
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
この記事では、iPhone 15におすすめの格安SIMと、格安SIMの選び方やiPhone 15への設定方法について解説します。
多くの格安SIMでは最新iPhoneであるiPhone 15の取り扱いがありません。
しかし、キャリアのiPhoneにSIMロックがなくなったため、キャリアやApple StoreでiPhoneを購入し、格安SIMで利用する人が増えています。
とはいえ、格安SIM選びを間違えると、データ量不足や家族が高くなる等の理由で、キャリア契約に出戻りすることに。
iPhone 15を格安SIMでお得に使いたい人は、ぜひ本記事でおすすめ格安SIMと選び方・設定方法をチェックして後悔のない乗り換えをしてください。
iPhone 15向け格安SIMの選び方
まずは、iPhone 15向けの格安SIMを選ぶ際のポイントをチェックしましょう。
どの格安SIMもそれぞれ異なる特徴があるため、単純な月額料金だけの比較は厳禁です。
以下に紹介するポイントとご自身の使い方を照らし合わせて、1番ぴったりと感じる格安SIMを選んでください。
- 利用したいデータ量の料金を比較する
- 付随するサービス・割引をチェック
- サポートの有無をチェック
- 回線が変わる場合は提供エリアをチェック
利用したいデータ量の料金を比較する
格安SIMを選ぶ際は、普段利用するデータ量にあったプランと月額料金を比較しましょう。
例えば、毎月3GBで足りる人なら、格安SIM各社の月額料金は次のようになります。
格安SIM | 契約データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
LINEMO | 3GB | 990円 |
ahamo | 20GB | 2,970円 |
楽天モバイル | 〜3GB | 1,078円 |
ワイモバイル※1 | 3GB | 990円 |
UQモバイル※2 | 4GB | 1,078円 |
※1:シンプルSでおうち割 光セット(A)適用時
※2:ミニミニプランで自宅セット割適用時
3GB以下で使う場合の月額料金をみると、ahamoは選ばない方が安く使えることがわかります。
また、ワイモバイルとUQモバイルは割引適用でお得な料金ですが、対象のネット回線がないと上記の価格より1,000円以上高くなってしまいます。
格安SIMでiPhone 15をお得に使うなら、使うデータ量にあったプランを選ぶようにしましょう。
付随するサービス・割引をチェック
格安SIMは、利用できる付随サービスや適用できる割引を必ず確認して選びましょう。
今回おすすめの格安SIMなら、それぞれ注目したいポイントは次の通りです。
特に、LINEMOの「LINEデータ消費なし」やahamoの「5分通話無料」は、普段から利用している人に大きなメリットがあります。
また、楽天モバイルは最新iPhoneの取り扱いがあり、iPhone 15もポイント還元の対象になるでしょう。
ワイモバイルとUQモバイルは割引なしだと割高になってしまうので、割引条件をしっかり確認した上で申し込む必要があります。
サポートの有無をチェック
初めて格安SIMを契約する人は、それぞれのサポート有無を確認したうえで申し込みましょう。
オンライン申し込み専用のLINEMOとahamoは、原則としてサポート情報を確認しながらセルフサポートとなります。
楽天モバイルは店頭で手続きのサポートがありますが、お住まいの地域によってはショップが少ない場合があります。
一方で、ワイモバイルとUQモバイルは本ブランドのキャリアショップでサポートしてくれるようになりました。
格安SIMにサポート体制を求めるなら、上記を参考にどの格安SIMを契約するか決めましょう。
回線が変わる場合は提供エリアをチェック
今利用しているキャリアと検討している格安SIMの回線が異なる場合は、必ず提供エリアをチェックしましょう。
キャリアのスマホは、「全国どこに行っても大抵繋がる」という印象の人も多いようです。しかし、利用地域によっては他キャリアに乗り換えて回線は弱くなる可能性がゼロではありません。
特に山間部は特定のキャリアの回線は問題なくとも、他キャリアは電波が弱い・圏外になる地域もあるようです。
他回線の格安SIMに乗り換える際は、忘れずに提供エリアを確認してから手続きしてください。
iPhone 15におすすめの格安SIM5選
続いて、iPhone 15におすすめの格安SIM5社を厳選して紹介します。
以下で各社の特徴を簡単に解説するので、ぜひ使い方に合った格安SIMを見つけてください。
LINEMO
