新幹線のフリーWi-Fiに接続する方法|登録・ログインの手順を解説

新幹線でもWi-Fiを使えるのはご存知ですか。新幹線ではトンネルを通ることも多いため、通常のデータ通信では不安定になることもあります。また、電車内で時間を潰す時に動画を見る方も多いでしょう。そんな時に安定したデータ通信と通信量の節約もできるShinkansen Free Wi-Fiがおすすめです。
  • 2021年11月14日
  • by.araki

新幹線 Shinkansen Free Wi-Fi

本記事では、新幹線で利用できる「Shinkansen Free Wi-Fi」の使い方や通信速度などについて解説します。

新幹線に乗っている最中は、仕事や暇つぶしのため、普段以上にインターネットに繋ぎたくなることが多いのではないでしょうか。

しかし長旅だと、データの消費量が心配になりますよね。

そんな時に役立つのが、新幹線で利用できるフリーWi-Fiです。

Shinkansen Free Wi-Fiのまとめ
  • 東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で使えるフリーWi-Fi
  • 誰でも無料で利用可能
  • 通信速度は下り平均3.03Mbps
  • YouTube視聴も問題なし

トップ画像引用元:Shinkansen Free Wi-Fiへようこそ!

Shinkansen Free Wi-Fiとは

Shinkansen Free Wi-Fi

画像引用元:Shinkansen Free Wi-Fiへようこそ!

「Shinkansen Free Wi-Fi」は、2018年に東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の全車両で開始されたフリーWi-Fiサービスです。

JR東海・JR西日本・JR九州が提供しており、JR東海とJR九州ではNTTグループの回線が、JR西日本ではauの回線がそれぞれ使われています。

メールアドレス登録するか、SNSなどで認証すれば、誰でも無料で利用できます。

長い新幹線での旅でデータ消費したくないという人は、Shinkansen Free Wi-Fiでインターネットに接続しましょう。

ただ、少々面倒なのは、30分ごとに接続が切れて再ログインを求められることです。

しかし30分したら使えなくなるというわけではなく、再ログインすればまた30分間使えるのでご安心ください。

Wi-Fi規格と対応周波数帯

Shinkansen Free Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しています。

いわゆる「Wi-Fi 5」です。

なので、ほとんどの端末で普段通り接続できると考えて問題ありません。

対応周波数帯は2.4GHzと5GHzです。

8言語に対応

Shinkansen Free Wi-Fiは日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、タイ語の7カ国8言語に対応してます。

外国の人にもよかったら教えてあげてください。

ここまでのメモ
  • Shinkansen Free Wi-FiはJR東海・JR西日本・JR九州が提供するフリーWi-Fi
  • 東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で使える
  • 上記の全車両で使える
  • メールアドレス登録やSNS認証などすれば無料で使える
  • Wi-Fi 5の2.4GHzと5GHzに対応
  • 7カ国8言語に対応

新幹線のフリーWi-Fiに接続する方法

Shinkansen Free Wi-Fi

画像引用元:N700A・N700系車内での無料Wi-Fiサービスについて|JR東海

東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の車両に乗ると、ネットワーク一覧に「Shinkansen Free Wi-Fi」が表示されます。

後は普段Wi-Fiに接続する時と同じように、それに接続すれば良いのです。

スマホからもパソコンからも接続できます。

iPhoneの場合
  1. 「設定」を開く
  2. 「Wi-Fi」をタップ
  3. 「Wi-Fi」をオンにする
  4. 「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択してタップ
  5. 利用規約を確認して同意にチェック
  6. 「インターネットに接続する」をタップ
Androidの場合
  1. 「設定」を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップ
  3. 「Wi-Fi」をタップ
  4. 「Wi-Fi」をオンにする
  5. 「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択してタップ
  6. 利用規約を確認して同意にチェック
  7. 「インターネットに接続する」をタップ

接続できたら自動的にログイン画面が表示されます。

画面の案内に従ってログインすれば完了です!

