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LINE PayとPayPay、今注目を集めているQRコード決済の中でも知名度が高いサービスです。
しかし、一見似たようなサービスに見えるために、どっちを使えばいいのか悩んでいませんか?
QRコード決済では、
- チャージ方法
- 決済方法
- 機能
に違いがあり、実際に利用すると使い勝手がかなり違います。
そこで今回は、LINE PayとPayPayのポイント還元率やメリット・デメリットなどを比較し、使い方別にどっちがおすすめなのかをまとめました。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
トップ画像引用元:PayPay株式会社|ペイペイ株式会社
LINE PayとPayPayどっちがいいのか
画像引用元:サービス – LINE Pay 店舗用アプリ (コード決済)
LINE PayとPayPayのどっちがいいかは、使い方や環境によって変わってきます。
比較した時のLINE PayとPayPayの主なメリット・デメリットをまとめると次の通りです。
- 単独のポイント還元率が高い
- チャージ方法・決済方法が豊富
- LINE Pay対応店の他にJCB加盟店でも使える
- クレジットカードでポイント2重取りがしにくい
- クレジットカードによる支払い・チャージも可能
- クレジットカードでポイント2重取りしやすい
- 利用可能店舗のマップ表示・ルート案内機能あり
- 残高を銀行口座に出金できない
上記の詳しい内容やその他のメリット・デメリットについては、この後詳しく紹介していきます。
1 LINE PayとPayPayのポイント還元率の比較
QRコード決済を利用する上で真っ先に気になるポイント還元率。
果たして、LINE PayとPayPayではどっちがポイント還元率がお得なのかを比較しました。
1-1 アプリ単体でのポイント還元率の比較
まずは、LINE PayとPayPay、それぞれキャンペーンがない状態で使用した時のポイント還元率を比較しました。
ポイント還元率 | LINE Pay | PayPay |
---|---|---|
前月利用額 0~9,999円 | 0.5% | 0.5% |
前月利用額 1万~4万9,999円 | 0.8% | |
前月利用額 5万円~9万9,999円 | 1% | |
前月利用額 10万円 | 2% |
PayPayはキャンペーンがない場合、ポイント還元率は一律0.5%です。
一方のLINE Payは、前月のLINE PayおよびLINE Payに連携したクレジットカードの利用額に応じてランクが変わる「マイカラープログラム」という制度により、ポイント還元率も0.5~2%に変化します。
つまり、キャンペーンを考慮しない場合、1万円以上利用した翌月はPayPayよりもLINE Payの方がお得になります。
例えば、お得なキャンペーン期間中に数万円分のまとめ買いや高額の買い物をした場合、LINE Payならその翌月もポイント還元率がいいというわけです。
1-2 ポイント2重取りのしやすさの比較
続いて、LINE PayやPayPayにクレジットカードを登録した時のポイントの2重取りのしやすさについて比較します。
クレジットカード比較 | LINE Pay | PayPay |
---|---|---|
種類 | VISA MasterCard JCB American Express Diners | VISA MasterCard Yahoo!JAPANカード |
残高チャージ可否 | × | 〇 |
支払い可否 | △ LINE関連サービスのみ | 〇 |
表の通り、LINE PayやPayPayでは「利用できるクレジットカードの種類」と「クレジットカードを利用できる範囲」がかなり違います。
注目したいのが、LINE Payでは登録したクレジットカードを利用できる範囲がかなり狭いという点です。
登録できるクレジットカードの種類自体はLINE Payの方が多いのですが、
- クレジットカードによる残高チャージができない
- クレジットカード支払いはLINE関連サービスのみ
と、かなり限定されています。
一方、PayPayの方は登録できるクレジットカードの種類こそ少ないですが、PayPayが利用できる店舗であれば
- 登録したクレジットカードからの支払いが可能
- Yahoo!カードであれば残高チャージも可能
となっています。
クレジットカードによる支払いを選択した場合は、「PayPayの0.5%+クレジットカードのポイント還元率」還元となるので、クレジットカードの種類によってはLINE Pay単独のポイント還元率よりもお得になることもあります。
また、Yahoo!JAPANカードでチャージした場合はチャージ額の1%分のTポイントが還元されるため、「PayPayにチャージ→PayPay残高決済」を行うことで合計1.5%分のポイントが獲得できることになります。
