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ソフトバンクの通信制限が解除される条件と、そもそも速度制限がかからないようにするための対策法について解説します。
現在ソフトバンクには、いわゆる「無制限プラン」はありません。どんなプランでも使い過ぎれば通信制限がかかってしまいます。
そこで今回は
- 通信制限された場合、いつ解除されるのか?
- 解除には条件があるのか?
- 制限されないための対策はあるのか?
このような疑問を解決していきます。
- プランごとのデータ容量をオーバーすると通信制限がかかる
- 制限状態は料金請求の締め日まで続く
- 請求締め日を過ぎれば自動で解除される
- データを追加購入すれば、制限は即解除される
トップ画像引用元:ソフトバンク
ソフトバンクスマホの通信制限の確認方法
画像引用元:ミニフィットプラン | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
2020年7月現在、ソフトバンクにはプランが3つあります。
- メリハリプラン:50GB
- ミニフィットプラン:1GB~5GB
- スマホデビュープラン:1GB
これらプランごとに定められたデータ容量を超えた場合、自動的に通信制限をかけられてしまいます。
通信制限がかけられると、送受信時最大128Kbpsまで速度が低下。
ソフトバンクでは通常、下りで平均100Mbps以上出せるので、実に普段の10分の1近くの速度になってしまいます。
そうなると動画視聴などは極めて困難です。
なお、通信制限がかかる前には、ソフトバンクから予告メールが届きます。
データ通信量の確認はMy SoftBankから
画像引用元:ログイン | My SoftBank | ソフトバンク
My SoftBankにアクセスすれば、自分がどのくらいデータを使ったのか確認できます。
- My SoftBankにアクセスして「メニュー」をタップ
- 「使用量の管理」をタップ
- 「詳細をみる」をタップ
ソフトバンクの通信制限が解除される日にち
ソフトバンクの通信制限は請求締め日まで続き、翌請求月の開始日に自動で解除されます。
請求締め日は人によって異なりますが、「10日」「20日」「末日」のいずれかです。
支払い日(引き落とし日)から簡単に確認できるので、一度チェックしてみてくださいね。
- 毎月の支払い日が6日なら:請求締め日は10日
- 毎月の支払い日が16日なら:請求締め日は20日
- 毎月の支払い日が26日なら:請求締め日は末日
例えば、毎月の支払い日が6日の方は、請求締め日が10日になります。
この請求締め日さえ過ぎれば、通信制限は自動で解除されるのです。
ユーザーが解除申請などをする必要はありません。
ソフトバンクで通信制限にかかった際の4つの対処法
一度通信制限にかかってしまったら、基本的には請求締め日まで我慢することになります。
しかし、どうしてもすぐに制限を解除したい場合もあるでしょう。
また、「このままでは来月も通信制限されるかも……」などの不安も出てくると思います。
そこで通信制限にかかった際の対処法を4つ紹介します。
- 通信制限を有料で解除する
- 料金プランを変える
- 自宅のWiFi環境を整える
- スマホの設定を変更する
通信制限を有料で解除する
通信制限は、データを追加購入することで解除が可能です。
とにかく今すぐ制限状態を解除したい方は、この方法で解決しましょう。
- 1GB:1,000円
- 0.5GB:550円
追加購入をすれば、すぐに通信制限は解除されます。
データ追加購入の手続き方法
データの追加購入は、電話、My SoftBank、予告メールから行えます。
電話の場合
0800-111-5590に電話をかけて、購入手続きを進めてください。
24時間受け付けています。
My SoftBankの場合
以下の手順で購入手続きできます。
- My SoftBankへアクセスして「メニュー」をタップ
- 「使用料の管理」をタップ
- 「追加データの購入」をタップして容量を選択
- 「購入確認へ進む」をタップ
- 「申し込む」をタップ
予告メールの場合
