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ある日突然SSDが故障してしまった・データが消えてしまったのでデータ復旧業者に依頼しようとしたら、「数が多すぎる」「何を見て業者を選べばいいか分からない」「業者によって料金が全然違う」などで困ってしまいますよね。
データ復旧は1番最初が肝心で、技術力のない業者に依頼して失敗されてしまうと復旧できる可能性がぐんと下がり、最悪の場合2度とデータが取り出せなくなってしまうかもしれません。
そんなリスクを防ぐためにも、本記事ではSSDに発生している障害やその対処法に加え、料金相場や選ぶための比較ポイントを解説し、編集者の選んだ本当におすすめできるデータ復旧業者を紹介していきます。
確実にデータを取り出すためにも、異常が発生したら早急に対処することが先決です。

HDDやPC、スマホなどのデータが消えてしまったとき、どの業者であれば安心して任せられるのでしょうか。 データ復旧業者は日本国内に...
- SSDのデータ復旧ができる高い技術力
- 信頼できる実績やセキュリティ水準
- 復旧・納品スピード
- 充実したサポート体制
SSDとは
SSDとは「Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)」の略で、メモリーチップにデータを読み書きする記憶媒体です。
最近では、HDDに代わりSSD搭載のノートパソコンも増えています。
SSDは、データ保存の仕組み・故障パターンがHDDとは異なるため、故障時のデータ復旧方法や業者を選ぶポイントも別の視点が必要です。
HDDとのデータ保存の仕組みの違い
SSDは、USBメモリやSDカードなどと同じように、内蔵のフラッシュメモリにデータの読み書きを行います。
高速回転する円盤にデータを読み書きするHDDとはデータ保存の仕組みが異なるため、それぞれメリットやデメリットがあります。
- 衝撃に強く落下等による故障リスクが低い
- 高速で読み書きできる
- HDDより軽量でコンパクト
- 熱や電気に弱い
- 空き容量が少なくなると処理時の負荷が大きくなり故障リスクが高まる
- 容量が少なく単価が高い
SSDはHDDに比べて落下などの衝撃には強いものの、電気的なトラブルには弱いため、使用環境によってはHDDよりも故障リスクが高い場合もあります。
また、ある日突然故障することも珍しくないため、バックアップを取っていなければデータ復旧が必要になるケースも多いです。
SSDのよくある故障症状
SSDが故障すると、以下のような症状が発生します。
- パソコンがSSDを認識しない
- 空き容量が実際よりも少なく表示される
- OSが起動しない
- 動作が異常に重い・頻繁にフリーズする
- データの閲覧・編集・保存ができなくなった
- パソコンの電源が突然落ちる
このような症状が発生したとき、データ復旧業者に早く相談すればそれだけデータを救出できる可能性が高くなります。
SSDが故障してしまったときの注意点
SSDが故障してしまったときの注意点は以下の3点です。
- フォーマットをしない
- OSの再インストールをしない
- 通電や再起動を繰り返さない
これらの操作はSSDの障害を悪化させるリスクがあり、誤った操作により障害を悪化させ、データを失ってしまう恐れがあります。
また、物理障害が発生している場合には、データ復元ソフトを含む個人での復旧は不可能となります。
物理障害の場合は、データ復旧専門業者に相談するようにしましょう。
フォーマットをしない
特に、外付けSSDで障害が発生した場合、「フォーマットしますか?」や「フォーマットする必要があります」と表示されることがあります。
フォーマットした状態では完全にデータが消去されてしまうわけではないですが、早急に対処しなければ上書きや完全削除してしまう可能性があるため、データが取り出せなくなってしまうかもしれません。
安易にフォーマットは行わないようにしましょう。
OSの再インストールをしない
内蔵SSDの故障した際、OSの再インストールを実行することで、再びPCが使用できるようになることがあります。
しかし、OSの再インストールを行うと、それまでのデータや設定は全て消えてしまいます。
また、SSDで物理障害が発生している場合には、更に状態が悪化してしまいます。
通電や再起動を繰り返さない
