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スマホの機種代金は一般的に3万円~10万円程度となっています。
かなりの価格差がありますが、機種やスペック、使用されている部品、開発しているメーカーなど、さまざまな要因によって機種代金は異なります。
「需要が高いのは安いスマホなのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしも安いスマホが人気であるわけではありません。
10万を超えるような高いスマホは、それだけ高額である理由があります。
そして、好んで使っている人も少なくありません。
そこで今回は、「今1番高いスマホは何なのか」、「10万超えのスマホは他のスマホとどのように異なるのか」を解説していきます。
- Galaxy Fold
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- Galaxy Note10+
- Xperia 5
トップ画像引用元:Galaxy Fold(ギャラクシー フォールド)SCV44 | スマートフォン(Android スマホ) | au
今1番高いスマホは何?
1番高い機種はauから発売されるGalaxy Foldです。
価格は24万円超えで、断トツで価格の高いスマホとなっています。
今1番高いスマホはGalaxy Fold
画像引用元:Galaxy Fold | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy Foldのスペックは下記の通りです。
項目 | Galaxy Fold |
---|---|
価格 | 245,520円 |
サイズ 重さ | オープン時:約118×161×6.9 mm クローズ時:約63×161×15.7 mm 約276g |
ディスプレイ | メイン:7.3インチ カバー:4.6インチ |
OS | Android 9.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 855 |
RAM / ROM | 12GB / 512GB |
バッテリー容量 | 4,380mAh |
アウトカメラ | 1,600万画素 1,200万画素 1,200万画素 |
インカメラ | 1,000万画素 800万画素 (カバーカメラ:1,000万画素) |
防水防塵 | × |
生体認証 | 顔・指紋認証 |
Galaxy Foldは、サムスンが開発しているGalaxyの最新モデルです。
折りたたみできるスマホということで、Galaxyとしても初の試みといえるでしょう。
オープン時のディスプレイのサイズは7.3インチと大画面ですが、折りたたんだ状態で使用することもできます。
機種代金は245,520円とダントツで高い
Galaxy初の試みということで、機種代金も245,520円と今期、ダントツの高さとなっています。
auで販売されており、もちろん分割契約することも可能です。
10万を超えるスマホはもう当たり前になっていますが、さすがに20万を超えるとなると少しハードルが高いですね。
10万円超えの高機能スマホを解説
高いスマホというと、一体どのくらいの価格のスマホなのかわかりにくいですよね。
本記事では「高いスマホ=機種代金が10万以上のスマホ」として解説をしていきます。
それは多くの人が10万以上のスマホを「高い」と感じるのではないかと思われるからです。
2019年秋冬モデルに限定して、ここ最近で発売となったスマホで高額な機種をピックアップしています。
iPhone 11 Pro(iPhone 11 Pro Max)
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
iPhone 11 Pro(iPhone 11 Pro Max)のスペックは下記の通りです。
項目 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 64GB | 256GB | 512GB | 64GB | 256GB | 512GB |
カラー | ・ゴールド ・スペースグレイ ・シルバー ・ミッドナイトグリーン |
|||||
サイズ 重さ | 144.0×71.4×8.1mm 188g | 158.0×77.8×8.1mm 226g |
||||
ディスプレイ | 5.8 Super Retina XDRディスプレイ | 6.5 Super Retina XDRディスプレイ | ||||
コントラスト比 | 2,000,000:1 | |||||
防水・耐水・防塵性能 | ◎(最大水深4mで最大30分間) | |||||
チップ | A13 bionic | |||||
アウトカメラ | トリプル1,200万画素カメラ ・超広角(f値2.4、120°) ・広角(f値1.8) ・望遠(f値2.0) 2倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 10倍のデジタルズーム ボケ効果と深度コントロールが使えるポートレート 6つのエフェクトが使えるポートレート ナイトモード |
|||||
インカメラ | ・1200万画素 ・f値2.2 ・ボケ効果と深度コントロールができるポートレート ・6つのエフェクト ・4Kビデオ撮影・スローモーションに対応 |
|||||
ビデオ | ・4Kビデオ撮影(24fps、30fps、60fps) ・1080p HDビデオ撮影(30fps、60fps) ・720p HDビデオ撮影(30fps) ・ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大60fps) ・ビデオの光学式手ぶれ補正(広角) ・映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p) ・2倍の光学ズームイン ・2倍の光学ズームアウト ・6倍のデジタルズーム |
