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最新のAndroid 10は、ユーザーの生活を大きく変化させる可能性を秘めた機能を持っています。
ただAndroid OSのアップデート後に、具体的に何が変わったのかを知る機会は少ないですよね。
そこで今回は、Android 10の新機能や対応機種、いくつか報告の上がっているアップデート時の不具合について紹介していきます。
アップデートするか迷っている方は、是非とも参考にしてください。
- 2019年9月3日にリリースされた最新Android OS
- ユーザーサポート機能に特化している
- 発売から搭載のスマホと、随時OSアップデート予定のスマホがある
- アップデート後の不具合はアプリ更新で改善されるかも
- すぐに必要ないが、いずれはアップデートがおすすめ!
トップ画像引用元:Android 10 | Android
Android 10とは
まずはじめに、Android 10について簡単にまとめてみます。
- 2019年9月3日にリリースされた最新のAndroid OS
- 開発段階の仮名称はAndroid Q
- ユーザーの生活をサポートする機能を多く搭載したOS
- 全Androidユーザーの約18.63%が利用中
アップデート後にスマホの画面内の見た目が大きく異なったAndroid 9と違いユーザーをサポートする方向性に舵を切ったのがAndroid 10です。
2020年6月1日時点、StatCounterグローバル統計によると、約18.63%のAndroidユーザーが使っています。
トップのAndroid 9の34.71%に次ぐシェアを既に持っています。
今後はAndroid 10が主流になっていくのは間違いないでしょう。
Android 10の機能について
画像引用元:Android 10 | Android
「確かなサポートを必要なときに」をスローガンに掲げたAndroid 10ですが、具体的にはどのような機能が追加されたのでしょうか。
- 自動字幕起こし:再生中のメディアに自動で字幕を表示する
- スマートリプライ:メッセージやその後の行動を提案する
- 音声増幅:ヘッドフォン接続時に周囲の雑音を除去する
- ジェスチャーナビゲーション:下端から上にスワイプで最近使用したアプリ一覧を表示する
- ダークテーマ:薄暗い所でも見やすく、バッテリーの消費を抑える
- プライバシー管理:デバイスのデータをいつ共有するかを制御できる
- 位置情報管理:「アプリが使用中の場合のみ許可」を設定できる
- セキュリティアップデート:利用可能なセキュリティアップデートを迅速・簡単にできる
- フォーカスモード:選択したアプリを一時的に停止する
- ファミリーリンク:アプリ制限など子どものスマホ機能を制限できる
Android OSに限らずスマホやパソコンのOSアップデートは、見た瞬間に一目で分かる画面構成の変更や新機能の追加が主流でした。
それに対してAndroid 10はユーザーサポート機能の充実を主軸にしています。
既に更新済みの方からすると「何が変わったのか分からない」という人もいるほどです。
そこで、特におすすめな新機能をピックアップしてご紹介します。
メッセージの提案とその後の行動も提案してくれるスマートリプライ
Android 10の機能の中でも特に画期的なのがスマートリプライです。
これは相手から送られたメッセージに対して返信する内容の提案と、必要であればルート検索もしてくれる機能です。
例えば友人からレストランで夕食に誘われた時、返信する内容も考えてくれる上、レストランの場所までGoogleマップで検索してくれます。
今までは返信内容を考えたり場所を調べるのはユーザー側でしたが、スマートリプライなら全てスマホが行ってくれるので、ユーザーの負担が減ることになります。
フォーカスモードで目の前にことに集中できる
「やらなきゃいけない作業があるのに、ふとスマホに触れてYouTubeを視聴してしまった」というのは、恐らく多くの方が経験あるでしょう。
そんな集中力の妨げにもなってしまうのがスマホです。
しかし、フォーカスモードを用いればアプリを一時的に停止できます。
フォーカスモードで停止するアプリ、例えばYouTubeやGmailを選択するとホーム画面でタップしても起動できなくなります。
スマホに触れてもアプリは起動しないので、後は目の前の作業に没頭するだけです。