このため、クレジットカードの使いやすさ、ひいてはポイント2重取りのしやすさという点ではPayPayの方がリードしているといえます。
次の章では、LINE Payのメリットについて紹介します。
2 LINE Payのメリット
画像引用元:「QUICPay+™」でお買い物をする (Android™ユーザー限定) : LINE Pay 公式ブログ
続いて、ポイント還元率以外のLINE PayとPayPayそれぞれのメリットを紹介します。
まずは、LINE Payのメリットから詳しく見てみましょう。
2-1 LINE Payはチャージ方法が豊富
チャージ方法 | LINE Pay | PayPay |
---|---|---|
クレジットカード | × | Yahoo!JAPANカード |
銀行・金融機関口座 | 〇 | 〇(※1) |
セブン銀行ATM | 〇 | × |
Famiポート | 〇 | × |
店頭レジ | ローソンなど(※2) | × |
オートチャージ | 〇 | × |
※1 連携したYahoo!ウォレットアカウントに登録済みの金融機関口座より
※2 ローソン店頭レジでチャージするにはLINE Payカード(プラスチックカード)が必要
先に紹介した通り、LINE Payでは登録したクレジットカードによるチャージや支払いこそできませんが、銀行口座からのチャージの他、コンビニでの現金チャージは可能です。
しかも、「オートチャージ」機能もあり、残高を気にしながら使用しなければいけないプリペイド方式が苦手な方でも使いやすくなっています。
2-2 LINE Payは決済方法も豊富
決済方法 | LINE Pay | PayPay |
---|---|---|
QRコード決済 | 〇 | |
オンライン決済 | 〇 | ×(※1) |
プリペイドカード | LINE Payカード (JCB) | × |
請求書支払い | 〇 | × |
Google Pay (QUICPay+) | 〇 | × |
※1 Yahoo!ショッピング・LOHACO・ヤフオク!対応予定
LINE Payでは、QRコード決済以外に、
- JCBブランドのプリペイドカード「LINE Payカード」
- タッチ決済「Google Pay(QUICPay+)」
など様々な決済方法が使用できます。
この決済方法の豊富さは、次に紹介する決済が可能な店舗の多さにも繋がっています。
2-3 JCB加盟店・QUICPay+対応店でも使える
画像引用元:Google Pay|クレジットカードなら、JCBカード
LINE Payは、LINE PayカードとGoogle Pay(QUICPay+)の2つの方法を使えばほとんどのJCB加盟店で決済できます。
これにより、LINE Pay非対応の店舗でも使える他、Amazonや楽天市場などの大手オンラインショップでも利用可能となっています。
2-4 LINE Payは残高を銀行口座へ出金可能
LINE Payは、LINE Pay残高を登録した銀行口座に出金することも可能です。
出金時に216円の手数料がかかりますが、割り勘機能で徴収した飲み会費用や余分にチャージしてしまった残高なども現金化できます。
3 PayPayのメリット
画像引用元:PayPay株式会社|ペイペイ株式会社
続いて、PayPayのメリットを紹介します。
3-1 クレジットカードと電子マネー支払いも可
PayPayの1つ目のメリットは、チャージした残高以外に、登録したクレジットカードや電子マネー(Yahoo!マネー)による支払いも可能な点です。
LINE Payではどんな決済方法を使うにしても、まずLINE Pay残高にチャージする必要があります。
このプリペイド方式は使いすぎないというメリットがある一方で、毎回チャージするのが面倒という方もいるでしょう。
その点、PayPayでは残高が不足している時にはクレジットカードやYahoo!マネーから直接支払うことができます。
既に紹介した通り、PayPay経由でクレジットカード払いを行うことでポイント2重取りも可能です。
3-2 クレジットカードによるチャージ可
PayPayでは、Yahoo!JAPANカード限定ですが、クレジットカードによるチャージも可能です。
また、チャージ時に1%のTポイントも貯まるので、チャージ時と支払い時で合計1.5%分のポイントが還元されることになります。
3-3 付近のPayPay加盟店を表示するマップ機能あり
PayPayには、付近のPayPay利用可能な店舗を確認できるマップ機能があります。
このマップ機能には現在地からのルート表示機能も付いており、外出先でもスムーズにPayPayを利用できる店舗を探すことができます。

スマホ一つで支払いが完了するスマホアプリPayPay。 PayPayではクレジットやYahooマネーを、電子マネーのようにチャージ...
