
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
2018年9月6日、ソフトバンクで新しい料金プランを利用することが可能となりました。
その名も、「ギガモンスター+(プラス)」と「ミニモンスター」というデータ量に関する料金プランです。
これまでとは大きく内容を変更した新料金プランは、ユーザーにどのような影響を与えるのでしょうか。
2018年夏にドコモも新料金プランを打ち出しましたが、今回ソフトバンクから打ち出される新料金プランは格安SIMのテイストも混じっている料金プランです。
そこで今回は、ソフトバンクの新料金プランを徹底解説し、誰にとってどんな料金プランがお得なのかを紹介します。
1 ソフトバンクの一新された料金プランを解説!
画像引用元:ソフトバンク:料金プラン一覧
ソフトバンクの新料金プランは、上記でも触れたように2018年9月6日から受付開始となったデータ量に関する料金プランです。
- ウルトラギガモンスター+
- ミニモンスター
で分けられているため、それぞれに分けて特徴と料金プランの概要をお伝えします。
1-1 ソフトバンク新プラン | 通話プランに関しては従来通り
新料金プランは、飽くまでデータ量に関する料金プランなので、通話に関する基本プランはこれまでと変更はありません。
- 20円/30秒で使った分だけ通話料金が発生する「通話基本プラン」
- 1回あたり5分以内の通話であれば国内どこでも何回でもかけ放題となる「スマ放題ライト」
- 24時間いつでもどこでも国内通話がかけ放題となる「スマ放題」
これら3つの料金プランに分けられています。
分かりやすいように、月額料金を以下の表にまとめます。
ソフトバンクの通話料金(月額) | |
---|---|
通話基本プラン | 1,500円 |
スマ放題ライト | 2,000円 |
スマ放題 | 3,000円 |
なお、スマ放題ライトに関しては5分間を超過した時点で20円/30秒という通話料金が発生します。
そのため、1回あたりの通話時間は短いものの通話の回数が多いという方におすすめの通話プランです。
1-2 ソフトバンク新プラン | ウルトラギガモンスター+
画像引用元:ソフトバンク:ウルトラギガモンスター+
それではソフトバンクの新料金プランを紹介します。
まず紹介するのは、「ウルトラギガモンスター+」という料金プランです。
これまで、ソフトバンクでは「ウルトラギガモンスター」という名前の料金プランを打ち出していて、データ容量は1ヶ月あたり50GBという内容でした。
ところが今回「+」となった新料金プランでは、1ヶ月あたり50GBという大きなデータ容量に加えて、どれだけ使ってもギガノーカウントとなる対象サービスが期間限定で追加されました。
つまり、ギガノーカウントのサービスの利用時はデータ容量を消費することがないということです。
2018年9月時点での対象サービスは、以下の通りです。
- Youtube
- AbemaTV
- TVer
- GYAO!
- hulu
- LINE
上記の動画配信サービスを含むアプリやWebサービスが、データ容量を消費せずに使い放題となっているため、上記の対象サービスを普段から利用しているという方にとってはかなり嬉しい内容となっています。
さらに、従来と比較して月額料金がお安くなりました。
これまでの「ウルトラギガモンスター」は月額7,000円でしたが、今回の「ウルトラギガモンスター+」は月額料金がなんと5,980円となっています。
従来の料金プランよりもお安くなった「ウルトラギガモンスター+」は、家族で利用すると人数に応じて割引される「みんな家族割+」という割引サービスを適用できます。
ここで注意したいのは、家族で「ウルトラギガモンスター+」のデータ容量をシェアするというわけではないという点です。
飽くまで、同一家族内で「ウルトラギガモンスター+」を2回線以上契約している場合に一人あたりの料金が安くなるという割引です。
以下に、「ウルトラギガモンスター+」をお一人で使う場合と「みんな家族割+」を適用した時の料金の例を表でまとめます。
ウルトラギガモンスター+の月額料金 | |
---|---|
1人の場合 みんな家族割+の適用なし | 5,980円 |
2人の場合 みんな家族割+(-500円) | 5,480円 |
3人の場合 みんな家族割+(-1,500円) | 4,480円 |
4人の場合 みんな家族割+(-2,000円) | 3,980円 |