SSDを通電し続けたり、PCの再起動を繰り返すことは避けましょう。
通電や再起動を行うと、機器に大きな負荷がかかります。
特に、不具合が生じている場合、更なる悪化に繋がってしまい、最悪の場合、データを取り出せなくなる恐れもあります。
SSDのデータ復旧業者を選ぶ4つのポイント
SSDのデータ復旧業者を選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。
- SSDのデータ復旧ができる高い技術力
- 信頼できる実績やセキュリティ水準
- 復旧・納品スピード
- 充実したサポート体制
SSDに限らず、データ復旧業者選びで一番重要なポイントは技術力が高いデータ復元業者を選ぶことです。
データ復旧の技術力は、業者によって思いのほか差があります。「預けたデータをちゃんと復旧してもらえそうか?」を最重視しつつ、それ以外のポイントも含めて検討するとよいでしょう。
また、残念ながら信頼性の疑わしい業者もあり、サクラの口コミ・評判をアピール材料にしたり、「国内トップクラス」など根拠が不明瞭な謳い文句を掲げている業者もいます。
よく知らないまま悪徳業者に騙されることのないよう、以下に解説するポイントを参考に優良なデータ復旧業者を見極めることが大切です。
SSDのデータ復旧ができる高い技術力
SSDのデータ復旧はHDDに比べて難易度が高く、対応できる業者が限られています。
たとえホームページに「SSD対応」と書かれていても、業者によってSSD復旧の技術力には差があるため、本当に技術力が高い業者を見極めることが失敗を避けるコツです。
技術力が高い業者のポイントは以下のようなものが挙げられます。
- 技術の実績(復旧率・復旧件数)を公開している
- SSD・SDカード・USBメモリなどメモリ系機器の復旧実績が豊富にある
- 他社で復旧できなかった障害の復旧実績が多い
- 精密な作業ができる復旧設備(クラス100クリーンルームなど)を設置している
- 技術的な面での表彰実績がある
- 軽度~重度・最重度障害まで、対応できる障害の幅や機器の種類が豊富
- 自社内に復旧専門エンジニアが数十名在籍しており、メモリ系専門のエンジニアがいる
- 自社内でデータ復旧を行っていて、復旧ラボを見学できたり、WEB上に公開している
技術力が高い業者は、復旧率や復旧件数を根拠とともに数値で明示していたり、復旧の様子や社内の復旧設備も公開していることが多いです。
反対に、復旧率や自社設備を非公開にする業者は、実績が乏しい可能性が高いため、依頼は避けた方が良いでしょう。
また、他社で復旧に失敗したデータの復旧に成功しているデータ復元業者は、技術力が抜きんでている証拠です。
技術力の低い業者で復旧に失敗すると、あとから他の業者に持ち込んでも復旧不可になる可能性もあるため、技術力は必ず確認しましょう。
信頼できる実績やセキュリティ水準
全国に数あるデータ復旧サービスの中には、いかにも綺麗なホームページを作りこんで実際には復旧作業をすべて外注しているゴースト業者も存在します。
そのような業者の被害にあわないためにも、信頼できる業者かどうか確認しましょう。
過去の実績やセキュリティ対策の有無の情報をホームページで確認するのがおすすめです。
- 相談実績・対応実績数が他の業者と比較して多い
- 官公庁や警察・捜査機関、大手法人からの依頼実績がある
- 他社で復旧に失敗した機器の復旧事例がある
特に、官公庁や警察、大手法人からの依頼を頻繁に受けているようなデータ復元業者は、実績面でもセキュリティ対策の面でも信頼できると考えていいと思います。
また、データ復元業者のセキュリティ対策を測る指標として以下が挙げられます。
- ISO27001、ISMS 認証、Pマークといった外部から認められた規格認証がある
- セキュリティゲートを設置し、外部に情報が漏れない環境である
- 自社で復旧を行っていることが明確である
セキュリティ対策のレベルは、ISO27001やPマークなどの規格認証を取得しているところであればまず間違いありません。
復旧自体を外部に委託している可能性があり、大切なデータを持ち出して復旧作業を行うことは情報漏洩のリスクが生まれます。
業者が実績が多いか、セキュリティ対策を行っているかはデータ復元業者に信頼を置くための指標になるためチェックしましょう。
復旧・納品スピード