画像引用元:格安SIM/格安スマホ【LINEMO】公式サイト|ミニプランが最大12カ月基本料実質無料
項目 | ミニプラン | スマホプラン |
---|---|---|
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
通信容量 | 3GB LINEギガフリー | 20GB LINEギガフリー |
速度制限時 | 300Kbps | 1Mbps |
音声通話 | 22円/30秒 通話オプション 通話準定額:月額550円 通話定額:月額1,650円 |
|
ネットワーク | 4G/5G | |
手続き方法 | オンラインのみ | |
新規契約事務手数料 | 無料 | |
詳細 | LINEMO(公式サイト) |
- オンライン専用プラン
- 3GB・20GBの2プラン
- LINEのデータ消費なし
- 20GBプランはLINEスタンプも無料で使える
LINEMOは、ソフトバンクの提供するオンライン専用プランです。
安い3GBプランでもLINEトークやLINE音声通話・ビデオ通話のデータ消費がなくなる「LINEギガフリー」が使えることで、普段からLINEで連絡を取るライトユーザーに人気があります。
また、20GBのスマホプランはスタンプが無料で使える「LINEスタンププレミアム for LINEMO」も無料で使えます。
オンライン専用プランでショップでのサポートはありませんが、お得にスマホとLINEを使いたいなら最適な格安SIMといえるでしょう。
ahamo
画像引用元:ahamo
アハモの基本情報 | |
---|---|
月額料金 | 2,970円(20GB) 4,950円(100GB) |
通信容量 | 20GB/月 100GB/月 |
速度制限時 | 最大1Mbps |
音声通話 | 1回あたり5分以内の国内通話無料 5分超過時は22円/30秒 |
ネットワーク | ドコモの5G・4G |
海外 | 82の国々・地域で利用可能 |
手続き方法 | オンライン・専用アプリ |
新規契約事務手数料 | 無料 |
機種変更手数料 | |
MNP転出手数料 | |
提供開始日 | 2021年3月26日 |
- オンライン専用プラン
- 20GB・100GBの2プラン
- 5分以内の国内通話無料を標準搭載
- ドコモショップで有償サポートあり
ahamoはドコモが提供するオンライン専用プランです。
20GBと100GBに増量する「大盛りオプション」を提供し、主に中容量を使いたい人に人気です。
また、ahamoは標準で1回5分以内の通話が無料になるので、ちょっとした電話が多い人からも選ばれています。
また、1回3,300円かかりますが、申し込みから各種変更手続きをドコモショップでサポートしてもらえます。
安くドコモ回線の格安SIMを安心して使うなら、ahamoがぴったりなサービスとなるでしょう。
2023年初頭から一部地域でドコモ回線が遅いとの声が上がっています。2023年7月28日の説明によると、8月末を目処に改善される見込みとのことです。
楽天モバイル
画像引用元:楽天モバイル
Rakuten最強プランの基本情報 | |
---|---|
月額料金 | 0~3GB:1,078円 3GB超~20GB:2,178円 20GB超~無制限:3,278円 |
通信容量 | 楽天回線:無制限 パートナー回線:無制限 |
速度制限時 | 制限なし |
音声通話 | 専用アプリ使用で国内通話無料 |
ネットワーク | 5G・4G |
海外 | 67の国々・地域で利用可能 |
手続き方法 | オンライン・店舗 |
新規契約事務手数料 | 無料 |
機種変更手数料 | |
MNP転出手数料 | |
提供開始日 | 2023年6月1日 |
詳細 |
- 3GBまでなら1,078円の段階制プラン
- 3〜20GBは2,178円
- 以降は無制限で3,278円
- 専用アプリで国内通話24時間無料
楽天モバイルはドコモ・au・ソフトバンクに続く第4のキャリアですが、料金プランの特徴から格安SIMとして考えていいでしょう。
3GB未満の月は月額1,078円と安く使え、たっぷり使った月も3,278円でデータ量無制限です。
さらに、Rakuten Linkアプリを利用すれば通話料金も無料になります。
他キャリアから乗り換える際はエリア確認が必須ですが、月によって利用するデータ量にばらつきがある人に楽天モバイルはぴったりなサービスです。
ワイモバイル
画像引用元:【公式】ワイモバイル(Y!mobile)- 格安SIM・スマホはワイモバイルで
プラン名 | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
---|---|---|---|