3-4 Yahoo!ショッピング・LOHACO・ヤフオク!対応予定
画像引用元:「LOHACO(ロハコ)-日用品・ショッピングアプリ」をApp Storeで
PayPayは、将来的にはYahoo!ショッピング・LOHACO・ヤフオク!の支払いにも対応予定とアナウンスされています。
対応と同時に大々的にキャンペーンも実施されるそうなので、これらのサービスをよく利用される方ならPayPayを導入しておいて損はないでしょう。
次の章では、LINE PayとPay Payのそれぞれのデメリットについて紹介します。
4 LINE Payのデメリット
画像引用元:LINE Pay
まずは、LINE Payのデメリットを見てみましょう。
4-1 LINE Payはクレジットカードがほとんど使えない
先に紹介した通り、LINE Payは、現状クレジットカードによるチャージ・支払いがほぼできない状態です。
高還元率のクレジットカードをお持ちの方や支払いをクレジットカードにまとめたい方にとって、この点は大きなデメリットと言えるでしょう。
4-2 マップ表示機能なし
LINE Payには付近の店舗のマップ表示機能がありません。
自宅近くなど普段よく行く地域はまだしも、出張先や旅行先で利用可能な店舗を探す時などは不便です。
5 PayPayのデメリット
画像引用元:「PayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)」をApp Storeで
続いて、PayPayのデメリットをチェックしてみましょう。
5-1 利用できる店舗が少ない
PayPayは、LINE Payに比べるとまだまだ使える店舗が少ない状態です。
とはいえ、PayPay導入店舗は現在、徐々に増えつつあり、オンラインでもヤフオク!やYahoo!ショッピングで使えるようになる予定なので、今後に期待したいところです。
5-2 残高から出金できない
PayPayでは残高を銀行口座に出金することはできません。
PayPayにも人に送金する機能はありますが、人に送金してもらった残高も現金には変えられない点はLINE Payと違います。
なお、PayPay公式からは、今後出金機能も実装予定(時期未定)とアナウンスされているので、将来的にこのデメリットは解消される可能性があります。
6 お得なキャンペーンにも注目
昨年のPayPayの「100億円キャンペーン」を皮切りに現在まで、各QRコード決済でお得なキャンペーンが多数実施されています。
期間中はポイント還元率が大きく変わるキャンペーンもあるので、QRコード決済のお得さで選ぶなら実施中のキャンペーンにも注目したいところです。
参考までに2019年3月現在、LINE Pay・PayPayで実施中のお得なキャンペーンを紹介します。
6-1 LINE Pay-QRコード決済で3%ポイント還元率アップ
画像引用元:LINE Pay 公式ブログ
- 開催期間:2018年8月1日~2019年7月31日
- QR/バーコード決済でポイント還元率が通常より3%アップ
LINE Payでは2018年8月より1年間にわたり、QRコード決済時にポイント還元率が3%アップするキャンペーンを実施中です。
キャンペーンが適用された時のポイント還元率は下記の通りになります。
前月利用額 | 通常 | キャンペーン中 (QRコード決済のみ) |
---|---|---|
0~9,999円 | 0.5% | 3.5% |
1万~4万9,999円 | 0.8% | 3.8% |
5万~9万9,999円 | 1% | 4% |
10万円 | 2% | 5% |
期間中であれば、一番下のランクである「ホワイト」でも3.5%と高還元率になります。
6-2 LINE Pay-春の超Payトク祭
画像引用元:春の超Payトク祭!毎回20%還元+もらえるくじのWキャンペーン : LINE Pay 公式ブログ
