
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
「Snapdragon 845」と「A11」、これらはどちらもスマホのスペック表などに「プロセッサー」や「チップセット」といった項目として記載されている名称です。
いずれもスマホにおいて同様の役割を担っているパーツですから、言ってみれば「ライバル」ということにもなるでしょう。
この記事では両者の性能について比較し、これらが搭載されたスマホに見られる特徴に関してもくわしくご紹介します。
トップ画像引用元:パフォーマンス | Galaxy Note9 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
1 【用語確認】SoCとCPU
画像引用元: Snapdragonモバイルプラットフォーム、プロセッサ、モデムチップセット クアルコム
今回取り上げる「Snapdragon 845」と「A11」は、ともに「SoC」というものです。
実はSoCについては、「CPU」と少なからず混同されるところがあります。ですから両者を比較する上で、まずは用語解説を加えておきましょう。
SoC
「SoC」、正式には「System-on-a-Chip」。見た目は小さなチップですが、これひとつでスマホに搭載されているあらゆる機能を制御しています。
スマホでは通信やディスプレイ、オーディオなど、さまざまな機能を実現するシステムが相互に作用しつつ動作しています。
SoCは、そういったシステムをひとつにまとめてくれるものです。
CPU
「CPU」は正式には「Central Processing Unit」と言い、「中央演算装置」を意味しています。データの制御や演算を行う装置ですから、言ってみればスマホを支える数あるシステムのひとつです。
つまりCPUは、SoCが制御する機能のひとつという位置づけになります。ただ、CPUの性能次第ではスマホの挙動のスムーズさが変わってくるので、その重要性は非常に高いものです。
コア
SoCに組み込まれているCPUは「コア」と呼ばれています。ひとつのSoCに対し、いくつものCPUが組み込まれていることも珍しくはありません。
多くのシステムがSoCへ統合されることにより、高速化や省電力化、小型化などが実現され、製造にかかわるコストダウンへも貢献しています。
2 Snapdragon 845とA11の性能を比較
いろいろなアプローチから、Snapdragon 845とA11の性能を比較してみました。
項目 | Snapdragon 845 | A11 | 使用したベンチマークソフト |
---|---|---|---|
トータル | 225,224 | 211,214 | AnTuTu |
CPU(単独) | 2,453 | 4,212 | Geekbench |
CPU(総合) | 8,491 | 10,469 | Geekbench |
グラフィック | 79,670 | 112,489 | 3DMark |
ウェブブラウザ関係の処理 | 24,010 | 725.3 | Mozilla Kraken 1.1 |
CPUに関しては1コアあたりの性能で比較すると、Snapdragon 845が2,453、A11は4,212となっており差があります。
すべてのコアに注目しても、Snapdragon 845が8,491、A11は10,469となっているため、A11に分があるでしょう。
ただ、A11の6個に対し、Snapdragon 845には8個のコアが搭載されていることにより、CPUの「総合力」ではA11との差を縮めています。
ウェブ関係の処理能力ではSnapdragon 845、グラフィックに関してはA11がより優れているということになりました。
総合評価としては、Snapdragon 845がより高い評価といえるでしょう。
3 Snapdragon 845とA11を搭載しているスマホ
Snapdragon 845、A11のいずれもSoCとしては優れた性能を誇っています。
当然ながら、これらを搭載しているスマホも機能面に優れたものばかりです。
3-1 Snapdragon 845を搭載しているスマホ
Snapdragon 845が最初に搭載されたスマホは「Galaxy S9」、「Galaxy S9+」です。これらは2018年2月にリリースされました。
項目 | Galaxy S9 | Galaxy S9+ |
---|---|---|
サイズ | 高さ148 × 幅69 × 厚さ8.5(mm) | 高さ158 × 幅74 × 厚さ8.5(mm) |
重さ | 161g | 187g |
CPU | Snapdragon 845 2.8GHz + 1.7GHz(オクタコア) | Snapdragon 845 2.8GHz + 1.7GHz(オクタコア) |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
カメラ | メイン:1200万画素 サブ:800万画素 | メイン:1200万画素(広角・望遠)デュアルカメラ サブ:800万画素 |
ディスプレイ | 5.8インチ Quad HD+ Super AMOLED (2960x1440) | 6.2インチ Quad HD+ Super AMOLED (2960x1440) |
続いて2018年8月には、「Galaxy Note9」が登場し、「Xperia XZ3」もまたSnapdragon 845を採用しています。
項目 | Xperia XZ3 | Galaxy Note9 |
---|---|---|
販売キャリア | docomo、au、SoftBank | docomo、au |
