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最近はスマホカメラでも非常に高画質な写真・動画が撮影できることで、多くのAndroidユーザーはSDカードに保存しています。
SDカードは消耗品なので、長く使っていると、アクセスできない・開かないといったトラブルが起こる可能性が高まります。
認識しない・読み込まないSDカードの原因によっては、復旧できるケースもあります。
この記事ではSDカードを「認識しない・読み込まない」というときの主な原因と対処法を詳しく解説していますので、確実にデータが取り出せるようにしましょう。
- 認識しない原因を特定
- 機器に合った適切な対応
- 全く認識しない時はプロに相談
SDカードとは
画像引用元: メモリーカード | Western Digital ストア
SDカードとは、PCやデジタルカメラなどのデータを保存するための記憶媒体です。
大容量のデータが保存可能なHDDよりもさらにコンパクトで持ち運びがしやすいのが特徴です。
SDカードの種類
SDカードの種類は「SDカード」と「microSDカード」の2つに分けられます。
microSDカードとは、SDカードをさらにコンパクトにした記憶媒体で、SDカードの約4分の1ほどのサイズで、microSDカードはSDカードサイズの変換アダプタに差し込むことで、SDカード規格として利用することも可能です。
SDカードは種類によってPINの配列や構造が異なるため、データの取り出し方も変わります。
SDカードの寿命
SDカードの寿命は2~3年といわれており、最も影響するのは、「データの書き込み回数」で、書き換え回数の限度はSDカードのタイプによって変化します。
- SLC(Single Level Cell):10万回
- MLC(Multi Level Cell):1万回
- TLC(Triple Level Cell):1000回
書き込み回数の限度が多いタイプや容量の大きさによってSDカードの値段が変化します。
書き込み回数が増えて寿命が近づくと、「エラーが発生する」「読み書きの速度が低下する」「データの読み書きができなくなる」などの症状が発生します。
SDカードはデータの長期保存には適していないため、適度にデータのバックアップを取り、寿命を察知して新しいSDカードに交換しましょう。
SDカードを認識しない・読み込まない時の主な原因
SDカードが認識しない・読み込まない時は、まず原因の特定からはじめましょう。
SDカードのトラブルは、主に次の原因が考えられます。
- SDカードが物理的に故障している
- SDカードが論理的に故障している
- SDカード規格が合っていない
- SDカードと端末の接触不良
- スマホやパソコンの軽微な不調
- SDカードのファイル形式が異なる
- SDカードの故障
- カードリーダーやアダプタなどの故障
- 書き換え回数の上限、経年劣化
- データの誤削除や上書き、フォーマット
- ウイルス感染
SDカードが物理的に故障している
SDカードが認識しない・読み込めないときには、SDカードに物理障害が発生している可能性があります。
物理障害とは、折れる・水没しているなど、SDカード自体が物理的に壊れてしまう障害を指します。
SDカードは精密機械で小さくて繊細なため、少しの衝撃で物理障害が発生するときがあります。
物理障害の主な原因は以下のようなものが挙げられます。
- 折れる・割れる
- 水没する
- 加電圧でショートする
- 経年劣化・書き換え回数の上限
- 端子
SDカードは端子部分に少し傷が入ってしまうと、正常に認識されなくなる可能性があります。
物理障害は部品交換などの作業が必要になるため、個人での復旧が不可ですので、これらの異常が発生している場合にはすぐにデータ復旧業者に相談する必要があります。
SDカードが論理的に故障している
SDカードが認識しない・読み込めないときには、SDカードに論理障害が発生している可能性があります。
論理障害とは、SDカードに保存されたデータが壊れてしまっている障害を指します。
PCなどの機器で、必要なファイルを消してしまうなどの誤操作や、データの読み込み中にSDカードを抜いてしまうなどのトラブルによって発生します。
- データを上書き保存してしまった
- データの誤削除
- 意図しない初期化やフォーマット
- SDカードのデータ読み書き中の取り外し
- SDカードのデータ読み書き中の使用機器のバッテリー切れ
- システムやプログラムファイルの破損
- ウイルス感染
論理障害が発生すると、SDカードで作業を続けたり、データのコピーを行うと、データが上書きされてしまう恐れがあります。