ついつい作業中にスマホを見てしまう方でも、集中して作業が出来るでしょう。
ファミリーリンクでお子様のスマホ制御が可能になった
「いつも子供がスマホをいじってばかりで、スマホ依存症にならないかちょっと不安」と憂慮する方が多いのではないでしょうか。
Android 10では子どものスマホ利用を制御するファミリーリンク機能が搭載されています。
- アプリ利用時間の上限設定
- 利用しているアプリなどアクティビティの確認
- アプリとコンテンツの利用制限
- スマホの位置確認
これらの機能でスマホの使いすぎを防ぎ、デジタル生活の基本ルールを身に付けさせられるでしょう。
AndroidがよりユーザーをサポートするようになったのがAndroid 10
これまで紹介した機能を含めて、Android 10で追加された新機能はユーザーサポートに特化した機能ばかりです。
元々Android提供元のGoogleは、スマホ操作を補助するGoogleアシスタントや音声入力機能を搭載してきました。
Android 10はそれらの機能をより発展させたと見て良いでしょう。
気になった方は、ぜひAndroid 10へのアップデートをしてみてくださいね。
また、次項で紹介するAndroid 10標準装備のスマホの購入もおすすめです。
Android 10の対応機種
画像引用元:Pixel 4 – Google がつくりたかったスマートフォン – Google ストア
Android 10は2019年9月にリリースされています。
そのため、既に最初からAndroid 10を搭載しているスマホも
- Google Pixel 4/4 XL
- Galaxy S20 5G
- Xperia 1 II
というように、いくつか販売されています。
特に5Gに対応したAndroidはフラグシップ級のスマホなので、基本的に最新のAndroid 10に対応しているとみて差し支えありません。
また現在Android 9のスマホも、今後続々Android 10へアップデート予定が決まっています。
そのため、Android 10対応スマホに機種変更せずにアップデートを待つのもOKです。
今後もAndroid 10アップデート対応機種は続々増える予定
あくまでドコモの一例ですが、下記スマホはAndroid 9からAndroid 10へのアップデートが開始されています。
- AQUOS R2 SH-03K
- AQUOS R3 SH-04L
- Galaxy S9 SC-02K
- Galaxy S9+ SC-03K
- Galaxy Note9 SC-01L
- Galaxy Feel2 SC-02L
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ SC-04L
- Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
- Galaxy Note10+ SC-01M
- Xperia XZ2 SO-03K
- Xperia XZ2 Premium SO-04K
- Xperia XZ2 Compact SO-05K
- Xperia XZ3 SO-01L
- Xperia 1 SO-03L
- Xperia 5 SO-01M
※2020年7月1日時点
高額なGalaxy S10+から安価なXperia Aceまで価格帯を問わず、幅広いスマホでAndroid 10が使えるように対応機種は増えていくようです。
auとソフトバンクでもドコモと同じく、既存のAndroidで準備が整い次第、続々とAndroid 10へアップデートが始まっています。
アップデートや方法に興味がある人は、契約元キャリアの公式サイトにアップデート情報が掲載されていないか確認してみると良いでしょう。
Android 10とAndroid 9の違い
ここまでAndroid 10について紹介してきましたが、前の世代にあたるAndroid 9とは何が違うのでしょうか。
一番大きな変化点は、重視する機能や進化の方向性です。
Android 10とAndroid 9は、同じAndroid OSにも関わらず、全くと言っていいほど異なっています。
Android 9で進化したポイント、Android 10で進化したポイントをそれぞれ比較して、2つの違いを明らかにしていきます。
ユーザーインターフェースの進化に重みを置いたAndroid 9
