
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
今回の記事では「最新iPhoneの中でもリーズナブルなiPhone 11とiPhone XRどっちを購入するべきか?」をテーマに両モデルを比較します。
2019年発売のiPhone 11、2018年発売のiPhone XRどちらもリーズナブルなモデルという点では共通しており、格安SIMに乗り換える際に用意されるiPhoneの代表候補です。
スペックやサイズ、値段を比較しながら、おすすめの格安SIMやキャリアはどこか?もまとめています。
- 価格が安いのはiPhone XRだが、iPhone 11と比較して1~2万円しか差は無い
- 本体の重量やサイズに両モデルで違いは無い
- 基本スペック・バッテリー容量・内部ストレージの容量はiPhone 11の方が優れている
- カメラ性能・動画撮影機能もiPhone 11の方が上回っている
- どうしても予算が厳しい人を除けばiPhone 11を購入する方がおすすめ
- 安さにこだわる人、カメラ性能を重視しないならiPhone XRを選ぶのもアリ
※本記事中の価格は税込み表示
トップ画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
値段で比較|iPhone 11とiPhone XR
画像引用元:iPhone XR – Apple(日本)
リーズナブルなiPhoneとは言っても、iPhone 11とiPhone XRはミドルクラスの価格なので値段が気になる方も少なくありません。
そこで2020年3月時点でのドコモ、au、ソフトバンク、Apple Store、中古ショップそれぞれのiPhone 11とiPhone XRの価格を比較してみましょう。
購入元 | iPhone 11(64GB/128GB/256GB)の価格 |
---|---|
ドコモ | 87,120円/95,040円/106,920円 |
au | 90,720円/96,479円/109,440円 |
ソフトバンク | 89,280円/95,040円/108,000円 |
Apple Store | 82,280円/87,780円/99,880円 |
中古ショップ | 102,800円/112,800円/124,800円 |
上記表のようにiPhone 11の価格は8万円台~12万円台となっており、下記表のiPhone XRより価格が高くなっています。
購入元 | iPhone XR(64GB/128GB)の価格 |
---|---|
ドコモ | 75,240円/118,800円 ※64GBモデルは在庫無 |
au | 77,040円/100,080円 ※128GBモデルは販売終了 |
ソフトバンク | 93,600円/100,320円/112,320円 ※ソフトバンクオンラインショップでは 取り扱い無し |
Apple Store | 71,280円/76,780円 |
中古ショップ | 64,800円/67,800円 |
iPhone XRはiPhone 11より1年前に発売されたので、その分の価格差が出たと言えるでしょう。
最も安いのはiPhone XR(64GB)の中古品(64,800円~)
iPhone 11とiPhone XRを比較した時、最も安く入手できるのはiPhone XR(64GB)を中古ショップで購入した結果になりました。
元々iPhone XRは2018年に発売されたので期間が開いており、中古でも在庫が出回っているので、リーズナブルで購入も可能になっているようです。
iPhone 11はApple Storeの方が安く入手できる…訳でもない
一方のiPhone 11ですがドコモ、au、ソフトバンクで購入した場合よりも、Apple StoreでSIMフリー版を購入した方が安くなるように見えます。
しかし、各キャリアではスマホ購入代金の一部をサポートしてくれるキャンペーンを実施しています。
なので、実際の購入金額はあの表通りにはならず、Apple Storeが特段安くなるわけではなさそうです。
iPhone 11を中古ショップで入手する価値は現状薄い
iPhone 11は中古ショップだとApple Storeより高くなる逆転現象が起きており、中古ショップでiPhone 11を購入する価値は薄くなっています。
中古ショップは品質を代償に価格が安いのが魅力ですが、新品より価格が高いiPhone 11の中古品が多いので、中古ショップで入手する理由はほとんどありません。
今後、iPhone 11の中古品が多く出回れば価格も下がっていくものと思われますが、2020年3月時点でiPhone 11は中古ショップで購入するのは避けた方が良いでしょう。
価格の安さではiPhone XRだが取扱い容量や販路が少なくなっている点に注意
2018年に発売されたiPhone XRの方が値段が安いので、単純に値段だけを重視している人にはiPhone XRの方がおすすめです。
しかし、iPhone XRは前述のように人気が薄いモデルで、内部ストレージも最大128GBと少なく、取扱いをやめた店舗も少なくありません。
価格の安さでiPhone XRを選ぶのもアリですが、大容量のストレージモデルは無い事、入手する場所が少なくなっている点を了承のうえで購入しましょう。
iPhone XRに1~2万円上乗せで、更にハイスペックなiPhoneに出来る
iPhone 11とiPhone XRの価格は約1~2万円程度しか変わらないので、お財布に余裕があるならスペックの高いiPhone 11の方がおすすめです。