また、フォーマットしてしまうと、データが削除され、データにアクセスすることが不可能になるので絶対にフォーマットしないようにしましょう。
SDカード規格が合っていない
SDカードが認識しない・読み込まない場合、利用する機器とSDカードの規格が合っているかチェックしましょう。
SDカードは保存できる容量別に規格化されています。
SDカードのタイプと対応容量は次の通りです。
SDカードの規格について
規格 | 対応容量 |
---|---|
SD | 最大2GB |
SDHC | 2GB〜32GB |
SDXC | 32GB〜2TB |
SDUC | 2TB〜128TB |
SDカードの規格は下位互換があるため、SDXCに対応している端末にSDカードやSDHCカードを挿れるのは問題ありません。
逆に上位互換がないため、SDHC対応の端末にSDXCカードを入れても使えません。
「SDカードを他の機器に移したら反応しない」
「新しく買ったSDカードがスマホでマントできない」
こうした場合は、お使いの機器とSDカードの規格が合っていない可能性があるのでよくチェックしましょう。
SDカードと端末の接触不良
SDカードや利用端末を長く使っている場合、SDカードや端末の接触不良を起こして反応しないことがあります。
接触不良の原因は様々です。
- SDカードの読み取り部分の摩耗
- 端末のSDカード読み取り部分の摩耗
- SDカードスロット内のホコリや汚れ
軽微な接触不良ならSDカードの挿し直しやSDカードスロットをエアダスターで掃除するだけで解決する可能性があります。
SDカードにアクセスできない・マウントできないという場合には、1度SDカードの抜き差しを試してみるといいでしょう。
正しく差し込みができていない
SDカードを差し込んでいる機器(パソコン)奥までしっかり差し込めていない場合には、SDカードが認識されない場合があります。
正しく認識されるためには、一番奥まで差し込み、機器によっては刺さるとカチッと音がするものもあるため、しっかりと差し込みができているかを確認しておくことが必要になります。
スマホやパソコンの軽微な不調
スマホやパソコンのシステムに不調があると、SDカードが読み取れなくなることがあります。
- 常駐アプリが多くてメモリを消費しすぎている
- SDカードを管理しているシステムアプリがフリーズ
軽微な不調ならスマホやパソコンを再起動するだけで復旧できる可能性大です。
SDカードの抜き差しをしても認識しないようなら、お使いの端末を再起動してみるといいでしょう。
SDカードのファイル形式が異なる
パソコンでSDカードの初期化(フォーマット)をしたことがある場合、初期化時に選択したファイル形式が原因でSDカードにアクセスできない可能性があります。
市販のSDカードは汎用的なファイル形式でフォーマットされていますが、パソコンで初期化すると他のファイル形式も選べます。
初期化時に選択できるファイル形式と対応端末をまとめると次の通りです。
ファイル形式と対応端末
ファイル形式 | Android | Windows | Mac |
---|---|---|---|
FAT16 | 非対応 | 対応 | 対応 |
FAT32 | 対応 | 対応 | 対応 |
NTFS | 非対応 | 対応 | 非対応※1 |
MacOS 拡張ジャーナリング (HFS+) | 非対応 | 非対応※1 | 対応 |
exFAT | 一部対応※2 | 対応 | 対応 |
※1:ソフトウェア導入で対応可能
※2:SDXC対応端末のみ
つまり、NTFSやMacOS拡張ジャーナリングでSDカードの初期化を行うと、Androidスマホではアクセスできなくなるということです。
もし上記のファイル形式による初期化が原因で認識しないなら、以下のファイル形式で初期化し直せば改善します。
- SDカード:FAT16
- SDHCカード:FAT32
- SDXCカード:exFAT
カードリーダーやアダプタなどの故障
カードリーダーやアダプタなどの周辺機器が故障していると、SDカードが正常に認識されません。
- 普段使っているカードリーダーやアダプタ以外に接続してみる
- カードリーダーやアダプタなどの周辺機器を交換する
SDカードに異変が起きていないのにSDカードを復旧しようとすると、トラブルの原因になる可能性があります。
書き換え回数の上限、経年劣化
SDカードのフラッシュメモリの寿命は、データの読み書きを約数千~1万回行うことによって徐々に前兆が現れます。
SDカードは消耗品のため、書き換え回数の上限や経年劣化によって認識されなくなる場合があります。
認識しない・読み込まない時に寿命かどうかをチェックするポイントは以下の通りです。
- 端末とSDカードの規格は合っているか?
