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この記事では、スマホで使えるおすすめの電子マネーを紹介しています。
電子マネーとは、企業により提供される、現金の代替となる支払い手段の一種です。
そのため一言で電子マネーといっても、提供している企業によって性質が異なります。
どういった電子マネーが存在するのか、実際に使うとしたらどれがおすすめかなど、それぞれ紹介していきますね。
- Suica
- nanaco
- WAON
トップ画像引用元:日本で iPhone や Apple Watch の Suica を使う – Apple サポート
電子マネーは主に3種類
画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
電子マネーは、大きく分けると3つの種類が存在します。
- 交通系
- 流通系
- クレジットカード系
一部では、「QRコード決済系」も加えた4種類だという意見もあります。
ただ今回は、より一般的な考え方である上記3種類とします。
交通系電子マネー
交通系電子マネーとは、公共交通機関が発行する電子マネーです。
代表例は以下の2つになります。
- Suica:東日本旅客鉄道株式会社
- PASMO:株式会社パスモ
電車やバスなどで使えるのはもちろん、コンビニやスーパー、飲食店等など場所を問わず幅広く使えるのも交通系電子マネーの特徴です。
普及率がとても高く、お店としてもSuica払いに対応したほうが色々と便利で有利だからこそ、人気が人気を呼んだのでしょう。
ちょっと極端かもしれませんが、Suicaさえ使っていれば電子マネーで困る場面はほとんどないと言っても良いほどです。
流通系電子マネー
流通系電子マネーとは、コンビニやスーパーといった流通系企業が提供している電子マネーです。
SuicaやPasmoよりも知名度は低いものの、最近は持っている人が増えたのではないでしょうか。
- nanaco:株式会社セブン&アイ・ホールディングス
- WAON:イオンリテール株式会社
- 楽天Edy:楽天Edy株式会社
これらは、提供元のグループ企業などで使うことでポイント還元が受けられるのが特徴です。
例えばイオンリテール株式会社が提供するWAONは、イオンを中心とする一部の対象店舗で1%還元になります。
そうすれば「これからの買い物はずっとイオンでしよう」というお客さんが増えますよね。
この囲い込みこそが、流通系電子マネーを提供する目的です。
反面、使える場所が限られているという欠点もあります。
例えばセブンイレブンでは、WAONは使えません。
当たり前ですが、基本的にライバル企業の電子マネーは使えないようになっているのです。
クレジットカード系電子マネー
クレジットカード系電子マネーとは、多くのクレジットカードと紐付けして使える電子マネーです。
そのため新しく登録するというよりは、元々クレジットカードに付いているパターンが多いです。
- iD:株式会社NTTドコモ
- QUICPay:株式会社ジェーシービー
クレジットカード系電子マネーの場合、むしろ電子マネーだと思わないほうが理解しやすいかもしれません。
提供元も意識しないほうがいいでしょう。
iDやQUICPayは、クレジットカードで電子決済できるようにするために提供されている「機能」や「技術」というイメージに近いからです。
そのため、NTTドコモやジェーシービーに限らず、多くのクレジットカード会社がiD払いやQUICPay払いに対応しています。
なお、クレジットカード系電子マネーには、例えば「iD払いなら○○ポイントが何%還元」というような決まりはありません。
なぜなら、還元率や還元されるポイントの種類は、各クレジットカード会社が決定しているからです。
よって、クレジットカードありきの電子マネーと言えます。
電子マネーの支払い方法も3種類
画像引用元:電子マネー「楽天Edy(エディ)」 | 楽天Edyをはじめる | おサイフケータイに現金でチャージする
電子マネーは、支払い方法にも種類があります。
大きく分けて以下の3種類が挙げられます。
- プリペイド式(前払い)
- ポストペイ式(後払い)
- デビット式(即時払い)
プリペイド式(前払い)
プリペイド式は、あらかじめ現金を「チャージ」しておかないと使えない支払い方式です。
Suicaやnanaco、WAONなどが代表的な例となります。
電子マネーでは、このプリペイド式が主流です。
ポストペイ式(後払い)
ポストペイ式は、クレジットカードと紐付けすることで、後からクレジットカード払いとまとめて請求される支払い方式です。
要は、普通のクレジットカード払いと同じです。
IDやQUICPayが代表的な例となります。
デビット式(即時払い)
デビット式は、クレジットカードやデビットカードと紐付けすることで、その場で即口座から引き落とされる支払い方式です。
これも要は、普通のデビット払いと同じです。
iDがここでも代表的な例となります。
おサイフケータイで使える電子マネー
Androidスマホには、「おサイフケータイ」という機能が使える機種もあります。
おサイフケータイを使えば、スマホを読み取り機にかざすだけで支払いを完了することができます。
サイフもクレジットカードも取り出す必要がないので、とても便利な機能です。
しかし、すべての電子マネーがおサイフケータイで使えるわけではありません。
以下の8種類が、おサイフケータイに対応しています。
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- モバイルSuica
- モバイル スターバックス カード
- iD
- QUICPay
- モバイルPASMO
なお、おサイフケータイは、「FeliCa」というソニーが開発した非接触型ICカードの技術方式を採用しています。
その都合上、海外メーカーのSIMフリースマホではおサイフケータイ自体が使えないことも多いです。
iPhoneで使える電子マネー
iPhoneでは、おサイフケータイは使えません。
代わりにApple Payで、おサイフケータイ同様、スマホを読み取り機にかざすだけの電子決済が利用できます。
Apple Payで使える電子マネーは以下の3種類です。
- モバイルSuica
- iD
- QUIC Pay
Apple Payで使える電子マネーは、おサイフケータイでもすべて使えます。
なお、2016年9月に発売されたiPhone 7より前のiPhoneでは、国内でApple Payが使えません。
FeliCaチップが搭載されていないからです。
iPhone 6sやiPhone SE(第1世代)は、ぎりぎりApple Payを使えない惜しい機種となります。
スマホで使えるおすすめ電子マネーはこれ!
