
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
今回はリアルタイムで翻訳を行える無料アプリをご紹介。
スマホのカメラやマイク機能を活用したリアルタイム翻訳では、文字で外国語を入力するよりも格段に速く翻訳結果を表示することができます。
本記事では主要な翻訳アプリを実際に使ってみた上で、本当におすすめできるものだけをピックアップ。その魅力を詳しく紹介していきます。
トップ画像引用元:「Microsoft 翻訳」をApp Storeで
1 リアルタイム翻訳が使える無料おすすめ翻訳アプリ5選!
おすすめの翻訳アプリを、実際の使用画面とともにご紹介していきます。
1-1 Google翻訳
画像引用元:「Google 翻訳」をApp Storeで
Webブラウザではもはやお馴染みのGoogle翻訳。アプリ版ではスマホカメラなどのUIを利用できるため、ブラウザ版よりもさらに使い勝手が良くなっています。
対応言語は100以上と非常に豊富です。
リアルタイム翻訳機能
Google翻訳には、気軽に使えるリアルタイム翻訳機能が搭載されています。この機能はオフラインでも利用可能です。
使い方はとても簡単。スマホカメラで翻訳したい文章にフォーカスするだけです。
ここでは例として、下の英文をリアルタイム翻訳してみましょう。
メモ帳に書かれた英文を、スマホカメラでフォーカスします。
まるで英文を上書きするかのように、日本語訳が表示されました。
しかし、見ての通り、リアルタイム翻訳はAIによる翻訳ではないため、その精度はあまり高くありません。
よりしっかりと翻訳してほしい場合は、ここでシャッターを押しましょう。すると、撮影した英文がGoogleの翻訳サーバーに送信されます。
サーバー上のAIによる翻訳結果が画面上に表示されました。こちらは読みやすい日本語になっていますね。
「とりあえず、何となくでも良いから意味を知りたい」というときはリアルタイム翻訳を使い、より詳しい日本語訳が欲しい場合はAI翻訳を使う、といった使い方がおすすめです。
音声翻訳ももちろん可能!
Google翻訳は外国語の音声翻訳にも対応しています。利用するのはスマホのマイク機能です。
この音声翻訳には「会話」と「声」という2種類のモードが搭載されています。
会話モード
1赤枠部分が翻訳する言語です。片方の言語をマイクに流すと、もう片方の言語に翻訳してくれます。
今は「English」と「日本語」が表示されているので、英語・日本語の両方を受け付けてくれる状態です。
2赤枠がマイクに向かって話した文章、青枠が訳された文章です。
3今度は英語から日本語に翻訳してもらいました。
翻訳時に訳文の音声も流れます。会話にも利用できるので便利ですよ。
「声」モードはシンプルな音声翻訳
主に1人で利用する音声翻訳機能です。
1音声を吹き込むと、赤枠のようにGoogle翻訳が認識した英文が表示されます。
音声の認識精度はかなり高いです。英語に不慣れな方の発音でもしっかり認識してくれるでしょう。
2中央の青い部分に、先程吹き込んだ文章の訳文が表示されました。スピーカーアイコンをタップすれば音声も聞くことができます。
手書きや文字入力の翻訳もOK
Google翻訳には、従来の文字入力による翻訳機能も備わっています。また、手書きによる文字入力も可能です。
手書き機能は、アルファベットが主体の外国語ではあまり使わないかもしれません。
しかし、普段私達が利用しているスマホの文字入力ボードが対応していない、次のような言語では大活躍してくれるでしょう。
- 中国語の簡体字・繁体字
- 韓国語のハングル文字
- ロシア語など東欧言語に良く見られるキリル文字
1-2 Microsoft翻訳
画像引用元:「Microsoft 翻訳」をApp Storeで
Microsoft翻訳アプリで翻訳できる言語はおよそ50言語。操作性が高く、一目見ただけで操作方法がわかるくらいシンプルです。
下の画像は、Microsoft翻訳アプリのトップ画面。
マイク・会話・カメラ・文字入力のアイコンが表示されています。使いたい機能を1発で呼び出せるのは助かりますね。
カメラによるリアルタイム翻訳
Microsoft翻訳アプリのリアルタイム翻訳は、カメラで翻訳したい文章を撮影するだけです。
1アプリのトップ画面でカメラアイコンをタップ。
2スマホカメラが自動的に起動するので、翻訳したい文章を撮影。(今回は、Google翻訳でも利用した「The weather is very good today.」の文章を撮影)
3スマホの画面上に、元の文章を上書きするかのように翻訳結果が表示されました。
今回は一文だけ翻訳しましたが、カメラにおさまる範囲であれば、長文の翻訳も可能です。
長文翻訳では、どの文がどの原文に対応しているのかが一目でわかるので、非常に使いやすいですよ。
リアルタイム会話機能
Microsoft翻訳アプリで最も優れている機能が、リアルタイム会話機能です。
Microsoft翻訳アプリを使っている人同士でグループを作ることで、みんながそれぞれ異なる言語を使っていても会話できるようになります。
実際の例を見てみましょう。
1日本語のみ話せるAさんと、英語のみ話せるBさんがいるとします。
2Aさんが日本語で「こんにちは」とスマホに向かって話します。
このときのBさんの画面。
3翻訳結果が表示されました。これに対して、Bさんが英語で「Good morning.」と返しています。赤枠がAさん、青枠がBさんです。
Aさんの画面(日本語→英語)
Bさんの画面(英語→日本語)
Microsoft翻訳アプリが2人の間に立って、通訳してくれるイメージです。
この機能は最大100人まで同時に利用することができます。
次の章でも引き続き、無料おすすめ翻訳アプリをご紹介していきます。

本記事では、無料で使えるおすすめの音声翻訳アプリを紹介します。 音声翻訳アプリを選ぶポイントも解説。自分に合っているアプリを見つけ...
