SSDデータ復旧方法まとめ|故障原因や対処法、注意点を解説

SSDが故障してしまった場合の原因や対処法を紹介しています。原因に合わせて対処しなければ、データが取り出せなくなってしまうかもしれません。また、SSDの修理・データ復旧はHDDに比べ難しく、個人での対処ができない場合があります。重要・必要なデータが存在する場合、専門のデータ復旧業者に相談しましょう。
  • 2022年10月3日
  • by.bitdds

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近年、普及が拡大しているSSD(Solid State Drive)ですが、突然故障してしまうことも珍しくなく、データ復旧が必要になることがあります。

SSDはHDDとは異なる構造をしているため故障時の対処法も異なり、復旧難易度はHDDよりも高いと言われています。

この記事では、SSDが故障する原因やデータ復旧方法、SSDのデータ復旧における注意点などを網羅的に解説します。

SSDデータ復旧まとめ
  • SSD故障原因は「物理障害」「論理障害」「筐体破損」
  •  障害を悪化させないために通電や再起動を繰り返さない
  •  SSD対応のデータ復元ソフトは限られている
  • 復旧率がもっとも高いのはデータ復旧業者
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SSDのデータが消えたときにまず確認すること

SSD

 

「SSDのデータが消えてしまった!」というとき、データ復旧を行う上で知っておくべきことは以下の通りです。

SSDのデータ復旧で知っておくべきこと
  • SSDのデータ復旧は難しい(SSD・HDDの違い)
  • 軽度の論理障害ならデータ復元ソフトでできる可能性がある
  • データ復旧業者がもっとも復旧率高い

自力で対処するにしろ業者に相談するにしろ、これらのポイントを踏まえておくと状況にあわせて適切に対処することができます。

SSDのデータ復旧は難しい(SSD・HDDの違い)

一般的に、SSDのデータ復旧はHDDよりも難しいとされています。

その理由はSSDとHDDの構造の違いにあり、SSDはメモリーチップにデータを書き込んでいく方法で記憶していくため、HDDよりも処理速度が速く、また動作音が少ないというメリットがあります。

しかし、SSDの動作は全て電気的に行われるため、特に思い当たる原因がなくても突然故障することもあります。

近年急速に普及してきたとは言えど、HDDと比較すると復旧ノウハウの蓄積が少なく、プロのデータ復旧業者であっても対応できるのはごく一部のエンジニアのみとも言われています。

軽度の論理障害ならデータ復元ソフトでできる可能性がある

SSDの故障原因はいくつかのパターンに分かれますが、「軽度の論理障害」であればSSD対応のデータ復元ソフトを利用して自力で復旧できる可能性があります。

軽度の論理障害とは、以下のような症状です。

SSDの軽度な論理障害の症状
  • 誤ってデータを削除・フォーマットしてしまった
  • 誤ってデータを上書きしてしまった
  • ゴミ箱から必要なデータを削除してしまった
  • ウイルス感染してデータが消えてしまった

上記の症状が発生した直後であれば、SSD内部にはまだデータが残っている可能性が高いです。

ただし、この症状でも100%復旧できるとは限らないので、メリットやデメリットをしっかり確認してからソフトを使用しましょう。

もっとも復旧率が高いのはデータ復旧業者

SSDのデータを復旧するのであれば、最も復旧率が高いのはデータ復旧の専門業者に相談することです。

データ復旧業者では、データ復元ソフトで対応できない深刻な症状にも対応できます。

無料で診断から見積もりまで対応してくれる業者もあるため、重要なデータの復旧であれば、まずはデータ復旧業者に相談してみましょう。

SSD故障でよくある症状

SSDが故障したとき、よくある症状は以下のようなものが挙げられます。

SSDの故障時によくある症状
  • SSDが認識しない・アクセスできない
  • SSD搭載のパソコンが起動しない
  • パソコンがフリーズする
  • 誤ってデータを削除・上書きしてしまった
  • 誤ってフォーマットしてしまった
  • 「フォーマットしてください」などのエラーメッセージが出る
  • ゴミ箱のデータを削除してしまった