- SDカードの接点やカードスロットは汚れてないか?
- 不要なアプリを起動したまま再起動をしないまま使い続けていないか?
- フォーマットする時にファイル形式を間違えていないか?
- 周辺機器が故障していないか?
- 書き換え回数・経年劣化が発生していないか?
寿命の前兆を察知したら、保存しているデータが必要な場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
データの誤削除や上書き、フォーマット
データの誤削除や上書き、フォーマットしてしまうと、データを表示できなくなってしまいます。
安心していただきたいのが、これらの操作をしても、すぐにデータが完全に削除されてしまうわけではありません。
この場合にはデータを取り出す作業が必要になりますが、消えてしまったデータは取り出すのが難しいため、復元ソフトを使うかデータ復旧業者に依頼しましょう。
誤削除やフォーマットの場合には直後であればデータの取り出しができる可能性が高いですが、上書きしてしまうと復旧の難易度が高くなりますのでデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
データを消してしまった場合にはなるべく作業をせず、早急にデータを取り出すことを一番に考えて対処していきましょう。
ウイルス感染
SDカードの場合は特に、ウイルス感染によってデータが破損してしまう可能性があります。
ウイルスの種類の中でも、ランサムウェアにかかってしまうとデータが抜き取られるだけでなく、身代金を要求してくるような犯罪に発展することも少なくないので注意が必要です。
ウイルス感染が疑われる場合には自分で対処すると状況が悪化する可能性があるので、専門の業者に相談するようにしてください。
上記のような原因が発生した場合に、確実にデータを取り出したい場合にはデータ復旧業者に依頼しましょう。
SDカードに対応可能で、数多くの原因に対応できる技術力の高い本当におすすめできるデータ復旧業者は、デジタルデータリカバリーです。
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SDカードが認識しない・読み込まない場合の注意点
SDカードが認識しない・読み込まないときの注意点として、以下の5つが挙げられます。
注意点を知らないまま復旧作業を行ってしまうと、データが取り出せなくなってしまう可能性があります。
そうならないためにも、やってはいけない対処法を抑えておきましょう。
- 通電・電源の切り替え・接続を繰り返さない
- 再起動を控える
- データの読み書き中にSDカードを抜かない
- SDカードを曲げない(無理やり差し込まない)
- 静電気に気を付けるフォーマットしない
通電・電源の切り替え・接続を繰り返さない
通電や電源の切り替えをすることによって、SDカードにも、保存しているデータにも負荷を与えてしまいます。
負荷を与えてしまうことによって、症状が悪化したり、発生していない障害を引き起こしたりする恐れがあります。
また、SDカードが認識しない・読み込めないときに、何度も抜き差しを繰り返す・他の機器で認識されるかどうかを複数の機器で試すのは控えましょう。
最悪の場合データが二度と取り出せなくなる可能性があるので、確認は一度きりにし、データ復旧業者に相談しましょう。
再起動を控える
再起動は気軽に行ってしまう対処法ですが、PC側にとってもSDカード自体にとっても大きな負荷がかかる行為です。
何度も繰り返し再起動を行うことによってPCにもSDカード自体にも悪影響を与えてしまいます。
そうならないために、再起動はせめて1度限りにし、繰り返さないようにしましょう。
データの読み書き中にSDカードを抜かない
データの読み書き中にSDカードを抜いてしまうと、データが正常に記録されない可能性があります。
データの保存状態に問題があると、SDカードが正常に認識されなかったり、保存しているデータが読み取れなくなったりします。
処理中にSDカードを抜かないように気を付けましょう。
SDカードを曲げない(無理やり差し込まない)
曲がったSDカードを元の状態に戻そうと反対側に折り曲げてしまうと、SDカード自体が折れてしまったり損傷してしまう可能性があります。
また、スムーズに差し込めないからといって、無理やり差し込もうとすると、SDカードが折れたり曲がったりする可能性があります。
もし曲がる場所が悪いと、どんな手段でもデータの取り出しが不可能になるかもしれません。