SSDはある日突然故障する可能性があるため、急な依頼にも対応してもらえる復旧スピードも大切です。
復旧スピードは営業時間だけでなく、その業者の技術力も関係します。
- 24時間365日の電話相談窓口がある
- 土日や祝日も営業していて復旧作業を行っている
- 過去の復旧件数が多く、ノウハウが蓄積していてスムーズに復旧できる
- 自社の復旧設備が充実していて外注せず自社内で作業を完結できる
24時間電話対応や復旧期間が短いなど、スピード対応を行っている業者は技術力が高い傾向にあります。
スピード対応は、設備や人員が充実していて、復旧ノウハウを元に最短で復旧を行ってくれる業者でなければ実現できません。
今すぐ復旧したい、〇日までにデータを取り出したい等の緊急の依頼は必ず上記のポイントを確認しましょう。
充実したサポート体制
データ復旧サービスは初めて利用することが多いため、サポート体制が充実していることも大事です。
- 夜間・土日祝日でも相談できる窓口がある
- 初期診断・見積もりを無料で行っている
- 送料・部品代・スピード料金などの追加料金が発生しない
- 持ち込み拠点の数が多い
データ復旧をできるだけストレスなく、お得に依頼するためにも、サポート体制が充実しているかをHPなどで確認しましょう。
避けた方が良いデータ復旧業者の特徴
下記のような特徴に当てはまる業者は、技術力の低い可能性があるため、依頼は避けた方がいいでしょう。
- 復旧作業や設備が非公開、サイト上に載っていない
- 復旧率を数値で表記していない
- 完全成果報酬・価格の安さを売りにしている業者
復旧率を数値で表記していない
復旧率を数値で表記していない業者は技術力が低い可能性が高いため避けましょう。
本来、データ復旧ではどれだけのデータを取り出せたのか実績を明記している業者のほうが親切です。
復旧率を表記していない業者は、他社と比較して復旧率が低いために公開していない可能性が考えられます。
しっかりとその業者の復旧成功率を見極めて業者を選定する必要があります。
「メーカーの公式窓口」「定額制・完全成果報酬制で安心」などの宣伝を行っていたとしても、このような業者の技術力にかかわる根本の実績を非公開とする業者は怪しいため、避けた方がいいでしょう。
復旧作業や設備が非公開、HP上に載っていない
復旧作業や復旧設備が非公開である業者は、本当に自社で復旧を行っているかの信頼が持てません。
技術力があり、実績を出している業者は、HPに復旧の設備や様子を掲載していたり、実際に復旧ラボを見学できる取り組みを行っています。
社内の設備を公開していない理由を予測すると、市販のソフトなどを使用するのみで専用の設備を置いていないか、そもそも自社では復旧を行っておらず外部に委託しているといったことが考えられます。
このようなゴースト業者、技術力の低い業者に誤って依頼しないためにも、社内の様子を非公開としている業者は避けた方が無難です。
完全成果報酬制・価格の安さを売りにしている業者
料金プランの違いでも解説した通り、技術力や復旧率が低い業者ほど、「復旧に失敗したら0円」や「定額制で安心」といったように価格の安さを売りにしている傾向があります。
完全成功報酬制の業者では、復旧成功率が公表されていない場合が多く、復旧の成功と失敗の割合がイメージしにくいため、業者の実態はとても不明瞭です。
安価で復旧を請け負う業者は、市販の復元ソフトでもできるような軽度な復旧作業を対象としていることもあり、対応できる症状の幅が限られることがあります。
費用は安く抑えたいものですが、実態のないゴースト業者に依頼してしまい、復旧に失敗しされてデータを完全に失ってしまうのは本末転倒です。
業者選びの際にはよく注意しましょう。
厳選5社のデータ復元業者を比較
今回は技術力の高いデータ復元業者に共通する項目を元に、100社以上あるデータ復元業者を厳選して5社の情報を比較しました。
データ復元業者の技術力、信頼性、サポート体制、スピードの4ポイントを重視しつつ、SSDのデータ復元をする時に「本当に失敗しないおすすめのデータ復元業者はどこか?」という観点で業者を評価しています。
本記事では技術力の高いデータ復元業者の選び方を紹介してきましたが、実際に業者のホームページを見てもどの業者がいいのかわからないことも多いと思います。
また、業者によってはSSDの復旧技術が異なり一部の症状しか対応できない業者もあれば、そもそも対応していなくて受け付けていない業者もあります。