通信制限前に送られてくる予告メールに記載されたリンクから購入手続きできます。
メールの案内に従ってください。
料金プランを変える
1GBまでしか使えないスマホデビュープランや、5GBまでのミニフィットプランだと、少しでも大容量の通信をすると簡単に制限がかかってしまいます。
通信制限される月が多いようなら、いっそ50GBまで通信できるメリハリプランに変更することを検討すべきかもしれません。
しかもメリハリプランなら、YouTubeなど一部の対象サービスではデータ消費されないので、50GBという数字以上にのびのびと使うことができますよ。
メリハリプランについて詳しくは次の章の「速度制限を気にしないで済む料金プランは?」で解説します。
自宅のWiFi環境を整える
大容量プランに変更したとしても、常時モバイルデータ通信に頼ったインターネット環境では、やはりきつくなってくることも多いでしょう。
メリハリプランでも通信制限にかかってしまうようなら、自宅に固定回線を引くことをおすすめします。
家ではWiFi、外ではモバイルデータ通信と切り替えることができれば、自然とモバイルデータ通信での通信量を減らせ、通信制限を防ぐことができます。
ソフトバンクユーザーなら、「ソフトバンク光」がおすすめです。
- マンション:3,800円
- 戸建て:5,200円
ソフトバンク回線とセットで契約していると、「ソフトバンク光 おうち割」が適用されて、毎月の携帯の通信料金が1,000円割引されるからです。
ソフトバンク光なら最大1Gbpsの高速通信が無制限で使えます。
スマホの設定を変更する
スマホの設定を変えて、なるべくモバイルデータ通信が発生しないようにすることもできます。
ここまで紹介してきた
- 通信制限を有料で解除する
- 料金プランを変える
- 自宅のWiFi環境を整える
これらは、どちらかと言うと「お金を払って解決する」方法です。
そうではなく、とことん「節約」志向でいくなら、いかにモバイルデータ通信をしないかが鍵になります。
詳しい設定方法は、本記事の「スマホの設定を変えて通信制限対策を」以降で解説します。
速度制限を気にしないで済む料金プランは?
画像引用元:メリハリプラン _ スマートフォン・携帯電話 _ ソフトバンク
前述したように、毎月たっぷりデータ通信したい方におすすめなのは「メリハリプラン」です。
メリハリプランは2020年3月12日から始まりました。
月額7,480円で50GBもの大容量データを利用できるほか、「動画SNS放題」により動画・SNSアプリなどのデータ消費量がゼロに。
スマホで動画やSNSを多く利用する方に、まさにぴったりのプランです。
また、適用できる割引をフル活用した場合の月額料金は下表のとおり。
項目 | 月額料金 |
---|---|
メリハリプラン | 9,328円 |
半年おトク割(6ヶ月間) | -1,100円 |
おうち割光セット | -1,100円 |
みんな家族割+(4人以上) | -2,200円 |
5G1年おトクキャンペーン (1年間) | -1,100円 |
合計 | 3,828円 |
メリハリプランには「動画SNS放題」が付く!
メリハリプランには、動画・SNSアプリなどの使用データ量がゼロになる「動画SNS放題」が付いています。
対象アプリは以下のとおり。
- YouTube
- Amazon Prime Video
- Abema TV
- TVer
- GYAO!
- kurashiru
- Hulu
- スタディサプリ/スタディサプリ English
- C Channel
- mysta
- AR SQUARE
- VR SQUARE
- FR SQUARE
- バスケットLIVE
- LINE
- TikTok
動画アプリの「YouTube」をはじめ、「AmebaTV」「Hulu」「GYAO!」などの人気どころをカバーしています。
また、SNSアプリも「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」など、主要なものはひととおり網羅。
これらのアプリが原因で、データ通信量がかさんでいるのであれば、まさにぴったりのプランです。
通信制限以外に遅くなっている可能性はある?