「みんな家族割+」の適用条件に関して、家族内にこれからご紹介する「ミニモンスター」の契約者がいても「ウルトラギガモンスター+」の割引の対象回線としてカウントされます。
しかしながら「ミニモンスター」は割引にならないため注意が必要です。
また、ギガノーカウントについては2019年4月7日までの加入者が対象となっているため、ギガノーカウントを活用したいという方はお早めに「ウルトラギガモンスター+」を検討しましょう。
- ギガノーカウントとなるアプリがたくさんある
- データ消費ゼロでYoutubeを見られる
- 「みんな家族割+」でお得に使える
- 従来の料金プランよりもお安くなった
1-3 ソフトバンク新プラン | ミニモンスター
画像引用元:ソフトバンク:ミニモンスター
続いて紹介する「ミニモンスター」は、データ量を使った分だけ請求が発生する従量課金制の料金プランです。
これまでは、「ウルトラギガモンスター」や「データ定額」などの決まったデータ容量での請求でしたが、「ミニモンスター」では使った分だけの請求となります。
「~1GB」「~2GB」「~5GB」というように、使った量に応じて料金が請求されます。
そのため、毎月あまりデータ量を消費しない方も使っていない分のデータ量にコストを割く必要がなくなるため、無駄がなくなります。
ですが、注意しておきたいのは1ヶ月あたりどれだけデータ量を消費しているかという点です。
例えば、「~0.9GB」までの利用だとすると「~1GB」の料金が請求されます。
ところが「~1.1GB」を利用してしまうと、「~2GB」の料金が請求されます。
「ミニモンスター」は従量課金制でデータ量の無駄がなく利用できるプランですが、データ使用量の管理をしていないと大幅な無駄が生じるリスクもあるため、その点には注意しておきましょう。
また「ミニモンスター」の場合は、「ウルトラギガモンスター+」とは異なり、データ消費量がゼロとなるギガノーカウントのサービスはありません。
つまり「ミニモンスター」は、Wi-Fi通信がメインで普段あまりモバイル通信を利用しない方におすすめの料金プランと言えます。
以下に、「ミニモンスター」の料金プランをまとめます。
ミニモンスターの月額料金 | |
---|---|
~1GB | 2,480円 |
~2GB | 4,480円 |
~5GB | 5,980円 |
~50GB | 6,980円 |
月額料金について、従来の「データ定額ミニ/1GB」の料金が2,900円だったのに対して、「ミニモンスター」では「~1GB」の料金が2,480円となっています。
「ミニモンスター」についても「ウルトラギガモンスター+」と同様に、これまでよりも1GBあたりの単価がお安くなっています。
- 従量課金制だから無駄なくデータを使える
- ギガノーカウントのサービスはなし
- データ使用量はこまめに管理が必要
- 従来の料金プランよりもお安くなった
ソフトバンクのミニモンスターとiPhone XSの相性|お得に使う秘訣
次の章では、「今回の新プランの導入で受付終了となったプラン」を説明します。
1-3 ソフトバンク新プラン | どちらにも使えるキャンペーン
画像引用元:ソフトバンク:キャンペーン
「ウルトラギガモンスター+」「ミニモンスター」ともに、「1年おトク割」という割引サービスを適用することによって、初めの1年間は毎月1,000円割引されます。
2018年9月6日時点では、機種変更やMNP、新規契約など機種購入を伴う手続きの場合に限って「ウルトラギガモンスター+」「ミニモンスター」の契約を行うことが出来ます。
機種購入を行うとスマホの分割代金が発生するため選ぶスマホによっては月額料金が高額となりますが、初めの1年間で合計12,000円もお安くなるのは大きなメリットです。
2 ソフトバンク新プランで受付終了となった旧プラン
ここで、新規受付が終了となった旧プランについておさらいしておきましょう。
旧プランは、現在ソフトバンクを利用している方に限って10月まで旧プランを選ぶことが出来ます。
ですが、新料金プランの方が1GBあたりの単価が安価となっているため、旧プランを選択する旨味はほとんどありません。
2-1 受付終了となった旧プラン | ウルトラギガモンスター/ギガモンスター
従来までは、大型なデータ容量として「ウルトラギガモンスター(50GB):7,000円/月」と「ギガモンスター(20GB):6,000円/月」の2つを提供していました。
