
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
「スマホでテレビを視聴したい!」と思っていても、手持ちのスマホにワンセグ/フルセグが搭載されていない場合があります。
しかし、ワンセグ以外にもスマホでテレビを視聴する方法があるので、今回はそれらの方法について見ていきましょう。
そこで今回は、スマホでテレビを視聴するさまざまな方法について紹介します。
手持ちのスマホがワンセグに対応していなくても使える方法はいくつもあるので、ぜひ参考にしてください。
- ワンセグ/フルセグ対応スマホで視聴する
- 外付けのチューナーを買う
- 公式アプリで視聴する
- nasneなどのネットワーク機器で視聴する
- BDレコーダと連携して視聴する
スマホでテレビを視聴する5つの方法を紹介
画像引用元:Xperia(エクスペリア)公式サイト
スマホでテレビを視聴するための方法はいくつかありますが、主流になっている方法は以下の5つです。
ワンセグのイメージが強いかもしれませんが、実はワンセグ以外でも4つの方法があります。
特に最近はワンセグ非対応のiPhoneでもチューナーに接続したりアプリを使ったりと、気軽にテレビを観ることが可能です。
- ワンセグ/フルセグに対応したスマホを購入する
- スマホ用の外付けテレビチューナーを接続する
- 放送局の公式アプリ/サイトを使用する
- nasneなどのネットワーク機器を接続する
- BDレコーダと連携する
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、スマホでテレビを視聴したいと考えている人は、ぜひ自分に合った方法で視聴してください。
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホならすぐに視聴できる
画像引用元:Xperia 1 II SO-51A
Androidスマホの一部は、ワンセグ/フルセグ放送に対応しています。
対応機種であれば、追加料金等を支払うことなくでテレビ放送を視聴できます。
ただし、すべてのAndroidスマホがワンセグ/フルセグに対応しているわけではありません。
対応スマホは少ないので、ワンセグ/フルセグを使って視聴したいなら購入前によく確認してください。
ワンセグとフルセグの違い
一口に「テレビが視聴できるスマホ」といっても、「ワンセグ」と「フルセグ」を両方視聴できるものもあれば、ワンセグのみ視聴できるものもあります。
ワンセグとフルセグの違いを簡単に説明すると、画質の良さにあります。
- ワンセグ:320×240
- フルセグ:1,920×1,080
ワンセグの画質はかなり荒い上に、動きもカクカクしています。
一方のフルセグは、普通のテレビと同じ解像度(FHD)で視聴できます。
ワンセグはフィーチャーフォンでテレビ視聴するために策定した規格なので、スマホの解像度を考えると画質が低いといわざるを得ないでしょう。
特に最新の5Gスマホは非対応のものが多いので、購入の際は注意して確認してください。
これからワンセグ/フルセグ対応スマホをリストアップするので、購入を検討している人はあらかじめチェックしましょう。
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホ【ドコモ】
画像引用元:AQUOS R5Gのデザイン・色|AQUOS:シャープ
2021年4月18日時点でドコモオンラインショップで購入できるスマホの中で、ワンセグ/フルセグに対応している機種は下記の2種類あります。
5GスマホはAQUOS R5Gのみなので、5Gとワンセグ/フルセグを両立させたい人は十分に注意してください。
機種名 | ワンセグ | フルセグ |
---|---|---|
Xperia XZ3 | 〇 | |
AQUOS R5G | 〇 | |
購入 |
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホ【au】
画像引用元:Galaxy S10+(ギャラクシー エステンプラス)SCV42 | スマートフォン(Android スマホ) | au
2021年4月18日時点でauオンラインショップで購入できるスマホのうち、ワンセグ/フルセグに対応しているものは存在しません。
かつてはGalaxy S10+をはじめとしたワンセグ/フルセグ対応機種も存在していましたが、販売終了しているので注意してください。
手持ちのスマホが対応していれば問題なくテレビを視聴できますが、これからauでスマホを購入する人は後述する別の方法でテレビを視聴しましょう。
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホ【ソフトバンク】
画像引用元:Xperia 5(エクスペリア ファイブ)| ソニーモバイル公式サイト
2021年4月18日時点でソフトバンクオンラインショップで購入できるスマホのうち、ワンセグ/フルセグに対応している機種は4種類です。
こちらも新機種ほどワンセグ/フルセグ対応スマホは少なくなっており、5GスマホではAQUOS R5Gのみが対応しています。
