スマホの通信速度を診断|快適に使える目安は上り下りどれくらい?

  • 2018年10月16日
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スマホの通信速度を診断|快適に使える目安は上り下りどれくらい?

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スマホを使う上で通信速度を重視する方は非常に多いですが、実際にどの部分で通信速度をチェックしていますか。

キャリアや格安SIMには「250Mbpsの超高速通信!」と謳う会社もありますが、数値だけ見てもあまりイメージがつかないと思います。

そこで今回は、スマホを快適に使うためにはどのくらい通信速度があれば良いのかを解説します。

併せて、通信速度に関する数値や単位、測定方法などについても紹介します。

1 スマホの通信速度がどのくらいか把握する方法

まず、スマホの通信速度がどのくらいあるのか把握するにはどのような点を見るべきなのか解説をしていきます。

通信速度に関わる用語の解説も行うので、この機会に是非通信速度がどのようなものなのか確認してください。

1-1 通信速度の下りと上りの違い

下り速度、上り速度というワードを聞いたことがある方は多いと思います。しかし具体的にどのような速度なのかわかる方は少ないのではないのでしょうか。

まずはこの「下り」「上り」というワードについて解説をしていきます。

キャリアや格安SIMの通信速度の表記を見ると、

  • 下り最大200Mbps
  • 上り最大50Mbps

という感じで表記されていて、上りの速度の方が遅くなっています。

下りの通信速度というのは、音楽や動画をダウンロードしたり画像を表示させたり、アプリをインストールさせるための通信速度で、ダウンロードするための通信速度のことです。

一方で上りの通信速度は、メールや動画を送ったり、SNSに画像をアップロードしたり、何かを送信するための通信速度のこと、つまりアップロードの通信速度だと覚えましょう。

1-2 重要なのは下りの通信速度

自分から何かを送るための通信速度よりも、ダウンロードするための通信速度の方が圧倒的に速くなっているように、重要なのは上りよりも下りの通信速度になります。

「スマホを快適に使いたい」「ネットをサクサク使いたい」という方の多くは通信速度の中でもメインで使うのは下りだからです。

インターネットのページを開くのも、動画を再生・ダウンロードするのも、音楽や画像を取り込むのも全て下りの通信速度によって行われます。

そのため、下りの通信速度が下がってしまうと上手くダウンロードができないといいう現象に繋がります。

もちろん、インスタグラムに写真をアップロードする方や、SNSで頻繁に発信する人は上りの通信速度も重視していると思います。

しかし、回線が混雑しやすい傾向にあるのは下りなので、上りよりも下りの速度の方が速くなっているのです。

1-3 通信速度の単位について

次に、通信速度の単位について説明します。

速度の単位については「Mbps」と「Kbps」が使われていて、これ以上大きい単位は「Gbps」となりますが、これは固定回線のレベルになります。

この単位は、簡単に言うと1秒当たりに受信できるデータ容量の目安であり、数値が多ければ多いほど1秒間に大量のデータを読み込めるので通信速度が速いということになります。

ちなみにMbpsはメガビットパーセコンド、KbpsはキロビットパーセコンドになるのでMbpsの方が単位が大きいことになります。

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通信速度の用語まとめ
  • 下り=ダウンロード・受信、上り=アップロード・送信
  • 重視すべきなのは下りの通信速度
  • 単位はMbps・Kbpsで表示される

次の章では、キャリアや格安SIMでよくみる、ベストエフォート方式について解説します。

2 キャリアや格安SIMの通信速度はベストエフォート方式

キャリアや格安SIMの公式サイトやパンフレットを見ていると、「最大250Mbpsの超高速通信!」といった謳い文句があると思います。

実際にスタッフからも「うちの電波は最大250Mbpsまで出ますよ!」と言われたことがある方も多いと思います。

具体的にどんな速さなのかわからないので「ふーん・・・」くらいの反応しかできないと思いますが、通信速度の速さや快適な通信環境をアピールすることはキャリアや格安SIMにとって必要不可欠なのです。

そんなキャリアや格安SIMが掲示する通信速度ですが、実はこれは「ベストエフォート方式」と呼ばれるものです。

2-1 ベストエフォートとは?