|||||
Face ID | ◎ | |||||
Apple Pay | ◎ | |||||
販売 |
iPhone 11 Proは同時期発売のiPhone 11の上位モデルだと思ってください。
iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxの違いは画面のサイズとカメラの数の差にあります。
大きな特徴は、トリプルレンズ搭載の高性能カメラです。
超広角と広角、そして望遠の3つのカメラレンズが搭載されており、景色の撮影はもちろん、ポートレートや夜景の撮影にも適しています。
iPhone 11 Proの機種代金
iPhone 11 Proの機種代金は、iPhone 11と同じくキャリアによって異なります。
項目 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 64GB | 256GB | 512GB | 64GB | 256GB | 512GB |
ドコモ | 126,720円 | 142,560円 | 166,320円 | 138,600円 | 158,400円 | 182,160円 |
au | 127,400円 | 144,720円 | 170,640円 | 140,400円 | 159,120円 | 185,040円 |
ソフトバンク | 127,200円 | 145,920円 | 172,320円 | 142,560円 | 161,760円 | 187,680円 |
iPhone 11の上位モデルということもあり、機種代金もiPhone 11と比べて約4万円異なります。
iPhone 11 Pro Maxに至っては、iPhone 11とは約5万円異なります。
iPhone 11
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iPhone 11のスペックは下記の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
ROM | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ・パープル ・イエロー ・グリーン ・レッド ・ブラック ・ホワイト |
サイズ 重さ | 150.9×75.7×8.3mm 194g |
ディスプレイ | 6.1 Liquid Retina HDディスプレイ |
コントラスト比 | 1400:1 |
防水・耐水・防塵性能 | ◎(最大水深2mで最大30分間) |
チップ | A13 bionic |
アウトカメラ | ・1,200万画素の超広角カメラ (f値2.4、120°) ・1,200万画素の広角カメラ(f値1.8) ・2倍の光学ズームアウト ・5倍のデジタルズーム ・6つのエフェクトが使えるポートレート ・ナイトモード ・最大63MPのパノラマ |
インカメラ | ・1,200万画素 ・f値2.0 ・ボケ効果と深度コントロールができる ポートレート ・6つのエフェクト ・4Kビデオ撮影 ・スローモーションに対応 |
ビデオ | ・4Kビデオ撮影 (24fps、30fps、60fps) ・1,080p HDビデオ撮影 (30fps、60fps) ・720p HDビデオ撮影(30fps) ・ビデオの拡張ダイナミックレンジ (最大60fps) ・ビデオの光学式手ぶれ補正(広角) ・映画レベルのビデオ手ぶれ補正 (4K、1080p、720p) ・2倍の光学ズームアウト ・最大3倍のデジタルズーム |
Face ID | ◎ |
Apple Pay | ◎ |
販売 |
iPhone 11は、2019年のiPhoneの最新モデルです。
前モデルであるiPhone XSと比べると機種代金が安くなりましたが、最新のA13 bionicチップが搭載されている点などこれまでのiPhoneの中で1番高いスペックを誇ります。
デュアルレンズ搭載で、最大120°の超広角カメラを使えるのもiPhone 11の魅力です。
iPhone 11の機種代金
iPhone 11の機種代金を簡単に表にしてみました。
項目 | iPhone 11 | ||
---|---|---|---|
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
ドコモ | 87,120円 | 95,040円 | 106,920円 |
au | 90,720円 | 96,480円 | 109,440円 |
ソフトバンク | 89,280円 | 95,040円 | 108,000円 |
前述しましたが、iPhone 11の機種代金は前モデルのiPhone XSよりも約2万円安くなっています。
64GBや128GBモデルでは10万円を下回っており、256GBでどのキャリアも10万円を超える機種代金となっています。
前モデルよりも買い求めやすくなっているでしょう。
Galaxy Note10+
画像引用元:Galaxy Note10+ | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy Note10+のスペックは下記の通りです。
項目 | Galaxy Note10+ |
---|---|
発売日 | 2019年10月18日 |
サイズ 重さ | 約77×162×7.9mm 約197g |
ディスプレイ | 6.8インチ |
OS | Android 9.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 855 |
RAM / ROM | 12GB / 256GB |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
アウトカメラ | 1,600万画素 1,200万画素 1,200万画素 深度測位カメラ(ToF) |
インカメラ | 1,000万画素 |