ログイン方法一覧
  • メールアドレスでログイン
  • Twitterでログイン
  • Facebookでログイン
  • Googleアカウントでログイン
  • Yahoo! JAPAN IDでログイン

新幹線のフリーWi-Fiの速度を測ってみた

RBB SPEED TEST

画像引用元:「RBB SPEED TEST」をApp Storeで

Shinkansen Free Wi-Fiの通信速度を実際に測ってみました。

計測方法は以下の通りです。

測定場所・測定方法
  • 新幹線のぞみで測定
  • 2018年10月に測定
  • 東京~名古屋間で10回測定
  • iPhoneで「RBB SPEED TEST」を利用して測定

すると、次のような結果が出ました。

Shinkansen Free Wi-Fiの速度

項目下り速度
(単位:Mbps)
上り速度
(単位:Mbps)
1回目2.243.75
2回目1.476.60
3回目5.205.20
4回目2.044.05
5回目2.894.95
6回目3.042.45
7回目3.563.56
8回目2.625.55
9回目2.806.95
10回目4.444.54
平均速度3.034.76

平均速度は下り3.03Mbps、上り4.76Mbpsと、正直そんな速くはなかったですね。

通信速度というのは、地域や時間帯、利用中のユーザー数によって常に変動するものではあります。

ただこの調査は、平日昼間の空席が見られる時に行ったものなので、休日や帰省ラッシュなど混雑時はもっと速度が遅くなる可能性が高いです。

ちなみに今回計測に使ったアプリ「RBB SPEED TEST」は以下のリンクからダウンロードできます。

アプリダウンロードはこちら
アップルストア グーグルプレイ

Shinkansen Free Wi-Fiの通信速度でできること

よく目安として、1MbpsあればYouTubeの標準画質(480p)を快適に再生できるとされています。

必然的にYouTubeの標準画質(480p)より軽いWebサイトなども1Mbpsで大丈夫ということです。

そのため、今回のように平均3.03Mbps出ている状態なら、多くの人にとってさほど問題を感じずに利用できることでしょう。

しかし高画質(720p)以上で快適に視聴するには5Mbpsは必要だとされています。

ただ、何をもって快適と感じるかは人それぞれではあります。

ある人にとっては遅い速度でも、別の人にとっては速く感じる速度かもしれません。

OSアップデートやアプリのダウンロード時は制限される

Shinkansen Free Wi-Fiでは、限られた通信容量をより多くの人に使ってもらうために、OSアップデートやアプリのダウンロード等は制限する場合があると案内されています。

制限されると通信速度が極端に落ちていつまでもダウンロードできない状態になってしまうため、Shinkansen Free Wi-Fi接続時はOSアップデートやアプリダウンロードは控えるようにしましょう。

JR東日本でも類似サービスを提供中

以上、新幹線で利用できる「Shinkansen Free Wi-Fi」の使い方や通信速度などについてでした。

Shinkansen Free Wi-Fiのまとめ
  • 東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で使えるフリーWi-Fi
  • 誰でも無料で利用可能
  • 通信速度は下り平均3.03Mbps
  • YouTube視聴も問題なし

Shinkansen Free Wi-Fiは東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の全車両で利用できる、無料のフリーWi-Fiです。

また、Shinkansen Free Wi-Fiの他にも、JR東日本が提供している「JR-EAST FREE Wi-Fi」というのがあります。

こちらも無料で、東北・北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の一部車両で使えます。

JR-EAST FREE Wi-Fiが使えるところ
  • 東北・北海道新幹線(E5系はやぶさなど)
  • 山形新幹線(E3系つばさなど)
  • 秋田新幹線(E6系こまちなど)
  • 上越新幹線(E4系・E7系ときなど)
  • 北陸新幹線(E7系かがやきなど)

長い旅の途中でなるべくSIMのデータ消費したくないという人は、Shinkansen Free Wi-FiやJR-EAST FREE Wi-Fiを利用してデータを節約しましょう。

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。
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