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ソフトバンクのミニモンスターは、通話やデータ使用量が控えめな方に親しまれている従量制のプランです。
しかし、2019年の電気通信事業法の改正に伴い、料金の引き上げや違約金の見直しが行われたことで、少々分かりづらくなってしまったのも事実です。
そこで、最新の料金や家族割、違約金の有無について紹介します。
ほかの料金プランへの変更を考えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
- ミニモンスターはデータ容量も通話料も使った分だけ支払うプラン
- ミニモンスターは「みんな家族割+」のカウント対象だが割引の対象外
- 解約時は更新期間(3ヶ月間)以外だと10,450円の違約金が発生
- 2019年9月13日以降にデータ定額ミニモンスターに申し込んだ場合は違約金が発生しない
- 単身かつデータ使用量2GB未満ならミニフィットプランがおすすめ
- みんな家族割+ で4回線以上を組めるならメリハリプランがお得
※本文中の価格は表記がない限り税込み価格
画像引用元:ミニモンスター | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ソフトバンクのミニモンスターとは
画像引用元:ミニモンスター | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ソフトバンクのミニモンスター(正式名称:データ定額ミニモンスター)とはどのような料金プランなのかを紹介します。
まず初めにミニモンスターは、すでに申し込みを終了したプランです。
ただし、2020年3月11日までに手続きをされた方は引き続き利用できるプランです。
ミニモンスターの特徴は、データ容量も通話料も使った分だけ支払う従量制であることです。
そのため、月々の使用頻度に差があっても余分な料金を支払う必要がない、というメリットがありました。
- データ容量は毎月の使用データ量に合わせて4段階(~1GB・~2GB・~5GB・~5GB)で変動
- 通話は従量制(20円/30秒)で、国内通話無料(1回5分以内)や、国内通話無料(24時間いつでも)の有料オプションを付けることも可能
このプランはどういう人におすすめなのかを簡単にまとめてみます。
ミニモンスターはこんな人におすすめ
- 通話をほとんど利用しない人
- 毎月変動はあるもののデータ容量が2GBを超えない人
- ゲームに熱中する月もあれば全く遊ばない月もある人
- 自宅のWi-Fiメインで利用する人
- スマホを購入したけれどほとんど利用していない人
- 数ヶ月間だけ動画閲覧サービスに加入する人
- 移動や出張など環境の変化が多い人
現在は、ほぼ同じ仕組みを「ミニフィットプラン」が受け継いでいます。
ミニモンスターの月額料金・割引
画像引用元:ソフトバンク
ミニモンスターの月額料金は、通話基本プラン(1,078円) + データ使用量で決定されます。
最新版ミニモンスターの月額料金は次のとおりです。
2019年9月13日~2020年3月11日に申し込んでいる場合
項目 | ミニモンスター | |
---|---|---|
基本プラン(音声) | 1,078円 | |
データ使用量 | ~1GB | 3,300円 |
~2GB | 5,500円 | |
~5GB | 7,150円 | |
~50GB | 8,250円 |
例えば、その月のデータ使用量が1GB未満である場合、月額料金は4,378円です。
これに「1年おトク割(12ヶ月間)」と「ネットとセットで(おうち割 光セット)」が適用されると2,000円割引になり、最安2,178円で利用できます。
それより以前に申し込んでいる方は少しだけ内訳が異なります。
2018年9月6日~2019年9月12日に申し込んでいる場合
項目 | ミニモンスター | |
---|---|---|
通話基本プラン (2年契約) | 1,320円 | |
ウェブ使用料 | 300円 | |
データ使用量 | ~1GB | 2,728円 |
~2GB | 4,928円 | |
~5GB | 6,578円 | |
~50GB | 7,678円 |
「1年おトク割」「おうち割 光セット」適用時に最安2,178円で利用できる点は同じです。
しかし、データ容量の料金が若干少なく、代わりに通話プランが2年契約になり、ウェブ使用料が加算されています。
2019年9月12日以前にミニモンスターに申し込まれている方にとって、この「通話基本プラン(2年契約)」が曲者なのです。
後ほど解説いたします。
みんな家族割+ の割引は適用されない
ミニモンスターは、「1年おトク割」と「おうち割 光セット」のダブル割引でお得になるプランです。
しかし、ここで注意しなければならないのは「みんな家族割+」です。
「みんな家族割+」は、同一家族割引グループで該当の料金プランに加入している回線が多いほど割引額が大きくなるシステムです。1回線あたり最大で2,000円安くなります。
ただし、ミニモンスターは「みんな家族割+」のカウント対象であるものの、ミニモンスターの回線自体は割引されません。
家族の中にウルトラギガモンスター+ を契約している人がいる場合に、割引増しとして一役買っているということになります。
家族が多いから「みんな家族割+」を適用させたい!という方は、後半でご紹介するメリハリプランの概要をぜひチェックしてみてください。
ミニモンスターの注意点
今回の記事作成は、ソフトバンクのチャットオペレーターさんの力をお借りしました。
そのやりとりの中で気になった点が出てきましたのでまずは紹介します。
「ミニモンスター」の認識は人によって違う?