ぜひ、この比較表と今までのポイントに照らし合わせて選ぶことをおすすめします。
サービス名 | デジタルデータリカバリー | Data Rescue Center (データレスキューセンター) | Win Disk Rescue | オータムサポート | PCSTYLE |
---|---|---|---|---|---|
復旧率 | 95.2% | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
復旧実績 | ✓相談件数29万件以上 ✓他社不可3000件 ✓官公庁・法人1万社以上 | ✓受付件数15万件以上 | ×不明 | ×不明 | ✓官公庁・法人取引多数 |
復旧設備 | ✓クリーンルーム(クラス100) ✓ドナーHDD7,000台以上 | ×非公開 | ✓クリーンルーム(クラス100) | ×非公開(物理障害は対応不可) | ×非公開 |
ラボ公開/ 持ち込みの 可否 | ✓公開・見学可能 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ×持ち込み不可 | ×非公開 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ✓持ち込み可能 | ×非公開 ×持ち込み不可 |
料金形態 | 個別プラン制 | 完全成果報酬制 | 完全成果報酬制 | 一律料金・完全成果報酬制 | 一律料金制 |
従業員数 (エンジニア人数) | 164名 (約40名) | 23名(-) | 非公開 | 15名(-) | 非公開 |
初期診断& 復旧スピード | 初期診断:無料最短5分 復旧:80%を48時間以内に完了 | 初期診断:6~48時間(一部有料) 復旧:非公開 | 初期診断:無料 復旧:スピード復旧(別途料金) | 初期診断:一部有料 復旧:非公開 | 初期診断:無料 復旧:非公開 |
営業時間 | 年中無休 24時間受付 | 平日 9:00~24:00 | 平日 9:00~19:00 | 平日・土曜日 10:00 ~ 19:00 日祝休み | 平日 9:00~19:00 土日祝休み |
セキュリティ体制 | ISO27001 Pマーク セキュリティゲート設置 | ISO27001 | Pマーク | ×非公開 | ×非公開 |
比較してみると、HP上で復旧率や復旧ラボを公開している業者はとても少なく、どの程度復旧できるのか・どんな作業をしているのかが不明瞭な業者が多いという結果になりました。
表に記載がない完全成果報酬制の業者でも、どの程度復旧実績があるのかわからない、つまり復旧の成功率を数値で示していない業者が散見されました。
実績が少ない、あるいは自信を持って出せない業者は曖昧な表現で提示していることが多いようです。
この結果を見るに、やはりデータ復元業者の技術力を判断するには、自社の復旧実績や情報をこまかく公開していることが重要なポイントだとわかります。
加えてSSDの復旧実績や復旧事例をHP内に掲載している業者に相談すれば間違いないでしょう。
本当におすすめできるデータ復元業者
以上を踏まえ、国内100社以上の中からSSDのデータ復旧にも対応しており、技術力・信頼性・サービス内容など総合的に申し分ない編集部おすすめのデータ復元業者を選定しました。
データ復旧の依頼を検討している人はぜひチェックしてみてください。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者において14年連続国内売上No.1のデータ復旧業者です。(第三者機関調べ/2007年~2020年)
技術力は国内トップクラスで、データ復旧率の最高値は95.2%(※2018年2月)と高い技術力を持っています。
累計相談件数29万件以上、他社復旧不可の相談件数3,000件以上と、実績も豊富であり、復旧設備も一般公開して自社で復旧を行っている非常にしっかりとしたデータ復元業者です。
SSD、ハードディスク、PC、スマホ、SDカード、ビデオカメラ等の幅広い機器に対応しています。
官公庁・法人からの依頼実績も多数あり信頼できるだけでなく、相談窓口は年中無休の24時間365日受け付けているので、急なデータトラブルが発生しても安心のサポート体制が整っています。
- 14年連続データ復旧シェアNo.1
- データ復旧実績は95.2%!