機種名 | ワンセグ | フルセグ |
---|---|---|
AQUOS R5G | 〇 | |
Xperia 5 | 〇 | |
LG G8X ThinQ | 〇 | |
AQUOS R3 | 〇 | |
購入 |
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホ【楽天モバイル】
画像引用元:Galaxy S10 SC-03L
楽天モバイルで発売中のスマホの中でワンセグ/フルセグに対応している機種は2種類あります。
どちらもワンセグ/フルセグの両方に対応しています。
機種名 | ワンセグ | フルセグ |
---|---|---|
AQUOS R5G | 〇 | |
Galaxy S10 | 〇 | |
購入 |
ワンセグ/フルセグ対応のAndroidスマホ【SIMフリー】
SIMフリーデバイスとして販売されているスマホのほとんどはワンセグ/フルセグに対応していません。
そのため、「どうしてもSIMフリースマホじゃないと困る」というユーザーは選択肢が限られてしまうでしょう。
AQUOS R comapctやarrows M03などの古めのスマホを購入するか、楽天モバイルで販売されているSIMフリー版AQUOS R5Gを購入するかになります。
SIMフリースマホを探している人は、アプリや外付けチューナーなどの別の選択肢を取ったほうがいいでしょう。
外付けチューナーを接続してテレビを視聴する方法
画像引用元:株式会社ピクセラ
ワンセグ/フルセグに対応していないスマホを使っている人も多いのではないでしょうか?
なかには、テレビを視聴するためにわざわざ買い替えたくないと思う人もいます。
そのように感じるなら、外付けチューナーを接続してテレビを視聴するのがおすすめです。
スマホ対応の外付けテレビチューナーは少ないものの存在しているため、対応デバイスをよく確認して購入してください。
ここからは、おすすめのチューナーを2種類ご紹介します。
【Android対応】Pixela XIT-STK100
画像引用元:株式会社ピクセラ
外付けのチューナーで現在おすすめなのは、ピクセラの「XIT-STK100」という製品です。
ワンセグ/フルセグのどちらにも対応しており、フルセグの電波状況が悪くなると自動的にワンセグに切り替えてくれる機能を搭載しています。
対応OSはAndroid/Windows/Macで、iOSでは使えません。
価格はAmazonで9,980円です。
操作は専用のアプリで行い、録画にも対応しています。
なお、後継の「XIT-STK110」という製品が発売されたことにより本製品は生産終了になっており、在庫のみの販売なので注意してください。
後継の「XIT-STK110」はAndroidに対応しておらず、スマホで視聴するためには使えません。
Xit AirBoxというAndroidにも対応した最新型の外付けチューナーも販売されていますが、こちらはLANケーブルとアンテナ入力、AC電源が必要です。
スマホでの視聴という観点で考えるとあまり現実的な選択肢ではありません。
【iOS対応】Pixela XIT-STK210
画像引用元:iPhone / iPad用テレビチューナー Xit Stick(サイト スティック) XIT-STK210 | 株式会社ピクセラ
iOSに対応している外付けテレビチューナーを探しているなら、PixelaのXIT-STK210がおすすめです。
こちらは製品にLightning端子を搭載しているので、変換ケーブルなどを使用しなくてもiPhoneに接続できます。
ただし、USB-C端子を搭載するiPadでは使えないので注意してください。
前述したXIT-STK100と同様に専用アプリでテレビを視聴し、録画も可能です。
なお、XIT-STK210は以前に発売されていたXIT-STK200の後継機種です。
放送局の公式アプリを使用して視聴する
画像引用元:NHKプラスについて – NHKプラス
スマホがワンセグ/フルセグに対応しておらず、外付けチューナーが使えないケースでも工夫すればテレビを視聴できます。
その方法の1つがアプリを利用して視聴するというものです。
2021年4月時点でテレビを視聴できるアプリには以下のようなものがあります。
- TVer(ティーバー)
- エムキャス
- NHKプラス
TVer(ティーバー)
画像引用元:「TVer(ティーバー)」をApp Storeで – Apple
TVerは、民放5社の番組を放送から7日間無料で視聴できるアプリです。
このアプリで可能なのは視聴のみで、録画はできません。
視聴できる民法5社は以下のとおりです。
- 日本テレビ
- テレビ朝日
- TBSテレビ
- テレビ東京
- フジテレビ
一部対応していない放送局がありますが、主要なチャンネルを視聴できるので、テレビをみたいならインストールしておいて損はありません。
エムキャス
画像引用元:「テレビがアプリで視聴できる!エムキャス」をApp Storeで
エムキャスは、TOKYO MXと群馬テレビを無料で視聴できるアプリです。
こちらもTVerと同様に視聴のみの対応で、番組の録画はできません。