モバイル通信が多い方におすすめの料金プランで、以前よりも料金が安くなったことで話題となりました。
ですが、この料金プランは「ウルトラギガモンスター+」に統合されることとなりました。
2-2 受付終了となった旧プラン | データ定額/データ定額ミニ
あまりモバイル通信を行わない方におすすめの料金プランとして、従来は
- データ定額(5GB):5,000円/月
- データ定額ミニ(1GB):2,900円/月
- データ定額ミニ(2GB):3,500円/月
を提供していました。
こちらに関しては特筆すべき点もなく、各キャリアと同じ価格帯のデータ定額プランでした。
これに取って代わって登場したのが「ミニモンスター」です。
現在ではauやドコモも従量課金制の料金プランを提供していて、国内3キャリア全てが従量課金制を導入することとなりました。
定額制ではなく従量課金制にすることで、データ使用量の管理は必要なものの使っていない分のデータ量まで料金を支払わなくて良いというのは大きなメリットです。
3 ソフトバンクの新料金プランは誰に向いているのか
ソフトバンクは、モバイル通信に関して新しい料金プランを打ち出しましたが、どの料金プランがどういった人に向いているのでしょうか。
それぞれに請求方法や特徴が大きく異なるため、ご自分が契約する際にどちらを契約するべきなのかと悩まれる方も多いかと想定されます。
そこで、シチュエーションや利用スタイル別でどんな人に向いているのかをご紹介します。
3-1 ウルトラギガモンスター+は誰に向いているのか
画像引用元:ソフトバンク:料金プラン
まずは、「ウルトラギガモンスター+」はどんな人に向いているのかを見ていきましょう。
「ウルトラギガモンスター+」はギガノーカウントという格安SIMのテイストも含まれていて、キャリアでは見かけない特徴があります。
そのため、想定できるシチュエーションは豊富にあります。
3-1-1 動画コンテンツをたくさん観る人
「ウルトラギガモンスター+」では、動画コンテンツであるYouTubeやhuluの視聴がギガノーカウントとなっています。
動画コンテンツはデータ量が大きいため、モバイル通信で楽しむ際はデータ容量を圧迫する原因となることが多いです。
しかしながら、映画やドラマやアニメが多数配信されているhuluをギガノーカウントで観ることが出来たり、オリジナル番組を多数放映しているAbemaTVをギガノーカウントで観ることが出来たりします。
現在は動画コンテンツのエンタメが盛んになっているため、「ウルトラギガモンスター+」は普段からYoutubeやhuluやAbemaTVをよく観る人にかなりおすすめです。
3-1-2 SNSを毎日使う人
ついデータ量が大きくなりがちなInstagramやFacebookも、ギガノーカウントとなっています。
特にInstagramは写真や配信がメインのサービスであるため、他のSNSに比べてデータ量が大きくなりがちです。
またFacebookでも動画を投稿している方が以前よりも増えているため、これらをギガノーカウントで閲覧できるというもの「ウルトラギガモンスター+」の大きな強みです。
さらにコミュニケーションアプリとしてすっかり定番になったLINEもギガノーカウントで利用できます。
撮影した写真や動画の送受信もギガノーカウントとなっているため、動画の容量などを気にする必要がなくなります。
ソフトバンクのウルトラギガモンスター+の全て|新料金プランの真実
次の章では、「ミニモンスターはどんな人に向いているのか」について説明します。
3-1-3 仕事でもスマホを利用する人
「ウルトラギガモンスター+」は、ビジネスでスマホを利用する人にもおすすめできる料金プランです。
データ容量が50GBもあるため、テザリングでスマホをルーター代わりにしてノートパソコンで作業をすることも可能となります。
街なかのフリーWi-Fiを使うという方も多いですが、セキュリティ面を考えるとモバイル通信のテザリングがおすすめです。
3-1-4 毎月2GB以上モバイル通信を利用する人
「ミニモンスター」の料金プランは、「~2GB」までなら月額4,480円で利用することが可能です。
しかしながら、2GBを超えると「~5GB:5,980円/月」となるため、ウルトラギガモンスターの一人の料金と同じになります。
そのため、1ヶ月あたりおおよそ2GB以上のモバイル通信を行う方は「ウルトラギガモンスター+」がおすすめです。
3-1-5 家族での利用が適用できる「みんな家族割+」がお得!