- 初期診断無料で安心して相談できる
- 365日営業・最短即日でデータ復旧対応可能
- 国際水準のセキュリティ対策で信頼できる
デジタルデータリカバリーのサービス特徴
項目 | デジタルデータリカバリー(DDR) |
---|---|
営業時間・相談窓口 | 年中無休 24時間受付 夜間の電話相談あり |
持込・宅配・出張 への対応 | 持込:◎ 宅配:◎ 出張:◎ ラボ見学も可能 |
初期診断 | 費用:無料 最短5分で診断完了 |
配送料 | 無料 (キャンセル時の返送料金のみお客様負担) |
実績 | ✓復旧率最高値95.2% ✓ご相談件数36万件超 ✓ご依頼の約8割を48時間以内に復旧 |
設備 | クリーンルーム クラス100 ドナーHDD 7,000台以上 |
セキュリティ認証 | ISO27001/ISMS Pマーク |
従業員数 | 164名 (エンジニア40名以上在籍) |
拠点 | 5ヶ所 本社:東京 |
運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
詳細 | 公式サイトを見る |
デジタルデータリカバリーへの依頼・相談・見積もりの申込み方法
万が一の時は、できるだけ速やかに相談することをおすすめします。
相談方法には電話やメールなどがありますが、デジタルデータリカバリーは電話でもメールでも相談を受け付けています。
以下、相談手順を解説しますので、参考にしてください。
手順1:デジタルデータリカバリー公式サイトにアクセスする
手順2:メール診断・見積もりはこちらをタップする(電話でも相談可能)
手順3:データが入っている機種などの情報を選択・入力する
手順4:画面の指示通りに入力して「上記内容で送信する」をタップする
優良・悪質業者を見分けるための口コミ・評判
実際にデータ復旧を行ったユーザーの口コミを見ると、圧倒的に多いのは「技術力」と「料金」に関しての口コミ・評判です。
以下の3つは実際のトラブルの例です。
- データが取り出せなかった・復旧に失敗された
- A社では復旧できなかったが、B社では復旧できた
- 復旧のスピードが遅く、いつまで経っても作業が終わらない
データが取り出せなかった・復旧に失敗された
データ復元業者に依頼したものの、データが取り出せなかったというのが最もよくあるトラブルです。
業者に依頼するからには、100%のデータを取り出してもらいたいものですが、機器や保存しているデータの症状によっては、一部のデータしか取り出せない場合もあります。
技術力の低い業者に依頼してしまうと、データが戻ってこない上に、時間もお金も無駄にしてしまった・・・・・・というトラブルが発生してしまいます。
データ復元業者のほとんどは復旧作業をする前に診断を行い、SSDに発生している症状やどの程度のデータが取り出せそうかというのをわかっているはずです。
A社では復旧できなかったが、B社では復旧できた
データ復旧の技術力は業者によって大きく異なるため、A社では復旧できなかった障害が、B社ではすぐに復旧できたという口コミも見られました。
ここで問題なのは、最初から技術力のある業者に依頼していれば復旧できるはずだったのに、低レベルな業者に依頼して、データが取り出せないことです。
データ復旧の作業では、初期診断や復旧作業の際に機器を解体して、内部の状況を調べます。
手を加えれば加えるほど、機器にも負荷がかかるため、初めに技術力の低い業者に依頼して、誤った処置をされてしまうと、最悪の場合大切なデータを失う羽目になります。
最初にデータ復旧を依頼する業者は、復旧実績をきちんと公表していて、復旧率が高いデータ復元業者を最初に選ぶと安心です。
復旧のスピードが遅く、いつまで経っても作業が終わらない
同じ復旧内容だったとしても、依頼してから数日で復旧が完了するデータ復元業者もあれば、一か月以上かかるデータ復元業者もあり、口コミに大きな差がみられました。
自社内に復旧設備や人員が充実しているデータ復元業者は対応できる件数も多いため、少ない期日で復旧できるケースが多いです。
一方で、いつまで経っても復旧が終わらない、初期診断の段階で数日かかるような業者は、作業を外注している可能性が高いため、復旧技術にもセキュリティにも信頼がおけません。
もちろん難易度の高い復旧作業のように、正当な理由でやむを得ず期間が延びてしまうこともありますが、スピーディーに対応してもらえるデータ復元業者に依頼をしておく方が安心できるでしょう。
こんな口コミがあると優良なデータ復元業者
データ復元業者を選ぶうえでは、悪評だけでなく、復旧する上でよかったポイントやデータ復元業者に対する感謝の口コミ・評判も大切です。