曲がってしまったSDカードはなるべくそのままの状態にし、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
静電気に気を付ける
SDカードはフラッシュメモリの一つあり、フラッシュメモリは静電気に弱いという特徴があります。
とくに乾燥した環境では静電気が起きやすくなるので、以下のような対策も心がけましょう。
- SDカードを扱う前に静電気を除去する
- 静電気を通さない手袋を着用する
- 作業前に水で手を洗う
過度に強い電流が流れることによって、ショートしてしまったり、内部の構造が破損してしまう場合があります。
破損が疑われる場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
フォーマットしない
SDカードが認識されない場合に、「フォーマットする必要があります。」と表示され、指示に従ってしまうとそのままフォーマットされてしまうので注意しましょう。
フォーマットするとSDカードの動作が回復でき、正常に認識されるようになる可能性がありますが、保存されているデータはすべて削除されてしまいます。
フォーマットされてしまったデータの取り出しはデータ復旧業者でも難易度が高く、取り出せたはずのデータが取り出せなくなってしまうかもしれません。
SDカードをフォーマットする場合にはデータのバックアップを取るか、データを復旧してからにしましょう。
SDカードを認識しない・読み込まない時の対処法
続いてSDカードを認識しない・読み込まない時の対処法をチェックしましょう。
しかし、何度も繰り返してしまうと、機器にもSDカード自体にも、保存しているデータにも負荷を与えてしまう恐れがあるので注意が必要です。
SDカードを利用する際に、認識しない・読み込まない時の対処法は以下のとおりです。
- SDカードの規格を確認する
- 物理的に故障していないかを確認する
- 正しく差し込みができているか確認する
- 他のPCに差し込んで認識されるか確認する
- SDカードやコネクタ部分の掃除を行う
- ドライバーを再インストールする
- チェックディスクで修復を試す
- 再起動する
- フォーマット(初期化)する
- データ復旧ソフトを使用する
- データ復旧業者へ相談する
SDカードの規格を確認する
SDカードも日々進化している関係上、規格が変化していきますが、互換性がないSDカードでは正しく認識されない場合があります。
例えばSDXCに対応している端末にSDカードやSDHCカードを挿れるのは問題ありませんが、SDUCカードを入れると利用できません。
下位互換のみで上位互換がないので、SDカードを買ったばかりで認識しない・読み込めない場合には規格が適しているかどうかを確認してみましょう。
物理的に故障していないかを確認する
対処を始める前に、身近で確認できるところの確認をしてみましょう。
外部に損傷がある場合には、それが原因で物理的な障害が発生している可能性があります。
物理的な障害が発生している場合には個人作業による復旧は難しいです。
なるべく何もしない状態で、データ復旧業者に復旧を依頼することが必要になります。
正しく差し込みができているか確認する
SDカードの差し込みが甘くて奥まで差し込めていない場合には、正常に認識されていないこともあります。
まずは以下の2点を確認してみましょう。
- SDカードを奥まで差し込むとカチッと音が鳴る
- 認識できているとランプが点灯する
ただし、SDカードの抜き差しはデータに負荷がかかる行為です。
正しく差し込んでも認識しない場合は別の原因が考えられるので、繰り返し抜き差しするのは避けましょう。
1~2回やってみても認識しないときは、なるべくそのままの状態にして、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
他のPCに差し込んで認識されるか確認する
SDカードを差し込める他のPCに差し込んでみて、正常に認識されるかどうかを確認しましょう。
他のPCで認識されるのであれば、SDカードではなく機器の問題の可能性が高いです。
ただし、何度も抜き差しを繰り返すとSDカードに負荷がかかってしまい、症状が悪化するとデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。
他の機器で試すのは1回だけにし、それでも認識されない場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
