Android 14を徹底解説!アップデートしてできることや対応機種、不具合も
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この記事では、Android 14の新機能や対応機種、不具合情報があるのかについて解説します。
Android 14は2023年10月5日にリリースされました。
Android 13はシステム面やセキュリティ強化が中心だったため、あまりアップデート前後の違いを感じなかった人も多いのではないでしょうか。
しかし、Android 14は久しぶりに多くの機能追加・変更があり、対応のAndroidスマホを使っているなら要注目です。
Android 14へのアップデートするか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
- 2023年10月5日にリリースされたAndroid OS
- Google Pixel 8/8 Proには配信済み
- 国内キャリアの端末は今後アップデート予定
- カスタマイズ機能とユーザー保護機能が強化
- 機種によってはAndroid 14にアップデートできない場合あり
- 多くの機種で順次アップデートが行われている
- アプリの互換性に注意が必要
- 重大な不具合は2023年11月に修正
2024年現在、XperiaはまだAndroid 14には非対応です。
今後アップデートが予定されている機種は次のとおりです。
- Xperia 1 IV
- Xperia 10 IV
- Xperia Ace III
- Xperia 5 IV
- Xperia 1 V
- Xperia 10 V
- Xperia 5 V
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Android 14とは
画像引用元:Android 14
はじめに、Android 14について簡単にまとめます。
- 2023年10月5日にリリースされたAndroid OS
- カスタマイズが大幅に強化
- ユーザー保護機能が強化
- まだリリース直後でシェア率は5.89%
Android 14では、ユーザーカスタマイズの幅が大幅に上がっています。
より自分好みにできる反面、アップデート後に使い勝手が悪くなったと感じる可能性も否定できません。
また、写真へのアクセス許可など、ユーザーデータの保護機能が大幅に強化されています。
個人情報保護の意識が高い人は、Android 14にアップデートした方がいいでしょう。
Android 14の機能について
画像引用元:Android 14 | Android
「自分好みに」をスローガンに掲げたAndroid 14では、主に次のような新機能が搭載されました。
機能 | 詳細 |
---|---|
カスタマイズ可能な ロック画面 | ロック画面のショートカットやデザインをユーザーが自由にカスタマイズできる |
生成AI壁紙 | キーワード入力でAIが壁紙を生成する機能、Pixel 8/8 Proで先行実装 |
アクセシビリティ 機能の強化 | 視覚や聴覚の障害があるユーザー向けの機能、およびフォントサイズのクイック設定など |
点滅による通知 | カメラのフラッシュライトや画面が点滅して通知を知らせる機能 |
絵文字壁紙 | 好きな絵文字を組み合わせて壁紙を作成できる機能 |
画像・動画への アクセス制限 | アプリがスマホの画像・動画フォルダにアクセスする際の制限が強化された |
デュアルSIM時の 自動切り替え | デュアルSIM利用時のデータ通信回線を自動で切り替える機能 |
音量管理の改善 | 電話の着信音量と通知の音量を別々に設定できる |
バッテリーセーバー の改善 | バッテリー節約のためのユーザーインターフェースと機能が見直された |
Android 14では、ロック画面のカスタマイズや壁紙など、見た目に関わる変更が多く含まれます。
また、アプリが初めて画像や動画へアクセスする際は、ファイル毎に許可できるなど、iOS並みの堅牢なセキュリティ機能に強化されています。
特に注目したいおすすめ新機能は次の通りです。
生成AI壁紙
生成AI壁紙は、まずPixelで導入される新しい機能です。
壁紙にしたいキーワードを入力するだけで、AIが自動的に壁紙を生成してくれます。
手軽に画像生成AIが試せるので、Google Pixel 8 Proなど対応機種を使っている人は、Android 14にアップグレードしてみましょう。
ロック画面ショートカット
Android 14では、ロック画面のカスタマイズが強化され、ロック画面に表示されるショートカットを自由に設定できます。
従来のGoogle Homeやウォレットだけでなく、カメラ、サイレントモード、ライトなど、よく使う機能をロック画面に直接配置できます。
夜にライトが使いたいときなど、従来より大幅に利便性が上がるでしょう。
点滅による通知
Android 14では、新たに「点滅による通知」が導入されました。