まず、ベストエフォートとは何なのでしょうか。

英語で書くと「Best Effort」となり、直訳すると「最大限の努力」になります。キャリアや格安SIMで掲示されている通信速度はまさにこの「最大限の努力」によって計測されている速度なのです。

障害物もなにもない通信が繋がりやすい環境、そして回線が混雑しにくい最高の時間帯など、回線にとって最適な環境が用意された上で計測された速度です。

つまり、「なるべく高い通信速度を計測するために最大限の努力をした方法」で通信速度を計測しているということです。

となると、回線にとっての障害物がたくさんある日常生活においてこの通信速度を実現させることはほぼ不可能と思って良いでしょう。

2-2 あくまで「想定できる最高速度」なので実効速度ではない

最高の環境と最高の条件下で計測された通信速度ですから、「頑張ったらこれくらいは出せます」というものであって実際の通信速度を保証するものではありません

これだけ読めば「そんなの知らなかった!詐欺だ!」と思う方もいるかと思いますが、この説明は契約時に必ず行われます。

契約時の注意事項にも必ず記載があるので確認してみてください。

それに、このような記事を読まなければわからなかったほど、今までスマホを使っていて不自由していなかったということになります。

つまり、200Mbpsなど超高速の通信速度が出なくても私たちは支障なくスマホを使えているということなのです。

実際にどれだけベストエフォートによる通信速度と異なるのか計測してみたので是非参考にしてください。

2-3 スピードチェッカーを活用して比較してみた【auの場合】

実際にアプリを使って筆者の環境で回線のスピードチェックをしてみました。

今回使ったのはこのアプリです。測定した時間帯は午前3時くらいなので、かなり回線が空いている状態でした。


画像引用元:Apple Store

まずはauの現在のベストエフォートの通信速度を見てみましょう。


画像引用元:au公式サイト

新作iPhoneの基準となっていますが、最大758Mbpsの速度が実現できると表記されています。

キャリアアグリゲーションと呼ばれる、複数の周波数帯を一度にキャッチする技術を搭載していることにより爆発的に通信速度が速くなったとのことです。

キャリアアグリゲーションはWiMAXやワイモバイルのポケットWi-FiなどのWi-Fiルーターにも搭載されていることが多いです。

では、実際の速度はどうでしょうか。

  • 測定時刻:午前3時
  • 測定したスマホ:au Xperia SOV36
  • 測定した回線:au 4G LTE
  • 測定した場所:マンションが立ち並ぶ立地のマンション2階の1室

このように、ダウンロードMbps(下り)とアップロードMbps(上り)に分けて速度測定が行われ、筆者が測定をした時には数分もかからずにどちらの測定も完了しました。

先ほどのauのベストエフォートは対応しているのがiPhoneの最新モデルなので、旧型のXperiaで計測すれば明らかに速度は落ちるだろうと想定していましたが、予想以上に低い結果となりました。

  • ダウンロードMbps(下り):9.51Mbps
  • アップロードMbps(上り):10.9Mbps

無料のチェッカーですし、精度がどこまで高いかはわかりませんが、ベストエフォートの数値と実際の速度がどこまで変わるかわかってもらえたと思います。

ちなみにauの公式サイトには、「iPhoneXS・XRの場合実効速度は115Mbps程度だと想定されます」という旨が書かれていたので、やはりベストエフォートの758Mbpsと比べたら速度は落ちます。

これはどのキャリア・格安SIMでも行われていることであり、auだけではありません。

むしろ、auはドコモ・ソフトバンクと並んで大手キャリアと呼ばれるキャリアですし、通信速度の安定感はトップクラスなのであからさまに遅いと感じたことがある方はほとんどいないはずです。

つまり、758Mbpsという驚異的なスピードが出なくても、私たちは支障なくスマホを使えているということです。

ベストエフォート方式のおさらい
  • さまざまな条件において最高の状態で計測された通信速度のこと
  • 実際の速度はベストエフォートの通信速度よりも落ちる
  • キャリア回線の場合ベストエフォートの通信速度でなくても十分に使える

次の章ではスマホを快適に使うための通信速度の目安や平均値について解説します。

3 スマホを快適に使うための通信速度の目安や平均値は?

キャリアや格安SIMが掲示する通信速度が出なくても快適にスマホを使えている方が多いということがわかりましたが、では具体的にどの程度の速度が出れば快適に使えるのでしょうか。

そこで、スマホを快適に使うための通信速度の目安や平均値について解説をしていきたいと思います。

これはあくまで筆者の独断とこれまでのキャリアショップでの経験によるものなので、100%確実なものではありません

使用頻度や量によっても異なるので注意してください。

3-1 高画質でYoutubeの動画を観るのなら最低でも3Mbps

動画の視聴に関してですが、Youtubeで低画質なら2Mbps程度あれば問題はないですが、高画質を快適に観たいということであれば最低でも3Mbps程度はあると安心です