Android 9は、アップデート直後にユーザーが一目で分かる程、ユーザーインターフェースの変更や進化を重きを置いていました。
具体的な機能の変更や追加については、下記のようなことが挙げられます。
- マテリアルデザイン言語の更新
- ナビゲーションバーの再設計
- 電源メニューにスクリーンショットボタンとロックダウンモードを追加
- ユーザーの使用パターンから画面の輝度を自動調整
液晶画面に表示されていたホームボタンを撤廃しナビゲーションバーに変更したのは、良くも悪くも大きな反響と議論を呼びました。
Android 9の画面や新しい操作に慣れないユーザーからは「Android 8に戻したい」という声も少なくなかったほどです。
見た目の変化というインパクトはあったものの、操作方法も大きく変わったので賛否両論というのがAndroid 9というOSでした。
ユーザーをサポートする機能を重視したAndroid 10
一方のAndroid 10ですが、画面に大きな変化はありません。
- スマートリプライでユーザーの行動をサポート
- フォーカスモードで集中したい時に通知をOFFに変更
- セキュリティアップデートの更新が簡単かつ迅速に変化
- ファミリーリンク機能で子どものスマホの制限が可能
画面構成はAndroid 9と大きな変化が起きていないので、どこが変わったのか分からないという感想も少なくないようです。
しかし見た感じは変わらなくても、各種ユーザーをサポートする機能が増えているので、細かい所を見ればAndroid 10だと分かる仕組みになっています。
一言でまとめると、画面構成を大きく変えてインパクトは大きかったAndroid 9、機能をより充実させたAndroid 10といえるでしょう。
Android 10とiOS 13の違い
Android 10と、iPhoneやiPadに搭載されるiOS13。
両者はメーカーも方向性も異なるものの、同じスマホ搭載OSとしてよく比較されます。
果たしてどういった違いや共通している機能があるのか、早速それぞれのOSを比較してみましょう。
ダーク(テーマ)モード・プライバシー管理といった点は共通
Android 10とiOS13では、どちらも以下の機能を利用することができます。
- ダークテーマ(iOSではダークモード)
薄暗い場所でも画面の輝度を調節して見やすくなる - プライバシー管理
デバイスのデータ共有を詳細設定できる
iOS13でも、「ダークモード」で暗い場所での画面調整をしたり、位置情報のアプリ共有を設定したりが可能なようです。
AR拡張・ゲーム機のコントローラ対応・カメラとパフォーマンス重視のiOS 13
iOS13は、総合的な機能やパフォーマンスを向上させることに重みを置いています。
AR拡張やカメラ性能が向上されたほか、PS4やXBOXのコントローラにも対応可能となっています。
他にも様々な機能を搭載・追加・変更しており、とにかく詰められる機能はみっちり詰め込んだのがiOS13と言っても過言ではありません。
AppleはiPhone・iPad以外にも、Apple Arcadeのゲームのサブスク含む総合的なサービスを展開する予定です。
そのため、iOS13で対応できるよう全般的な底上げを図ったと言えるでしょう。
また、2020年秋にはiOS14のリリースも予定されており、さらなる機能の追加も期待できます。
サポート機能搭載に特化したAndroid 10
一方Android 10では、ユーザーの生活をサポートするのに重みを置いているという点で大きく異なります。
逆に言えば、ユーザーサポート以外の点ではアップデート後も大きく変わりません。
アップデートの規模自体はスマホのOSの中でも小さめで、アップデートファイル自体も1.5GBとかなり抑えられています。
コンパクト且つピンポイントなサービスに絞ったのがAndroid 10と言えるでしょう。
Android 10のよくある質問
画像引用元:Android 10 | Android
「これからAndroid 10にアップデートを考えている」という方の中には、
- 不具合は出ていないのか
- アップデート後に画面構成が大きく変わらないか
- 通信料はどれほど使うのか
などの疑問を持っている方も少なくありません。
そこで、Android 10に関するよくある質問に答えていきます。
「Android 10にアップデートしたら不具合が起こった」という情報は事実?
