【2022年】ソフトバンクの契約者数からシェア率、推移までを解説

楽天モバイルの参入や、ahamo、povo、LINEMOなどの格安料金プランの登場により、ソフトバンクのシェア率や契約者数にはどのような変化が生じたのでしょうか。本記事は数字の推移を携帯電話業界の変化と共に解説します。
  • 2022年3月4日
  • by.Iris777

ソフトバンクのサービス

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2022年2月時点で、日本国内にはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの大手4キャリアが存在します。

それぞれ競争しつつ通信サービスを提供しているので、どのキャリアが人気なのか気になるのではないでしょうか?

そこで、今回は4キャリアの中からソフトバンクをピックアップしてシェア率とこれまでの推移を紹介します。

なお、本記事の内容は「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和3年度第2四半期(9月末))」を参考にして作成しています。

ソフトバンクの契約数・シェア率の概要
  • 2021年9月時点のソフトバンクシェア率は約21.0%(MVNO契約を除く)
  • 契約数に直すと約4,168万件
  • 2020年9月以降はシェアに大きな変化なし
  • 既存キャリアユーザーの一部が楽天モバイルに流出

トップ画像引用元:ソフトバンク

【2021年9月末】ソフトバンクのシェア率は21.0%

メリハリ無制限プラン

画像引用元:新料金プラン・メリハリ無制限 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

総務省が発表した「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」によると、2021年9月末時点でのソフトバンクのシェア率は以下の通りになっています。

2021年9月末時点のソフトバンクシェア率
  • MVNOを除く: 21.0%
  • MVNOを含む: 25.3%

この数値は、ソフトバンク株式会社が提供している「メインブランド契約」「オンラインブランド(LINEMO)契約」「サブブランド(ワイモバイル)」契約を合算した数値です。

ソフトバンク回線の内訳

ソフトバンクには、前述した「メインブランド契約」「オンラインブランド(LINEMO)契約」「サブブランド(ワイモバイル)」の3ブランドがありますが、詳しい内訳は発表していません。

ワイモバイルの契約数は、2021年6月末時点で約700万です。

それ以降のワイモバイル契約数およびLINEMOの正確な契約数は公開されていないため、実数は不明です。

しかし、決算説明会でLINEMOが50万契約未満であることに触れたケースがあるため、ここから各ブランドの移動体通信全体に対するシェア率を計算すると以下のようになります。

ソフトバンク各ブランドのシェア率
  • メインブランド: 17.2%
  • ワイモバイル: 3.5%
  • LINEMO: 0.25%

依然としてメインブランドが強く、ワイモバイルが好調とはいえそこまでのシェアを獲得していないことがわかります。

ソフトバンクのMVNOのシェア率は4.3%です。

ドコモ/au/楽天モバイルのシェアと比較

次に、他のMNO回線とシェア率を比較してみましょう。

2021年9月末時点におけるシェアは以下の通りです。

MNOMVNOを除くMVNOを含む
ソフトバンク21.0%25.3%
ドコモ36.8%42.0%
au27.0%30.6%
楽天モバイル2.1%13.2%

4キャリアのうち、最もシェアが低いのは楽天モバイルです。

楽天モバイルはサービスインしたのが2020年4月と新しいキャリアなので、この結果はある意味当然です。

それ以外の3キャリアの中ではソフトバンクのシェアが最も低いものの、極端に低いわけではありません。

ソフトバンクの契約件数は約4,168万件

ソフトバンクのサービス

画像引用元:ソフトバンクメリット | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

携帯電話業界の状況を掴むにあたり、シェア率はとても分かりやすい指標になります。

しかし、実際にどれくらいの人がその会社と契約しているのかを知るには、シェア率から実際の契約数を計算しなければなりません。

そこで、ここではソフトバンクの契約数を計算してみましょう。

ソフトバンク回線全体の契約数

総務省の資料によると、2021年9月末時点での日本の移動体通信契約数は約1億9,847万契約でした。

この数字にソフトバンクのシェア率である21.0%をかけると、約4,168万契約であることがわかります。

MVNOを含めた場合は25.3%になるため、約5,021万契約です。

ブランド別の契約数は非公開

先程、決算説明会でワイモバイルが700万契約、LINEMOが50万契約であることに触れましたが、これは2021年の決算説明会で言及した数値です。

ソフトバンクはこれらの数値を非公開としているため、それ以降の契約数推移および正確な契約数はわかりません。

オンライン専用ブランドとして登場したLINEMOを契約しているユーザーは非常に少ないといえます。

ソフトバンクのシェア率の推移

次に、ソフトバンクのシェア率がこれまでどのように推移してきたかをチェックしていきましょう。

今回は、総務省が発表した資料に基づいて2017年3月~2021年9月にかけてのシェア率の推移を紹介します。

シェア率の推移を示したグラフは以下の通りです。

事業者別シェアの推移

画像引用元:総務省|報道資料|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (令和3年度第2四半期(9月末))

この資料からソフトバンクのシェア率をチェックしていきましょう。

2020年以降は大きな変動なし

ソフトバンクシェア率推移
  • 2017年3月: 22.5%
  • 2018年3月: 22.0%
  • 2019年3月: 21.9%
  • 2020年3月: 21.2%
  • 2020年9月: 21.0%
  • 2020年12月: 21.0%
  • 2021年3月: 20.8%
  • 2021年6月: 20.8%
  • 2021年9月: 20.8%

楽天モバイルがサービスインした2020年以降は、概ね21%前後で横ばいです。

2017年から比較すると微減傾向にありますが、ここ数年はシェアに大きな変動はありません。

ドコモは横ばい・auは微減

続いて、ドコモ/auのシェア率推移もチェックしていきましょう。

時期ドコモau
2017年3月40.9%27.1%
2018年3月39.4%27.9%
2019年3月38.5%27.6%
2020年3月37.7%27.9%
2020年9月37.2%27.8%
2020年12月37.1%27.6%
2021年3月37.0%27.2%
2021年6月37.0%27.1%
2021年9月36.9%27.0%