SDカードやコネクタ部分の掃除を行う
SDカードにゴミや汚れが付着していたり、SDカードを差し込むコネクタ部分が汚損している場合にはSDカードが正しく認識されないことがあるので掃除を行う必要があります。
注意として清掃する際に息を吹きかけるなど、SDカードに悪影響を与える場合があるので、掃除を行う際には綿棒などを使って丁寧に行ってください。
静電気などの影響もうけることから、なるべく普段からSDカードを利用する環境は清潔に保つことを心掛けるようにしましょう。

「SDカードのデータが突然消えた!」そんな状況で焦った経験はないでしょうか? SDカードは非常にコンパクトで便利な一方で、ちょっと…
ドライバーを再インストールする
SDカードが認識されない・読み込めないときには、ドライバーの再インストールをすることで解決できることがあります。
デバイスっドライバーの再インストール手順は以下のとおりです。
- 「Windowsマーク」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択する
- デバイスの一覧が表示されたら、トラブルが発生しているSDカードのアイコンを右クリックする
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 数分放置し、再度SDカードを接続
- ドライバーが自動的に再インストールされる
デバイスドライバーが正常に再インストールされても尚、SDカードが認識されない場合には、別で問題が発生しています。
チェックディスクで修復を試す
チェックディスク(chkdsk)とは、ファイルシステムのエラーを修復するPCの機能のことです。
ファイルシステムとは、データの所在を管理しているシステムのことを指し、強制終了などが原因でファイルシステムの整合性が乱れると、SDカードが認識できなくなります。
チェックディスクの実行手順は以下のとおりです。
- Windowsマークから、「Windows システム ツール」を選択する
- 「ローカルディスク」を右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「ツール」から「チェック」を選択
- 「ドライブスキャン」を選択
- エラーチェックが開始し、作業完了
しかし注意点として、物理障害や重度の論理障害など、チェックディスクでの修復ができない症状をスキャンしてしまうと、SDカードの状態を悪化させる危険性があります。
症状の判断が難しい場合や確実にデータが取り出したい場合にはチェックディスクを実行せず、データ復旧業者に相談しましょう。
再起動する
SDカードを差し込んでいる機器の電源を再起動することによってSDカードが正しく認識される場合があります。
電源の切り替えはSDカードに大きい負荷を与える行為です。
確認作業の為に再起動は一度きりにし、その上で認識しない場合にはSDカードを取り外して保管し、データ復旧業者にデータの取り出しを依頼する必要があります。
フォーマット(初期化)する
データが消えても使用し続けたい場合には、SDカードをフォーマットしましょう。
SDカードをWindows10でフォーマットする手順は以下のとおりです。
- Windowsマークを右クリックし、エクスプローラーを開く
- SDカード(フォーマットしたい)のアイコンのメニューを右クリック
- フォーマットを選択
- フォーマット完了
注意点として、一度故障したSDカードはフォーマットして動作復旧したとしても、再度トラブルが発生する場合があります。
また、SDカードに保存されているデータはすべて削除されてしまいます。
SDカードの動作が復旧したいだけでなく、データが必要な時はデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復旧ソフトを使用する
復元ソフトは無料~有料のものまであり、軽度の論理障害であればデータの取り出しが可能な場合があります。
認識されない・読み込めないSDカードは、データ復元ソフトを用いてデータを復元できる場合があります。
しかし、復元ソフトで解消できる問題は限られており、SDカードが認識しない原因によっては状態がさらに悪化してしまう危険があります。
使いこなすのにそれなりの知識が必要で、必要なデータを古い情報で上書きしてしまうこともあります。