iPhone 11なら256GBの大容量モデルもありますし、ドコモ、au、ソフトバンクで全てのモデルを取り扱っているので在庫切れの心配も無く、分割支払いも申込み出来ます。
ただiPhone XRの方が価格は安いのも事実なので、iPhone XRに1~2万円上乗せできるならiPhone 11を、上乗せする余力が無いならiPhone XRを選ぶと良いでしょう。
- 安く購入できるのはiPhone XR
- 価格差は1~2万円程度
- キャリアでは購入割引キャンペーンでお得に購入できる
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
サイズで比較|iPhone 11とiPhone XR
最近のスマホは巨大化・高性能化がトレンドですが、iPhone 11とiPhone XRのサイズや重量はどうでしょうか。
機種名 | iPhone 11 | iPhone XR |
---|---|---|
本体サイズ (高さ×幅×厚さ) | 150.9×75.7×8.3 mm | 150.9×75.7×8.3 mm |
重量 | 194g | 194g |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ Liquid Retina HD | 6.1インチ Liquid Retina HD |
画面解像度 | 1,792×828 ピクセル | 1,792×828 ピクセル |
詳細 | iPhone 11実機レビュー | iPhone XR実機レビュー |
なんとiPhone 11とiPhone XRは、本体サイズ・重量と共に違い無しの結果になったので、サイズで両モデルは比較出来ません。
本体の材質も同じガラス+アルミニウム製ボディなのでiPhone 11とiPhone XRの取り回しに違いは無いと言えるでしょう。
ディスプレイサイズと画像解像度にも違い無し!
iPhone 11とiPhone XRのディスプレイは共に6.1インチ、画面解像度も同じなのでディスプレイの性能面でも違いはありません。
大画面のiPhoneで動画を見たい人はiPhone 11とiPhone XRでは違いが無いので、価格・スペックを比較してどちらを購入するか検討しましょう。
スペックで比較|iPhone 11とiPhone XR
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iPhone 11とiPhone XRをスペックで比較したのが下記表です。
機種名 | iPhone 11 | iPhone XR |
---|---|---|
チップセット | A13 Bionicチップ | A12 Bionicチップ |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB |
背面カメラ | 超広角+広角 デュアル12MP カメラ | 広角のシングル 12MPカメラ |
ナイトモード・自動調整 | 有り | 無し |
フロントカメラ 4Kビデオ撮影機能 | 有り | 無し |
バッテリー駆動時間 | iPhone XRより 1時間長い | iPhone 8 Plus より1.5時間長い |
防水性能 | IP68等級 | IP67等級 |
詳細 | iPhone 11実機レビュー | iPhone XR実機レビュー |
iPhone 11はiPhone XRの1年後に発売された実質上位互換モデルで、特に下記ポイントで進化しています。
- チップが第3世代のA13 Bionicチップに換装
- iPhone XRより1時間バッテリー駆動時間が延長
- 水深2メートルで30分耐えるように耐水性能が向上
特にチップ性能向上とバッテリー駆動時間の上昇により、使い勝手はiPhone 11の方が増しているので、予算に余裕がある人がどちらを選ぶべきか迷ったらiPhone 11の一択です。
耐水性能が向上したのも高温多湿な日本にとっては評価点となります。
特に梅雨時やサマーシーズンで、汗や水に強いiPhone 11は屋内外問わず活躍してくれるでしょう。
チップ性能向上・駆動時間延長で、よりゲームもしやすくなっているのでライトユーザーからスマホゲーマーまで幅広くおすすめできます。
デュアルカメラになったiPhone 11の方がカメラ・動画撮影性能が高い
iPhone XRからiPhone 11への進化点として、本体背面部のメインカメラがシングルレンズからデュアルレンズになったのも見逃せません
超広角レンズが追加されたので、光学ズームアウトでパノラマ撮影でも高画質な撮影が可能になっています。
更にナイトモードや自動調整機能、フロントカメラの4Kビデオ撮影が出来るようになったのでカメラ性能もiPhone 11の方が上回っています。
スペックの高さ、高画質な写真・動画撮影を求めるならiPhone 11を選ぼう
iPhone 11はiPhone XRをベースに基本スペックを上昇させているので、スペックの高さを求めるならiPhone 11を選ぶべきです。
価格面で比較した際にも述べましたが、価格差は約1~2万円しかないので、コスパの面でもiPhone 11の方が高いと言えます。
最近は高画質な写真・動画撮影が可能なスマホを求めるニーズが強いので、カメラ性能の高さにこだわる人にもiPhone 11がおすすめです。
iPhone 11とiPhone XRにおすすめな人の特徴
価格・サイズ・スペックの3点でiPhone 11とiPhone XRを比較してきました。
次に、迷ったらどちらを購入すべきか、おすすめの人の特徴や利用目的を解説していきます。
iPhone 11は万人におすすめ!