これらの状況では、症状は同じでも故障原因は複数パターン考えられることがあります。

症状からある程度の原因を絞り込める場合もあるので、まずは故障原因をしっかり確認したうえで適切に対処することが重要です。

SSDの故障原因は3種類

SSDが故障してしまう原因は、以下の3つに大きく分類されます。

故障の原因によって対処法が変わりますが、基本的にはデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。

以下、原因の具体的な説明や対処法などを解説します。

SSDの主な故障原因
  • 物理障害
  • 論理障害
  • 筐体破損

物理障害

物理障害が原因でSSDが故障することがあります。

物理障害とは、機器自体が物理的に破損してしまうことで生じる障害です。

物理障害が発生する主な原因
  • 経年劣化を起こしている(書き込み数が上限になった)
  • SSDを水に濡らした
  • 落下などSSDに衝撃を与えた
  • 静電気でショートしてしまった

また、物理障害の場合、データ復元ソフトを含む個人でのデータ復旧は難しく、データ復旧専門業者でなければデータを取り出すことはできません。

特に、SSDの場合では、データ復旧の技術的な研究がまだ進んでおらず、復旧不可の業者も多く存在します。

設備が整っていて技術力がある専門業者を選ぶようにしましょう。

論理障害

論理障害が原因でSSDが故障することがあります。

論理障害とは、データやファイルが破損してしまったり、データを管理するファイルシステムに異常が発生することで生じる障害です。

論理障害が発生する主な原因
  • 急なシャットダウン
  • 誤操作によるフォーマットやデータの削除
  • ウイルス感染

一般的に、論理障害の場合は、「データ復旧専門業者」のほか「データ復元ソフト」を使用することでデータ復元を行うことも可能です。

しかし、データ復元ソフトのデメリットとして、物理障害が併発していた場合に対処できない点や、軽度の論理障害にしか対応していない点です。

安易にデータ復元ソフトを使用することで、データが上書きされてしまい、データを失ってしまうリスクがあります。

重要なデータや大切なデータが保存されている場合は、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。

筐体破損

筐体破損が原因でSSDが故障している恐れがあります。

SSDのデータ領域以外のパーツや、衝撃や劣化により外装やPCとSSDを繋ぐケーブルが、物理的に破損している状態を指します。

筐体破損が起きる主な原因
  • SSDとPCを繋ぐケーブルの不具合
  • SSDとPCのコネクタ部分の物理的な破損
  • SSD本体や内部部品の破損や劣化

SSDのデータを復旧するときの注意点

SSDが故障してしまったときの注意点を説明します。

これらの注意点を確認せずに対処を行うと、誤った操作により障害を悪化させ、データを失ってしまう恐れがあります。

また、物理障害が発生している場合には、データ復元ソフトを含む個人での復旧は不可能となります。

物理障害の場合は、データ復旧専門業者に相談するようにしましょう。

フォーマットをしない

特に、外付けSSDで障害が発生した場合、「フォーマットしますか?」や「フォーマットする必要があります」と表示されることがあります。

フォーマットしてしまうと、内部のデータは初期化されてしまいます。安易にフォーマットは行わないようにしましょう。

通電や再起動を繰り返さない

SSDを通電し続けたり、PCの再起動を繰り返すことは避けましょう。

通電や再起動を行うと、機器に大きな負荷がかかります。

特に、不具合が生じている場合、更なる悪化に繋がってしまい、最悪の場合、データを取り出せなくなる恐れもあります。

強制終了しない

SSDが認識しないときやパソコンがフリーズしてしまったとき、画面上は固まったままでもSSD自体はデータの処理を行っている可能性が高いです。

もしデータの読み書き中に強制終了すると、データが正常に保存できず破損するおそれがあり、さらに障害を加速させる原因になりえます。

強制終了は基本的に最後の手段としておき、普段から何度も強制終了を実行しないよう注意しましょう。

OSの再インストールをしない

内蔵SSDの故障した際、OSの再インストールを実行することで、再びPCが使用できるようになることがあります。

しかし、OSの再インストールを行うと、それまでのデータや設定は全て消えてしまいます。

また、SSDで物理障害が発生している場合には、更に状態が悪化してしまいます。

データ復元ソフトの使用は慎重に判断する

個人でSSDのデータを復旧するなら、復旧率がもっとも高い方法はデータ復元ソフトを使うことです。

しかし、当たり前ですがデータ復元ソフトも万能ではなく、物理障害の復旧はできません。