メールや着信があるとフラッシュライトや画面が点滅して知らせてくれます。
バッテリー消費が激しくなりそうですが、視覚的に通知がわかりやすくなり、気づかないということが減るでしょう。
フォントサイズのクイック設定
Android 14では、フォントサイズを簡単に変更できる「クイック設定」が追加されました。
通知バーから直接フォントサイズを調整できるので、Web検索中に小さい文字があった時に便利です。
アプリごとに細かく設定を変える手間もなくなるので、かなり有用な変更点といえるでしょう。
絵文字壁紙
Android 14からは、好きな絵文字を使って壁紙を作成する「絵文字壁紙」が追加されました。
好きな絵文字を組み合わせて、オリジナルの壁紙をデザインできます。
画像・動画へのアクセス制限
Android 14では、アプリが写真や動画にアクセスする際の制限が強化されました。
従来はアクセスの許可・拒否の2択だけでしたが、新たに写真・動画を個別にアクセス許可できます。
使いたいデータ以外にはアクセスして欲しくない、セキュリティが気になる人は、Android 14にアップデートしましょう。
Android 14の対応機種
画像引用元:Android
前述したようにAndroid 14は2023年10月5日にリリースされています。
2024年3月現在、Pixel 8/8 Proなど最初からAndroid 14が搭載されたモデルだけが対応です。しかし、XperiaはAndroid 14紹介ページを開設し、そろそろアップデートがあることを示唆しています。
その他のメーカーも、Xperiaに続いてアップデートが開始されるでしょう。
以下に「Xperia」「AQUOS」「Galaxy」のAndroid 14対応予定機種をまとめます。
「Xperia」「AQUOS」「Galaxy」からそれぞれ紹介します。キャリア版は対応状況が変わる可能性があることには注意してください。
Android 14の対応機種:Xperia
2024年3月現在、Android 14に対応が予定されているXperiaの機種は以下の通りです。- Xperia 1 IV
- Xperia 10 IV
- Xperia Ace III
- Xperia 5 IV
- Xperia 1 V
- Xperia 10 V
- Xperia 5 V
Android 14の対応機種:AQUOS
2024年3月現在、Android 14に対応が予定されているAQUOSの機種は以下の通りです。- AQUOS wish2
- AQUOS R7
- AQUOS sense7
- AQUOS R8 pro
- AQUOS R8
- AQUOS wish3
- AQUOS sense8
Android 14の対応機種:Galaxy
2024年3月現在、Android 14に対応が予定されているGalaxyの機種は以下の通りです。- Galaxy S21 5G
- Galaxy S21 5G Olympic Games Edition
- Galaxy S21 Ultra 5G
- Galaxy A52 5G
- Galaxy Z Flip3 5G
- Galaxy Z Fold3 5G
- Galaxy S22
- Galaxy S22 Ultra
- Galaxy A53 5G
- Galaxy Z Flip4
- Galaxy Z Fold4
- Galaxy A23 5G
- Galaxy S23
- Galaxy S23 Ultra
- Galaxy A54 5G
- Galaxy Z Flip5
- Galaxy Z Fold5
Android 14対応スマホを買う前に覚えておきたい注意点
ここまでAndroid 14対応予定のスマホについて紹介しました。
実際にアップデートを実施する際は、以下のポイントに注意しましょう。
一部のアプリやゲームが使用できなくなる
Android 14では、スマホアプリを作成する際に使用できるAPIが大幅に変更され、古いAPIを使用したアプリのインストールが禁止されました。
主要なアプリは早々に対応していますが、個人制作アプリなど一部のアプリは、2024年1月時点でアップデートされていないものも。
普段使っているアプリが2023年10月5日以降に更新されていない場合、使えなくなる可能性がかなり高いです。
「APIってなに?」という人は、差し当たり毎日使うアプリの最終更新日を一通りチェックしてからアップデートを実施してください。
写真・動画のアクセス許可が厳しくなる
先述の通り、Android 14では写真やビデオへのアクセスが強化されています。
画像編集アプリやSNSなど、写真・動画にアクセスするアプリを使う際、改めてアクセス許可が求めらる可能性があります。
使うアプリが多いと面倒に感じるかもしれません。
端末によっては使えない可能性がある
Android 14に対応しても、機種によって使えない機能があるかもしれません。
例えばAIでの壁紙生成機能は、Pixel 8 Proなど最新Pixelでは使えますが、その他のスマホへの対応がいつになるかは未定です。
