【2021年】ソフトバンクの契約者数からシェア率、推移までを解説

楽天モバイルの参入や、ahamo、povo、LINEMOなどの格安料金プランの登場により、ソフトバンクのシェア率や契約者数にはどのような変化が生じたのでしょうか。本記事は数字の推移を携帯電話業界の変化と共に解説します。
  • 2021年8月21日
  • by.affiprecious

ソフトバンクとワイモバイルの実店舗

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現代の日本の携帯電話契約件数は、1億7,000万件を超えます。

携帯電話会社の数も、ひと昔前に比べて随分と増えましたよね。新しい契約先を探すとき、各社のシェア率をチェックしている方も多いのではないでしょうか。

「シェア率=サービスの質」とは一概に言えないものの、選ばれるのには理由があるものです。

そこで、本記事ではソフトバンクの契約者数やシェア率、ここ数年間の推移などを調査しました。

ソフトバンクの契約数・シェア率の概要
  • 2019年3月時点のソフトバンクシェア率は約17.8%
  • 契約数に直すと約3,164万件
  • ソフトバンクのシェア率は、2014年に比べて約3%下がっている。流出先は格安SIM
  • 格安SIMへの流出を止めるため、3キャリアは「ahamo」「povo」「LINEMO」を発表

なお、本記事の内容は、下記の資料を参考にして作成しております。

資料参照元:総務省|報道資料|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (平成30年度第4四半期(3月末))

トップ画像引用元:オンライン専用ブランド“LINEMO”、3月17日にサービス開始 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク

ソフトバンクのシェア率は17.8%

メリハリ無制限プラン

画像引用元:新料金プラン・メリハリ無制限 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

総務省の資料によると、2019年3月時点でのソフトバンクのシェア率は22.3%となっています。

ただし、これはソフトバンクとワイモバイルの契約数を合算した場合のシェア率です。では、ソフトバンク単体ではどのくらいの割合になるのでしょうか?

残念ながら総務省の資料には、それぞれの契約数が記載されていませんでした。

しかし、2019年2月5日に開催されたソフトバンクの決済説明会での説明によれば、ソフトバンクの契約数に対するワイモバイルの割合は約2割程度とのこと。

つまり、ソフトバンクとワイモバイルのシェア率は、次のようになります。

ソフトバンクとワイモバイルのシェア率
  • ソフトバンク:17.8%
  • ワイモバイル:4.5%

なお、ライバルともいえるドコモやauのシェア率は下記のとおりです。

3キャリアのシェア率
  • ドコモ:38.5%
  • au:27.6%
  • ソフトバンク:17.8%

3キャリアでは、ソフトバンクのシェア率が最も低いことになりますね。

ソフトバンクの契約件数は約3,000万件

ミニフィットプラン+

画像引用元:ミニフィットプラン+ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

携帯電話業界の状況を掴むにあたり、シェア率はとても分かりやすい指標になります。

しかし、実際にどれくらいの人がその会社と契約しているのかは、シェア率を見てもピンと来ませんよね。

ソフトバンクの契約件数は一体何件なのでしょうか?

総務省の資料によると、2019年3月時点での日本の携帯電話契約数は約1億7,773万件でした。

この数字にソフトバンクのシェア率17.8%をかけると、2019年3月時点でのソフトバンクの契約数は約3,164万件だったことが分かります。

ソフトバンクのシェア率の推移

3キャリア中、最もシェア率が低かったソフトバンク。とはいえ、ソフトバンクは3キャリアのなかで最も参入が遅かったキャリアです。この影響は無視できませんよね。

現在でもソフトバンクのシェア率が伸び続けているのであれば、数年後にはauのシェア率を超えるかもしれません。

2014年3月~2019年3月にかけてのソフトバンクのシェア率の推移を見てみましょう。

ソフトバンクシェア率

上の資料のソフトバンクのシェア率には、ワイモバイルのシェア率も含まれてしまっています。

そこで、ソフトバンク分だけを抽出し、以下にまとめ直しました。

ソフトバンクシェア率推移
  • 2014年3月:20.5%
  • 2015年3月:19.8%
  • 2016年3月:18.9%
  • 2017年3月:18.0%
  • 2018年3月:17.7%
  • 2018年6月:17.7%
  • 2018年9月:17.7%
  • 2018年12月:17.7%
  • 2019年3月:17.8%

5年前の2014年3月に比べると、シェア率がおよそ3%も下がっています。

では、ソフトバンクのユーザーはドコモやauへ流れていってしまったのでしょうか?