データ量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
通話料 | 22円/30秒 | ||
家族割引 または おうち割光セット | -1,188円 | ||
公式サイト |
- 3GB・15GB・25GBの3プラン
- 家族利用 or 対象ネット回線利用でお得
- 条件が合えば2023年10月開始予定の新プランでもっとお得
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして人気のある格安SIMです。
2023年現在は全国のソフトバンクショップでサポートが受けられることもあり、シニアや子供の初スマホ回線としてよく選ばれています。
【2023年10月開始予定】新プランは条件が合えば今よりお得
また、ワイモバイルは現在3GB・15GB・25GBの3プランですが、2023年10月に4GB・20GB・30GBと今より増量された新プランを開始予定です。
プラン名 | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
---|---|---|---|
データ量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
通話料 | 22円/30秒 | ||
おうち割 光セット(A) (ソフトバンクAir加入) | -1,100円 | -1,650円 | |
PayPayカード割 | -187円 | ||
割引後料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
1GB未満の割引後料金 | - | 1,078円 | 1,078円 |
公式サイト |
新プランはデータ量が多くなった分、割引前の月額料金が現行プランより結構高くなっています。
しかし、割引後は100円前後高いだけでデータ量が増量され、さらにプランM・Lには1GB未満の月の割引もあります。
割引にはソフトバンクAirやPayPayカードが必要ですが、割引条件を満たせる人なら新プランの方がお得になるでしょう。
UQモバイル
画像引用元:【公式】UQ mobile・UQ WiMAX|KDDI・UQコミュニケーションズ
料金プラン | コミコミプラン | トクトクプラン | ミニミニプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 20GB:3,278円 25GB:3,838円 | ~1GB:2,277円 1GB超~15GB:3,465円 | 2,365円 |
対象割引サービス | - | 自宅セット割:-1,100円/家族セット割:-550円 au PAYカードお支払い割:-187円 データ利用量が1GB以下の場合:-1,188円 | 自宅セット割:-1,100円/家族セット割:-550円 au PAYカードお支払い割:-187円 |
データ容量 | 20GB ※増量オプションで25GB | 15GB | 4GB |
超過後の通信速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大300kbps |
国内通話料 | 10分以内無料 超過分22円/30秒 | 30秒22円 | 30秒22円 |
通話オプション | 通話放題:月額1,100円 | 通話放題:月額1,980円 通話放題ライト:月額880円 通話パック(60分/月):月額550円 |
|
公式サイト |
- 4GBが1,078円から使えるミニミニプラン
- 1GB未満990円、1〜15GBが2,178円のトクトクプラン
- 3,278円で20GB・10分通話無料のコミコミプラン
UQモバイルは、auのサブブランドとして長らく人気の格安SIMです。
2023年6月から新プランを開始し、従来より料金プランの選択肢が幅広くなりました。
安定して速い通信速度は従来通りで、使い方にぴったりなプランを選べば今まで以上にお得に使えるでしょう。
iPhone 15で格安SIMを使う設定方法
続いて、iPhone 15でおすすめ格安SIMを初めて使う際の設定方法を解説します。
「格安SIMは設定が難しそう」と感じる人も多いようですが、今回おすすめした格安SIMは共通してiPhone 15に簡単に設定できます。
※本記事で紹介していない格安SIMでは設定手順が異なります。
キャリア設定アップデートが不要だった場合、開通済みの格安SIMのSIMカードをいれるだけで通信可能です。
格安SIMに申し込み&開通作業
iPhone 15で利用する格安SIMに申し込んでSIMカードが届いたら、忘れずに開通作業を行いましょう。