また、キャリア版のスマホは独自のカスタマイズがあるため、SIMフリー版はAndroid 14対応後もしばらくアップデートできないということも。
Android 14へアップデートする前に、必要な機能がお使いのスマホに対応しているか、Android公式サイトで確認するようにしましょう。
Android 14で報告された不具合
画像引用元:Google ストア
日常的にスマホを使う中で、もしアップデート後に不具合が起こってスマホが使えなくなったら…と不安になることがありますよね。
Android 14がGoogle Pixel用にリリースされた直後は、アップデート後に下記のような不具合が報告されました。
- ストレージにアクセスできない
- 再起動ループに陥る
- 通知が来ない or 通知がまとまって来る
- アプリがクラッシュする
- スマホが再起動を繰り返す
なお、2023年11月初頭のアップデートで、Google Pixelでの致命的な不具合は解消されたとされています。
ただSNSを見ると、2024年1月時点でもアプリの対応状況や海外スマホのメーカー独自カスタマイズが原因と思われる不具合報告があります。
Android 14へアップデートをする前に、お使いの機種・アプリで不具合が生じていないか、調べてから実施した方がいいかもしれません。
Android 12/13/14の違い
画像引用元:Android 14 | Android
ここまでAndroid 14について紹介しましたが、参考に直近の旧バージョンとの違いもみてきましょう。
Android 12はプライバシー保護に重点
Android 12ではプライバシーと透明性に重点を置いたアップデートが行われました。
iPhoneと同じようにアプリ利用時に各種機能の許可管理が強化され、各アプリがどのデータにアクセスするか簡単に確認できるようになっています。
また、カメラやマイクへのアクセス履歴を確認できるようになり、不要なアクセスがあった場合はいつでも切れるように変更されています。
Android 13はインターフェースのカスタマイズ重視
Android 13では、ユーザーインターフェースのカスタマイズに重点を置いたアップデートでした。
ホーム画面、ロック画面、通知バーなどのデザインを細かく調整できるようになり、使用感の向上が中心のアップデートです。
また、アプリの許可設定がさらに詳細にできるようになっています。
Android 14はこれまでとなにが違う?
Android 14では、直近のAndroid 12・13の特徴を引き継ぎつつ、アクセシビリティ機能の拡充と、さらに細かいカスタマイズができるようになっています。
壁紙関連の見た目に直結する新機能だけでなく、ロック画面からできる操作を増やし、使い勝手がさらに向上します。
Android 14では、単純にこれまでより使い勝手良く・安全に使えるようになったと考えていいでしょう。
Android 14とiOS 14の違い
画像引用元:iOS 17 – Apple(日本)
ここからは、Android 14と、iPhoneのiOS17の違いを見ていきます。
両者はメーカーや方向性は異なるものの、同じスマホ搭載OSとしてよく比較されます。
果たしてどういった違いや共通している機能があるのか、比較してみましょう。
Android 14とiOS 17の主な共通点
Android 14とiOS 17では、安全にスマホを使えるようにする機能は共通して強化されています。
- プライバシーとセキュリティ強化
写真や動画、連絡先などデータへのアクセス管理を管理できる - UIのカスタマイズ
Android 14もiOS 17も、UIをカスタマイズできます。
ただ、Android 14の方がカスタマイズの幅が広いのは従来通りです。 - アクセシビリティの拡充
Android 14もiOS 17も、旧バージョンよりアクセシビリティを強化しています。
どちらのOSでも、共通して安心・安全にスマホが使えるような新機能を追加しています。
iOS 17の特徴
iOS 17では、FaceTimeやメッセージアプリが強化されました。
普段から標準の連絡アプリを利用している人なら、今まで以上にできることが増えたと感じるでしょう。
地味ですが日記アプリ「ジャーナル」が導入されています。
書いた日記はiCloudで買い替え後も共有でかけるので、メモと日記が混ざるというジレンマがなくなるかもしれません。
また、新機能「スタンバイ」で、充電中のiPhoneをスマートディスプレイのように使える機能も追加されています。
Android 14の特徴
ここまで解説した通り、Android 14ではカスタマイズ性が特に強化されています。
ロック画面やホーム画面など、カスタマイズの幅が多くなりました。
また、ファイルへのアクセスはiOS並みに厳しくなったので、今まで以上に安心して使えるようになっています。
Android 14のよくある質問
最後に、Android 14によくある質問に回答します。
Android 14アップデート後は画面構成が変わる?