万が一データが消えてしまっても問題ないという方は一度試してみると復旧できる可能性があります。
データ復旧業者へ相談する
データ復旧の確率が最も高いのはデータ復旧業者に依頼することですので、困ったときは相談しましょう。
データ復旧業者では、個人では対応ができない物理障害や重度の論理障害にも対応できる業者があるため、リスクが少なくデータの復旧ができます。
しかし、データ復旧業者は業者によって復旧技術に差があるので、選ぶ時は、データ復旧の技術力が高い業者を選んで相談しましょう。
また、SDカードからのデータ復旧は種類や企画によって復旧作業が異なることから、対応できる業者は限られているため、業者に依頼する前に事前に機器の対応範囲を確認しましょう。
本当におすすめできるデータ復元業者はこちら
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従業員数 | 164名 (エンジニア40名以上在籍) |
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運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
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デジタルデータリカバリーの依頼・相談・見積もりの申込み方法
データ復旧できるか、料金はいくらくらいかかるのかなど、デジタルデータリカバリーは24時間365日、相談を受け付けています。
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万が一の時は速やかに相談しましょう。
以下、デジタルデータリカバリーへの相談手順を解説しますので、参考にしてください。
手順1:デジタルデータリカバリー公式サイトにアクセスする
手順2:メール診断・見積もりはこちらをタップする(電話でも相談可能)
手順3:データが入っている機種などの情報を選択・入力する
手順4:画面の指示通りに入力して「上記内容で送信する」をタップする
SDカードが使用されている主な機器
SDカードを使用している機器は主に以下のようなものがあります。
- PC
- スマホ
- ビデオカメラ・デジタルカメラ・監視カメラ
- ドライブレコーダー
- ゲーム機(switchなど)
- プリンター
度の機器で扱うかによってSDカードの適性があり、「SDカードの中では容量が多い」「データの読み書きのスピードが速い」「書き換え回数が多い」などの特徴があります。
多くの機器に使用されているため、SDカードは種類によって内部の構造が異なるため、データを取り出すための手段も違います。
よってSDカードのデータ復旧は復旧作業の中でも難易度が高いといわれています。
機器別の対処法も紹介していますが、確実にデータを取り出したい方や作業が不安な方は、データ復旧業者に依頼しましょう。
SDカードが認識しない・読み込まない時の機器別の対処法
ここまで基本的な対処法を紹介してきましたが、それらに加えて機器別に対処法を紹介していきます。
SDカードを利用している主な機器の種類は以下のとおりです。
- スマホ
- PC
- その他の機器(ゲーム機、ドライブレコーダー)
スマホでSDカードを利用している方の対処法
AndroidスマホでSDカードが認識できない時は、電源を切ってSDカードを抜き差ししてみましょう。
また、SDカードを利用するアプリのキャッシュクリアでも改善することがあります。
Android(アンドロイド)の対処法
- 電源をOFFにする
- SDカードを抜く
- SDカードの接点を柔らかい布で掃除する
- SDカードスロットを掃除する
- SDカードを挿れる
- 電源をONにする
- 設定を開き「ストレージ」をタップ
- SDカードが認識されているかチェック
これでSDカードが認識すればOKです。
本体設定でSDカードが認識されていても利用できない場合には、SDカードを使いたいアプリのキャッシュクリアを試してみましょう。
- 設定を開く
- 「アプリと通知」をタップ
- 「アプリ情報」をタップ
- キャッシュクリアするアプリを選択
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
PCでSDカードを利用している場合の対処法4つ
パソコンでSDカードが認識しない場合には、スマホ同様に電源の再起動やSDカードの抜き差しが有効です。
