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スマホを使う上でよく聞くギガ(GB)という言葉があります。
具体的に何なのかよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スマホのギガとは一体何なのか徹底的に解説していきます。
- インターネットの通信量orスマホ本体の容量
- スマホのプランが指定するギガを超えて通信すると制限がかかる
- 1GBだと動画は約2時間程度しか観られない
- ギガを気にせず使うにはWiFiやWiMAX、スマホの大容量通信プランを利用するのが良い
1GBでどのくらいネットが使えるのか、ギガ数を気にしないでネットを使うにはどのようにすれば良いのかなどについても触れていくので、是非参考にしてください。
スマホのギガ(GB)とは?徹底解説
まず、ギガ(GB)とは一体何なのか解説します。
- 情報の大きさを表す際に用いる単位
- インターネットの通信量・スマホの本体容量を表すものが多い
ギガには大きく分けて2種類の意味があります。
インターネットの通信量
ギガは略称であり、本来は「ギガバイト」と呼びます。
キャリアや格安SIMの料金プランにある「月額〇GBが1,980円」という表記で使われるギガ(GB)は、インターネットでの通信量を指します。
WEBサイトへのアクセス、スマホゲームや動画アプリを使う時、SNSアプリで有名人のアカウントをチェックしたり投稿する時など、ネット通信を行う時はギガ(GB)が消費されてます。
スマホの本体容量
また、一方でスマホの本体容量を示す単位もギガ(GB)が使われています。
iPhoneを購入する時に見る「128GB」や「64GB」は、スマホに保存できるデータの容量を意味しています。
つまり、アプリや写真、音楽、動画のようなデータをスマホにどのくらい保存できるかという目安です。
今回は、ネット通信量のギガについて重点的に解説していきます。
1GBは1,000MB
ちなみに1GBは1,000MB(メガバイト)と同じ値を示しています。正確には1,024MBですが、1,000で認識していてもそれほど不都合はありません。
画像や動画のデータ量などはこちらのMBのほうが馴染み深いのではないでしょうか。
また1MBは1,000KB(キロバイト)です。
- 1,000KB≒1MB
- 1,000MB≒1GB
キロバイトはガラケーのときにやたら目にした気がします。もちろん、今でもデータ量が少ないテキストデータなどはKBで表されています。
「ギガがない」とはどういう意味?
スマホを使っていると「ギガがない」「ギガが減っている」と口にする人がいます。
これは一体どのような意味なのでしょうか。
- 通信の場合:月のデータ通信量を使い切った
- 容量の場合:写真や動画を保存しておく容量がない
スマホの料金プランで指定されているネット通信量の上限に達している
「ギガがない」と言って月末に焦っている人が多いのは、スマホのプランで指定されているネット通信量の上限に達しているのが理由です。
例えば、「月額3GBが3,980円」というプランの場合、月初から月末まで上限3GBまで使えるということになります。
※締め日はキャリアや格安SIMによって異なる場合があります。
そして月の途中で3GB使い切ってしまうと、ネットの通信速度が著しく遅くなる通信制限がかかってしまいます。
WEBサイトを読み込むことすら難しい程度の通信速度になるので、「ギガがない」と焦ってしまうのも納得できます。
使い切ってしまったギガが復活するためには翌月まで待つか、追加料金を支払ってギガをチャージするかのどちらかです。
チャージ料金の相場も1GBあたり1,000円程度なので、何度も追加していると請求額がかなり高くなってしまいます。
だからこそ、月末に必死に耐えている人が多いのです。
スマホ本体に保存されたデータ量が多く容量がいっぱいの状態
ギガはネットの通信量だけでなくスマホの本体容量を示す場合もあります。
スマホの本体容量を指して「ギガがない」「ギガが減っている」というのは、スマホにデータを保存しすぎて容量がいっぱいになってしまっている状態です。
スマホの本体容量がいっぱいになってしまうと、スマホの読み込みが遅くなったり、それ以上アプリや写真の保存ができなくなるなどかなり不便です。
SDカードが入る機種ならSDカードにデータを移したり、iCloudやGoogleなどのクラウドサーバー上にデータを移動させてスマホ本体をすっきりさせる必要があります。
1GBでどのくらいネットが使える?
