【Snapdragon/Kirin/Apple A】比較!それぞれの特徴と性能まとめ

  • 2020年4月19日
  • by.ken_takeuchi

Qualcomm_Snapdragon

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仕事、学校、趣味のつながりなど連絡手段としてスマホが必要不可欠なこの時代。

そんな生活必需品となったスマホの、普段はあまり気にはしない頭脳の部分、CPUに注目してみます。

今回は最近レビューサイトなどで目にすることの多い『Snapdragon/Kirin/Apple A』の3つについて、性能やそれぞれの違いを解説していきます。

この記事でわかること
  • Snapdragon/Kirin/Apple Aとは?
  • Snapdragon/Kirin/Apple Aの性能や特徴
  • そもそもSoCやCPUとは何か

トップ画像引用元:クアルコム、性能強化した「Snapdragon 855 Plus」発表。GPU性能が15%向上 – Engadget 日本版

Snapdragon/Kirin/Apple Aとは何のことなのか?

スマホに詳しい人であればこれらの単語が何を示している単語なのかわかると思いますが、まだ一般には「何のことなのかさっぱり」と感じる人も少なくありません。

単語は聞いたことがあっても、それがどのようなスペックを持つのか、どんな特徴があるのかまではわからないという方がほとんどです。

結論から書くと、Snapdragon/Kirin/Apple AはすべてスマホのSoC(CPU)の名称なのです。

とはいっても「そもそもSoC(CPU)を知らない」という方は多いかと思います。

Snapdragon/Kirin/Apple Aを知るためにはSoCやCPUとは何かを理解することが大事です。

なので、まずはSoCやCPUについて解説していきますね。

SoCやCPUとは何のこと?

Android・iPhone・格安スマホなどのスマートフォンが普及した今、ユーザーも様々なスマートフォンを自分で選択できるようになりました。

スマートフォンを購入する上で必ずと言って良いほど気になるのが、スペックです。

そんなスペックを確認している時に「SoC」や「CPU」という表記を目にしたことはありますでしょうか。

正直、正式名称を見てもピンと来ないですよね。

SoCやCPUがどんなものなのかという所へフォーカスして、詳細を紹介していきます。

SoCとは?

「SoC」とは、「System on a Chip」(システム・オン・チップ)の略です。

簡単に訳すと「システムが載ったチップ」となります。

つまり、様々なシステムが1つのチップに複数搭載されているものがSoCというわけです。

SoCによって複数のシステムを1つにまとめることでチップの小型化、それに伴う端末本体の小型軽量化によって快適さや持ち運びやすさなどを実現しています。

製造コストの減少や処理の高速化、消費電力の節約からバッテリーの温存に繋がるなどの端末を使用するユーザー側にも製作する企業側にも良いことだらけの技術です。

CPUとは?

CPU

もう一方のCPUは「Central Processing Unit」(セントラルプロセッシングユニットプロセッサ)の略で「中央演算処理装置」とも呼ばれています。

スマートフォンは従来の携帯電話と同じ役割をほぼ変わらず持ち続けている上に、パソコンと同じような機能も持ち合わせています。

その役割を果たすための、スマートフォンの脳や心臓とも呼べるような位置づけにあるのがCPUです。

このCPUが動作しなければ、システムもゲームやアプリも操作することができません。

それほど大切な存在だからこそ、CPUの性能の良し悪しがスマートフォンのシステムやスペックにも大きく影響します。

性能の良いCPUであればある程、処理の実行速度や反応の速さに現れてくるのです。

レビュー欄などではCPU名や型番の後ろに「GHz」などのような表記でクロック周波数というCPUの処理機能の性能を示す値で示されている事があります。

一般的にはこのクロック周波数値が大きければ大きいほど処理性能の高いCPUであるといわれています。

スマホの購入時にはクロック周波数値を参考にしてみてはいかがでしょうか。

SoCとCPUの違いはあるのか

では、SoCとCPUにはどんな違いがあるのでしょうか?

違いを挙げるとするならば、CPUはそれ単体ではシステムが作動しないという点です。

CPUの他に映像を制御するグラフィックボードや記憶領域の制御に必要なSSD、HDDなどのメモリ系、そしてこのような様々なパーツを統合するために必要なマザーボード、いくつものパーツが重なってようやく1つのシステムとして動くことが出来るのです。

そのためCPUも含めた様々なパーツを載せ、集約させることでシステムの発熱などのリスクを抑えつつ安全に動かすことが出来るようにしたものがSoCといえます。

つまり、SoCのなかにはCPUが含まれれているわけです。

SoC・CPUのまとめ
  • SoCは、様々なシステムが1つのチップに複数搭載されているもの
  • CPUは、スマートフォンの脳や心臓とも呼べるような位置づけにある
  • SoCのなかにはCPUが含まれれている