防水・防塵 | ○ |
生体認証 | 指紋・顔認証 |
販売 |
Galaxy Note10+は、サムスンが取り扱っているGalaxyの最新モデルです。
前モデルのGalaxy Note9のSペンは引き続き使用可能で、使い心地もパワーアップしています。
6.8インチの大画面ディスプレイなので、メモ書きに使うのはもちろん、イラストを描く時にも重宝できるでしょう。
Galaxy Note10+の機種代金
Galaxy Note10+の機種代金は、ドコモもauも10万を超えています。
項目 | Galaxy Note10+ |
---|---|
容量 | 256GB |
ドコモ | 121,176円 |
au | 118,800円 |
ノートPC並のスペックで使えるといわれているGalaxy Note10+なので、価格は妥当だと思われます。
Xperia 5
画像引用元:Xperia 5(エクスペリア ファイブ)| ソニーモバイル公式サイト
Xperia 5のスペックは下記の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ 重さ | 158×68×8.2mm 164g |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | Android 9.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 855 |
RAM / ROM | 6GB / 64GB |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
アウトカメラ | 望遠1,220万画素 標準1,220万画素 超広角1,220万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
防水防塵 | ○ |
生体認証 | 指紋認証 |
キャリア |
Xperia 5は、SONYで取り扱っているXperiaの最新モデルです。
21:9の映画スクリーンと同比率のディスプレイでは、迫力のある動画を楽しむことができます。
また、2つのアプリを同時に操作することができる縦長サイズなので、スマホによる作業効率も上がるでしょう。
Xperia 5の機種代金
Xperia 5の機種代金は下記の通りです。
項目 | Xperia 5 |
---|---|
容量 | 64GB |
ドコモ | 87,912円 |
au | 90,720円 |
ソフトバンク | 116,160円 |
ドコモとauでは10万を下回っていますが、ソフトバンクでは10万を超えているのがわかります。
これまでのXperiaスマホの機種代金とは、あまり大きな差はありません。
次の章では、10万超えスマホと他の端末との違いについて解説します。
10万超えスマホと他の端末との違い
画像引用元:機種をさがす | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
10万を超えるスマホは、iPhoneやGalaxy、Xperiaなど国内でも人気の高い機種だということがわかりました。
Galaxy Foldのように、新たな試みを行ったスマホとして20万を超える超高額の機種もあります。
では、具体的に10万超えのスマホとその他のスマホでは一体どのように異なるのでしょうか。
スマホのスペック
10万を超えるスマホの多くは、ROMやRAM、CPUなどのスペック面が優れています。
- RAM:アプリを実行する際にデータ処理や一時保存をする
- ROM:スマホ本体にデータやアプリや写真を保存する
- CPU:スマホの核である処理装置のことで人間で言う「脳」にあたる機能
極端な例を挙げると、5万程度のスマホのRAMが4GBだとしたら、10万を超えるスマホは6GB~8GBある場合がほとんどです。
ちなみにRAM6GB~8GBはスマホには不要だといわれているほどに大容量であり、もはやパソコンに近いスペックともいえるでしょう。
上記のRAMやROM、CPUが優れていることによってスマホの処理速度が速くなり、いわゆる「サクサク動くスマホ」と呼ばれるようになります。
容量の多いアプリやゲームを頻繁に利用するようなヘビーユーザーは、スペック面を重視する傾向にあります。
使用されている液晶やカメラレンズなどの部品
最近開発された有機ELディスプレイのような、最新のパーツや新技術を導入して作られたプログラム等を率先して使っているのも10万を超えるスマホの特徴です。
複数のカメラレンズを搭載し、デュアルレンズやトリプルレンズでデジタル一眼レフ並の写真が撮影できるスマホもあります。
iPhone 11 Proのカメラ性能もSNSで大きな話題となりました。
このように、液晶やカメラレンズ、スピーカーなどで質の高い部品を使用しているのも10万を超えるスマホのアドバンテージといえます。
また、使用されている部品やプログラムの性能により、使える機能も多いという点も魅力でしょう。
スマホのブランド価値
単純にスマホのブランド価値によって高く値段を設定している場合もあります。
その例として、iPhoneが挙げられます。
XperiaやGalaxyなどは3万円程度の廉価モデルの取り扱いもありますが、iPhoneは極端に安いモデルの製造は行っていません。
キャリアショップでの取り扱いも、デモ機の配置や使用する什器などが全てAppleから指定されており、かなり厳しいものとなっています。
性能が高いのはもちろんですが、洋服で言うところのGUCCIやヴィトンのようなブランド価値があるスマホといって良いでしょう。
だからこそ、極端に価格を下げるのはブランド価値を下げることにも繋がっているのでしょう。
- RAMやROMの容量、CPUなどのスペックが異なる
- 使用されているカメラレンズや液晶、スピーカーなどの部品が異なる
- 機能の多さ
- スマホのブランド価値によって価格が異なることもある
10万超えのスマホは何故選ばれる?
