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2020年から始まった次世代通信「5G」。
実は5Gには種類があり、「Sub6」と「ミリ波」の2つに分けられることをご存知でしょうか?
これらは5Gを理解する上で非常に重要な言葉です。
本記事ではそんなSub6とミリ波の特徴に加え、これらを扱えるおすすめのスマホを解説します。
- 5Gには、「Sub6」と「ミリ波」の2種類がある。
- Sub6:ミリ波よりも通信エリアが広く拡張も容易。4G LTEに比べれば速いものの、高速ではない。
- ミリ波:非常に速いが、通信エリアが狭く拡張も難しい。
- Sub6は全国で使えるようになる可能性がある。
- ミリ波は一部の施設等での使用に限定されるかもしれない。
トップ画像引用元:Galaxy A51 5G(ギャラクシーA51 5G)- Galaxy公式(日本)
Sub6の特徴
画像引用元:5G 2020 docomo collection スマホの最新機種特集 | 製品 | NTTドコモ
「Sub6(「サブロク」または「サブシックス」)」と「ミリ波」は、5Gで利用される電波の名称です。
Sub6という名前は、この電波が3.6~6GHzの周波数を使うことに由来しています。
- 4G:700MHz~3.6GHz
- Sub6:3.6~6.0GHz
- ミリ波帯:30~300GHz
もともと「Sub6」は、6GHzに近い周波数帯のことを指す言葉でした。
つまり、5Gの登場を契機に「Sub6」という名前が生まれたわけではなく、昔からあった6GHz付近の呼び名が最近になって有名になった、ということです。
周波数には次のような特徴があります。
- 周波数が高いほど、多くのデータを運べる=通信速度が速くなる
- 周波数が低いほど、遠くまで電波が飛ぶ=通信エリアが広くなる
Sub6は4G LTEに比べ周波数が高いため、4G LTEよりも高速です。一方で、通信エリアの広さでは4G LTEに適いません。
通信エリアの広さに差が出てしまうのは、周波数が低い電波ほど障害物に強いためです。
Sub6は4G LTEに比べると速くて便利ではありますが、周波数が高くなった分、障害物には弱くなりました。またそれに伴い、エリア拡大の難易度も上がっています。
ミリ波の特徴
ミリ波の周波数は30~300GHzです。Sub6が6GHzですから、その5倍以上ですね。
つまり、ミリ波はSub6よりもはるかに速く、通信エリアは非常に狭い電波と言えます。
そのため、エリアを拡大するのはSub6よりもはるかに難しいでしょう。
現在、日本国内の5Gエリアは、そのほとんどがSub6のエリアであり、ミリ波を利用できる場所はほんの僅かです。
また、ミリ波は運用するための技術難易度も高いため、たとえSub6が日本全国で使えるようになったとしても、ミリ波を利用できる場面はかなり限られるでしょう。
例えば、人が集中しがちなエリアだけがミリ波に対応するかもしれません。
Sub6とミリ波の違い
Sub6とミリ波の違いを簡単にまとめました。
- Sub6の周波数は最大6GHz、ミリ波は最大300GHz
- 通信速度はミリ波の方がはるかに速い
- 通信エリアはSub6の方が広く、電波の安定性やエリア拡大スピードもSub6の方が上。
両者は一長一短です。
エリア拡大はSub6の方が早いため、全国に普及するのはSub6となるでしょう。
ミリ波より通信速度が遅いとはいえ、4G LTEよりは速く、普段使いには十分すぎるほどです。
一方、ミリ波はスタジアムなどの人が多い場所だけに普及する可能性が高いでしょう。人が多くSub6ではカバーしきれないような場所でも、ミリ波なら十分に役割をこなせます。
おすすめの5Gスマホ
ここからは、Sub6とミリ波に対応するおすすめの5Gスマホをご紹介します。
なお、ミリ波対応のスマホはSub6対応スマホに比べて、若干ですが本体価格が高いです。
Sub6対応スマホ
Sub6対応でおすすめのスマホは下記の3機種です。
iPhone 12
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniを購入 – Apple(日本)
iPhone 12のスペック
iPhone 12 | |
---|---|
画面サイズ | 6.1インチ |
本体サイズ | 高さ:146.7mm 幅:71.5mm 厚さ:7.4mm |
重さ | 162 g |
アウトカメラ | 1,200万画素 (超広角、広角) |
インカメラ | 1,200万画素 |
ROM | 64GB・128GB・256GB |
CPU | A14 Bionic |
認証 | Face ID (顔認証) |
防水 | IP68等級 |
5G対応 | ○(Sub6波のみ) |
カラー | ホワイト・ブラック・ (PURODUCT RED)・ グリーン・ブルー・ パープル |
詳細 | iPhone 12評価レビュー |
2020年に発売された最新iPhoneのiPhone 12です。
本機種を含むiPhone 12シリーズは、ミリ波にも対応しています。
ただし、ミリ波機能が有効化されているのは米国版のみ。日本版はミリ波非対応です。
iPhone 12は前機種から特にカメラ機能が進化しています。広角・超広角レンズの両方で、夜間撮影のナイトモードの利用が可能です。