Snapdragon/Kirin/Apple Aの性能と特徴

SoC・CPUが理解できたところで、次はSnapdragon/Kirin/Apple Aの解説をしていきます。

冒頭で話した通り、Snapdragon/Kirin/Apple AはすべてSoC・CPUの名称です。

では、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

Snapdragon(スナップドラゴン)の性能と特徴

Snapdragon

画像引用元:新ミドルSoC、Snapdragon 670発表。AIとカメラ、メディア処理を大幅強化 – Engadget 日本版

Snapdragonは、アメリカにあるQualcomm(クアルコム)という会社が開発したモバイルSoCシリーズです。

スマホやタブレットの他に、スマートブックデバイスのプラットホームとしても使用されています。

下の画像はSnapdragon(スナップドラゴン)を使用したスマートフォンのスペックを示したものです。

スマートフォンのスペック

画像引用元:新型チップセットSnapdragon 670のGeekbench4スコアがリーク。SD835比で88%の高性能

こちらは2008年から供給されており、既にAQUOSシリーズやXperiaシリーズなどにも搭載されているSoC(CPU)となります。

Snapdragonの大きな特徴といえばQuick Chargeと呼ばれる急速充電機能です。

SnapdragonはQualcomm社独自で設計したScorpion(スコーピオン)というアプリケーションプロセッサコア(処理を行うための回路や1次キャッシュがある場所)を使用しています。

元々Snapdragonは1日中バッテリー動作が可能となるように低消費電力化を狙って開発されたSoCです。

そのため、バッテリーのスタミナを重視する方には使いやすいSoC(CPU)になっています。

また、Qualcomm社自体フィーチャーフォンが主流だった頃からSoC(CPU)のようなチップセット製造を行っている老舗メーカーであり、最先端の技術を取り入れたチップの投入もいち早く行われています。

スマホは従来のフィーチャーフォンとは違い、メインのCPUの他にも通信系のチップを組み合わせなければならないため多くのスマートフォンがこちらのSoc(CPU)を使用しています。

Snapdragon(スナップドラゴン)は大きく4シリーズにわかれている

Snapdragonシリーズでは800シリーズ、600シリーズ、400シリーズ、200シリーズの4つに分けられています。

中でも800系シリーズはハイエンド向けです。

グラフィック機能が優秀かつ通信時の処理も速いので、3D系コンテンツを良く視聴する方やグラフィック技術の高いMMORPGゲームをする方に適しています。

常にブラウザなどで最新の通信規格でスムーズなオンライン環境を追求したい方にはぴったりのSoC(CPU)といえます。

こちらの800系シリーズは現在、格安SIMと併用して利用することができるようなSIMフリー端末への採用数が少ないので注意が必要です。

もし800系シリーズと格安SIMを併用したいのであれば、中古・新古のキャリア端末用意して併用することをおすすめします。

Kirinの性能と特徴

Kirin980

画像引用元:拡大画像 002l | ファーウェイ、新SoC「Kirin 980」と採用スマホ「Mate 20」を明らかに | マイナビニュース

Kirinは中国にある半導体メーカーであるHisilicon(ヒシリコン)が設計したSoC(CPU)で、代々親会社であるHuawei(ファーウェイ)社のスマートフォンに搭載されています。

Kirinの強みは、自社製品の為に作られたSoC(CPU)であるという点です。

注目するべきは、これまでローエンドな製品が多かったHisilicon社ですが、近年はハイエンド製品が増えており今後更なる強力なスペックを持つ製品が登場する事です。

また、同社開発のNPUと呼ばれるAI専用のアクセラレータはCPUと比較して約25倍の性能。

さらに50倍の処理機能が付随しているため、CPUに比べて写真の認識もかなり高速で処理できるのが大きな特徴です。

ダイサイズはCPUの半分程度。
とても低い消費電力で処理の実行が可能であるために自社向け製品でも他社との競合が出来ています。

速い動きのある被写体でも残像になることもなく、夜景も綺麗に撮ることも可能です。

処理速度に特化しているこのSoC(CPU)は、確かに高性能なのですがデメリットとしてAndroid専用アプリとの相性の問題が挙げられます。

Kirinはとても優秀なCPUですが、ほとんどのAndroid端末には先ほどご紹介したSnapdragonが搭載されていることが多いのが現状となっています。

また、現在流通しているアプリゲームがSnapdragonのみに対して最適化されている場合も少なくありません。

それが原因でゲームなどのアプリで予期しないエラーや動作不良などの不具合が発生する可能性が存在します。

回避する方法としてはアプリを購入する前にKirinへの最適化がなされているかどうか、事前に調べておくことです。

大手運営のゲームアプリなどであればインターネット上や公式からの情報があるものも少なくありませんが、万が一購入後に不具合が発生してしまう場合には残念ながら運営側が対応してくれるまで待つほかはありません。