実は通信制限にかかっていなくても、通信速度が遅くなってしまうことがあります。
ありがちな原因は以下です。
- 近くでたくさんの人が同時に通信している
- 建物やトンネルなどで電波が遮断されている
- 山や海など電波の届きにくいところにいる
「建物やトンネルなどで電波が遮断されている」と「山や海など電波の届きにくいところにいる」は、わかりやすいパターンですよね。
しかし、「近くでたくさんの人が同時に通信している」ことでも、通信は遅くなってしまうのです。
通信回線は無限に使えるように見えますが、やはり限度はあります。大勢の人が一斉に通信を利用すると、通信回線上で渋滞が起きてしまうのです。
例えば、「お昼休み時間」や「夜寝る前の時間」など、多くの人がインターネットを利用する時間帯は回線も混みあい、通信が遅くなりやすいと言われています。
スマホの設定を変えて通信制限対策を
ここからは、スマホの設定による有効な対策をご紹介します。
通信制限は、各プランのデータ容量を使い切ってしまったときに発生するものです。
つまり、いかに無駄なデータ通信を抑えるかが重要となります。
ソフトバンクに「節約モード」はない
ソフトバンクには、ユーザーが好きなタイミングで通信速度を制限してデータ消費を抑えられる「節約モード」などの機能はありません。
そのため、通信を節約するには、ユーザーの自主的な工夫が求められます。
次の章からは、iPhoneとAndroidに分けて、通信を節約する具体的な方法を見ていきましょう。
iPhoneでデータ通信を節約する方法
画像引用元:iPhone 11 | iPhone | NTTドコモ
iPhoneでいくつかの設定をすることで、無駄なデータ通信を抑えることができます。
- アプリのモバイルデータ通信をオフにする
- iTunesとApp Storeの自動ダウンロードをオフにする
- Appのバックグラウンド更新をWi-Fiのみにする
- メールの画像読み込みをオフにする
- 位置情報サービスの設定を見直す
順番に手順を説明していきます。
アプリのモバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信してほしくないアプリを選んで設定すれば、そのアプリは一切モバイルデータ通信できなくなります。
以下、そのための手順です。
- 「設定」>「モバイル通信」とタップ
- アプリ一覧からモバイルデータ通信してほしくないアプリを選んでオフにする
外で使うことのないアプリなら、すべてオフにしても支障ないでしょう。
iTunesとApp Storeの自動ダウンロードをオフにする
iTunesとApp Storeの「自動ダウンロード」は、例えばiPadで購入した音楽などをiPhoneにも自動でダウンロードしてくれる機能です。
基本的には便利な機能なのですが、知らないうちにデータ通信量がかさむ原因にもなり得ます。
以下、オフにするための手順です。
- 「設定」>「自分のアカウント」をタップ
- 「iTunesとApp Store」をタップ
- 「自動ダウンロード」をオフにする
これでモバイルデータ通信時は自動ダウンロードしなくなります。
Appのバックグラウンド更新をWi-Fiのみにする
アプリによっては、バックグラウンドで勝手に更新を始めて、モバイルデータ通信してしまっているものもあります。
「設定」から、モバイルデータ通信ではバックグラウンド更新しないようにしましょう。
以下、そのための手順です。
- 「設定」>「一般」をタップ
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップ
- 「オフ」か「Wi-Fi」をタップ
これでモバイルデータ通信時はバックグラウンド更新がされなくなりました。
メールの画像読み込みをオフにする
受け取ったメールに画像が含まれていた場合、それをダウンロードするときにモバイルデータ通信が発生してしまいます。
「設定」を変えて、勝手に画像を読み込まないようにしましょう。
- 「設定」>「メール」をタップ
- 「サーバ上の画像を読み込む」をオフにする
この機能をオフにしても、メール内の画像データは手動で読み込むことができます。
画像を読み込みたい場合は、メールで送られてきたファイルをタップしてください。
位置情報サービスの設定を見直す
GoogleマップやポケモンGOなどで使う位置情報サービスでも、モバイルデータ通信が発生しています。
通信量を節約するために、本当に必要なとき以外は位置情報サービスを利用しないように設定しておきましょう。
以下、そのための手順です。
- 「設定」>「プライバシー」をタップ
- 「位置情報サービス」をタップ
- 設定したいアプリをタップ
- 「このAppの使用中のみ許可」か「なし」をタップ