復旧実績と口コミ・評判の関連性を調査したところ、以下のような口コミがあるデータ復元業者は、技術力が高く、優良なデータ復元業者である可能性が高いことがわかりました。
- 他社で治らなかった機器が復旧できた
- 復旧完了までの対応が丁寧であった
- 自社の設備を公開しており、安心できた
- 対応が早く、短い復旧期間で復旧完了できた
このような口コミが多ければ復旧事例が多く、満足のいく復旧を行っているデータ復元業者であると判断することができます。
SSDに対応可能なデータ復旧業者の3つの料金形
データ復旧業者には大きく3つの料金形態があります。
それぞれの料金形態を比較して、データ復旧業者がどのような復旧を行っているのかを察知し、選択していくことが大切になります。
最初に相談するのは「個別プラン制」の業者がおすすめ
最初に相談するのは、機器の状態を個別に診断した上で見積を出してもらえる「個別プラン制」の業者をおすすめします。
最初から定額制・完全成果報酬制を謳っている業者は、復旧率を非公開としていることが大半で、その業者がどれだけの確率で復旧に成功/失敗しているのかを明らかにしない傾向があります。
初めに一律料金制や、完全成果報酬制の業者に依頼した場合、復旧に失敗されてデータが取り戻せなくなっても取り返しがつきません。
機器を一つひとつ丁寧に診断し、個別の復旧作業プランを提示してくれる業者であれば、このような失敗は避けられます。
一社目でもし予算が見合わなければ、依頼をキャンセルして他の業者にも相談することもできるので、最初の段階では一番復旧確率が高い業者に相談するのがいいでしょう。
データ復旧業者の3つの料金形態
データ復旧の料金形態は主に3つに分類されます。
- 一律料金制
- 完全成果報酬制(復旧に失敗したら費用0円)
- 個別プラン制
一律料金制
一律料金制は、機器や症状ごとに一律の料金プランが設定されているため、わかりやすい設計になっています。
- 金額がWEB上で明示されているため、予算の設定がしやすい
- 他の料金形態に比べて安価に設定されていることが多い
金額がわかりやすく安価であることから、特にデータ復旧依頼を初めてする方にとっては安全に見え、依頼しやすい料金形態です。
- 費用を追加請求される恐れがある
- 対応できる機器や症状が限定される
- 個人でもできる簡単な作業しか行われない
- 他社に作業を外注される可能性がある
一律料金制の業者で対応できるのは、簡易的な作業で復旧できる症状に限られます。
なぜなら、格安の料金プランを設定している分、実際は個人でも扱えるような市販の復元ソフトを用いた復旧が行われている場合が多いからです。
さらに、よくあるトラブルの口コミとして、「一律料金制のはずが、後から高額な追加料金を請求される」「重度障害が発生しているから他社に外注すると言われた」という被害が発生しています。
確実にデータを取り出したい場合は、一律料金制の業者は不向きのためおすすめできません。
完全成果報酬制
完全成果報酬制とは、データ復旧に失敗した場合に料金がかからないプラン設定です。
- 失敗した時の金額的リスクがない
依頼する側にとって、復旧に失敗した際に料金が発生しない仕組みは一見利用しやすいメリットに見えます。
- HP上に復旧実績(復旧率)や復旧設備を公開している業者が少ない
- 成果の基準が不明瞭な業者が多い
完全成果報酬制をとっている業者は、ほとんどの場合復旧実績(復旧率)を明示していないことから、本当にデータ復旧できているのか、どの程度の復旧実績があるのか判断が難しいです。
「完全成功報酬制だから安心」「失敗しても0円」などの消費者が惹かれやすいキャッチコピーで宣伝している業者では、復旧率が明示されているか、成果の定義が明確かをしっかりと確認しておく必要があります。
データを復旧したい依頼者に対し、過去の復旧実績を非公開にするのはいささか不親切です。
依頼者にとっては、このような業者の作業で復旧に失敗されると、本来取り出せたはずのデータが気づかないうちに永遠に取り出せなくなってしまうデメリットがあります。
個別プラン制
技術レベルのしっかりとした業者であれば、データ復旧の料金体制は、基本的に「個別プラン制」となります。
機器の種類や症状によって難易度が大きく異なり、復旧の作業内容も異なります。
個別に組まれた作業工程によって料金が変化するため、1件1件個別に見積もりが必要になります。
個別プラン制の業者では、機器の障害によって、成果報酬制のプランか、作業費が発生するプランのどちらかにわかれます。
個別プラン制の場合は初期診断や見積の提示までを無料で行ってくれる業者が多いです。
見積もりが出た時点で、予算に合わない場合にはキャンセルすることもでき、自分の機器の障害レベルも個別に把握ができるため、安易な作業で復旧失敗となるケースもなく、他の料金形態と比べてデメリットは少ないと言えます。