1-3 VoiceTra
画像引用元:「VoiceTra」をApp Storeで
VoiceTraは31ヶ国の言語に対応しています。日本の研究開発法人である情報通信研究機構(NICT)が独自開発した音声認識システムを採用。音声の認識精度が非常に高いです。
アプリ起動直後の画面。
英語と日本語が設定されていますが、左下の地球アイコンをタップすれば、言語の変更が可能です。
この画面上で、マイクアイコンをタップしながら英語を話すと、下の画像のように翻訳されていきます。
今回もまた「The weather is good today.」を翻訳。5回ほど試してみましたが、いずれも問題なく認識されました。
また、英語→日本語だけでなく、日本語→英語の翻訳にも対応しています。単語単位での翻訳に対応しているので、英単語の意味を調べたいときにも便利ですよ。
音声翻訳だけでなく、文字入力による翻訳も可能です。
1-4 SayHi 翻訳
画像引用元:「SayHi 翻訳」をApp Storeで
40ヶ国語に対応している翻訳アプリ。リアルタイム音声翻訳に特化しています。
アプリを立ち上げると、いきなり会話翻訳画面が表示されます。
赤枠部分は利用する言語です。この部分をタップすれば、言語の変更ができます。
自分が話す言語のマイクアイコンをタップして、マイクに向かって話せば翻訳が可能です。
英語のマイクアイコンをタップして英語で話せば、英語→日本語の翻訳もできます。
このように、使い方がとてもシンプルなので、同じ場所にいる知人との会話でも利用可能です。
「音声翻訳機能さえあれば良い」という方に、非常に適しています。
1-5 Naver Papago翻訳
画像引用元:「Naver Papago翻訳」をApp Storeで
Naver Papago翻訳は11の言語に対応した翻訳アプリ。ユーザーインターフェースがシンプルで、使いやすいのが特徴です。
下の画像はNaver Papago翻訳のトップ画面。
赤枠部分が翻訳する言語で、タップすると他の言語への切り替えが可能です。青枠部分は翻訳する方向を示しており、上の画像では日本語を英語に翻訳する設定になっています。
翻訳方向を逆にしたい(英語を日本語に翻訳したい)場合は、青枠部分をタップしましょう。
この画面上だけで様々な設定変更ができるので、大変使いやすいです。
Naver Papago翻訳の機能
音声・会話・文字入力・カメラの4つの翻訳機能に対応しています。
ここでは、会話のリアルタイム翻訳機能を試してみましょう。
1会話翻訳機能の画面です。一目見れば操作方法がわかるような、非常にシンプルな画面設計になっています。
2マイク(赤枠部分)をタップして「The weather is good today.」という音声を流してみました。
音声を流すとすぐに翻訳が始まり、リアルタイムで日本語の訳文が表示されます。もちろん、日本語から英語に訳すときも同様です。
2 翻訳アプリを利用するときの注意点
翻訳アプリは非常に便利なツールです。
外国語がまったくわからない状態でも、Microsoft翻訳アプリやSay Hi翻訳などの会話翻訳機能を利用すれば、現地の人と会話することができます。
しかし、スマホがオフライン状態になっていると、まったく使い物にならないので注意してください。
基本的に、翻訳アプリはスマホ内では翻訳処理を行っていません。インターネット上に用意されている翻訳サーバーにアクセスして翻訳を行います。
もちろんオフラインでも翻訳できるアプリは存在しますが、その翻訳精度は著しく低く、あまり実用的ではありません。
海外で翻訳アプリを利用する際は、スマホのインターネット環境をきちんと整備しておきましょう。
SIMフリー版のスマホを使っている場合
現地のSIMカードを購入するのがおすすめです。
大抵の場合、現地のSIMカードはプリペイド式になっているため、使い過ぎによる高額請求も予防することができます。
特に、ヨーロッパ方面の通信料金は日本に比べて非常に安いです。そのため、大容量のデータ通信が可能なSIMカードを、比較的安価で購入できます。
大手キャリアと契約している場合
キャリアが提供している、海外専用のプランを利用しましょう。
日本国内にいるときと同じ感覚でデータ通信ができますよ。
3 使い道が多くて便利なリアルタイム翻訳アプリ
今回は、リアルタイム翻訳が得意な無料おすすめ翻訳アプリをご紹介しました。
どのアプリも無料で使える上に操作方法も簡単です。海外旅行中の翻訳ツールとしても大活躍してくれることでしょう。
また、最近は日本国内でも、外国人の旅行者から話しかけられる機会が増えてきました。いざというときのために、あらかじめアプリをインストールしておくと良いでしょう。