TOKYO MXはTVerでは視聴できないので、併用して使えば視聴できる放送局の幅が広くなります。
どちらもインストールしておき、番組の内容に応じて切り替えながら使うのがおすすめです。
NHKプラス
画像引用元:「NHKプラス」をApp Storeで
NHKプラスは、総合テレビやEテレの番組を放送から7日間無料で視聴できるアプリです。
ただしこのアプリを使うには、NHK受信料を支払わなければいけません。
そのため利用登録と、送られてくるハガキに書いてある確認コードが必要です。
1つの受信契約に対して登録できるIDは1つのみなので注意してください(1IDで5画面まで視聴可能)。
アプリで視聴する際の注意点
紹介したアプリは、NHK受信料を除けばすべて無料でテレビ視聴ができるものです。
ただ、見逃してはならない注意点もあります。
それはどうしても通信料を消費してしまうということです。
ワンセグ/フルセグではモバイルデータ通信しないので「見放題」というメリットがありましたが、アプリで視聴するとインターネット経由で番組を取得するのでデータ通信を行います。
そのため、Wi-Fi以外では通信量を消費してしまうので注意してください。
使いすぎると通信制限の対象になりかねないので、気を付けて視聴する必要があります。
テレビを視聴できるアプリは、無制限プランもしくはWi-Fi環境での使用をおすすめします。
nasneなどのネットワーク機器で視聴する
画像引用元:nasne(ナスネ)| BUFFALO
nasneで視聴する方法はアンテナの接続が必要なので自宅に設置しなければなりませんが、一度設定すれば外出先でもテレビを視聴できます。
非常に便利なデバイスなので、ぜひ活用してみてください。
nasneとは?
nasneとは以前、SONYがPS3でテレビを視聴するためのチューナーとして販売していたデバイスです。
SONYのnasneはすでに生産終了しましたが、2021年3月31日にBUFFALOが新型nasneを発売しました。
新型nasneもスマホでテレビを視聴するために使えるので、ぜひ検討してみてください。
スマホ以外にもPC、PS4、PS5にも対応しています。
nasneの使い方
nasneの使い方は下記のとおりです。
- nasneにアンテナケーブル/電源/B-CAS等を接続する
- nasneをネットワークに接続する
- スマホにtorne mobileをインストールする
- torne mobileを起動してnasneに接続する
- アプリからトルネ屋にアクセスしてTV視聴用アプリ(610円)を購入する
- アプリ内の「TV」ボタンをタップしてチャンネルを選択する
あらかじめ設定しておけば、外出時でもtorne mobileアプリ経由でテレビを視聴できるので快適・便利に使えます。
ネットワーク経由でテレビを視聴するのでチャンネル切り替えに時間がかかるなどのデメリットはありますが、ユニークな方法を考えているならおすすめです。
nasneのメリット
nasneのメリットは下記の通りです。
- スマホやPC、PS4などでテレビを視聴できる
- 録画もできる
- 外出先でもテレビを視聴できる
- 2TBのハードディスクを搭載している
小型のネットワーク機器で手軽に設置でき、一度設定すればアプリを起動するだけでテレビを視聴できるので便利です。
テレビ視聴と録画を1つの機器で行いたい人は、ぜひnasneを検討してみてください。
nasneのデメリット
nasneにはいくつかのデメリットもあります。
- チューナーが1つのみ(別番組の録画は不可)
- 価格が高い
- アプリ内課金もある(スマホ610円/PC3,300円)
- バグが多い
nasneはネットワーク経由でテレビを視聴できるユニークな機器ですが、バグが多くチャンネル切り替えにも時間がかかるのがデメリットです。
製品が約30,000円と高いだけではなく、アプリ内課金もあるのでコストがかさみがちなのも見逃せません。
nasneの導入を検討している人は、メリットとデメリットをよく比較・検討してから購入するか判断しましょう。
BDレコーダと連携して視聴する
画像引用元:BDZ-EX3000 商品の写真 | ブルーレイディスクレコーダー | ソニー
市販されているBDレコーダーにはスマホ連携機能が搭載されているものがあり、これを利用すればスマホでテレビ番組を視聴できます。
中には遠隔録画予約や録画した番組の転送にも対応しているものもあるので、必要に応じて使ってください。
BDレコーダ連携のメリット
BDレコーダーと連携するメリットは、以下の2つがあります。
- BDレコーダがあれば別の機器を用意する必要がない
- テレビ視聴以外の機能もスマホ1つで使える
これから新たに環境を構築する人でも、BDレコーダを購入するだけで済むのがメリットです。
テレビの視聴・録画、BDの再生などを1つのデバイスで行えて便利なので、こちらもぜひ検討してみてください。
BDレコーダ連携のデメリット
BDレコーダのデメリットは、とにかく機器代が高いことです。
スマホ連携に対応したBDレコーダは、最低でも30,000円程度で販売されています。
スマホでテレビを視聴するために購入することを考えると、少し高いと感じる人もいるのではないでしょうか?
