラインショップで購入することが可能です。
キャリアによって価格やサポート、キャンペーンが大きく異なるので、同時に乗り換えを検討している人はどこが1番お得なのか是非見極めてください。
店舗で購入する場合
店舗で購入する場合の大まかな手順は下記の通りです。
- 来店予約をする
- 予約した日時に店舗に行く
- Xperia 5 IIIを購入したい旨を伝える
- カラーを決めて予約に必要な情報をスタッフに伝える
- 在庫がある場合はその場で購入、ない場合は在庫が確保され次第店舗から連絡が来るので待つ
- 連絡が来たら店舗に行き、購入して完了
最近は来店予約必須の店舗も増えていますし、予約せずに行くと長時間待たされるケースも多いので、予め予約して行くことをおすすめします。
購入の手続きの大半はスタッフが行うので、こちらは予約したいXperia 5 IIIのカラーや連絡先など必要な情報を伝えるだけです。
在庫がない場合は店舗からの入荷連絡を待ちましょう。
オンラインショップで購入する場合
オンラインショップで購入する場合の大まかな手順は下記の通りです。
- オンラインショップにアクセスする
- Xperia 5 IIIの購入ページにアクセスし、「カートに入れる」をタップして進む
- 予約したいXperia 5 IIIのカラーを選び、契約種別や受け取り方法を選ぶ
- 名前や連絡先、パスワードなど必要に応じて情報を入力する
- 確認画面でカラーや自分の情報が間違っていないかチェック
- 在庫が確保され次第、本申込依頼メールが届くので、そのまま購入手続きに進む
キャリアによってあらかじめアカウントの作成が必要があります。
今使っているキャリアと同じ会社で購入するのであれば問題ありませんが、乗り換えの場合はアカウント作成などの手間がかかる可能性があるので注意しましょう。
オンラインショップで購入した場合も、在庫が確保されると登録したメールアドレス宛に「本申込依頼メール」が届きます。
そのままオンラインショップで手続きをすれば購入することが可能なので、必ずメールが来ていないかこまめにチェックしましょう。
キャリアのXperia 5 IIIは原則SIMロックが原則禁止
また、2021年10月1日以降にキャリアで発売されるスマホは原則、SIMロックが禁止となりました。
国から義務付けられていることなので、今後、発売されるスマホにSIMロックがかかることはありません。
※一部条件によってはSIMロックあり
キャリアで購入したXperia 5 IIIもSIMロック解除が不要となっているので、今後他社で使いたいとなった時にも便利ですね。
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Xperia 5 IIIとXperia 5 IIの違いを比較
画像引用元:Xperia 5 II
Xperia 5 IIIのスペックや機能を見ると、2021年に発売されるスマホの中でもトップクラスの性能を持っているのは間違いありません。
しかし、先代モデルであるXperia 5 IIは後継機に引けを取らないフラッグシップ。
更に、Xperia 5 IIIが発売すれば型落ちとなり、価格が下がる可能性を秘めています。
そこでXperia 5 IIIとXperia 5 IIの違いを比較して、どちらを選ぶべきかレビューしていきましょう。
- より新しく高性能なSoC
- 望遠レンズの焦点距離増加
- バッテリー容量が500mAh増加
- 8万円台から11~12万円台に値上げか
Xperia 5 IIIはSoCがより新しいモデルに換装された
Xperia 5 IIIとXperia 5 IIの最大の違いは搭載されているSoCで、Xperia 5 IIIの方がより新しいSoC「Snapdragon 888 5G」を搭載しています。
Xperia 5 IIに搭載されているSoCよりもベンチマークスコアが改善されています。
内蔵RAMはどちらも8GBとイーブンなので、単純な処理能力ではXperia 5 IIIに軍配が上がります。
遠距離の被写体に焦点が合いやすくなった
Xperia 5 IIの望遠レンズの焦点距離が70mmであるのに対し、Xperia 5 IIIの望遠レンズの焦点距離は105mm。
望遠レンズの焦点距離が35mm増加しているのも大きな違いです。
焦点距離が増加すると遠くのものを大きく写すことができるので、Xperia 5 IIIの方がより遠距離からの鮮明な撮影が可能と言えます。
元々Xperia 5 IIの時点でカメラ性能はかなり高めでしたが、Xperia 5 IIIで更にカメラ性能が向上しました。
Xperia 5 IIIは買うべきか?
最後にXperia 5 IIIは購入すべき端末なのかみていきましょう。
個人的にはXperia 5 IIIは性能が高くコスパも良いので買いな端末と言えます。
- 高性能でありながら端末価格が安い
- ハイエンド機能が満載
- サイズ感がちょうどいい
高性能でありながら端末価格が安い
Xperia 5 IIIは性能の割には価格が11万円〜12万円と比較的安く設定されています。
さらに「いつでもカエドキプログラム」などを使うことで、6万円台にまで抑えることも可能です。
Xperia 1 IIIはプログラム利用でも11万円ほどですから、コスパが良い端末と言えるでしょう。
ハイエンド機能が満載
価格は抑えつつ機能はほぼXperia 1 IIIです。
大きな違いはXperia 1 IIIで搭載していた3D iToFセンサーが非搭載な点。
それ以外ではワイヤレス充電とおすそわけ充電がありませんが、ユーザーによっては不要な方も多いでしょう。
サイズ感がちょうどいい
Xperia 5 IIIは横幅が68mmとかなりグリップしやすい端末です。
Xperia 1 IIIよりひと回り小さいため、できるだけ小型な端末がいいという方にピッタリです。
重さもXperia 1 IIIより20gも軽い点はメリットでしょう。
Xperia 5 IIIはやや小型でコスパの良いハイエンドモデル
Xperia 5 IIIは先代のXperia 5 IIをベースにスペックや性能を底上げしたモデルとなります。
高機能のカメラが欲しい方、ヘビーゲーマーやコアなファン層には特におすすめです。
ハイエンドモデルの中では小型で価格も11~12万円台、プログラム利用で6万円台に抑えることができます。
Xperia 1 IIIは高すぎるという方や大きすぎると感じる方にはおすすめの端末です。
- スペックはXperia 5 IIをベースにSoC換装で上昇
- 日本での発売日は2021年11月12日(木)
- 価格は11~12万円台
- プログラム利用で6万円台
- 持ちやすさとスペックを兼ね備えた優秀モデル