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ASUSは2019年3月15日より、春モデルのSIMフリースマホとして『ZenFone Max(M2)』をフルビューモデルでリリースしました。
ZenFoneシリーズは既に一部の格安MVNO業者で取り扱われているスマホですが、今回は大容量バッテリーを搭載という内容で販売されます。
しかし、過去に大容量バッテリーを謳うスマホは数多く存在しましたが、価格が高かったりスペックや重量が犠牲になっていたりするスマホが多かったのも事実です。
今回のZenFone Max(M2)は、果たしてバッテリー容量に満足できそうなスペックなのかレビューします。
- バッテリー容量はハイエンドスマホ並の大容量
- AIカメラとデュアルレンズを搭載している
- 26,500円とお手頃価格なので入手しやすい
トップ画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
1 ZenFone Max(M2)のスペック
画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
ZenFone Max(M2)のスペックは既にASUS公式ホームページ上で公開されており、具体的なカタログスペックは以下のようになります。
スペック | 内容 |
---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon632 (オクタコアCPU) |
OS | Android 8.1 |
内蔵RAM/ROM | 4GB/32GB |
サイズ (幅×長さ×厚さ) | 76.2×158.4×7.7mm |
重量 | 160g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
液晶画面サイズ | 6.3型ワイドIPS液晶 |
メインカメラ画素数 | 1,300万画素/200万画素 |
前面カメラ画素数 | 800万画素 |
カラー | ミッドナイトブラック/スペースブルー/メテオシルバー |
発売日 | 2019年3月15日 |
価格 | 26,500円 |
それではこのカタログスペックを元に評価できる点、評価できない点をまとめてみたいと思います。
1-1 バッテリー容量は看板に偽りなし
画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
ZenFone Max(M2)はバッテリー容量の多さがセールスポイントで、実際に見てみると4,000mAhと大容量バッテリーを搭載しております。
これ程のバッテリー容量を搭載しているスマホはハイエンドスマホがほとんどで、一例を挙げると『HUAWEI Mate 20 Pro』が4,200mAhのバッテリー容量です。
しかし、ZenFone Max(M2)の価格は25,600円に対し、HUAWEI Mate 20 Proは10万円オーバーのプレミアムスマホです。
高価格帯のスマホに匹敵するバッテリー容量を確保しているだけあって、さすがセールスポイントとして売り出すだけはあります。
あくまでカタログスペックですが、
- 連続通話時間が35時間
- 連続通話時間が35時間
- Webブラウジング時間に22時間
という数値を出すほどのタフなバッテリーのようです。
1-2 低価格帯スマホなのにスペックは高い
画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
バッテリーの大容量に目が行きがちですが、ZenFone Max(M2)は25,600円と低価格にも限らずスペックの高さにも注目です。
比較的近いスペックがシャープ製のSIMフリースマホ『AQUOS sense Plus』ですがZenfone Max(M2)と比較すると以下のメリットがあります。
- 処理を行う内蔵RAMがZenFone MAX(M2)の方が1GB多い
- バッテリー容量はZenFone MAX(M2)の方が900mAh多い
- ZenFone MAX(M2)の方はフルビューなので画面サイズも大きい
- AQUOS sense Plusの価格は34,421円~43,556円辺りなので、10,000円以上安い
と、他の低価格帯スマホと比較してもスペックは高い方なので値段は安い方が良いがスペックの良いスマホが欲しい!という方におすすめの1台です。
1-3 デュアルレンズにAIカメラを搭載しているのもGOOD
画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
5万円~8万円前後のミドルクラスのAndroidでは、カメラのレンズを複数搭載するスマホがリリースされつつあるのがトレンドです。
しかし、低価格帯スマホではコストの関係で見送り…という常識をZenFone Max(M2)を打ち破りデュアルレンズカメラを搭載しております。