「ウルトラギガモンスター+」は、「みんな家族割+」という割引サービスを適用することが出来ます。
家族の中で「ウルトラギガモンスター+」や「ミニモンスター」を利用している人が多くなるほど、「ウルトラギガモンスター+」の一人あたりの月額料金が安くなります。
上記の表にも記載しましたが、一人で利用するよりも複数人で利用したほうが圧倒的にお得です。
「みんな家族割+」のスゴイところは、家族でなくても同一住所であれば適用できるという点です。
そのため、同棲中のカップルやシェアハウスで暮らす人も「みんな家族割+」を使うことが出来ます。
同じ場所で暮らす人が「ウルトラギガモンスター+」や「ミニモンスター」を利用することで、みんなでお得に利用することが可能となります。
3-2 ミニモンスターは誰に向いているのか
画像引用元:ソフトバンク:料金プラン
最後に、「ミニモンスター」がどんな人に向いているのかについて紹介します。
「ミニモンスター」は従量課金制でスマホをお安く運用することが出来るため、おすすめできる人は「ウルトラギガモンスター+」とはまた異なった方が対象となります。
3-2-1 月額料金を抑えたい人
やはりおすすめなのは、月額料金を抑えてスマホを利用したい人です。
月額料金を抑えたいのであれば格安SIMも検討するべきですが、やはり地方やエリアによっては通信環境に不安が残ります。
ですがソフトバンクはキャリアなので、通信環境は問題なく安心してモバイル通信を行うことが出来ます。
従来のデータ定額料金と比較しても1GBあたりの金額が安くなっているため、キャリアを利用しつつ、とにかく月額料金を抑えたいという方におすすめです。
3-2-2 フラッグシップモデルを安く使いたい人
キャリアの大きな強みは、通信環境だけではありません。
キャリアでは、大手スマホブランドのフラッグシップモデルを購入して使用できるという大きなメリットがあります。
格安SIMでは月額料金は毎月お安く抑えられるものの、iPhoneやGalaxyやXperiaといった人気シリーズのフラッグシップモデルは取り扱っていないことが多いです。
ところが、ソフトバンクの「ミニモンスター」であれば、安い月額料金を実現しつつ人気スマホのフラッグシップモデルを持つことが可能となります。
フラッグシップモデルが欲しいけれど月額料金は抑えたいという要望にも応えてくれるため、スマホ好きな人にも「ミニモンスター」はおすすめです。
3-2-3 タブレットと併せて利用したい人
現在では、パソコンの保有台数よりもタブレットの保有台数の方が多いとも言われているほどタブレットが普及しています。
iPadシリーズも価格の安いものからハイスペックなiPad Proまで展開されていて、これまでパソコンで行っていた作業をタブレットで行うという人も増えています。
キャリアではもちろんタブレットを取り扱っていて、Wi-Fi環境がなくてもモバイル通信でインターネットを活用できるセルラーモデルの人気も高いです。
ですが、タブレットも併せて利用すると利用料金が発生します。
タブレットの料金も増えると月額料金は当然高額になりますが、「ミニモンスター」を利用してスマホのモバイル通信を抑えることで、タブレットを使用しても月額料金を抑えることが可能となります。
そのため、セルラーモデルのタブレットをスマホと併用したいという人にとっても「ミニモンスター」はおすすめです。
4 好みに合わせてお得な新料金プランを活用しよう
ソフトバンクから打ち出された新料金プランである「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」は、これまでに足りていなかった点を補った料金プランと言えます。
あまりモバイル通信を利用しないライトユーザーから、モバイル通信で動画コンテンツやSNSを利用するヘビーユーザーまであらゆるニーズに応えることが出来ます。
それでは、「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」はどんな人におすすめなのかを振り返ってみましょう。
- 動画コンテンツなどデータ量の大きなサービスを利用する人
- 仕事でもスマホやモバイル通信を利用したい人
- 毎月2GB以上モバイル通信を利用する人
- ご家族で「ウルトラギガモンスター+」や「ミニモンスター」を利用する人
- とにかく月額料金を抑えてスマホを運用したい人
- フラッグシップモデルのスマホをお安く運用したい人
- 毎月1GB程度しかモバイル通信を利用しない人
- タブレットと併せて利用したい人
それぞれに全く異なったメリットや特徴があるため、自分の利用スタイルやこれからのスマホライフに合わせて、最適な料金プランを選びましょう!
ソフトバンクの料金プラン|料金シミュレーションで見直して変更も