こちらも楽天モバイルが参入した2020年以降のデータをチェックすると、ドコモが横ばい、auが微減です。

キャリアが失ったシェアは楽天モバイルへ

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアは、2020年以降のシェアはいずれも横ばいもしくは微減です。

一方で楽天モバイルのシェアは以下の通りになっており、サービスイン以来一貫してシェアが増加しています。

楽天モバイルのシェア推移
  • 2020年9月: 0.6%
  • 2020年12月: 0.8%
  • 2021年3月: 1.5%
  • 2021年6月: 1.9%
  • 2021年9月: 2.1%

一方、2020年3月~2021年9月のドコモ・au・ソフトバンクのシェア推移は以下の通りです。

ドコモ/au/ソフトバンクのシェア推移
  • ドコモ: -0.8%
  • au: -0.9%
  • ソフトバンク: -0.4%

全キャリアの変動率を合計すると-2.1%で、楽天モバイルの市場シェアと一致します。

したがって、3キャリアからの主なMNP先は楽天モバイルと考えられるでしょう。

多くのユーザーが重視するのは通信品質

ここまでに紹介したシェアをチェックすると、以下のような傾向があることがわかります。

シェア推移をチェックするとわかること
  • 楽天モバイルは増加しているがシェアはごくわずか
  • ドコモ・au・ソフトバンクは横ばいもしくは微減程度
  • MVNOは微減

これらを総合的に考慮すると、料金は安いが通信品質に問題がある楽天モバイルやMVNOより、通信品質が高いドコモ・au・ソフトバンクを選ぶユーザーが多いことがわかります。

楽天モバイルはエリア内でも圏外が頻発し、MVNOは混雑時間帯に通信速度が大幅に遅くなるのが特徴です。

2019年以前は料金の安さを求めてMVNOにMNPする流れが見受けられました。

しかし、楽天モバイルの登場およびオンライン専用プランの出現にともなって、MVNOはその役目を終えたとも考えられます。

オンライン専用プラン「LINEMO」は要注目

LINEMO

画像引用元:LINEMOの料金プラン

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアは、いずれもオンラインで販売・サポートすることを条件にした「オンライン専用プラン」をリリースしています。

ソフトバンクのオンライン専用プランはLINEMOで、他社のオンラインブランドと比較すると以下のような特徴があります。

LINEMOの特徴
  • 料金プランが2つ存在
  • LINEギガフリーに対応

うまく活用すれば、ソフトバンク回線の通信品質はそのままにしつつ料金を大幅に節約できます。

通信料金を抑えたい人は、ぜひ検討してみてください。

料金プランが2つ存在

項目スマホプランミニプラン
月額基本料2,728円990円
データ通信容量20GB3GB
通信方式4G・5G
速度制限時の通信速度最大1Mbps最大300kbps
音声通話30秒22円

LINEMOでは、上記のようにプランを2つ用意しています。

データ通信量が3GB/月のプランと20GB/月のプランがあるので、必要とするデータ通信量に応じて適切なほうを契約しましょう。

基本的な通信品質に大きな違いはありませんが、容量超過後の通信速度が3GB/月プランは300kbps、20GB/月プランが1Mbpsと差があります。

この点にも注意した上で、自分にマッチしたほうを選びましょう。

LINEギガフリーに対応

どちらのプランを契約したユーザーも、LINEギガフリーの対象になります。

これによってLINEアプリを使用したメッセージや音声通話、ビデオ通話にかかる通信量は月間通信量としてカウントされません

通信制限がかかった状態でも通常の速度で利用できるので、LINEをよく利用する人にとってはうれしいポイントです。

20GB/月プランがahamoより242円/月安いだけではなく、LINEギガフリーがついているのがLINEMO最大の魅力といえます。

LINEMOの詳しい情報については以下でも解説しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

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オンライン専用プランの動向によってはシェアが大きく変動する可能性も

移動体通信市場におけるソフトバンクのシェアは、ドコモ・auに続いて第3位です。

2020年以降は楽天モバイルが市場に参入したことにより、今後はシェアの変動が起こる可能性があります。

今回チェックしたことを振り返ると、以下の通りです。

ソフトバンクの契約数・シェア率の概要
  • 2021年9月末時点のソフトバンクシェア率は約21.0%(MVNOを含むと25.3%)
  • 契約数に直すと約4,168万契約
  • ソフトバンクのシェア率は、2020年以降横ばい
  • 既存3キャリアから楽天モバイルに流出するユーザーが多い

楽天モバイルがサービスインしたことにより、既存3キャリアから楽天モバイルにMNPするユーザーが一定数存在します。

とはいえ、楽天モバイルのシェア率は2.1%と低く、2021年9月時点で既存3キャリアのシェア率に大きな変化はありません。

MVNOは価格面のメリットが薄くなり、MNOに比べた際の競争優位性はあまりないでしょう。

今後は楽天モバイルの通信品質向上、ドコモ・au・ソフトバンクのオンライン専用プランの動向に注目が集まります。

ここがどう動くがでシェアが大きく変動する可能性もあるでしょう。

業界動向が気になる人は、ぜひ定期的にチェックしてみてください!

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この記事を書いた人
スマートフォン・タブレット・PC・スマートウォッチなどガジェット好きライター。Android利用歴9年でEclair以降のバージョンは一通り利用。 日々進化し続けるガジェット類の最新情報をお届けします!他にもゲーム、アプリ、音楽関連記事も執筆中。