iPhone 11はiPhone XRの上位互換なので、両モデルを比較した時にはiPhone 11の方が万人向けと言えます。
ざっくり言ってしまえば「迷ったらiPhone 11を選んでおけばOK!」ですが、特にiPhone 11がおすすめのユーザーは下記3種類です。
- SNSで少しでも高画質な写真をアップロードしたい人
- 長時間の動画撮影をしたい人
- スマホゲームを思いっきり遊びたい人
詳しく見ていきましょう。
SNSで少しでも高画質な写真をアップロードしたい人
iPhone 11はフロント・背面両方のカメラ性能が向上しているので、InstagramをはじめとするSNSで高画質な写真・動画をアップロードしたい人におすすめです。
「映える」写真を撮影・即アップロードしたい人には、高性能なカメラと瞬時にアプリ起動・動作する高スペックのスマホを求めていますが、iPhone 11は両方の条件を満たしています。
フロントカメラで4K動画撮影も可能なので自撮り動画を撮影したい人にもiPhone 11の方が向いていると言えるでしょう。
長時間の動画撮影をしたい人
今流行のYouTuberなど長時間の動画撮影をする人には、256GBモデルがあるiPhone 11の方がおすすめです。
256GBモデルのiPhone 11なら長時間の高画質撮影が可能なので「これから本格的に動画投稿を始めてみたい!」そんな人にもおすすめです。
オーディオズーム機能もiPhone 11は搭載しているので、撮影時の音質にこだわりたい人にも向いています。
スマホゲームを思いっきり遊びたい人
iPhone 11は2019年に発売された最新のiPhoneなので、App Storeにあるハードな3Dゲームも遊べるスペックになっています。
バッテリー容量もiPhone XRより多く、チップは上位モデルであるiPhone 11 ProやiPhone 11 Pro Maxと同じA13 Bionicチップで処理能力が向上しています。
その為、iPhoneを購入するのがスマホゲームを遊ぶ為の人は、iPhone 11の方がおすすめと言えるでしょう。
iPhone XRがおすすめの人の特徴は価格の安さを重視する人
万人向けのiPhone 11に対して、下位互換であるiPhone XRがおすすめの人の特徴は「価格の安さ重視の人」になります。
スペックを妥協するとはいえ2018年に発売されたiPhoneなので、iPhone XRのスペックは極端に低い訳ではありません。
またiPhone 11と同じディスプレイサイズなので、安くて大画面のiPhoneが欲しい!という人にもiPhone XRの方がおすすめと言えるでしょう。
- とにかく安いiPhoneが良い人
- カメラ機能をそんな重要視しない人
- スマホゲームをやらない人
iPhone XRは機種代金を抑えたい人・ライトユーザー向き
1~2万円の差とはいえ、最新のiPhoneを安く入手したい人には格安のiPhone XRは充分選択肢に挙がります。
カメラをあまり利用しない人、iPhoneでガッツリとゲームを遊ぶ予定はない、そんなライトユーザーなら敢えてiPhone XRで機種代金を安く抑えるのも良いでしょう。
購入時にかかる機種代金を安く抑えたい人、メインがWeb検索やYouTube等の動画視聴がメインの人はiPhone XRの方がおすすめです。
iPhoneの乗り換えにおすすめなキャリア・格安SIM
画像引用元:はじめての方へ|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
「最新のiPhoneに機種変更して格安SIMに乗り換えたい」という方は少なくありません。
iPhoneで格安SIMに乗り換えるなら下記3つの条件を満たしている業者がおすすめです。
- 動作確認済みiPhoneが充実している
- ドコモ、au、ソフトバンク3社のトリプルキャリアに対応している(SIMロック解除不要)
- iPhoneをセット販売しておりiPhone運用の実績がある
Apple Storeや中古ショップでSIMフリーのiPhoneを入手するならトリプルキャリア対応の必要はありません。
しかし、キャリアで購入したSIMロック中のiPhoneは、キャリアと同じ回線に対応しており、動作確認が取れていることが重要なので、乗り換え前の確認は必須です。