さらに、動画撮影では映画にも使われる「Dolby Vision」規格に対応。ホームビデオを映画さながらの画質で撮影することができます。
加えて、処理性能も最高峰。万人におすすめできるスマホに仕上がっています。
iPhone 12の価格
iPhone 12 | 64GB | 128GB | 256GB | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 通常 | 101,376円 | 109,296円 | 123,552円 |
スマホおかえしプログラム | 67,584円 | 72,864円 | 82,368円 | |
詳細 | ||||
au | 通常 | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
かえトクプログラム | 55,430円 | 57,500円 | 65,435円 | |
詳細 | ||||
ソフトバンク | 通常 | 110,880円 | 116,640円 | 131,040円 |
トクするサポート+(特典A) | 55,440円 | 58,320円 | 65,520円 | |
詳細 | ||||
Apple | 通常 | 94,380円 | 99,880円 | 111,980円 |
詳細 | Apple公式サイトを見る |
AQUOS sense5G
画像引用元:AQUOS sense5G(アクオス センスファイブジー)SHG03 | スマートフォン(Android スマホ)| au
AQUOS sense5Gのスペック
AQUOS sense 5G | |
---|---|
画面サイズ | 約5.8インチ |
本体サイズ | 高さ:148mm 幅:71mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 178g |
アウトカメラ | 標準:約1,200万画素 広角:約1,200万画素 望遠: 約800万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,570mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 690 5G |
認証 | 顔・指紋 |
防水 | IPX5・IPX8 |
カラー | ライトカッパー・ オリーブシルバー・ブラック |
詳細 | AQUOS sense5Gの実機レビュー |
AQUOS sense5Gの最も魅力的な点はコスパです。
本体価格は約4万円、割引も利用すれば1~2万円台で購入できるため、5G対応スマホとしては安い部類に入ります。
大容量バッテリーや省電力性能に優れたIGZO液晶ディスプレイを搭載。電池持ちは抜群です。
指紋認証に対応しているほか、防水・防塵・おサイフケータイにも対応。普段使いに必要な機能はすべて揃っています。
AQUOS sense5Gの本体価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 39,600円 | なし※ | |
au | 39,890円 | 26,450円 | |
ソフトバンク | 43,200円 | 21,600円 |
Galaxy A32 5G
画像引用元:Galaxy A32 5G(ギャラクシー エーサーティーツー ファイブジー)SCG08 | スマートフォン(Android スマホ) | au
Galaxy A32 5Gのスペック
Galaxy A32 5Gは、ディスプレイサイズが6.5インチと大きいです。
また、バッテリーも5,000mAhと大容量。15Wの急速充電にも対応しているため、電池まわりの使い勝手はかなり優れています。
さらに、3万円台のスマホながら、広角・超広角・マクロ・深度測位のクアッドカメラシステムを採用。
顔認証・指紋認証の両方に対応しているほか、防水・防塵機能もバッチリです。おサイフケータイにもしっかり対応しています。
総合的なコスパがかなり優れているスマホですね。
Galaxy A32 5Gの本体価格
項目 | 機種代金 | 割引適用時 |
---|---|---|
au | 31,190円 | 25,070円※ |
購入 |
ミリ波対応スマホ
ミリ波対応のおすすめスマホは以下3機種です。
Galaxy Note20 Ultra 5G
画像引用元:Galaxy Note20 Ultra 5G(ギャラクシー ノートトゥエンティ ウルトラ ファイブジー)SCG06 | スマートフォン(Android スマホ)| au
Galaxy Note20 Ultra 5Gのスペック
Galaxy Note20 Ultra | |
---|---|
画面サイズ | 約6.9インチ |
本体サイズ | 高さ:164.8mm 幅:77.2mm 厚さ:8.1mm |
重さ | 213g |
アウトカメラ | 標準:約1億800万画素 超広角:約1,200万画素 望遠: 約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,000万画素 |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB/512GB |
CPU | Snapdragon 865+ |