「このAppの使用中のみ許可」なら、知らない間に勝手に通信することは防げます。
Androidでデータ通信を節約する方法
画像引用元:Pixel 3
Androidでもいくつかの設定をすることで、無駄なデータ通信を抑えることができます。
- 「データセーバー」機能をオンにする
- アプリのバックグラウンド通信をオフにする
- アプリの自動アップデートをオフにする
- Googleアカウントの自動同期をオフにする
順番に手順を説明していきます。
手順の説明には、純正のAndroid 10が搭載されているPixel 3を使います。
機種によって細かな名称などは異なる場合がありますが、大まかな流れは同じです。
「データセーバー」機能をオンにする
Androidには、モバイルデータ通信を節約するための「データセーバー」という機能があります。
この機能は、2016年にリリースされたAndroid 7.0から標準で付くようになりました。
データセーバーを利用すると、アプリのバックグラウンドでの通信や位置情報の取得を制限してくれるので、データ通信量の節約になります。
また、Webサイト閲覧時の通信量も軽減されます。
Androidの場合、このセーバーモードを設定しておくだけでも大きな効果が望めるので、毎月のデータ通信量に悩んでいる方はぜひ設定しておきましょう。
以下、セーバーモードをオンにするための手順です。
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「データセーバー」をタップ
- 「データセーバーを使用」をオンにする
アプリによっては制限しないようにする
データセーバーをオンにすると、すべてのアプリでバックグラウンド通信や位置情報の取得が制限されます。
しかし、アプリによっては制限なく通信してほしいものもありますよね。
そのため、データセーバーでは、「このアプリでは通信を制限しない」といった指定ができます。
以下、そのための手順です。
- データセーバーの「無制限のデータアクセス」をタップ
- 制限したくないアプリをタップしてオンにする
これでオンにしたアプリでは、データセーバーの効果を受け付けません。
アプリのバックグラウンド通信をオフにする
データセーバーをオンにしなくても、アプリを指定してバックグラウンド通信をオフにすることもできます。
つまり、「このアプリではデータ通信を制限して欲しい」と直接指定する方法です。
特定のアプリだけ制限したい場合は、データセーバーよりこちらのほうが向いています。
手順を見ていきましょう。
- 「設定」>「アプリと通知」をタップ
- 「○個のアプリをすべて表示」をタップ
- 通信を制限したいアプリをタップ
- 「モバイルデータとWi-Fi」をタップ
- 「バックグラウンド データ」をオフにする
アプリの自動アップデートをオフにする
Androidアプリは、初期設定では自動でアップデートされるようになっています。
これを設定によって、モバイルデータ通信時はアップデートしないようにしましょう。
以下、そのための手順です。
- 「Google Playストア」を開いて「≡」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「アプリの自動更新」をタップ
- 「Wi-Fi経由のみ」か「アプリを自動更新しない」を選択>「完了」をタップ
これでモバイルデータ通信時は自動アップデートされなくなりました。
Googleアカウントの自動同期をオフにする
アプリによっては、Googleアカウントとの自動同期がオンになっている場合があります。
これをオフにしておけば、モバイルデータ通信時の同期を防げて通信量の節約になります。
以下、オフにするための手順です。
- 「設定」>「アカウント」をタップ
- 「自動的にデータを同期」をオフにする
アプリごとに設定することはできません。
データの無駄使いを見直して通信制限を回避しよう
以上、ソフトバンクの通信制限についてでした。
- プランごとのデータ容量をオーバーすると通信制限がかかる
- 制限は請求締め日まで続く
- 請求締め日を過ぎれば自動で解除される
- データを追加購入すれば、制限状態は即解除される
プランごとに定められたデータ容量を超えてしまった場合、通信制限をかけられてしまいます。
とはいえ、唐突に制限がかかってしまうわけではありません。事前にソフトバンクから予告メールが届きます。
通信制限がかかった場合、その状態は請求締め日まで続くので注意しましょう。なお、請求締め日を過ぎれば、制限は自動で解除されます。
また、もし通信制限されてしまった場合は、データを追加購入することでも解除可能です。緊急のときはこの方法で解決しましょう。