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2021年3月26日にauから発売された、最新タフネススマホ「TORQUE 5G KYG01」についてレビューしていきます。
今や防水・防塵対応が珍しくないスマホ市場ではありますが、TORQUEシリーズは他のスマホのそれとは格が違います。
また、これまでの「耐久性は高いけど、スペックは低い」という欠点も、見事に解消されています。
これから機種変更を検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
- MIL規格に準拠したタフネススマホ
- Snapdragon 765G搭載
- ミドルレンジモデルとしても優秀
- デザインは好みが分かれる
トップ画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
auからTORQUE 5G KYG01が発売!
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01は2021年3月26日にauから発売されました。
メーカーは京セラ株式会社です。
TORQUEシリーズは元々、au専売のタフネススマホであり、TORQUE 5Gも今のところ他所から出るという話は出ていません。
価格は88,885円です。
「かえトクプログラム」ですべての条件を満たした場合、53,245円になります。
- 発売日:2021年3月26日
- 価格:88,885円
- 割引適用後:53,245円
かえトクプログラムとは
画像引用元:かえトクプログラム | スマートフォン・携帯電話 | au
かえトクプログラムとは、対象の機種を24回払いで購入後に返却&新しい機種に買い換えれば、機種ごとに設定された最終回支払分が免除されるというものです。
TORQUE 5G KYG01の場合、88,885円を「賦払金 2,315円×23回」+「最終回支払い金額35,640円」に分けて支払うことになります。
ただ24回目の最終回支払いを行う前に返却&新しい機種に買い換えれば、35,640円の支払いが免除されるのです。
そうなると88,885円-35,640円=53,245円なので、実質負担金53,245円というわけです。
TORQUE 5G KYG01のスペック・特徴
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
それではTORQUE 5G KYG01の基本的なスペックから見ていきましょう。
TORQUE 5G KYG01のスペック | |
---|---|
メーカー | KYOCERA |
サイズ | 約W75×H167×14.8mm |
重量 | 約248g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
メモリ容量 (RAM) | 6GB |
ストレージ容量 (ROM) | 128GB |
ディスプレイ | 約5.5インチ 2,160×1,080 |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
CPU | Snapdragon™ 765 |
生体認証 | 指紋、顔 |
TORQUE 5G KYG01の最大の特徴は耐久性なのですが、実はそれを抜かしても大分優秀なスマホと言えます。
- Snapdragon 765G搭載!
- MIL規格に準拠した耐久性!
- ケース不要のゴツいデザイン
- フロントステレオスピーカー
- 電池パックを取り外し可能!
Snapdragon 765G搭載!
画像引用元:Qualcomm Snapdragon 765G 5G Mobile Platform Logo – Vertical | Qualcomm
スマホの頭脳に当たるSoC(≒CPU)には、Snapdragon 765Gが採用されています。
これはハイエンドモデルのSnapdragon 865に次ぐ、ミドルレンジモデルのSoCです。
AnTuTuベンチマークスコアでは約30万点を記録。
一部の重たいゲームなどを除けば、ほとんどの作業を軽々こなしてくれます!
これまでのTORQUEシリーズには「耐久性は高いけど、スペックは低い」という欠点がありました。
しかしTORQUE 5G KYG01ではスペック面の心配もなくなり、より万人向けのスマホとなっています。
5Gにも対応しています。
Snapdragon 765Gを搭載した他のスマホ
auで発売中のSnapdragon 765Gを搭載したスマホは、他に5つあります。
- AQUOS zero5G basic DX SHG02
- Google Pixel 5
- Galaxy A51 5G SCG07
- ZTE a1 ZTG01
- Mi 10 Lite 5G XIG01
これらと概ね同じスペックだと考えて大丈夫です。
どれもSnapdragon 865以上を搭載したハイエンドモデルには及ばないものの、Snapdragon 720Gなどを搭載したエントリーモデルより動作が軽いことに定評あります。
MIL規格に準拠した耐久性!
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01はIP68という最高保護等級の防水・防塵性能を有していますが、それだけではありません。
米国国防総省の調達基準の耐久試験(MIL-STD-810H)21項目にも準拠しています。
そのため、以下の耐久性が認められています!
- 落下
- タンブル
- 鋼球落下
- 衝撃
- 振動
- 耐荷重
- 耐海水
- 泡ハンドソープ洗浄
- 温水シャワー
- 塩水噴霧
- 耐薬品
- 防塵
- 風雨
- 浸漬
- 雨滴
- 凍結-融解
- 氷・低 温雨
- 湿度
- 低温動作
- 低温保管
- 高温動作(連続)
- 高温動作(温度変化)
- 高温保管(連続)
- 高温保管(温度変)
- 温度衝撃
- 太陽光照射
- 低圧動作
- 低圧保管
また、単に試験をクリアしたというだけでなく、これらを存分に活かした使用方法を公式が推奨しています。
例えばTORQUE 5G KYG01には「水中モード」というカメラ機能があります。
これは、水中での撮影時に出る色味の変化や歪みを自動で補正するというものです。
つまり「どうぞ水中で使ってください」と言っているのです。
他にも防水性能を有したスマホは数ありますが、それはあくまで雨に濡れたなどのアクシデント対策であって、基本的には水に濡らすことは禁止されています。
TORQUE 5G KYG01は、数少ない本当の防水スマホと言えるでしょう。
iPhoneは防水ではない?