- 開催期間:2019年3月15日~3月31日
- 毎回20%還元&最大2,000円があたるくじがもらえる
- 最大還元金額:キャンペーン合計5,000円
- くじの結果をTwitterに投稿すると抽選でLINE Pay残高がもらえるWチャンスあり
LINE Payでは支払いの度にLINE Pay残高が20%還元される「春の超Payトク祭」を開催中です。
最大還元金額5,000円なので、期間中合計2万5,000円分の買い物までは恩恵を受けられます。
また、開催期間中、100円以上の支払いごとに当たると10~2,000円分のLINE Pay残高がもらえるくじも配布されています。
更に、くじの当たり・ハズレに関わらず結果をTwitterに投稿すると、抽選で200名に5,000円相当のLINE Pay残高が当たるWチャンスも実施中です。
今回のキャンペーンでは、QRコード決済以外の「オンライン決済・請求書支払い・LINE Payカード・Google(QUICPay+)」も対象となっているので、利用できる店舗が多くなっています。
6-3 PayPay-100億円キャンペーン第2弾
画像引用元:PayPay – QRコード・バーコードで支払うスマホアプリ
- 開催期間:2019年2月12日~5月31日
- 最大20%還元&最大1,000円があたるくじがもらえる
- 最大還元金額:1回1,000円、キャンペーン合計50,000円
- 支払い方法によって還元率が変わる
昨年、話題になったPayPayの「100億円キャンペーン」の第2弾も実施中です。
第1弾と違い、今回は最大還元金額の上限が変更され、更に支払い方法によって還元率とくじの対象になるかが変わります。
支払い方法 | PayPay残高 Yahoo!マネー | Yahoo!Japanカード | 他のクレジットカード |
---|---|---|---|
還元率 | 20% | 19% | 10% |
1回支払いごとの還元上限 | 1,000円 | ||
キャンペーン中還元上限 | 50,000円 | ||
くじ当選確率 | 10回に1回 | 対象外 | |
1回分のくじによる付与上限 | 1,000円 | ||
キャンペーン中のくじによる付与上限 | 20,000円 |
気をつけたいのが、Yahoo!Japanカード以外のクレジットカードで支払った場合はポイント還元率が10%と低い上に、くじの対象にもならない点です。
キャンペーンの恩恵を最大限受けるなら、20%のポイント還元が受けられるように
- Yahoo!マネーで支払い
- 銀行口座やYahoo!JapanカードからPayPay残高にチャージしてから支払い
のどちらかにしましょう。
状況に合わせてLINE PayとPayPayを使い分けよう
最後に、LINE PayとPayPayのどっちがいいか、目的・使い方別にまとめました。
- ポイント2重取りを狙うならPayPay
- サービス単独の還元率が高い方を選ぶならLINE Pay
- 店舗・チャージ/決済方法の多さで選ぶならLINE Pay
- 残高の出金をしたいならLINE Pay
- 店舗のマップ表示機能がほしいならPayPay
- お得なキャンペーンに合わせて使い分けるのもアリ
LINE PayとPayPayは、どっちもQRコード決済ができるサービスですが、使い勝手はかなり違います。
例えばポイント還元率で考えた場合、単独のポイント還元率で選ぶならLINE Pay、ポイント還元率の高いクレジットカードとのポイント2重取りを狙うならPayPayの方がお得です。
ただし、キャンペーンによってはポイント還元率や適用条件が変わってくる点はご注意ください。
どちらも登録料・利用料が不要なので、両方登録だけしておいて、キャンペーンに合わせてメインにするサービスを使い分けるのもおすすめです。
お得なキャンペーンも次々と実施されているので、この機会にぜひ利用してみてください。