SSD対応のデータ復元ソフトは限られており、精度も商品によって異なるためソフトを使用するかどうかは慎重に判断しましょう。

メーカー・修理業者はデータ復旧業者に相談してから

買ったばかりのSSDであれば、メーカー保証で修理・交換できる可能性があります。

しかし、もしSSDに救出しなければいけないデータが保存されているときは、メーカーや修理業者に相談する前にデータ復旧業者への相談を優先しましょう。

メーカー・修理業者では基本的にSSDが初期化もしくは交換されるので、内部のデータを復旧したり引き継いだりすることはできません。

一度修理に出してしまうと二度とデータが戻ってこなくなるので、大事なデータを保存している場合は先にデータ復旧業者に相談してください。

SSDのデータ復旧方法

内部に重要なデータ・大切なデータが存在する場合の対処法を紹介します。

データを優先する場合の対処法
  • ファイル履歴を利用する
  • chkdskを実行する
  • 「Time Machine」を利用する(Mac)
  • データ復元ソフトを使用する
  • データ復旧専門業者に依頼する

ファイル履歴を利用する

Windowsには、「ファイル履歴」という復元機能があります。

これは、Windowsのバックアップが有効になっている場合に利用できる機能で、データを復元することが可能です。

作業手順
  1. デスクトップのスタートボタンから設定を開く
  2. 設定の中の更新とセキュリティをクリック
  3. バックアップから、その他のオプションをクリック
  4. 現在のバックアップからファイルを復元をクリック
  5. 過去にバックアップを行った日のファイルが表示される
  6. 対象のフォルダ、ファイルをクリック
  7. 矢印ボタン(赤四角)をクリックして、復元場所を選択する

chkdskを実行する

CHKDSK(チェックディスク)を実行することで、外付けSSDの故障が解決できる可能性があります。

このチェックディスクという機能は、ファイルシステムのエラーをチェックして修復するプログラムです。

ただしチェックディスクの実行は、SSDに大きな負荷をかけます。

そのため、物理障害が発生しているSSDでチェックディスクを行うと、状態の悪化に繋がり、最悪の場合データが二度と復元できなくなってしまいます。

チェックディスクを実行する際には、原因を明確にしてから行うようにしましょう。

チェックディスク作業手順
  1. PCでエクスプローラーを開く
  2. 対象のディスクを右クリックして「プロパティ」を開く
  3. ツールタブのエラーチェックから「チェック」をクリック
    チェックディスク

「Time Machine」を利用する(Mac)

Macにも、Windows同様に、「Time Machine」という復元機能があります。

TimeMachineを利用するには、外部記憶装置(外付けHDDや外付けSSD)をストレージデバイスとすることで、ユーザーのファイル・フォルダに加え、システムファイル・アプリケーション・環境設定など、PC全体を自動的にバックアップする事ができます。

全てのファイルを復元する手順
  1. 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」から「移行アシスタント」を開く移行アシスタント
  2. 「Mac、Time Machineのバックアップ、または起動ディスクから」をクリック
  3. Time Machine バックアップをクリック
  4. リストから復元したいバックアップをクリック
  5. 転送する情報をクリック
システム全体を復元する作業手順
  1. Mac の電源を入れた直後に「command + R」キーを押しながら、 「macOS 復元」から起動
  2. macOS ユーティリティのウインドウで「Time Machine バックアップから復元」を選択
  3. 復元元を選択する画面から「Time Machine バックアップディスク」をクリック
  4. バックアップを選択
  5. 復元先のディスクを選択し「復元」または「続ける」をクリック

復旧ソフトを使用する

「なるべくコストを抑えたい」「自分の好きなタイミングでデータを復元したい」という場合には、データ復元ソフトで復元する方法があります。

復元ソフトには、無料で使用できるフリーソフトと有料のソフトがありますが、どちらも復元に対応しているのは「軽度の論理障害」のみです。

対応できるデータ種類の数にも幅がある為、使用前に復元したいデータに対応しているかを確認してください。

また、対応条件に当てはまっていても必ずしもデータの復元に成功するわけではなかったり、復元ソフトを使用した際のデータの誤操作・通電作業による障害悪化などのリスクも抱えています。