サイズ | 約158㎜×約73㎜×約9.9㎜ | 約162㎜×約76㎜×約8.8㎜ |
質量 | 約193g | 約201g |
CPU | SDM845 | SDM845 |
メモリ(RAM) | 4GB | 6GB |
ストレージ(ROM) | 64GB | 128GB |
外部メモリ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大512GB) | microSD (最大512GB) |
ディスプレイサイズ | 約6.0インチ | 約6.4インチ |
ディスプレイ解像度 | 1440×2880(クアッドHD) | 1,440x2,960(クアッドHD) |
バッテリー容量 | 3200mAh | 4000mAh |
メインカメラ | 約1920万画素 | 約1920万画素×2(デュアルレンズ) |
フロントカメラ | 約1320万画素 | 約800万画素 |
Galaxy S9、Galaxy S9+はいずれもベンチマークテストのスコアが高く、ゲームをプレイするにもまったくストレスを感じることがないと評判です。動作環境はSnapdragon 845の力によるところが大きいでしょう。
Galaxy Note9についてもやはりハイスペックであり、場面を選ばず動作がスムーズであることに定評があります。
3-2 A11を搭載しているスマホ
Appleでは「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、「iPhone X」にA11を採用しています。
iPhone 8、iPhone 8+のスペック
項目 | iPhone 8 | iPhone 8Plus |
---|---|---|
搭載SoC | Apple A11 Bionic | Apple A11 Bionic |
ストレージ (ROM) | 64GB/256GB | 64GB/256GB |
ディス プレイ サイズ | 4.7インチ(LCD) Ratina HD | 5.5インチ(LCD) Ratina HD |
ディス プレイ 解像度 | 1,334 x 750 | 1,920 x 1,080 |
アウト カメラ | 12MP | デュアル12MP (広角と望遠) |
インカメラ | 7MP | 7MP |
iPhone Xのスペック
項目 | スペック詳細 |
---|---|
搭載SoC | Apple A11 Bionic |
発売 | 2017年10月 |
ストレージ(ROM) | 64GB/256GB |
メモリ(RAM) | 3GB |
OS | iOS 11 |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ(OLED) Super Ratina HD |
ディスプレイ解像度 | 2,436 x 1,125 |
アウトカメラ | 12MP(広角) 12MP(望遠) ※デュアルレンズ |
インカメラ | 7MP |
DSDS | 非対応 |
その性能を最大限に活かした機能が、「M11モーションプロセッサ」です。これにより、画像の加工や編集といった作業が高速化されました。
またNeural Engineも、FaceIDのほか、Apple独自の3DCGアニメーション絵文字「Animoji」といった、各種の機能を効率化しています。
次の章では、Snapdragon 845の進化の歴史を辿っていきます。
4 Snapdragon 845の歴史を辿ってみよう
「Snapdragon 845」は、モバイル向けのSoCです。アメリカのクアルコム社から2017年12月に発表されました。
2017年1月には「Snapdragon 835」がリリースされていて、Snapdragon 845はその後継ということになります。現在もなお、シリーズのハイエンドモデルであることに変わりはありません。
そもそもその開発にあたってはアップルの「Apple A11 Bionic」、サムスン電子の「Exynos 9810」などといった、SoCに性能面でひけをとらないものを作り上げることがコンセプトとして掲げられていました。
4-1 Snapdragonシリーズの概要
画像引用元:How XR could be as ubiquitous as the smartphone
クアルコム社によるSoCの「Snapdragonシリーズ」は、2007年に誕生しました。
SoCがモバイルというデバイスで良いパフォーマンスを発揮するためには、できるだけ電力の消費量は抑えながらも、高い処理能力を持つことが要求されます。
Snapdragonシリーズはそういった部分をクリアしてきて、スマホに欠かすことができないSoCブランドとしてのポジションを確立させました。
近年になって、スマートウォッチやVRヘッドセットといった、あらたなデバイスが続々と世へ出る中、Snapdragonシリーズはそれらの技術にもスピーディに対応。
モバイルプラットフォームとしての「進化」はとどまるところを知りません。
誕生当初のSnapdragonシリーズ
Snapdragonシリーズにおいて最初に誕生した製品は、2007年11月に発表された「Snapdragon S1」でした。
当時の半導体プロセスは65nmというサイズで、プロセッサコアとしては、クアルコム社の自社開発である「Scorpion」が採用されました。
このScorpionは1GHz駆動だったと言います。他社と比較しても群を抜いた高性能だったSnapdragon S1は大ヒット商品となり、さまざまなメーカーのスマホで採用されることになりました。