認証 | 顔・指紋 |
防水 | IP68 |
カラー | ミスティックブロンズ・ ミスティックブラック・ ミスティックホワイト |
詳細 | Galaxy Note20 Ultraの評価レビュー |
Galaxy Note20 Ultra 5Gの最も魅力的な点は、独自機能の「Sペン」です。
書いた時の反応時間が大幅に改善されており、書き心地は本物のペンとほぼ同じ。
また、本機種の基本性能は現在販売されているスマホのなかでも最高峰と、非常に優秀なスマホです。
カメラ機能も8K撮影が可能なほか、ズームは50倍にまで対応。
約6.9インチの有機ELディスプレイも備えています。
このようにあらゆる面で高性能である上に、ミリ波にも対応しているため、本体価格はかなり高いです。
Galaxy Note20 Ultra 5Gの本体価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 145,728円 | 97,152円 | |
au | 159,830円 | 94,070円 |
Galaxy S20+ 5G
画像引用元:Galaxy S20 5G SC-51A
Galaxy S20+のスペック
Galaxy S20+ 5G | |
---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ |
本体サイズ | 高さ:約162mm 幅:約74mm 厚さ:約7.8mm |
重さ | 約186g |
アウトカメラ | 標準:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:6,400万画素 |
インカメラ | 1,000万画素 |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 5G |
OS | Android 10 |
認証 | 顔・指紋 |
カラー | コスミック グレー・クラウド ブルー |
詳細 | Galaxy S20+ 5G 実機レビュー |
Galaxy S20+は2020年6月に発売されたスマホです。
Galaxy Sシリーズはフラグシップモデルであるため、Galaxy S20+も(発売当時の)最高峰の性能を備えています。
カメラは、光学ズームが最大3倍、デジタルズームは最大30倍まで可能。今でも十分最高峰の性能ですね。
ディスプレイは3,200 x 1,440のOLEDを搭載。ハイクオリティな映像を楽しめます。
ただし、本体価格は他のスマホよりも少々高めです。
Galaxy S20+の本体価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 114,840円 | 76,560円 | |
au | 108,575円 | 64,055円 |
arrows 5G
画像引用元:arrows 5G F-51A
arrows 5Gのスペック
arrows 5G | |
---|---|
ディスプレイ | 約6.7インチ |
本体サイズ | 高さ:約164mm 幅:76mm 厚さ:7.7mm |
重さ | 約171g |
アウトカメラ | 広角:約4,800万画素 超広角:約1,630万画素 望遠:約800万画素 |
インカメラ | 約3,200万画素 |
バッテリー | 4,070mAh |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 |
OS | Android 10 |
認証 | 指紋 |
カラー | ネイビーブラック・チタニウムシルバー |
arrows 5Gはこれまでのarrowsシリーズとは一線を画す、高性能なハイスペックスマホです。
CPUにはSnapdragon 865を採用し、RAMも8GB搭載。ストレージも128GBと、非常に豪華な仕様となっています。
また、これまでの使いやすいarrowsとしての一面もきちんと踏襲。本体は洗剤で洗うことができます。
アルコールタイプのウェットティッシュにも対応。衛生面がかなり優れています。
国産スマホでは唯一のミリ波対応機種です。
arrows 5Gの本体価格
項目 | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 118,008円 | 78,672円~ |
5Gのエリア拡大はSub6から!
画像引用元:Galaxy Note10+進化のポイントまとめ&比較! | Explore – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
本記事では、Sub6とミリ波について解説しました。
- 5Gには、「Sub6」と「ミリ波」の2種類がある。
- Sub6:ミリ波よりも通信エリアが広く拡張も容易。4G LTEに比べれば速いものの、高速ではない。
- ミリ波:非常に速いが、通信エリアが狭く拡張も難しい。
- Sub6は全国で使えるようになる可能性がある。
- ミリ波は一部の施設等での使用に限定されるかもしれない。
今後広く普及していく5Gは、ミリ波ではなくSub6です。また現在、ミリ波はごく一部の施設でしか使用できません。
ミリ波対応の施設へ頻繁に行く方を除けば、当分の間はSub6対応のスマホで十分でしょう。