具体的な手順は格安SIMによって異なりますが、通常はSIMカードと一緒に届く書類に記載のURLや電話番号で手続きすればOKです。
eSIMで申し込む場合は各事業者のサポートページで設定方法を確認してから申し込みましょう。
iPhone 15に格安SIMのSIMカードをいれる
格安SIMの開通作業が完了したら、iPhone 15にSIMカードをいれましょう。
この段階でiPhoneのアンテナ表示が「圏外」→「検索中」→「格安SIMの事業者名」に変わった場合は、SIMカードを入れるだけで通信可能な状態になっています。
キャリア設定アップデートがあるか確認
SIMカードをいれるだけでは通信できなかった場合には、キャリア設定のアップデートがあるか確認しましょう。
- iPhoneをWi-Fiに接続
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- キャリア設定アップデートの「アップデート」をタップ
- 手順を画像付きで見る
-
-
STEP.iPhoneをWi-Fiに接続
-
STEP.「設定」を開く
-
STEP.「一般」をタップ
-
STEP.「情報」をタップ
-
STEP.キャリア設定アップデートの「アップデート」をタップ
-
終了
-
以上でiPhone 15で格安SIMを使う設定は完了です。
Wi-FiをOFFにして問題なく通信できるか確認してください。
iPhone 15で格安SIMを使う注意点
最後に、iPhone 15で格安SIMを使う上で注意したいポイントをお伝えします。
キャリアメールの継続利用は有料
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアメールは、回線契約がある場合は無料で利用できます。
しかし、格安SIMに乗り換えてもキャリアメールを継続利用したい場合は、有料での契約となります。
- ドコモ:月額330円
- au:月額330円
- ソフトバンク:月額330円 or 年額3,300円
また、申し込み可能なタイミングも各キャリアで異なるので注意しましょう。
例えば、ドコモは他社への乗り換えなら解約から31日後まで申し込みできますが、ahamoの場合は同時申し込み必須です。
タイミングを逃すと利用できなくなるので、キャリアメールを普段から使っている人は格安SIM申し込み前にキャリアの公式サイトをチェックしてください。
キャリアの端末補償オプションは継続推奨
2023年現在、ドコモ・au・ソフトバンクの補償オプションは、回線契約を解約しても継続利用できます。
そのため、iPhone 15をキャリアで購入して補償オプションに加入している場合、格安SIMに乗り換える際も、補償オプションは継続利用がおすすめです。
キャリアの補償オプションは、1度解約すると再加入できません。
また、Appleで直接AppleCare+に加入できるのはアクティベートから30日間なので、タイミングが悪いと一切補償がない状態でiPhone 15を使うことになってしまいます。
安心してiPhoneを使い続けるため、キャリアの補償オプションはぜひ継続してください。
格安SIM契約前に念のため動作確認一覧をチェック
iPhone 15で格安SIMを利用する際、できるだけ格安SIMの動作確認状況をチェックしておきましょう。
※本記事執筆時点ではiPhone 15発表前のため、動作確認はされていません。
どの格安SIMもiPhoneの動作確認は真っ先にとり、例年通りならiPhone 15での利用に大きな不具合はないはずです。
しかし、契約後に万が一使えないといったトラブルを回避するため、申し込み前に動作確認状況はチェックしてください。
キャリアより速度が遅い可能性あり
キャリアから格安SIMに乗り換えると、通信速度が遅くなったと感じる場合があります。
今回おすすめした格安SIMはキャリアが運営母体なので、通信速度に不満を感じることはないはずです。
もし他の格安SIMに乗り換えを検討するなら、ネットの口コミ等で速度に問題ないかや、許容できる範囲か確認してから申し込んでください。
iPhone 15は格安SIMでも簡単に使える
今回は、iPhone 15におすすめの格安SIM5選と設定方法や注意点を解説しました。
iPhone 15はキャリアで購入してもSIMロックがないので、気軽に格安SIMに乗り換えられます。
また、設定方法についても、基本的にSIMカードをいれて、必要に応じてキャリア設定アップデートだけなので簡単です。
格安SIMは事業者によってデータ量や特徴が異なるので、iPhone 15なら端末との相性は考えず、プラン内容が使い方に合っているかで選べばいいでしょう。
iPhone 15を格安SIMでお得に使いたい人は、ぜひ今回おすすめした格安SIMを検討してみてください。