更にシーン毎に自動で撮影モードを切り替えるAIカメラまで搭載しているので、カメラの点でも低価格帯スマホとは思えないスペックにGOODです。
AIシーン分析を搭載していて13種類のシーンに分析してくれます。
ピープル、フード、サンセットやドッグ、キャット、それにフラワーやスノー、テキストもAIが判断してくれます。
オンにしておくだけで自動で判断してくれるので、とても楽にシーンに合わせた写真を撮影することができます。
1-4 防水・防塵規格に対応していないのは残念
ZenFone Max(M2)は低価格帯スマホの割にはバッテリー容量と高いスペックを持っているというのが特長です。
しかし、防水・防塵規格には非対応で、防水・防塵規格を満たしていればキャンプやツーリング等のアウトドア派に向いていたはず…というのが惜しい点です。
ただASUSをはじめとする海外スマホメーカーは、日本の防水・防塵規格を満たさないスマホがほとんどなのでZenFone Max(M2)だけが非対応という訳ではありません。
1-5 カメラ画素数は価格相応の画素数
デュアルレンズとAIカメラ搭載という点でも、ZenFone Max(M2)のメリットではありますが、カメラの画素数は価格相応の画素数に収まっています。
飛びぬけて画素数が優れている訳ではないので、その分デュアルレンズとAIカメラの補正によりフォローする…という姿勢のようです。
1-6 総評:26,500円とは思えないほどコスパの良いスマホ
ZenFone Max(M2)を総評してまとめると以下の評価になります。
- バッテリー容量はハイエンドクラスに匹敵する
- 26,500円の低価格なのにスペックはミドルクラスに匹敵
スペックも悪くなく、バッテリー容量の多さは多くの人に好まれるポイントなので汎用性が高く取っ付きやすいスマホに仕上がっています。
初めて海外製スマホに手を出す人や、格安MVNO業者で契約する人でもおすすめできるスマホとしても活用できるスマホです。
ZenFone Live L1レビュー|トリプルスロット搭載のコスパ抜群スマホ次の章では上位版のZenFone Max Proとの比較をしてみます。
2 ZenFone Max (M2)には上位版も存在する
画像引用元:ZenFone Max Pro | ASUS
ZenFone Max(M2)について紹介させていただきましたが、実はZenFone Max(M2)には上位版の『ZenFone Max Pro』も存在します。
発売日は同じで価格も9,000円程高くなっておりますが、果たしてどのようなスマホなのかZenFone Max(M2)とも比較してみましょう。
2-1 上位版ZenFone Max Proとのスペック比較
ZenFone Max(M2)とZenFone Max Proのスペックを比較してみると、以下の表のようになります。
スペック | ZenFone Max (M2) | ZenFone Max Pro |
---|---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon632 (オクタコアCPU) | Qualcomm Snapdragon660 (オクタコアCPU) |
OS | Android 8.1 | Android 8.1 |
内蔵RAM/ROM | 4GB/32GB | 4GB/64GB |
サイズ (幅×長さ×厚さ) | 76.2×158.4×7.7mm | 75.5×157.9×8.5mm |
重量 | 160g | 175g |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
液晶画面サイズ | 6.3型ワイドIPS液晶 | 6.3型ワイドIPS液晶 |
メインカメラ画素数 | 1,300万画素/200万画素 | 1,200万画素/500万画素 |
インカメラ画素数 | 800万画素 | 1,300万画素 |
カラー | ミッドナイトブラック/スペースブルー/メテオシルバー | ミッドナイトブルー/コズミックチタニウム |
発売日 | 2019年3月15日 | 2019年3月15日 |
価格 | 26,500円 | 35,500円 |
基本的に約9,000円の価格が上昇した分、ZenFone Max(M2)をパワーアップさせたスマホと見ていただいて差し支えありません。
細かい違いについては以下のようになります。
2-2 ZenFone Max(M2)から更にバッテリー容量が増えたタフネススマホ
画像引用元:ZenFone Max Pro | ASUS
ZenFone Max(M2)は25,600円のスマホなのに対し、4,000mAhとハイエンドクラスのスマホ並みのバッテリー容量が特長でした。
ZenFone Max Proはその特長を更に伸ばした結果、5,000mAhとなりZenFone Max(M2)から更にバッテリー容量を25%アップさせたスマホです。