2010年に登場した「Snapdragon S2」は、Snapdragon S1を母体としながら、半導体プロセスがより小型な45nmとなっています。
2011年の「Snapdragon S3」では、Snapdragon S2の仕様を引き継ぎつつCPUがデュアルコアとなりました。
Snapdragon 845へ至るまでの進化
Snapdragonシリーズは、長きにわたり進化を続けてきました。そのプロセスは大きくCPUの高性能化と、モデムの統合といったあたりに集約することができるでしょう。
その中でも無視することのできないモデルが、2012年に発表され今なおシリーズ最高傑作との声も聞かれる「Snapdragon S4」です。
Snapdragon S3までのように前世代のモデルを設計のベースとするのではなく、Snapdragon S4ではすべてが刷新されました。
プロセッサコアが、Scorpionからあらたにクアルコム社が開発した「Krait」へと変更されています。
それとともに、LTMモデムが統合されたことでいち早くLTM通信にも対応し、またもや群を抜いた高性能によって多くのスマホで採用されることになったのです。
このような中で2013年、クアルコム社ではSnapdragonシリーズを4種類に再編しています。
それまでの「S」ではなく、3ケタの数字でモデルが区分されるようになりました。以下、表でご紹介します。
モデル | ターゲット |
---|---|
800番台 | ハイエンドモデル |
600番台 | ミドルハイモデル |
400番台 | ミドル・ローモデル |
200番台 | ミドル・ローモデル |
これを受けた800番台となるSnapdragon 845は、ハイエンドモデルとして登場しました。スマホはもちろんスマートウォッチ、2018年には「ARM版Windows10」にも搭載されるまでに需要が広がっています。
4-2 Snapdragon 845の性能
画像引用元:Meet Palm, an ultra-mobile smartphone companion that keeps you connected and present
2017年にアナウンスされたSnapdragon 845は、2018年に入り各社のフラッグシップモデルで次々と採用されました。
シャープの「AQUOS R2」にソニーの「Xperia XZ2」や「Xperia XZ3」、サムスン電子の「Galaxy S9」といった機種名を挙げるだけでも、その評価の高さはうかがわれるでしょう。
性能の水準を示す指標となる「ベンチマーク」については、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」のスコアが、前モデルの「Snapdragon 835」に比しておよそ1.5倍と大幅に上昇しています。
30%の性能アップ
クアルコム社からは、「Snapdragon 845がSnapdragon 835に比較して30%の高性能化を実現している」とアナウンスされました。
Snapdragon 845の構成は「オクタコア」です。CPUは、「ARM Cortex A75」と「ARM Cortex A55」がそれぞれ4つ搭載されています。双方のCPUがうまく「役割分担」をしているのです。
「A75」は2.8GHzまでの動作に対応していて、大きな負荷がかかる作業も処理することができます。一方の「A55」は、1.8GHzまでの環境でなければ動作することはできません。
ただそこまでの負荷がかからない作業、あるいはバックグラウンドで処理される作業に関してはA55が担当することで、バッテリーの消費も抑えることができます。
また、GPUについてもクアルコム社によってあらたにデザインされた「Adreno 630」が搭載され、画像処理力も向上しています。
AI機能の進化
画像引用元:Microsoft’s vision AI developer kit now available | Qualcomm
Snapdragon 845の特徴として、AI機能が進化している点も挙げられるでしょう。Snapdragon 835と比較すると、カメラの処理効率、音声認識の精度といった点での向上が見られています。
それによって、Snapdragon 845が搭載されたスマホの機能も広がりを見せることとなりました。
一例として、AIの学習機能である「ディープラーニング」では、人をスマホで撮影したときに、そこからボタンひとつで背景を切り取るといったことが可能です。
また最近は、家電製品をスマホからコントロールすることもできるようになりましたが、Snapdragon 845が搭載されているスマホによる制御は一歩進んでいます。
なんと音声認識だけで、クラウドを介することなく家電の操作を制御することができるようになったのです。
グラフィック面に関しても、色の再現度が向上した「UltraHD Premium映像」を取り込むことができるようになりました。
次の章では、Appleとともに進化を続けてきたA11の歴史を辿っていきます。
5 Appleとともに進化を続けてきたA11
画像引用元:Apple Watch Series 4 – Apple(日本)
「A11」はApple製のスマホやタブレット、つまりiPhoneやiPadといったデバイスに搭載されているプロセッサです。具体的には「iPhone8」、「iPhoneX」などに採用されています。
A11は6個のCPUを搭載していて、高性能コアである2個の「Monsoon」、省電力性に優れたコアである4個の「Mistral」が高パフォーマンスを実現しました。
そのクオリティは、数あるSoCの中でもトップクラスのものとして評価されています。
5-1 Aシリーズの概要
画像引用元:iPhone XR – Apple(日本)