ギガ(GB)について理解が深まったところで、1GBでどの程度ネットが使えるのか紹介します。
- 動画は約2時間視聴できる
- 音楽は約17時間
- ビデオ通話は約3時間※FaceTimeは6時間程度
- 音声通話(LINE通話など)は33時間程度
- WEBサイトの閲覧は2,000ページ以上
ネット上にあった数多くの検証データを参考にしています。
YouTubeの動画は1GBで約2時間視聴できるということですが、画質や音質が良い場合はさらにギガを消費します。
音楽も同様に、音質によって消費するギガが異ってきます。
FaceTimeであれば6時間は使えるそうなので、iPhoneでビデオ通話をするならLINEやSkypeよりもFaceTimeがおすすめです。
LINE通話のようなネット回線を使用した通話の場合は、33時間程度通話できることがわかりました。
WEBサイトの閲覧は2,000ページとありますが、こちらも1ページあたりに掲載されている画像や動画の数によって通信量が異なってくると思われます。
どのくらいギガを使ったのか確認する方法
この章では、自分がどのくらいギガを使ったのか確認するにはどうすれば良いのか解説します。
iPhoneの場合
iPhoneでは、「設定アプリ→モバイル通信」の順で自分が使っているギガを確認することができます。
ただし、アプリがカテゴライズされており、それぞれのカテゴリーごとにギガが計算されているので、スマホ全体で使っているギガを知るにはそれらを合算しないとわかりません。
また、計算のリセットは手動で行う必要があり、モバイル通信の下部にある「統計情報をリセット」をタップするとリセットが可能です。
あくまで目安を計算しているだけなので、実際使用しているギガとは若干数値が前後する可能性があります。
Androidスマホの場合
Androidスマホでは、「設定アプリ→ネットワークとインターネット→データ使用」の順にタップします。
これはXperiaスマホの順番であり、機種によって若干操作が異なると思われます。
Androidスマホでは、スマホ全体で使っているギガ数を一度に確認できるので、iPhoneよりもわかりやすいです。
ただし、こちらもiPhoneと同様に目安を計算しているだけなので、実際使用している数値とは異なる場合があります。
キャリアの会員サービスでも確認できる
My docomoやMy auのようなキャリアの会員サービスでも、使用しているギガ数を確認することができます。
過去分も確認することができるので、過去数ヶ月間に自分がどのくらいギガを使用したのか平均値を割り出すことができるでしょう。
正確さはキャリアの会員サービスが1番だと思われます。
また、キャリアだけでなく格安SIMでも同様のサービスを取り扱っている場合があります。
ギガを気にせずにネットを使うにはどうすれば良い?
画像引用元:【公式】Broad WiMAX(ワイマックス)| 工事不要のWi-Fiルーター
次に、通信制限を気にせずにネットを使うにはどのようにすれば良いのか解説します。
- Wi-Fiに接続できる場所でスマホを使う
- 30GBや60GBのようなキャリアや格安SIMで取り扱っている大容量プランを利用する
- WiMAXのような持ち運びできるWi-Fiルーターとスマホをセットで使う
Wi-Fiに接続できる環境で使用する
スマホのモバイル通信を利用すると、契約中の各プランに指定されているギガを消費してしまいます。
しかし、Wi-Fi回線を使えば、スマホで契約しているプランのギガを消費することはありません。
つまり、ギガを気にすることなく好きなだけネットを使うことができるということになります。
Wi-Fiを使う方法は、自宅で契約しているフレッツ光などの固定回線に接続したり、駅やレストランなどに通っている無料のWi-Fiを使用するなどがあります。
特に、スマホを操作する時間が多い自宅でWi-Fiを使うことができれば、ギガを大幅に節約することができるでしょう。
キャリアや格安SIMの大容量プランを利用する
キャリアや格安SIMでは、30GBや60GB、無制限のような大容量プランを取り扱っています。
前述の通り、自分が使っているギガ数を確認することはできるので、普段ストレスなく使っているギガ数に合うプランを選べば、快適にネットを使用することができるでしょう。
大手3キャリアはもちろん、格安SIMにも10GB以上の大容量プランはあります。
ギガが多い分料金も高くなるので、毎月のスマホ料金の予算と照らし合わせて適切なプランを選びましょう。
WiMAXなどの持ち運びできるWi-Fiルーターとセットで持つ
自宅に固定回線があるのが1番ギガの節約に効果的ですが、固定回線は立ち会いの工事が必要であったり、高額な工事費用がかかるなど、かなり手間がかかります。
そこでおすすめなのが、工事不要で持ち歩くことができるWiMAXのようなWi-Fiルーターを活用することです。
固定回線と比べると通信品質は劣りますが、動画や音楽なども快適に楽しめるレベルの通信速度なので支障はないでしょう。
工事の手間も高額な工事費もかからないので、リーズナブルに運用することができます。
また、自宅だけでなく外出先にも持ち運ぶことができるので、どこでもスマホのギガ数を使わずにネットを楽しめます。
ただし、3日間で10GB使うと一時的に通信制限がかかる帯域制限が設けられている場合もあるので、使い過ぎには注意する必要があります。
ポケットWiFiの無制限・縛りなし・レンタルで安いおすすめランキングどのくらいギガがあれば足りるの?