これだけのバッテリー容量を誇るスマホは見当たらず、約30万円の価格で度胆をぬいた折り畳みスマホHUAWEI Mate Xですら4,500mAhな事からも驚きのバッテリー容量です。
全てのスマホの中でもトップクラスに長持ちするタフネスなので、
- もうバッテリー切れに悩まされたくない
- モバイルバッテリーを持ち歩くのは面倒
という方におすすめです。
2-3 色は1色減ったがインカメラ画素数が増えた
ZenFone Max(M2)とZenFone Max Proの細かい違いとしては他には以下3点が挙げられます。
- ZenFone Max(M2)が、カラーが1色多い
- ZenFone Max Proはメインカメラ画素数が100万画素少ないが、インカメラは500万画素多い
- ZenFone Max Proの方がCPUの性能が良く、保存先のストレージ容量が多い
この3点以外は同じかサイズと重量が僅かに異なる部分なので、基本的にZenFone Max Proの方が高スペックと言えます。
2-4 更なるバッテリー持ちを求めたい人は上位版がおすすめ
画像引用元:ZenFone Max Pro | ASUS
ZenFone Max(M2)と上位版のZenFone Max Proのどちらを購入したら良いか?と聞かれた場合は価格とバッテリー容量のこだわりで決まるでしょう。
- 価格をとにかく安くしたいスマホが欲しいならZenFone Max(M2)
- 35,500円の価格は許容できるので、バッテリーの持ちを重視するならZenFone Max Pro
それ以外のポイントはほぼ同じですので、価格とバッテリーの持ちで2つの内どちらかを選ぶことになるでしょう。
3 ZenFone Max(M2)がおすすめできる人
画像引用元:ZenFone Max(M2) | ASUS
ZenFone Max(M2)のスペックや特徴をお伝えしましたが、ZenFone Max(M2)が合うおすすめできる人はどんな人か見てみましょう。
3-1 外出先でバッテリー持ちに悩まされている人
ZenFone Max(M2)の最大の特長はバッテリー容量なので、とにかくバッテリー持ちに苦しんでいる人におすすめの1台になります。
スマホユーザーにとってバッテリーの持ちは、切っても切れない悩みですがトップクラスのバッテリー容量は並みのスマホとは比べ物にならない程長持ちしてくれます。
また外出時にも充電機やモバイルバッテリーを持ち歩く方も少なくありませんが、それらの荷物を持ち歩かなくても済むというメリットにもなります。
3-2 旅行に行く事が多い人
これからの季節は春休みやゴールデンウィーク等の長期休暇もありますので、観光や旅行で外出される方も少なくありません。
しかし、観光地というのはバッテリーの充電は宿、ホテルや食事店以外は無い所が多く充電の確保に頭を悩ませる事が多いものです。
ZenFone Max(M2)ならゲームや常時起動させる等消耗が激しい使い方をしなければ長時間バッテリーが持つので外出先で充電切れという事態を避けられます。
万全を期したいなら上位版のZenFone Max Proを購入して、更に大容量のバッテリーを活用すると良いでしょう。
3-3 低価格帯でスペックの良いスマホを探している人
ZenFone Max(M2)は25,600円の低価格なのに対してスペックは低価格帯スマホの中でも高い…というのはお伝えした通りです。
その為、単純に低価格で最新のAndroidが欲しい!特にメーカーややりたい機能とかは決まっていないけど万人向けのスマホが欲しい!という方におすすめできる1台です。
デュアルnanoSIMで複数枚のSIMカードをセット可能、デュアルレンズにAIカメラと格安MVNO業者と格安SIMでやりたい事が一通り出来るスマホです。
低価格帯でスペックもそれなりにあるスマホなので、防水・防塵が必須という方を除けば万人向け出来るスマホと言えるでしょう。
春の新作格安スマホのZenFone Max(M2)はおすすめできる1台
ZenFone Max(M2)のレビューをまとめさせていただきましたが、2019年春の新作スマホの中ではおすすめできる1台になっています。
- バッテリー容量はハイエンドスマホ並の大容量
- AIカメラとデュアルレンズを搭載している
- 26,500円とお手頃価格なので入手しやすい
バッテリー重視のスマホは多数ありましたがデザインやスペックが犠牲になる事が多かったのに対して、ZenFone Max(M2)はフルビューのデザインで安っぽさはありません。
ZenFone Max(M2)のスペックも普段使いは言うまでもなく可能で、負荷の少ないスマホゲーム程度なら出来るスマホになっております。
格安でスマホが欲しい方、バッテリーの持ちが良いスマホを選びたい方は是非ZenFone Max(M2)を検討してみて下さい。
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