購入を検討する際はしっかりとした事前のチェックをおすすめします。

Apple Aの性能と特徴

Apple A

画像引用元:Apple motion coprocessors – WikiVisually

大人気のアップル社製のスマートフォンには、アップル社独自のSoCが使用されています。

それがApple Aです。

2019年8月時点ではApple A12が最新

前作のA11と比較して2つの高性能コアによって15%も高速な処理性能を持ち、4つの高効率コアによって前作より半分に電力消費を抑えられていることが大きな特徴です。

下の画像が特徴を示した表になりますので購入の際のご参考にしてください。

A12チップのベンチマークスコア

画像引用元:iPhone11,2 – Geekbench Browser

なぜそれほど性能が向上したかというと、回路の高密度化やシステムキャッシュの増強、メモリの圧縮対応が可能となっている事が挙げられます。

もはやPCにも負けず劣らずの性能を持っていると言っても過言ではありません。

Apple Aの噂

iPhone XなどのApple社製品に搭載されているApple社独自開発のSoC(CPU)、Apple Aシリーズ。

現在は自社独自開発を行っているのはiPhone/iPad端末のみ対象ですが、近年ではインテル社との手を切ってPC(Mac)用のCPUの開発が始まっていて、近いうちに搭載されるのではないかという話まで出ています。

自社開発のCPUになればiPhoneやiPadとMac端末の連携も取りやすくなりますし、自社で開発することで端末の開発を自分たちのペースで行うことが出来るといったメリットもあります。

Mac端末も自社のCPUで動作できるようになれば、更にiPhone端末のSoC(CPU)も飛躍的な技術の進化が期待されます。

また、Apple Aシリーズには「M11モーションプロセッサ」が組み込まれています。

これがあることで写真の編集や加工の処理がとても速くなっています。

snowなどのカメラアプリで自撮りすることが多くなった今の時代、このような性能の需要が高まっています。

撮影した写真をInstagramなどに載せるために加工をする時にもストレスなく編集が可能となります。

もう1つ注目すべきは「Apple Neural Engine」です。

これはios端末独自の機能をより効率化させる機能で、この機能があることでFace IDの精密度が向上して帽子やメガネなどをしていても認識されるようになるなど、AnimojiなどのARを利用したコンテンツの反応速度の向上が期待できます。

これも全て、自社開発SoC(CPU)だからこそ可能な技術といえます。

各SoCの開発会社まとめ
  • SnapdragonはQualcomm(クアルコム)
  • KirinはHisilicon(ヒシリコン)
  • Apple AはApple(アップル)

結局Snapdragon/Kirin/Apple Aはそれぞれどんな違いがあるのか?

ここまでSnapdragon/Kirin/Apple Aの3種について、それぞれの特徴や性能をご紹介してきました。

この3種のチップがそれぞれ特化した部分があるということは上記の内容でお分かりいただけたかと思います。

次にこの3種類のチップの性能の違いが一目で分かる下記の比較画像をご覧になって下さい。

Snapdragon/Kirin/Apple Aのベンチマークスコアの比較

画像引用元:「A11 Bionic」搭載iPhone 8の性能は!? ベンチマーク&Androidと比較

上記の画像は各SoC(CPU)の処理速度を表示したベンチマークスコアです。

こうして比較してみるとA11→Snapdragon→Kirinの順に数値が高いことが分かります。

つまり、操作性の快適さという点で見ればA11を使用しているApple Aシリーズのチップが一番高性能であるといえます。

もちろん前述した通りチップ毎に様々な個性や特化している性能も違いますので、一概にはいえませんが、この検証ではApple Aシリーズのチップが頭一つでています。

Snapdragon/Kirin/Apple Aのどれが一番良いSoC(CPU)なのか

今回は、CPUとSoCとは何か、Snapdragon/Kirin/Apple AのSoC3種はそれぞれどのような特徴や性能があるのかについてご紹介してきました。

もちろん、先述の通りどのSoC(CPU)にも特化している部分があるので「これだ!!」と一概に言えるわけではありません。

ですが、それぞれの使用用途に基づいて自分に合ったスマートフォンを選ぶための1つの判断材料としてSoC(CPU)の性能を見て検討するのも一つの手です。

中でも、Apple Aシリーズがシステム操作における高い処理速度を出しており、今後Mac端末向けのSoC(CPU)の開発、搭載が噂される中で飛躍的な処理能力などの向上が期待されています。

iPhoneの処理速度による操作性という点ではおすすめはできますが、ご自分がどのようなシチュエーションでスマートフォンをよく使うのかを考慮した上で購入を検討する事をおすすめします。

それぞれのSoCの特徴
  • 汎用性の高い「Snapdragon」
  • 高性能だが、Androidとの相性に難ありな「Kirin」
  • 処理速度の早い「Apple A」

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