Appleが開発したスマホ向けCPUである「Aシリーズ」の始まりは、2010年に登場した「A4」でした。それから8年のうちに、シリーズは劇的な進化を遂げています。
iPhoneシリーズで2018年に登場した最新機種「iPhone XS」や「iPhone XR」、「iPhone XS Max」。これらに搭載されている「A12 Bionic」は、4コアのGPUをも搭載しています。
誕生当初のAシリーズ
画像引用元:iPhone XR – iPhoneだけの魅力 – Apple(日本)
Appleでは、スマホへ向けたCPUとして「Aシリーズ」を開発してきました。その歴史は、2010年に誕生した「A4」から始まったものです。
その当時、Appleが手がけてきたチップの中において、A4は最先端のものとして話題になりました。
それとともに、10時間はiPadを使い続けられるだけのバッテリー性能があるということで、その電力効率性にも注目が集まっています。
A4が開発される前のAppleでは、iPhoneやiPad用にサムスンがデザインしたSoCを採用していました。
A4が登場した翌年となる2011年には、「A5」がデュアルコアの仕様で発表され、「iPad 2」に搭載されています。
A11へ至るまでの進化
画像引用元:iPhone XR – iPhoneだけの魅力 – Apple(日本)
AシリーズはAppleが自社製品に使用する目的で開発されていることもあり、iPhone、iPadといった製品とともに進化してきました。
A5がリリースされた際には、すでにA4と比較して処理性能で2倍、グラフィック性能で実に9倍という高性能に仕上がっています。
2012年の「A6」についても、再びA5に比して2倍となる性能の向上を実現させました。2013年の「A7」は、モバイル分野において最初の64ビットSoCとなっています。
以後も、あらたな製品が実用化されていない年はありません。
2014年の「A8」は、A7からエネルギー効率が最大50%まで引き上げられ、2015年の「A9」はA8からCPUが70%、GPUが90%という大幅な向上を見せています。
2016年のA10には、性能と効率に優れたコアがふたつずつ搭載され、クアッドコアになりました。
5-2 A11の性能
画像引用元:iPhone XR – Face ID – Apple(日本)
2017年に発表されたA11は、省電力によって効率を高めるコアの数が、A10の2個から4個へと増やされています。
これにより、スマホに用いられるSoCとしては、それまでの常識が覆されるようなパフォーマンスを発揮することとなりました。
この性能が、2018年に登場したより高性能な「A12」の土台にもなっています。
A11ならではの強み
画像引用元:iPhone XR – Face ID – Apple(日本)
A11のように高性能・高効率のコアが、場面によって切り替えられることでパフォーマンスを高めるというアプローチ自体は、A10ですでに取り入れられていました。
コアの数もそうですが、コアの「役割分担」について制御するパーツである「パフォーマンスコントローラ」の性能も、A10から引き上げられています。
これにより、それぞれのコアはより適切なパフォーマンスを実現することができるようになったのです。
A11が搭載されたiPhone 8 Plusについては、同時期に登場した「Intel Core i5 3.5GHz」が搭載されている「GALAXY Note 8」などのモデルと比較すると、突出した性能となっています。
このあたりは、Aシリーズがもっぱらアップル製品へ投入されていることと無関係ではありません。つまり、iOSとの相性が最適化されているところが、強みになっているのです。
NPUの実装
スマホにAI技術が取り入れられていく中、ニューラルネットワークへの対応は無視することができません。
これは、人間が備えている脳の機能をコンピュータで実現しようというもので、「学習」が必要となります。
スマホにも、このしくみを取り入れる動きはあるのです。
そのためのアプローチとして、SoCには従来からのCPUとGPUに加え、「NPU」、「ニューラルプロセッシングユニット」を搭載することが模索されており、A11にはこのNPUがすでに実装されています。
Appleでは「Neural Engine」と呼ばれていますが、発表時点では、顔認識を基本とした認証機能「Face ID」に活用されているという説明しかありませんでした。
ただ、これから機能の幅を広げていく上では、電力やメモリ容量といった制約、また即時の処理に対応することができるだけのスピードも求められることになるでしょう。
6 スマホ性能のさらなる向上へ
スマホにおいて、SoCは処理能力を決定づける重要なものです。クアルコム社のSnapdragonシリーズ、AppleのAシリーズはいずれもトップクラスのSoCとして高機能化に取り組んでいます。
その性能についてはカテゴリごとに優劣が分かれ、まさにしのぎを削っているということになるでしょう。
- Snapdragon 845はAndroidスマホ、A11はiPhoneシリーズに採用されている
- Snapdragon 845、A11を搭載しているスマホはいずれも高機能
- A11はCPU性能、グラフィック分野などでSnapdragon 845を上回る
- Snapdragon 845は総合力でA11を上回る
スマホの進化は今なおとどまることを知らず、その背景にはこのようなSoCの進化もかかわっているのです。
いわゆる一人勝ちの状態ではなく、お互いに強力な「ライバル」の存在がいる状態ですから、今後のさらなる向上にも期待することができるでしょう。