水中での使用を推奨しているTORQUE 5G KYG01がどれだけすごいかの一例として、iPhoneと比較してみましょう。
iPhoneもTORQUE 5G KYG01と同じ、IP68の防水・防塵性能を有しています。
ただAppleは「防水」ではなく「防沫性能、耐水性能」としています。
また、以下の行為は控えるように呼びかけてもいます。
- iPhoneを着用したまま泳ぐまたは入浴する
- iPhoneに水圧が強い水や流速が大きい水をかける
- iPhoneをサウナやスチームルームで使う
- iPhoneを意図的に水没させる
- 推奨される温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下でiPhoneを動作させる
- iPhoneを落とすなど、衝撃を与える
- iPhoneを分解する
つまり、iPhoneを水中で使うなど論外なわけです。
ケース不要のゴツいデザイン
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01は高い耐久性を実現するため、非常に分厚くてゴツいデザインをしています。
それが格好いいと感じるかどうかは好みが分かれそうですが、見た目からして頑丈であることはよく分かりますよね。
フロントステレオスピーカー
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
スピーカーもTORQUE 5G KYG01の強みです。
本体正面の上下に配置されたフロントステレオスピーカーは、画面を横にした時に違和感なく左右から音を響かせてくれます。
さらに屋外でも聞き取りやすいように、100dB(3KHz)の大音量での再生が可能です。
電池パックを取り外し可能!
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TORQUE 5G KYG01はスマホとしては珍しいことに、電池パックを本体から簡単に取り出すことができます。
そして、電池パックの単体販売もされています。
これはアウトドアの最中にバッテリー交換することを想定したものです。
専用アクセサリー多数!
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
アウトドアをより充実させるための専用アクセサリーが多いことも、TORQUE 5G KYG01の特徴です。
- バッテリー充電器
- 三脚ネジ対応マルチホルダー
- ハードホルダー
- フローティングストラップ
サードパーティのものを買うより安心して使用できることでしょう。
デザイン・外観
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01のサイズは約167×78×14.8mm(最厚部20.3mm)で、重量は248gです。
しかしディスプレイサイズは5.5インチしかありません。
ディスプレイサイズの割に、非常に大きくて重たいデザインをしています。
これは耐久性を実現するため、プロテクターで本体を覆っているためです。
ベゼルレスを追求する他のスマホとはまったく異なります。
カメラ性能
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01のカメラは広角+超広角のデュアルカメラです。
広角カメラの有効画素数は約2,400万画素、超広角カメラの有効画素数は約1,600万画素となっています。
そして、アウトドアを想定したナイトモードや水中モードを有しています。
また、シャッターボタンを押してから本体を縦や横に動かせば、最大360度のパノラマ写真の撮影も可能です。
搭載しているSoCも処理能力の高いSnapdragon 765Gなので、格安スマホよりもキレイな写真に仕上げてくれます!
ディスプレイ
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TORQUE 5G KYG01のディスプレイは、5.5インチの液晶です。
手が濡れていたり、グローブを着用したりしていても操作可能な仕様になっています。
また強化ガラスとアクリルスクリーンを重ねた独自構造により、耐久性が高いのも特徴です。
TORQUE 5G KYG01はどんな人におすすめ?
画像引用元:TORQUE 5G(トルク ファイブジー) KYG01 | スマートフォン(Android スマホ) | au
TORQUE 5G KYG01はやはり、メーカーが想定しているようなアウトドアで真価を発揮するものだと思います。
山や海に出かけることの多い方にとって最適な選択肢となるでしょう。
Snapdragon 765Gを搭載したミドルレンジモデルでもあるので、日常的にも快適に使えます!
よほどカメラやゲームにこだわるわけでないなら、誰が買っても問題のない万能スペックです。
ただ、耐久性を実現するためにデザインがゴツいので、そこは好みが分かれるところでしょう。
メーカーが想定しているアウトドアイメージ
具体的にメーカーは、どのような場面での使用を想定しているのでしょうか。
公式サイトや動画では、以下のようなイメージが提示されています。
- バイクツーリングでの使用
- 雪山での使用
- 登山ロープが必要なほど険しい登山での使用
- エレベストのような場所での使用
- 焚き火を燃やすキャンプでの使用
- シングルハンド艇に乗りながらの使用
- 海中での使用
このように、かなり険しい場面での使用まで想定されています。
詳細はauオンラインショップなどで実際にご確認ください。
基本スペックも大幅に向上したタフネススマホ!
以上、auから2021年3月26日に発売された最新タフネススマホ「TORQUE 5G KYG01」についてでした。
- MIL規格に準拠したタフネススマホ
- Snapdragon 765G搭載
- ミドルレンジモデルとしても優秀
- デザインは好みが分かれる
これまでのTORQUEには「耐久性は高いけど、スペックは低い」という欠点がありました。
しかしTORQUE 5G KYG01では、最新のミドルレンジモデルに搭載されるSnapdragon 765Gが採用されたことで、スペック面の心配もなくなりました。
水中での使用も推奨されているほどの耐久性ですので、山や海に出かけることの多い方には最適な選択肢となるでしょう。
ただ、耐久性を実現するために、デザインは大きくて重たいものとなっています。この点は好みが分かれるかもしれません。