まず1つ目は、巷でミニモンスターと呼ばれているプランが3つもある点です。
人によってはデータ定額(スマ放題)の少量プラン(2019年9月12日に新規受付を終了)をそう呼ぶ方もいらっしゃるようです。
またミニモンスターも、2019年9月12日以前に申し込んだ方と2019年9月13日~2020年3月11日に申し込んだ方とでは、月額料金やプラン変更時の違約金の有無が異なります。
そのため、ソフトバンクでは別物として扱っているようです。
- データ定額ミニモンスター 3,000円~7,500円(2019年9月13日~2020年3月11日)
- ミニモンスター 2,480円~6,980円(2018年9月6日~2019年9月12日)
- データ定額(スマ放題)の少量プラン
※上記は税抜
今回は上記2つのミニモンスターについてご紹介します。
自分がどちらの契約であるかどうかは、My SoftBankに記載されているプラン料金で判断するといいよ、とのことでした。
ミニモンスター解約は違約金が発生する?
違約金の存在は、私たちがプランを解約するときや変更する際にネックになるものです。
これさえなければ気軽に乗り換えることが可能ですが、ミニモンスターに関してはどうでしょうか。
ミニモンスターを解約する場合
ミニモンスターを解約する際は、プランを申し込んだ時期で違約金の有無が決定されています。
まず、2019年9月13日~2020年3月11日にデータ定額ミニモンスターを申し込んでいる方については、解約時に違約金は発生しません。
これは、2019年10月に施行された電気通信事業法の改正で「契約解除料は上限1,000円まで」という新ルールができたためです。
それでは、2019年9月12日以前に申し込んだ場合はどうでしょうか。
残念ながら、2019年9月12日以前に申し込んでいる場合は2年契約プランとして扱われるため、解約時の違約金は発生します。
違約金は10,450円と高額ですが、契約更新期間(3ヶ月)の間であれば支払わなくてOKです。
ちなみに2019年2月までは、2年契約などの自動更新がある料金プランの契約更新期間は2ヶ月間でした。
2019年3月1日から3ヶ月間に拡大したことで少し余裕ができていますね。
ミニモンスターからプラン変更する場合
続いて、プランを変更する場合です。
こちらも解約時と同様に、データ定額ミニモンスターについては違約金なし。
2019年9月12日以前に申し込んだミニモンスターに関しては違約金が発生してしまいます。
まずは自分の契約更新月をLINEまたはMy SoftBankから確認してみましょう。
ミニモンスターから変更するならどのプラン?
画像引用元:ミニフィットプラン _ スマートフォン・携帯電話 _ ソフトバンク
それでは、ミニモンスターから変更するとなった際、どのプランに加入するのが最適なのでしょうか。
スマホの利用頻度はそう変わらないことを前提に2つのプランに絞ってみました。
- その1 : ミニフィットプラン
- その2 : メリハリプラン
上記のプランを選ぶ際は、「月々のデータ使用量が2GB未満か以上か」「家族割+などの割引が適用されているか」の2点が重要なポイントになります。
その1:ミニフィットプラン
ミニモンスターのデータ容量・通話料を使った分だけ支払う仕組みは、現在のミニフィットプランへと受け継がれています。
ミニモンスターとミニフィットプランの違いは、データ使用量4段階が、3段階へと変更された点です。
これにより、毎月のデータ量上限が5GBまでに抑えられ、より安心して利用できるようになりました。
ミニモンスターとミニフィットプランの月額料金の比較
項目 | ミニモンスター | ミニフィットプラン | |
---|---|---|---|
基本プラン(音声) | 1,078円 | ||
データ使用量 | ~1GB | 3,300円 | 3,300円 |
~2GB | 5,500円 | 5,500円 | |
~5GB | 7,150円 | 7,150円 | |
~50GB | 8,250円 | - |
こうして見ると、データ使用量ごとの価格はまったく同じですね。
それでは、ミニモンスターからプラン変更するほとんどの方がミニフィットプランを選択しているのでしょうか?