例えば、ドコモで利用していたiPhoneであれば、ドコモ回線を取り扱っている格安SIM業者を選択しましょう。
格安SIM業者の回線種別でドコモならDプラン、auならAプラン、ソフトバンクはSプランなどと表記がされています。
またキャリアでiPhoneを入手する場合も、今のキャリアで機種変更するのではなくキャンペーンを活用すると機種代金を抑えられるケースもあるので、乗り換えも検討すると良いでしょう。
3キャリア対応・iPhone XR同時購入可能なmineo
iPhoneに機種変更・乗り換えを同時に行う人でおすすめの格安SIMはmineo(マイネオ)です。
項目 | mineo |
---|---|
月額料金 | 1,441円~ (デュアルタイプ+Aプラン500MB) |
メリット | ドコモ、au、ソフトバンク3社の回線を利用可能 iPhone XR(SIMフリー)を同時購入可能 サポートが充実 |
mineoはiPhone XR(SIMフリーモデル)をセット購入できる数少ない格安SIMで、動作確認済みのiPhoneも多いのも特徴です。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線全てに対応しているので、キャリアからiPhoneへ乗り換える人に最適の格安SIMと言えます。
mineoのサポートも格安SIMの中では充実しているので、初めて乗り換えとiPhoneに機種変更を同時に行う人におすすめと言えるでしょう。
各種SNSがデータフリーのLINEモバイル
現在LINEやTwitter等の各種SNSを利用しているユーザーは、格安SIMのLINEモバイルもおすすめ候補になります。
項目 | LINEモバイル |
---|---|
月額料金 | 1,936円~ (音声通話SIM3GB+データフリーオプション込) |
メリット | ドコモ、au、ソフトバンク3社の回線を利用可能 LINE等のSNSがカウントフリーで速度制限にかかりにくい |
LINEモバイルはセット販売しているiPhoneこそ、旧型のiPhone 6sですが動作確認済みiPhoneが充実しており、トリプルキャリアに対応しています。
月額料金も大手と比較すると安く、SNSの通信量がカウントされないので「毎月SNSをやり過ぎて速度制限にかかってしまう」そんな人におすすめです。
充実した割引キャンペーン・サポートのドコモ
現在ドコモを契約しているユーザーは、ドコモオンラインショップSPECIAL特典を利用することで、iPhone 11購入で3,000ポイント還元されます。
また、スマホおかえしプログラムでiPhone 11を58,080円で購入できます。(64GBで24ヶ月目にプログラムを利用した場合)
SPECIAL特典は、2020年2月1日から開催中で終了期間は未定ですが、iPhoneに機種変更を考えている方は早めに申込んだ方が良いでしょう。
価格もそこまで変わらないのでスペック的にもiPhone 11がおすすめ!
iPhone 11とiPhone XRの価格差は約1~2万円で大きな違いはありませんが、本体のスペック自体は1~2万円では埋まらない差があります。
どうしても機種代金を安く抑えたい人を除けば、iPhone 11を選んだ方がコスパも良いので迷ったらiPhone 11を選びましょう。
- 価格が安いのはiPhone XRだが、iPhone 11と比較して1~2万円しか差は無い
- 本体の重量やサイズに両モデルで違いは無い
- 基本スペック・バッテリー容量・内部ストレージの容量はiPhone 11の方が優れている
- カメラ性能・動画撮影機能もiPhone 11の方が上回っている
- iPhone XRは人気薄なので取扱いが減り始めているのが難点
- どうしても予算が厳しい人を除けばiPhone 11を購入する方がおすすめ
- 安さにこだわる人、カメラ性能を重視しないならiPhone XRを選ぶのもアリ
- 格安SIMでiPhoneを使うならトリプルキャリア対応のmineoやLINEモバイルがおすすめ
いずれ格安SIMに乗り換えを考えている場合は、SIMフリー版を購入するかSIMロック解除済みの物を購入すると、利用出来る格安SIMの幅が広がるのでおすすめです。