ここまで、スマホで使える電子マネーの種類と支払い方法、そして「おサイフケータイ」と「Apple Pay」で使える電子マネーを紹介してきました。
ここからは、その中でも特におすすめの電子マネーを紹介していきます。
- Suica
- nanaco
- WAON
Suica
画像引用元:Suicaにクレジットカードでチャージするには|クレジットカードの三井住友VISAカード
もっともおすすめしたい電子マネーは、Suicaです。
モバイルSuicaは簡単に登録できるので、すでに使っている方も多いのではないでしょうか。
利用者が多いのも納得の万能電子マネーです。
Suicaが使える店舗
Suicaはまず、電車やバスといった公共交通機関で使えます。
これは流通系やクレジットカード系にはない最大の強みです。
それだけでなく、コンビニ・自動販売機・スーパー・百貨店・駅ビル・飲食店・薬局・書店・郵便局等など、非常に多くの場所で使えます。
電子マネーが使える場所なら、ほとんどSuicaが使えるのではないでしょうか。
Suicaのメリット・デメリット
Suicaの最大のメリットは、これひとつで電子マネー事情に困らないくらい、多くの場所で使えることでしょう。
また、AndroidでもiPhoneでも使えることも魅力です。
反対にSuicaのデメリットは、事前にJRE POINTに登録しないとポイント還元がないことです。
nanaco
画像引用元:nanacoモバイル|電子マネー nanaco 【公式サイト】
nanacoはセブン&アイ・ホールディングスが提供する流通系電子マネーです。
セブン&アイグループの企業で買い物することが多いなら、要チェックです。
nanacoが使える店舗
nanacoは、セブン&アイグループのお店と全国約66万ヶ所の加盟店で利用可能です。
ジャンルはコンビニやスーパーに限らず多岐に渡ります。
nanacoのメリット・デメリット
対象の23のお店でnanacoを使うと、0.5%の還元を受けることができます。
200円(税抜)につき1ポイントです。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- 西武・そごう
- ヨークマート
- ヨークフーズ
- ヨークベニマル
- デニーズ
- アカチャンホンポ
- ポッポ
- ツルハシグループ
- 薬王堂
- エネオス
- ビックカメラ
- ロフト
- ゆめタウン・ゆめマート
- セイムス
- サンドラック
- スギ薬局
- ココカラファイン
- キリン堂
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- コカ・コーラ
これらでよくお買い物する方なら、nanacoを利用することで現金払いよりお得になります。
ですがnanacoは、セブン&アイグループとライバル関係にある企業のお店では使えないことがデメリットです。
例えばローソンやファミリーマートでは使用できないため、nanacoだけを使うというのが厳しいかもしれません。
WAON
画像引用元:ポイントをためる・使う | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
WAONは、イオンリテールが提供する電子マネーです。
イオングループの企業で買い物することが多い人は、詳しくチェックしてみてください。
WAONが使える店舗
WAONはイオンやミニストップを始めとした、全国約71ヶ所のWAON加盟店で使えます。
コンビニやスーパー以外にも導入店舗は多く、とても使い勝手が良いです。
WAONのメリット・デメリット
WAONを使えば、通常200円(税込)につき1ポイント還元されます。
さらに対象店舗では、WAONの会員登録をすることで還元率が2倍になります。
- イオン
- イオンモール
- イオンスタイル
- インスーパーセンター
- イオンリカー
- イオンバイク
- イオンボディ
- ダイエー
- グルメマーケットシティ
- マックスバリュー
- BIG
- Discount Market A・Colle
- PEACOCK STORES
- HOME CENTER SUNDAY
- KOHYO
- まいばすけっと
- マルナカ
- VIVRE
- FORUS
- OPA
- R.O.U
- HOME WIDE
- ミニストップ
一方でWAONもnanaco同様、ライバル関係にある企業のお店では使えないことがデメリットです。
企業色が強いと、使える場所が限られてしまうのは宿命ですね。
電子マネーはSuicaだけでも十分かも!
以上、電子マネーについてでした。
スマホで使えるおすすめの電子マネーは以下の3つです。
- Suica
- nanaco
- WAON
現在はスマホ決済として電子マネーとQRコード決済が普及しており、違いが気になる人もいるかもしれません。
この記事でも紹介したように、電子マネーの特徴は導入店舗が多いことや支払いがスムーズなことです。
また電子マネーは提供している企業によって、使える場所や還元率が異なります。
その中で現状最強の電子マネーと言えるのは、Suicaです。
とにかくどこでも使えて、AndroidのみならずiPhoneでも利用できるのがポイントですね。
Suicaを使っていれば、電子マネー事情で困ることはほぼありません。
そのため、「あれこれ電子マネーを使い分けず、Suica一本に絞った」という方も多いようです。
一方、nanacoやWAONは、使える場所こそ限られているものの、還元のポイントが高いお得な時期も。
セブン&アイグループやイオングループで日頃から買い物している方は、是非とも注目してみてください。
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