1Mbpsでも見れないことはありませんが、長時間再生の動画などは途中で切れてしまったり、読み込みに時間がかかる恐れもあります。

基本的に動画のダウンロードや再生を快適に行いたいのであれば、3Mbpsはあると嬉しいです。

その点、筆者が計測した時のauの通信回線は十分だといえます。

3-2 インターネットの閲覧では1Mbps程度

頻繁にインターネットを閲覧したり調べ物をすることが多い場合も、できれば1Mbpsは欲しいところです。

文字だらけのウェブサイトの閲覧だけなら問題ないのですが、画像がたくさん貼られていたり動画が添付されているウェブページになると1Mbps程度通信速度がないと重たくなってしまう恐れがあります

また、通常時で1Mbpsあれば、回線が混雑して混みあっている時間帯にある程度通信速度が落ちたとしても安心できます。

3-3 LINEやメール程度の送受信であれば200Kbps程度

LINEやメールの送受信程度であれば正直200Kbps程度でも足ります。

しかし、こちらから動画や写真を送りたい場合や、送られてきた動画や写真を見る場合は読み込みに時間がかかる場合があります

ただ、基本的にメールやLINEのような低容量のアプリを操作する程度であれば通信速度はそこまで必要ないので、速度が不安定である傾向にある超格安なSIMを挿してもある程度は使えます。

ここまでの目安を見ている限りでは、auの4G LTEは十分快適に使えているということです。

同様に他のキャリアも、ベストエフォートと比べて通信速度が出ていなくても気にならない程度には快適に使えるということです。

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スマホを快適に使うための通信速度
  • 高画質で動画視聴:3Mbps
  • インターネットの閲覧:1Mbps
  • LINEやメール程度の送受信:200Kbps

4 なったら困る!通信速度制限

通信速度制限というワードは、多くの方は一度耳にしたことがあるのではないでしょうか。

実際に通信速度が遅くなって困ったことがあるという方も多いと思います。

そこで、通信速度が何故起きるのかについて詳しく紹介します。

4-1 キャリアの一定の条件により通信速度が著しく遅くなる現象

キャリアや格安SIMなど、携帯会社が定めた条件を満たしてしまう場合、通信速度が著しく遅くなる現象のことを通信速度制限と呼びます。

大体のキャリアや格安SIMでは、通信速度制限がかかった場合平均128Kbpsまで速度が低速化する傾向にあります

これもベストエフォート方式なので、実際はさらに速度が遅くなっているかもしれません。

通信速度制限後の体感速度は?

これはあくまで筆者の経験になりますが、通信速度制限がかかった時の通信速度は「ウェブページの読み込みもままならなかった」くらいでした

文字だらけのウェブページであれば辛うじて閲覧することができますが、画像や動画が添付されている場合画像と動画がいつまでも読み込めないか、そもそもタイムアウトしてページすら開けない状態になりました。

LINEについても同様で、メッセージが届くスピードが遅くなったり、画像や動画はもちろん見ることができず、全く使い物にならない程度に速度が遅くなりました。

4-2 通信速度制限がかかる条件とは?

では、通信速度制限がかかる条件とは一体何なのでしょうか。

速度制限がかかる条件として多いのは下記の3つとなります。

  • 契約しているプランの通信量を超過した場合
  • 数日間に大量の通信量を使い一時的に遅くなっている場合
  • その他緊急性の高い事象が発生した場合

1番目の契約しているプランの通信量を超過してしまった場合の通信速度制限が大半だと思います。

筆者もこれに引っかかって速度が遅くなった経験があります。

2番目の数日間の間に大量に使って通信速度制限になるケースのことを帯域制限と呼びますが、最近では廃止しているキャリアも増えています。

最後の緊急性の高いというのは災害時や極端に回線が混雑した時などイレギュラーな場合です。

ただ、これは本当に可能性が低いので、多くの人がなりやすいのは1番目と2番目です。

5 使いたいスマホのツールに合った通信環境を持つキャリアを選ぼう!

最後に、スマホを快適に使うための通信速度の目安についてまとめました。

スマホを快適に使うための通信速度
  • 高画質な動画を見るなら3Mbpsはあると無難
  • インターネットの閲覧中心の場合は1Mbps程度
  • テキストメッセージやLINEのみなら200Kbps程度でも可能
  • ダウンロードやゲームなどのヘビーユーザーは3Mbps以上あった方が良い

auのスマホで計測をした結果、キャリアの通信速度であればヘビーユーザーも快適にスマホを使える傾向にあるということがわかりました。

無料のアプリなので精度がどの程度かわかりませんが、今回紹介したアプリで一度自分のスマホで速度チェックしてみるのも良いかもしれません

自分がどの程度スマホを使いたいかによってキャリアや格安SIMを選ぶことをおすすめします。

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