画像引用元:NTTドコモ 5G
次に、どのくらいのギガがあれば足りるのか、それぞれの利用シーンごとに解説していきます。
- 基本2GB以上は欲しい
- 2GB:調べものするくらい
- 5GB:SNSを閲覧・投稿する
- 7GB以上:動画や音楽をスマホで楽しみたい
スマホには自動更新があるので1GBだと心許ない
スマホは基本的に何も操作していない状態でも、常に最新の状態に保とうと自動的に通信を行っています。
1回あたりの自動更新の通信量はかなり少ないですが、それが繰り返されるとかなりギガ数を使ってしまうことになります。
そのため、ネットで軽く調べ物をする程度というライトユーザーの人でも、1GBでは少し心許ない可能性があります。
単なる通話手段としてスマホを持っているのであれば1GBでも問題はないですが、少しでもネットを使う予定なら1GB以上あった方が無難です。
ネットで調べ物をする程度なら2GBあると安心
前述の通りスマホには自動更新があるので、自分がネットを使っていないと思っていても、知らない間にある程度ギガ数を使ってしまっている可能性が高いです。
そのため、ネットで調べ物をする程度のライトユーザーの人でも、2GB程度は使える状態にしておくと安心です。
キャリアの料金プランで2GB使うとなると従量制プランになるので、使ったら使った分だけ料金が上がることになります。
また、2GB到達時の料金も各種割引が適用できた状態の最安値で2,000~3,000円程度となるので少々割高です。
一方で、格安SIMは時間帯によって通信品質が不安定になるというデメリットはあるものの、2GB程度なら1,000円台で使うことも可能です。
ネットで調べ物をする程度ならそこまで高速で通信を行う必要はないので、コスト面を考えると格安SIMが1番お得でしょう。
SNSを利用したいなら5GB程度あると便利
Instagramのような画像読み込みが必須となるSNSアプリを多く使う場合、よりたくさんのギガ数があった方が安心できます。
呟きがメインのTwitterでも、写真や動画などが添付されたツイートが多く回ってくるので、やはりある程度ギガを使えるようにしておく方が無難でしょう。
そのため、SNSを頻繁に利用している人なら最低でも5GBあると便利だと思われます。
5GBとなると、キャリアのプランは2GBと同じく従量制となります。
従量制プランで5GB使う場合、30GBや60GBなどの大容量プランとあまり料金が変わらなくなるので、コストを重視するならやはり格安SIMの方がお得です。
動画や音楽を使いたいなら最低でも7GBは必要
動画や音楽、画質の良いスマホゲームなどは特にギガを消費するコンテンツです。
個人差はありますが最低でも7GBは必要でしょう。
また、最近の動画や音楽、スマホゲームは画質・音質共にかなり良くなっており、より通信に必要なギガが増えている傾向にあります。
動画や音楽のように、通信に多くのギガが必要なコンテンツは、高速ネット通信の方が快適に使用できます。
格安SIMは前述の通り通信品質が不安定になることもあり、時間帯によっては通信速度が遅くなる場合があります。
そのため、コストを考えれば格安SIMがおすすめですが、快適に使うという点では大手キャリアの大容量プランが適しています。
5G回線は高速・大容量の回線!この先もっとギガが必要になるかも
3月よりサービスが開始される新世代の通信回線である5Gは、4Gよりも高速・大容量で使えるといわれています。
そのため、5G回線のサービス開始に合わせて各キャリアでもギガ数の多い大容量プランのサービスが始まっています。
特にauのギガ数無制限プランがかなり話題になりました。
※完全に無制限というわけではなく、一定期間内に大量のネット通信を行うと一時的に制限がかかるようです。
今後5G回線を使うことを考えると、これまでよりもさらに快適にネットが使える分、よりギガを使う量が増える可能性もあります。
今自分が把握しているギガ使用量よりも、少し多めに見積もって用意した方が良いのかもしれません。
スマホのギガ(GB)について
スマホのギガ(GB)について、よくある質問に回答しました。
スマホのギガ(GB)とは何か
データの大きさの単位で、スマホに記録できるデータ容量の単位として使われています。
「ギガがない」とはどういう意味か
スマホの料金プランで定められている通信データ容量を消費しすぎていることや、スマホのデータ容量がない時に「ギガがない」と言います。
1GBでどのくらいネットが使えるのか
動画は約2時間、音楽サービスは17時間、Webサイトは2,000ページ以上の閲覧が可能です。
詳細は本記事をご覧ください。
どのくらいギガを使ったのか確認したい
iPhoneやAndroidの設定アプリ、またはキャリアの会員ページから確認できます。
具体的な確認方法は本記事をご覧ください。
自分のネット使用量を把握して適切なギガを選ぼう
画像引用元:ギガホ増量キャンペーン | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
最後に、スマホのギガについてまとめます。
- ネットの通信量またはスマホ本体の容量
- スマホのプランに指定されているギガ数を超えてしまうと通信速度が遅くなる
- 1GBで動画は2時間程度しか観られないので最低でも7GBは必要
- Wi-Fi環境やWiMAXなどを活用すればたくさんのギガを使ってネットを楽しむことができる
ギガはネット通信量の単位でもあり、スマホの本体容量の単位でもあることがわかりました。
特にネット通信量のギガについては、プランに指定されているギガを使い切ってしまい通信制限がかかることで「ギガがなくなった」「ギガが減ってきた」という言葉を口にする人も非常に多いです。
ギガを気にしないで使うためにはWi-Fiとセットで使用したり、キャリアや格安SIMの大容量プランを利用するのがおすすめです。
自分が普段どのくらいギガを使うのか確認し、自分の用途に見合った適切なギガ数を選ぶようにしましょう。