メリット・デメリットをそれぞれ理解した上で、データ復元ソフトを使用するかどうか決めましょう。

データ復旧専門業者に相談する

SSDが故障してしまい、内部の保存されているデータを取り戻したい場合には、データ復旧の専門業者に相談するのが最も確実です。

データ復旧の専門業者には、専用の設備と知識・経験共に豊富なエンジニアが在籍しており、データ復元ソフトでは対応できない症状でも復元できる可能性があります。

ただし、SSDのデータ復旧に対応できて技術力・実績ともに申し分ない業者は国内でもかなり限られているため、業者選びの際はホームページなどをしっかり確認しましょう。

おすすめのデータ復旧業者

SSDはHDDよりも復旧難易度が高い傾向にあります。

そのため、復旧に対応している国内業者は少なく、また、復旧設備が整っていて技術力がある専門業者でなければ、データ復旧を行うことは難しいです。

そこで今回は、SSDの復旧実績も多数あるデータ復旧専門業者を紹介します

ここで、編集部おすすめのデータ復旧業者の特徴やサービス内容について解説していきます。

データ復旧の依頼を検討している方は是非チェックしてみてください。

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SSDのデータが不要な場合の対処法

これらの修復方法は、SSDに保存されているデータより、機器の起動を優先する場合の修復方法です。

データ救出より機器の使用を優先する場合の対処法
  • 自動修復・スタートアップ修復を行う
  • SSDを交換する
  • メーカーに依頼する

自動修復・スタートアップ修復を行う

SSDが論理障害を起こしている場合、自動修復・スタートアップ修復で内蔵SSDが修復されることがあります。

スタートアップ修復とは、Windows起動時のトラブルを修復する機能です。

しかし、起動時のトラブルを何でも解決できるわけではなく、対象は論理障害の場合に限ります。

物理障害が起きている場合では、SSDに大きく負荷をかけてしまい、更なる状況の悪化に繋がります。原因が明確な場合のみ行うようにしましょう。

SSDを交換する

SSDの交換を行うことで、機器の動作を改善させることが可能です。

SSDの交換手順
  1. 新しいSSDを準備
  2. 新しいSSDをパソコンにつなぎ、フォーマットして認識させる
  3. 既存のSSDのデータが移行できる場合はコピーする
  4. PCの既存のSSDと新しいSSDを交換

しかし、障害が起きているSSDの場合、交換作業を行うことで、PC内に保存されているデータはすべて消えてしまう可能性があります。

メーカーに依頼する

機器の起動を優先する場合、メーカーに修理依頼を行うことで対応できる場合があります。

保証期間内であれば格安で修理・SSD交換をしてもらえる可能性があるので、お使いのSSDの保証期間を一度確認してみましょう。

また、一般の修理業者も多数存在しているので、とくに保存データの復旧が必要なければメーカー・修理業者を探して依頼するとよいでしょう。

SSDのデータ復旧方法のまとめ

今回は、SSDのデータ復旧の方法、SSDの故障してしまう原因を紹介しました。

SSDは、超精密機械であり、間違った対処を行ってしまうと、二度とデータが復元できないことも少なくありません。

また、SSDの復旧作業は、HDDよりも高度な技術が要求されます。

重要なデータ・必要なデータが保存されている場合は個人での対処は控え、設備が整っていて技術力がある専門業者に相談・依頼するようにしましょう。

SSDデータ復旧まとめ
  •  SSD故障の主な原因は「物理障害」「論理障害」「筐体破損」
  •  SSDの障害を悪化させないために通電や再起動を繰り返さないようにする
  •  外付けSSDが故障した場合は、chkdskを実行するか復元ソフトを使用する
  •  内蔵SSDの場合データを優先するかどうかで、対処法が変わる
  • SSDは復旧難易度が高いため、充実した設備と技術力のある業者を選ぶようにする
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