Android 14にアップデートすると、ロック画面を中心に画面構成が結構変わります。
また、ホーム画面の使い勝手はそう変わりませんが、通知エリアも新機能が追加されているため使いにくく感じる人もいるでしょう。
機種によってどの程度変わるかは変わりますが、使い勝手が変わると困る場合はアップデートするか慎重に決めましょう。
Android 14へのアップデートの通信量はどれくらい?
機種の状態と利用キャリア・端末メーカーによって異なりますが、Android 14のアップデートファイルは約3GBとなっています。
スマホ単体で行う通信量としては大きめなので、Wi-Fiに接続してからのOSアップデートが推奨です。
内容 | 詳細 |
---|---|
OSアップデートファイル | 約2.9GB |
更新にかかる時間 | 約15分 (Wi-Fi・5G/4G利用時) |
※上記のアップデート情報はauのGalaxy S23 UltraのOSアップデート情報から抜粋
約3GBはそこまで大きなファイルではありません。
しかし、格安SIMなど毎月のギガが決まっているプランでは、結構多めのデータ消費になるので注意しましょう。
また、基本的にOSのアップデート中は、通話・通信ができなくなります。
Androidのアップデート中はできるだけWi-Fiに接続し、就寝前などスマホを使わない時間帯に行った方がいいでしょう。
Android 12や13からはアップグレードするべき?
現在Android 12やAndroid 13で問題なくスマホを使っているなら、無理にAndroid 14にアップデートする必要はありません。
2024年1月時点では、ツムツムなどの一部のゲームなど、バグが多く生じているアプリもあるようです。
そのため、安全に使うならもっと安定するまで待ってからアップデートするという判断をしてもいいでしょう。
ただし、セキュリティ面ではAndroid 14は、歴代Androidの中でも1番堅牢です。
プライバシー機能・セキュリティ重視なら、アプリや端末の対応確認の上でアップデートした方がいいでしょう。
Android 14で今まで以上に自由にカスタマイズ可能!
今回は、Android 14について解説しました。
Android 14は、カスタマイズ性とセキュリティが従来より強化されたAndroid OSです。
- 2023年10月5日にリリースされたAndroid OS
- Google Pixel 8/8 Proには配信済み
- 国内キャリアの端末は今後アップデート予定
- カスタマイズ機能とユーザー保護機能が強化
- 機種によってはAndroid 14にアップデートできない場合あり
- 多くの機種で順次アップデートが行われている
- アプリの互換性に注意が必要
- 重大な不具合は2023年11月に修正
Android 14はこれまでより大きな変更が行われ、今まで以上に自由にカスタマイズできます。
また、ユーザーデータの保護機能も堅牢になったので、できればアップデートしたいOSといえます。
しかし、API変更で非対応アプリもあり、リリース直後は大きな不具合もありました。
以上のことから、2024年1月時点では、対応状況の確認をしっかりできる人なら、アップデートする方向がいいかもしれません。
Android 14への更新を迷っている人は、今回の解説を参考にアップデートするか決めてください。