nasneと同程度の価格なので、それぞれのメリット・デメリットを比較してどちらを購入するか選ぶことをおすすめします。
スマホでテレビを視聴するメリット
画像引用元:AQUOS R5G スペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ
ここからは、スマホでテレビを視聴するメリットを紹介します。
スマホでテレビを視聴しようと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
- テレビを買わなくて済む
- 外でもテレビが見放題
- 災害時の情報収集に役立つ
テレビを買わなくて済む
普段そこまでテレビを見るわけではない場合、テレビを買うのはもったいないと思うのではないでしょうか?
そのようなときにスマホでテレビを視聴できる環境を構築すれば、テレビを購入せずに済みます。
わざわざテレビを購入したくないと考えているなら、スマホでの視聴を検討するのがおすすめです。
外でもテレビが見放題
スマホでテレビを視聴できる環境なら、外出時もテレビ視聴できます。
またワンセグ/フルセグならモバイルデータ通信を使用しないという特徴もあります。
つまりデータ量を気にしなくていい「見放題」なのです。
これを利用すれば、移動中や入院時など、他にすることがない時の暇つぶしとして気軽に使えます。
ただし、視聴方法によっては自宅でしか視聴できなかったり、モバイルデータ通信を必要としたりするケースがあるので注意してください。
災害時の情報収集に役立つ
「リアルタイムの情報収集はネットが強い」といわれている今日でも、災害時は話が別です。
まだまだテレビの情報が一番早くて正確である傾向があります。
普段はテレビを見なくても、緊急時にはテレビを視聴できるようにスマホで視聴できる環境を整えておけば、いざというときに役立ちます。
ただし、バッテリー持ちを考えると災害時はテレビよりラジオのほうが強い傾向があるので、こちらも併せて覚えておきましょう。
スマホでテレビを視聴する際の注意点
今度は逆に、ワンセグ/フルセグ対応スマホを買う注意点を紹介します。
以下のようなデメリットがあるので、あらかじめチェックしておきましょう。
- バッテリー消費が多くなる
- 方法によってはモバイルデータ通信量を消費する
バッテリー消費が多くなる
スマホでテレビを視聴する場合、ずっと映像を流し続けるのでその分バッテリーを多く消費します。
きちんと充電手段を用意しておかないとバッテリー切れで困ることになるので、モバイルバッテリー等をあらかじめ準備しましょう。
方法によってはモバイルデータ通信量を消費する
アプリやネットワーク機器を通じた視聴では、外出先でテレビを視聴するとモバイルデータ通信量を消費します。
これらの方法を検討している人は、無制限プランを契約するなどして容量超過に悩まされないようにしてください。
また、回線速度が遅いとまともに視聴できなくなるので、この点にも注意しましょう。
スマホでテレビを視聴しよう
スマホでテレビを視聴できる環境を構築すれば、テレビを購入することなく番組を楽しめます。
ワンセグ以外にもさまざまな方法があるので、状況に応じて適切な方法を使用してください。
今回紹介した視聴方法をまとめると、以下のとおりです。
- ワンセグ/フルセグ対応スマホで視聴する
- 外付けのチューナーを買う
- 公式アプリで視聴する
- nasneなどのネットワーク機器で視聴する
- BDレコーダと連携して視聴する
それぞれにメリット・デメリットがあるので、今回紹介したポイントをよく考慮してどの方法を選ぶか考えましょう。