料金の発生するポイントに着目
データ復旧において、料金が変化する要素は以下の8点です。
- 障害の種類(物理障害・論理障害)
- 障害のレベル(軽度~重度)
- 機器の種類(HDD/SSD/PC/SDカード/USBメモリ/スマホ等)
- 機器の台数
- 交換した部品の数、値段
- 作業にかかった期間
- 納品までの期間(特急料金が上乗せになる場合も)
- 取り出せたデータの内容(希望のデータ・容量)
このほかにも送料や診断料、成功報酬費や作業費など、業者によって料金が発生するポイントは違います。
料金内訳が明確でない業者では、復旧技術や成果に見合っていない金額が請求される場合が多いので、詳細までしっかりと確認しておく必要があります。
SSDが故障してしまったときの原因
SSDが故障してしまう原因は、以下の3つに大きく分類されます。
故障の原因によって対処法が変わりますが、基本的にはデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
以下、原因の具体的な説明や対処法などを解説します。
- 物理障害
- 論理障害
- 筐体破損
物理障害
物理障害が原因でSSDが故障することがあります。
物理障害とは、機器自体が物理的に破損してしまうことで生じる障害です。
- 経年劣化を起こしている(書き込み数が上限になった)
- SSDを水に濡らした
- 落下などSSDに衝撃を与えた
- 静電気でショートしてしまった
また、物理障害の場合、データ復元ソフトを含む個人でのデータ復旧は難しく、データ復旧専門業者でなければデータを取り出すことはできません。
特に、SSDの場合では、データ復旧の技術的な研究がまだ進んでおらず、復旧不可の業者も多く存在します。
設備が整っていて技術力がある専門業者を選ぶようにしましょう。

HDDやPC、スマホなどのデータが消えてしまったとき、どの業者であれば安心して任せられるのでしょうか。 データ復旧業者は日本国内に...
論理障害
論理障害が原因でSSDが故障することがあります。
論理障害とは、データやファイルが破損してしまったり、データを管理するファイルシステムに異常が発生することで生じる障害です。
- 急なシャットダウン
- 誤操作によるフォーマットやデータの削除
- ウイルス感染
一般的に、論理障害の場合は、「データ復旧専門業者」のほか「データ復元ソフト」を使用することでデータ復元を行うことも可能です。
しかし、データ復元ソフトのデメリットとして、物理障害が併発していた場合に対処できない点や、軽度の論理障害にしか対応していない点です。
安易にデータ復元ソフトを使用することで、データが上書きされてしまい、データを失ってしまうリスクがあります。
重要なデータや大切なデータが保存されている場合は、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。
筐体破損
筐体破損が原因でSSDが故障している恐れがあります。
SSDのデータ領域以外のパーツや、衝撃や劣化により外装やPCとSSDを繋ぐケーブルが、物理的に破損している状態を指します。
- SSDとPCを繋ぐケーブルの不具合
- SSDとPCのコネクタ部分の物理的な破損
- SSD本体や内部部品の破損や劣化
SSDの復元ソフトと復元業者を徹底比較
個人でデータを復旧する方法として復元ソフトの利用があります。
ただ個人では復旧できる症状は限られており、誤った操作で症状が悪化したりデータが取り出せなくなる可能性もあります。
データの復元に自信のない方はデータ復元業者に依頼することをおすすめします。
復元ソフトとは
復元ソフトをWEBでダウンロード・購入することで、個人でデータ復元を行うことができます。
無料~有料まで様々で、復元ソフトの種類によって復元できるデータの容量や対応できる症状が変化します。
軽度の論理障害であれば復旧することが可能で、データ復元業者に依頼するよりも比較的安価で復元することができます。
復元ソフトでの復旧はリスクが大きい
復元ソフトでの復旧のリスクとして、中度~重度の論理障害・物理障害には対応できないことが挙げられます。
対応できない障害に誤って作業してしまうと負荷がかかり、論理障害の場合はログへの上書き・フォーマットのリスク、物理障害の場合は正常な部品の異常の発生や異常が起きている部品の状態悪化のリスクがあります。
知識や経験がなければ障害の判別が難しいので、復元ソフトを利用すること自体のリスクが大きくなります。
こういう時は作業をせずデータ復元業者に相談
以下の症状が発生していると、論理障害であっても復元ソフトでの作業を控えましょう。
- 誤ってデータ削除してしまった
- フォーマット