その2:メリハリプラン
実は、家族グループを登録していて、家族の中に50GBプランなどを利用している人がいる場合、「メリハリプラン(2GB以下の場合は1,500円割引)」へ変更するという手もあります。
月々のデータ使用量が2GBに達しない場合はミニフィットプランの方が安いものの、2GBからはメリハリプランと同額になります。
その上、割引適用を含めるとメリハリプランのほうが安くなることもあります。
次の表は、みんな家族割+ で4回線以上を組んだ場合の月額料金です。
月々のデータ使用量に関わらず、メリハリプランがお得になっていることが分かります。
割引適用の条件
プラン | 割引適用 |
---|---|
ミニフィットプラン | ・半年おトク割(6ヶ月) ・ネットとセットで (おうち割 光セット) |
メリハリプラン | ・半年おトク割(6ヶ月) ・ネットとセットで (おうち割 光セット) ・みんな家族割+(4人以上) ・勝手に割引 |
・半年おトク割(6ヶ月) ・ネットとセットで (おうち割 光セット) ・みんな家族割+(4人以上) |
みんな家族割+ で4回線以上を組んだ場合の月額料金
プラン | データ容量 | 月額料金 (2~7ヶ月目) | 月額料金 (8ヶ月目以降) |
---|---|---|---|
ミニフィットプラン | ~1GB | 2,178円 | 3,278円 |
1~2GB | 4,378円 | 5,478円 | |
2~5GB | 6,028円 | 7,128円 | |
メリハリプラン | ~2GB | 2,178円 | 3,278円 |
~50GB | 3,828円 | 5,368円 |
メリハリプランは毎月50GBまで高速通信を利用できます。
さらに、LINEやtwitter、YouTubeやGYAO!などの20のSNS&動画サービスに関してはギガノーカウントという好条件です。
- YouTube
- Amazon Prime Video
- Abema TV
- TVer
- GYAO!
- kurashiru
- Hulu
- スタディサプリ/スタディサプリ English
- C Channel
- mysta
- AR SQUARE
- VR SQUARE
- FR SQUARE
- バスケットLIVE
- LINE
- TikTok
ただし、メリハリプランは、2GBを超えた時点で6,500円の定額料金が発生してしまいます。
このようにミニモンスターからの変更先は、ミニフィットプラン、またはメリハリプランの2択に絞られます。
自身の回線の割引状況や使用GB数のチェック頻度によってベストな選択先は異なるでしょう。
もちろん、以前よりも通話やデータ使用量が増加している方は、ほかの料金プランが適している場合もあります。
まずは、契約状況をLINEやMy SoftBankで確認するところから始めましょう。
確認が面倒だな、自信がないなという場合は、ソフトバンクの問い合わせ窓口やチャットサポートを利用すると、確実な回答を受け取ることができるのでおすすめです。
- 2GB以下だった月は自動で1,500円割引
- みんな家族割+が適用がされる(最大2,000円割引)
- LINEやYouTube等の一部サービスはカウントフリー
- 2GBを超えた時点で6,500円の定額料金が発生する
家族割+の加入有無をチェックしよう
画像引用元:ソフトバンク メリハリプラン
ソフトバンクのミニモンスターは、データ容量も通話料も使った分だけ支払うコンパクトなプランでした。
これまでと同じくスマホの使用頻度が高くない方は、新プランのミニフィットプラン、もしくはメリハリプランへ変更することになるでしょう。
- ミニモンスターはデータ容量も通話料も使った分だけ支払うプラン
- ミニモンスターは「みんな家族割+」のカウント対象だが割引の対象外
- 解約時は更新期間(3ヶ月間)以外だと10,450円の違約金が発生する
- 2019年9月13日以降にデータ定額ミニモンスターに申し込んだ場合は違約金が発生しない
- 単身かつデータ使用量2GB未満ならミニフィットプランがおすすめ
- みんな家族割+ で4回線以上を組めるならメリハリプランがお得
ミニフィットプランはミニモンスターとほぼ同じ内容ですが、最も料金の高い4段階目の50GBが廃止され、より安心して利用できるようになっています。
メリハリプランは、YouTubeなどの動画&SNSサービスにおいて、どれだけ閲覧してもデータ容量0である点が最大のメリットになっています。
2G未満であればミニフィットプランの方が安く、2G以上であれば同額になりますが、割引を含めると家族割+が効くメリハリプランの方がお得になる傾向にあります。
ただし、2Gを超えた場合に発生する6,500円は、割引を適用していないと大きな負担になってしまうかもしれません。
料金プランを決定する際は、現在の加入状況とデータ使用量の見極めが大切だと言えます。