ドコモとauのシェア率の推移も見てみましょう。

ドコモ・auのシェア率推移(2014年から2019年)
  • ドコモ:43.1%→38.5%
  • au:27.3%→27.6%

このとおり、auはシェア率をほぼ維持していますが、ドコモもソフトバンクと同様にシェアを失っています。

キャリアが失ったシェアは格安SIMへ

2015年頃にシェア率を急激に伸ばした格安SIM。

ソフトバンクやドコモが失ったシェアの流入先は、ずばり格安SIMです。

格安SIMのシェア率推移
  • 2014年3月:5.1%
  • 2015年3月:6.1%
  • 2016年3月:7.8%
  • 2017年3月:9.5%
  • 2018年3月:10.5%
  • 2018年6月:11.0%
  • 2018年9月:11.2%
  • 2018年12月:11.4%
  • 2019年3月:11.6%

こののとおり、格安SIMのシェア率の上昇には目覚ましいものがあります。

2014年から2019年まで、一度もシェア率が下がっていません。5年間で実に6.5%もシェアを伸ばしています。

携帯電話は安いものが売れる時代

上の比較結果からも分かるとおり、現代のユーザーは高品質のものよりも、価格が安いものを選ぶ傾向にあります。

全国に2,000件以上の店舗を構えているドコモ・au・ソフトバンク。サービス・サポート内容はきめ細やかですし、回線品質も格安SIMに比べて優れている傾向にあります。

一言でいえば、キャリアはあらゆる面において「高品質」ですよね。

一方、格安SIMの手続きやサポートは、オンラインが中心です。

特に2014年~2019年頃、店舗を持っている格安SIMはまだ希少でした。2021年になった今、状況が多少変わってきてはいますが、やはりキャリアと同程度のサポートはなかなか期待できません。

また、回線速度もキャリアと同レベルのものを望むのは難しい状況です。

しかし、プラン料金の安さではキャリアを圧倒しています。

当時のキャリアは、月間データ量1GB未満で約3,000円がかかりましたが、格安SIMなら3GBで1,500円前後です。6GBでも2,000円前後でした。

そのほか、専用アプリの利用で通話料が安くなるサービスを提供する格安SIMもありますよね。

このように、価格面においては格安SIMが非常に優れています。

そんな格安SIMが多くのシェアを獲得しているということは、現代のユーザーは品質よりも価格を選んだということでしょう。

2021年春に登場した格安20GBプラン

LINEMO

画像引用元:オンライン専用ブランド“LINEMO”

現代の携帯電話ユーザーは、品質よりも価格を選ぶ傾向にあります。

しかし、ドコモとソフトバンクにしてみれば、このままシェアを奪われ続けるのを、指を咥えて見ているわけにはいきません。

そこでドコモは2020年の年末、格安20GBプラン「ahamo」を発表。携帯電話業界に激震を走りましたよね。

しかし、こうなるとauやソフトバンクも黙っているわけにはいきません。各社はそれぞれ「povo」「LINEMO」という格安20GBプランを発表しました。

これら3プランは、いずれも月間データ量20GBという大容量にも関わらず、月額料金はなんと2,000円台です。この金額は当時の格安SIMよりも安い料金設定でした。

しかし、格安SIM各社もこの流れに付随して、大幅な値下げを断行しています。

2021年8月現在、キャリアの格安20GBプランは格安SIMより高くなりました。とはいえ、その料金差はほんのわずかです。

それでいて回線品質は格安20GBプランの方が上ですから、どちらを選ぶかはユーザーの好み次第になります。

キャリアの格安20GBプランの登場は、業界全体のシェア率にも大きな変化が現れそうな出来事でした。今後の動向にも注目が集まっています。

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LINEMO 評価 レビュー

2021年のシェア率は大きく変動する可能性も!

本記事では、ソフトバンクの契約数やシェア率、その推移について解説しました。

ソフトバンクの契約数・シェア率の概要
  • 2019年3月時点のソフトバンクシェア率は約17.8%
  • 契約数に直すと約3,164万件
  • ソフトバンクのシェア率は、2014年に比べて約3%下がっている。流出先は格安SIM
  • 格安SIMへの流出を止めるため、3キャリアは「ahamo」「povo」「LINEMO」を発表

ソフトバンクのシェア率は3キャリア中で最も低く、近年はシェア率自体が低下傾向にあります。

格安20GBプランで奪われたシェアが戻るかどうかは、これからの展開次第となるでしょう。

秋にはiPhoneをはじめとする新作スマホが発表されるはずです。2021年の携帯電話業界も目が離せませんね。

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この記事を書いた人
affiprecious
ライター歴3年の青森県出身。趣味で始めたFXが軌道に乗ったのを機に退職し、いろんなことにチャレンジ中。 最近では趣味のガンプラも仕事の1つに加えてやりたい放題の人生を満喫している。トレーダー兼モデラー兼ライターという日本に3人くらいしかいない肩書の人間。 iPhoneよりiPadが好き。