10万超えのスマホは、他のスマホと比べて使用されている部品や性能面で大きく異なります。
高性能スマホの人気が高いというのはわかりますが、全ての人がそこまで高いスペックを求めているわけではありません。
しかし、多くの人はiPhoneやGalaxy、Xperiaのような高額のスマホを好んで使用しています。
では、それらの10万超えのスマホが選ばれる理由とは一体何なのでしょうか。
皆使っているという「安心感」
筆者は初めてスマホを購入した時に、真っ先にiPhoneを選びました。
理由は「周りの友達がみんな使っているから」です。
このように、「皆使っているから」や「友達に勧められたから」といった理由で選ぶ人は多いのではないでしょうか。
初めてスマホを使う人なら尚更です。
周りの人が不自由なく使っているのを見れば「悪いスマホではない」と思って、自分も購入しようと考える人はかなり多いはずです。
高額スマホのシェア率が高い理由は分割購入のシステム
日本は、海外に比べてiPhoneのような高額スマホのシェア率が非常に高い国です。
だからこそ、iPhoneも防水に対応するなどどんどん日本向けのスペックに進化して来ました。
日本でiPhoneのような高額なスマホがたくさん売れる理由は、キャリアの分割購入システムにあります。
海外では、基本的にキャリアの料金プランとスマホの機種代金は完全に別物となっており、日本のように料金プランに機種代金が上乗せされる形で料金が請求されることはありません。
つまり、クレジットカードの分割購入を使わない限り、スマホの一括購入が必要となります。
一括購入だと10万円を超えるスマホを買うのは難しいですよね。
一方で、日本のキャリアでは分割購入が一般的となっているので、高額なスマホでも多くの人が買い求めやすくなっています。
このような背景が、日本で10万超えのスマホのシェア率が高い理由として挙げられます。
ニーズが合っているから
性能が必要以上に高すぎる傾向にある10万超えのスマホですが、その性能を求めている人も少なくありません。
最近では、3Dグラフィックの綺麗なゲームアプリが多く登場し、スマホを使ってPS4のゲームをリモートプレイできるようにもなりました。
このようなゲームを快適にプレイするには、それなりの高い性能を持つスマホを使うことが必要不可欠です。
ゲームだけでなく、
- 高画質で動画を観たい
- ハイレゾ音源を楽しみたい
- 仕事でデータファイルをたくさん扱う
など、さまざまなニーズに応えることができるのが10万超えのスマホの性能なのです。
メーカーやモデルが好きだから
単純に「その機種が好き」という理由で選ぶ人も少なくありません。
iPhoneのAppleやXperiaのSONYなどは、メーカー自体にもファンはたくさんいます。
身の回りのパソコンやテレビなどの製品を1つのメーカーで揃える人もいますし、iPhoneユーザーの人もMacやApple Watchを一緒に使っている人は少なくありません。
このように、メーカーそのものやXperiaやiPhoneなどのモデルが好きだという理由で選ぶ人も多いと考えられます。
- 皆が使っているという安心感がある
- 分割支払いによって多くの人が買い求めやすい
- 10万超えのスマホの機能と自分のニーズが一致している
- 単純にメーカーやモデルが好き
10万超えのスマホは高額だがスペックは抜群!
分割購入で買い求めやすいということから、10万超えの高額スマホを購入している人は少なくありません。
買い求めやすいだけでなく、皆が使っているという安心感や高性能という点にニーズを感じているなど、さまざまな理由があります。
さすがにGalaxy Foldのような20万超えのスマホとなると悩む人は多いと思いますが、10万を超えるスマホは、今はもう当たり前のようになりました。
快適に使える性能の高さや機能の多さが魅力の10万超えスマホを、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。