また、Windowsではドライバーの再インストールで復旧できる可能性があります。
Windows10
- スタートボタンからシャットダウン
- SDカードを抜く
- SDカードの接点やSDカードスロットを掃除する
- SDカードを挿れる
- パソコンの電源をONにする
- スタートボタンをクリック
- 「Windowsシステムツール」内の「コントロールパネル」をクリック
- 「ハードウェアとサウンド」をクリック
- 「デバイスマネージャー」をクリック
- SDカードが認識されているかチェック
画像引用元:[Android]アプリのキャッシュデータを削除する方法|Y!mobile
ここでデバイスマネージャーにSDHC等が表示されていればSDカードの認識はOKです。
ちなみに上の画像ではカードリーダー経由なので、SDカードが「ボリューム」として表示されています。
また、認識されていても使えない場合には、デバイスマネージャーからドライバーの再インストールを試してみましょう。
- デバイスマネージャーを開く
- SDカードの項目を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」をクリック
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
- SDカードを挿し直す
- 自動的にドライバーがインストールされるのを待つ
これでSDカードのドライバー再インストールは完了です。
これでも認識されない場合にはトラブルシューティングを行い状況を把握し、問題を突き止めましょう。
- Windowsボタンから設定を選択する
- 設定の中から「更新とセキュリティ」を選択する。
- 更新とセキュリティの中から、「トラブルシューティング」を選択する
- トラブルシューティングで表示された「追加のトラブルシューティングツール」を選択し、トラブルシューティングを実行する。
- トラブルシューティングを行うことによって、SDカードやPCに起きている問題を解明し、正常に戻すことができる可能性があります。
- さらに、CHKDSKを実行することによって、ファイルシステムなどのエラーを修復することができます。
- SDカードをPCに接続する
- キーボードの「Winsowsボタン」と「R」を同時に押し、「cmd」と入力する
- コマンドプロントの画面が表示されたら、画像のように「chkdsk E:/ F」と入力する
- 修復、スキャンが実行され、終了後SDカードが正しく認識するかどうかの確認を行う。
Windows7
Windows7もWindows10同様の手順で、再起動とSDカードの挿し直しを試すのが基本となります。
また、ドライバーの再インストールも有効ですが、ドライバー削除の手順がWindows10とは若干異なります。
- スタートボタンをクリック
- コンピューターを右クリック
- プロパティをクリック
- デバイスマネージャーをクリック
- SDカードの項目を右クリック
- 「削除」をクリック
- アンインストールの確認画面で「OK」をタップ
- SDカードを挿し直す
- 自動的にドライバーがインストールされるのを待つ
これでWindows7のドライバー再インストールは完了です。
Mac
- 画面左上のリンゴマークの「システム終了」からシャットダウン
- SDカードを抜く
- SDカードの接点やSDカードスロットを掃除する
- SDカードを挿れる
- パソコンの電源をONにする
- Finderのメニューから「移動」→「ユーティリティ」を開く
- 「ディスクユーティリティ」を開く
- SDカードが認識していればOK
ここでディスクユーティリティにSDカードが表示されていなければ、SDカードが故障している可能性があります。
また、MacBookなどSDカードを直挿しできる端末では、First Aidで修復できる可能性があります。
- ディスクユーティリティを開く
- SDカードを選んでFirst Aidをクリック
- 確認画面で「実行」をクリック
First Aidを実行すると修復作業が自動的に進みます。
問題なく修復が完了したら、SDカードが利用できるかチェックしてみましょう。
その他の機器でSDカードを利用している場合の対処法
ゲーム機やレコーダーでSDカードが認識しない場合には、電源OFF/ONとSDカードの抜き差しで対処します。
また、ゲーム機の場合は本体ソフトウェアのバージョンアップで改善することもあるので、直らない場合は本体更新も試してみましょう。
ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)
ニンテンドースイッチにSDカードが認識されなくなった時には、以下の方法を試しましょう。
- 電源ボタンを長押し
画像引用元:【Switch】本体の電源をOFFにする
- 「電源オプション」→「電源OFF」を選ぶ
- 背面のカバーを開けてSDカードを取り出す
- SDカードの接点やSDカードスロットを掃除する
- SDカードを挿す
- 電源を入れる
これでSDカードが認識すればOKです。
もし改善しないようなら、以下の手順で本体ソフトウェアのアップデートがないかチェックしましょう。
- HOMEメニューの「設定」を選ぶ
- 「本体」→「本体の更新」を選ぶ
画像引用元:本体更新情報|Nintendo Switch サポート情報|Nintendo
本体が最新バージョンに更新できたら、SDカードが正常に認識するかチェックしてみましょう。
3DS
- 電源ボタンを長押しして電源をOFFにする
- プラスドライバー(1番)で背面カバーのネジを緩める
(構造上ネジは外れません。)
- 裏蓋のツメから開ける
- SDカードを取り出す
- SDカードの接点とSDカードスロットを掃除する
- SDカードを挿して電源ON
これでSDカードが認識すればOKです。
また、3DSのソフトウェアが最新でない場合はアップデートで改善する可能性があります。
- ホーム画面で本体設定を選ぶ
- 「その他の設定」を選ぶ
- 「本体の更新」を選ぶ
本体が最新バージョンに更新できたら、SDカードが正常に認識するかチェックしてみましょう。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーの場合には、事故や衝撃によってデータが破損してしまったり、物理的な障害が発生している可能性が高いです。
また、容量が上限になると過去のデータに上書きして保存される機器が多く、復旧できないケースもあります。
複雑な場合が多いため、個人作業はなるべく行わず、データ復旧業者に相談しましょう。
SDカードが認識しないときによくある質問
ここでは、SDカードが認識しない時によくある質問を紹介していきます。
判断を間違えると、データが取り出せなくなってしまう可能性もあるため、疑問点は取り除きましょう。
- SDカード、microSDカードが同じ要領ならどちらを買うべき?
- SDカードの弱点は?
SDカードとmicroSDカードが同じ容量ならどちらを買うべき?
SDカードとmicroSDカードが同じ容量で同じ値段であれば、どちらを買うか迷ってしまうかもしれません。
SDカードの規格で差し込む機器に利用する前提であれば、SDカードを購入することをおすすめします。
microSDカードはSDカードの変換アダプタに差し込んで扱うため、接触不良の可能性が増えてしまいます。
SDカードの弱点は?
SDカードの弱点は以下のようなものが考えられます。
- 静電気
- 水没
- 熱
これらはPCなどのSDカードを使用している機器の管理状況によって弱点を避けることができます。
これらはそのまま寿命にも影響を与えるため、長く利用したい場合には各現象の対策をしておくといいでしょう。
SDカードが認識しない・読み込まない時の原因・対処まとめ
今回はスマホやパソコンでSDカードが認識しない・読み込まない時の主な原因と、自力で対処する方法について解説しました。
SDカードが故障してしまうと個人で対処するのは難しくなりますが、他の原因なら十分復旧する可能性があります。
これだけでSDカードが再び使えるようになることもあるので、突然認識しなくなった・読み込まなくなった際はぜひ試してみてください。
なお、主な対処法で改善しない場合にはSDカードが故障している可能性が高まります。
SDカードが故障して、保存しているデータを確実に取り出したい場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
- SDカードの規格を確認する
- 物理的に故障していないかを確認する
- 正しく差し込みができているか確認する
- 他のPCに差し込んで認識されるか確認する
- SDカードやコネクタ部分の掃除を行う
- ドライバーを再インストールする
- チェックディスクで修復を試す
- 再起動する
- フォーマット(初期化)する
- データ復旧ソフトを使用する
- データ復旧業者へ相談する