日常的にスマホを使う中で、もしアップデート後に不具合が起こってスマホが使えなくなったら…と不安なこともありますよね。
Android 10にアップデート後、下記のような不具合が起こったという情報があるのは事実です。
- スマホが再起動を繰り返す
- フリーズを起こして操作が出来なくなる
- 画面の表示がおかしい
- 異様に熱を持ってしまう
- バッテリーの消費が極端に速くなる
- アプリが起動しない(タップしても反応が無い・一瞬起動するがすぐ強制終了してしまう)
ただ、これはAndroid 10リリース直後に寄せられたものです。
リリース後10ヶ月近く経過した現在では、上記のような不具合が起きたという情報はほとんどありません。
仮に不具合が出た場合でも、「セーフモードで起動して既存のアプリを全て更新したら改善した」という情報も出ています。
そのため、Android 10へアップデート後の不具合が心配な人は、OSアップデート前に全てのアプリを最新版に変更してからOSアップデートを行うと良いでしょう。
Android 10にアップデート後に画面構成は大きく変わる?
画面構成が大きく変わるかは、スマホ次第なので何とも言えません。
ですが前述の通り、Android 10はサポート機能追加を主軸としたOSです。
画面が大きく変わることが前提のAndroid 9よりもボタンや項目の追加こそあれど、OSアップデート前後で大きく変わることはあまりないと思われます。
Android 10アップデートでどれだけ通信量を使う?
あくまで一例ですが、Android 10のアップデートファイルは約1.5GBとなっています。
スマホ単体で行う通信量としては大きめなので、Wi-Fiに接続してからのOSアップデートが推奨です。
内容 | 詳細 |
---|---|
OSアップデートファイル | 約1.5GB |
更新にかかる時間 | 約15分 (Wi-Fi・4G LTE利用時) |
アップデートの必須条件 | 本体メモリに 約1.5GB以上の空き容量 電池残量が40%以上 |
※上記のアップデート情報はauのAQUOS sense3 SHV45 OSアップデート情報から抜粋
Android OSのアップデートファイルはパソコンと比較すれば小さめですが、スマホ単体で行う通信ファイルとみれば大きいです。
うっかりモバイルデータ通信をしてしまうと、従量制料金プランなら最大の月額料金になったり、定額制でも速度制限になることも珍しくありません。
また、OSアップデート中は電話の機能は使えなくなります。
そのため、基本的にWi-Fiに接続して就寝前等の電話を使わない時間帯に行うのが良いでしょう。
Android 9を使っているが今すぐAndroid 10にアップデートすべき?
現在Android 9で問題なくスマホを使えている方は、今すぐAndroid 10にアップデートする必要はありません。
ただし、Android 10の方が利用できる機能は増えています。
セキュリティアップデートもAndroid 9より更新しやすいので、機会があればアップデートするのがおすすめです。
Android 10でユーザーの生活はより便利になる!
最後に、Android 10についてまとめてみます。
Android 10は、ユーザーのことを第一に考えたOSだといえます。
- 2019年9月3日にリリースされた最新Android OS
- ユーザーサポート機能に特化している
- 発売から搭載のスマホと、随時OSアップデート予定のスマホがある
- アップデート後の不具合はアプリ更新で改善されるかも
- すぐに必要ないが、いずれはアップデートがおすすめ!
これまでのAndroid OSは、「いかに画期的な機能をつけるか?」を主軸に変化してきました。
敢えて悪い言い方をするなら、技術力自慢の開発者目線のアップデートだったのです。
もちろん、その過程で画期的な機能がうまれてきたのは事実です。
一方でついていけないユーザーが出たり、操作を覚える手間を負担に感じるユーザーもいました。
しかし、Android 10は画面構成を大きく変えず、ユーザーをサポートする方向に進化しました。
これにより、OSアップデートで以前よりも便利な生活になることが予想されるでしょう。
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