- データが文字化けする
- USBやSSDが折れた
- 内部の基板がはがれてしまっている
- 経年劣化(重度)
また、論理障害はSSDに異常はないので発覚が遅れがちなため、重度化している場合が多いです。
復元ソフトを利用するにもある程度のPCの知識が必要な場合がありますので、不安な方はなるべく作業を行わず、データ復元業者に依頼するようにしましょう。
データ復元業者のメリット・デメリット
データ復旧を希望するとき、データ復元業者だけでなく市販のソフトを利用するという選択肢もあります。
データ復元業者を利用するにはメリット・デメリットがありますので、事前にしっかり理解したうえで相談するとよいでしょう。
データ復元業者に依頼するメリット
データ復元業者に依頼するメリットは、以下のようなものがあげられます。
- データ復旧できる確率が高い
- 自分でやるより早くデータ復旧できることもある
- もしデータが復旧できなかったら費用が発生しない場合もある
- NASやサーバーなど動かせない大型機器も対応してもらえる
データ復元業者に依頼するデメリット
データ復元業者に依頼するデメリットは以下の通りです。
- 市販のデータ復旧ソフトより費用が高くなることがある
- 技術力がないデータ復元業者に依頼してしまった場合、データ復旧の確率が逆に下がることがある
- 復旧作業でデータの内容を見られてしまうかもしれない
代表的なSSDデータ復元無料ソフト
SSDのデータ復元を行うための手段であるデータ復元ソフトのうち、おすすめの無料のソフト3つを紹介します。
無料で使用できるソフト
無料で使用できるソフトの特徴は、復元できる容量や復元機能に制限がかかっている場合が多いです。
- EaseUS Data Recovery Wizard Free
- Recuva
- ファイナルデータ復元
EaseUS Data Recovery Wizard Free
データ復元ソフトの中では主要なソフトのうちの一つで、無料版と有料版があります。
SSDの復元は無料版だと最大2GBまでしか復元できないのは大きなデメリットですが、有料版を購入検討している場合には復元できるかどうかを判断する指標になるのではないでしょうか。
WindowsだけではなくMacにも対応できるので、自分で復元する際には試してみてください。
Recuva
ファイルの復元ソフトの中で主要なソフトで、WEBサイトじょうでは英語版、ソフトウェア上では日本語で表示することが可能です。
PCが苦手な方でも作業がおこなえるように「ウィザード形式」をとっており、、手順の指示が表示されるため、その指示に従うことで復元作業ができるというのが強みです。
自分で復元するのが心配な方はなるべく自己復旧は控えた方がいいですが、どうしても自分で作業しなければいけない場合にはこちらのソフトを使ってみてください。
ファイナルデータ復元
優良の製品版がメインで、無料で行えるのは体験版のみになりますが、日本の企業が販売している復元ソフトですので安心感が持てるのではないでしょうか。
無料版では復元可能かを診断することができますが、復元作業を行う場合には製粉版の購入が必要になります。
ソフトで復元失敗した際の対処法
ソフトで復元に失敗してしまった場合には、データ復元業者に復元を依頼しましょう。
データ復元ソフトで復元作業を繰り返すと、SSDの症状はどんどん悪化し、データ復元業者での復旧可能性も低くなってしまいますので、1度失敗したら繰り返し行うのは控えましょう。
確実にデータを復元する必要がある場合には復元ソフトでの作業はリスクが大きいため、初めからSSDのデータ復元に対応しているデータ復元業者に相談することをおすすめします。
SSDのデータ復旧は技術力の高い業者に依頼しましょう
ここまで、SSDをデータ復旧する際のよくある原因や注意点、データ復旧業者を選ぶポイントなどを解説してきました。
SSDのデータ復旧は難易度が高く、復旧事例が少ない業者も多いため、業者によってはそもそもの復旧対応ができない場合もあるため、注意が必要です。
データ復旧は何度もできるものではないため、料金が安いなどの理由で技術力のない業者に依頼し、データが二度と取り出せなくなってしまっては本末転倒です。
確実にデータを取り出すためにも、本記事のデータ復旧業者の選び方を参考に、なるべく技術力の高いデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
- データ復旧業者は技術力・信頼性・サポート体制で選ぶ
- 「完全成果報酬制」ではなく、個別に診断してもらえる「個別プラン制」の業者に相談するのがおすすめ
- 障害の内容によって料金が変動する
- 見積り後にキャンセルも可能!まずは無料診断を依頼する