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「SNS」という言葉が日本に登場してから20年近くが経ちました。
「SNS」とはSocial Networking Service=ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。
「SNS」は、インターネット上で人々と交流できるサービスの総称にあたります。
匿名だったり、不特定多数のユーザーからコメントがもらえたりするSNS。
その特性はインターネットならではの交流として、今やすっかり生活の一部として馴染んでいますよね。
そんな中「LINEはSNSに含まれるの?」と疑問を抱く方もいます。
確かにLINEは、どちらかといえば電話やメールなどに近い感覚で使っている方も多そうです。
このページでは、LINE(ライン)はSNSに含むのか含まないのか、その定義や違いなどについて考えていきます。
トップ画像引用元:コミュニケーションアプリ LINE(ライン)
「SNS」に明確な定義はある?
まず、SNSについて考えてみましょう。
果たして、「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」という言葉に細かな定義はあるのでしょうか。
もしはっきりとした定義があるのなら、LINEがそれに含まれているのかどうか、簡単にわかりそうですよね。
しかし残念ながら、SNSに細かい定義はありません。
SNSは「交友関係を構築するWebサービス」などと説明されることが多いのですが、これではあまりにも漠然としていますよね。
線引きをするのはちょっと難しそうです。
ただ最初に結論を言うと、LINEもSNSに含まれるものと考えられます。
日本で、SNSという言葉が本格的に広まり始めたのは2000年代中盤で、GREEやモバゲー、mixiといったサービスの流行がきっかけでした。
mixiの隆盛とSNSによる事件
画像引用元:「mixi 趣味のコミュニティ」をApp Storeで
特にmixiは、2010年にユーザー数が2,000万人を超えるなど、SNSの象徴として大いに盛り上がったものです。
mixiなど日本発のSNSには、匿名で不特定多数を相手にコミュニケーションが取れるという特徴があります。
年齢も性別も自由に設定でき、プロフィール画像も本人の写真ではないケースが非常に多いです。
そんなこともあり、たびたびSNSは出会い系サイトとして利用されることもありました。
これにより、未成年が事件に巻き込まれるなど、SNSの負の面もすぐに浮かび上がってきたのです。
Facebookの台頭
画像引用元:「Facebook」をApp Storeで
しばらくすると、アメリカのFacebookが日本でも流行し始めました。
Facebookの特徴は、何といっても非匿名性です。
ユーザーは基本的に実名であることが求められ、現実社会の延長線上にあることを意識する仕組みとなっています。
そのため、Facebookは「危なくないSNS」として、若年層だけでなく、mixiなどとは無縁だった中高年にも広まりました。
とはいえ、日本発のSNSとFacebookには共通点があります。
それは、自身が投稿する内容(日記など)が不特定多数に公開されるという点です。
Twitterブーム
画像引用元:「twitter」をApp Storeで
ほどなくして、日本発のSNSやFacebookとは、少し毛色の違うSNSが流行し始めました。
それが、Twitterです。
Twitterは、投稿手段を「日記」ではなく「つぶやき」に限定したことや、個人間の繋がりを薄めたことで、「より手軽なSNS」として人気を博しています。
ただ、Twitterも投稿内容を不特定多数に公開するという点は他のSNSと変わりません。
※いずれのSNSも設定によって公開範囲を限定することは可能です。
一般ユーザーが思い浮かべるSNSの定義
上のような経緯もあり、日本ではSNSというと、多くのユーザーが無意識に次のように考えているのではないでしょうか。
匿名か匿名でないかは問わず、投稿は不特定多数に見られるもの(見せることができるもの)
特に「不特定多数が相手であること」という点は、日本人のSNSへの意識として大きいと思います。
それではLINEはどうでしょうか。
LINEは主に個人間での連絡を目的としています。
グループへの投稿もできますが、それはあくまで事前に登録したメンバーに向けての発信ですよね。
そのため、SNSというよりは電話やメールの代わりとして使われていることが多く、「SNSはやってないけどLINEはやっている」と考えている方も少なくありません。
だからこそ、LINEはSNSなのか否かといった疑問が出てくるのでしょう。
実はLINEも不特定多数に投稿にできる
実はLINEも他のSNSのように、不特定多数を相手にする投稿が可能です。
とはいえ、純粋にLINEを電話やメールの代わりとして使っている方にとっては、馴染みがない話かもしれません。
しかし、LINEの機能「タイムライン」という言葉は、きっと聞いたことがあるはず。
この機能を使えば、相手を限定することなくTwitterのつぶやきのような投稿ができるのです。
他人のタイムラインへの投稿に対しては、返信や「いいね」もできます。
こうして見ると、完全にSNSそのものですよね。
さらに、すでにLINE上で友だちになった人だけでなく、設定で「全体に公開」を選択すれば、他のSNS同様、新しいつながりも期待できます。
タイムラインの他に「ホーム」という機能もあり、やはり「全体に公開」を選択することで不特定多数への投稿が可能です。
タイムラインには以下の手順で投稿できます。
- 画面下の「タイムライン」タブをタップ
- 右下の「+」マークをタップ
- 「投稿」をタップ
また、「ホーム」へは以下の手順で投稿できます。
- 「ホーム」タブをタップ
- 自身のユーザー名をタップ
- 「投稿」をタップ
- 「+」アイコンをタップ
だからLINEもSNS!
画像引用元:「LINE」をApp Storeで
個人間のやり取りのみならず、タイムラインやホームのような不特定多数への投稿が可能な機能がある以上、LINEもやはりSNSと言えるでしょう。
逆に他のSNSにも個人間のやり取りを行う機能はありますし、どのSNSも今は多機能です。
それこそ交友関係を構築するWebサービスであれば、何でもかんでもSNSと言っても過言ではありません。
定義にこだわる必要なし!自分に合った用途でSNSを楽しもう!
以上、LINEとSNSについてでした。今回のまとめは以下のようになります。
- SNSという言葉が日本で広まったのは2000年代中盤から
- mixiやFacebook、TwitterがSNSの代表格として定着
- 一般的にSNSというと、「不特定多数に向けて投稿をするもの」という認識が強い
- LINEは電話やメールの代わりとして使っているユーザーが多い
- でも実はLINEも「タイムライン」や「ホーム」で不特定多数への投稿が可能
- だからLINEも間違いなく「SNS」
- 逆に他のSNSでLINEのような使い方ができる場合もある
結論としてはLINEも立派なSNSです。
ただ、だからどうしたというものでもあります。
SNSであろうとなかろうと、LINE自体が変わるものではありません。
「タイムライン」や「ホーム」を使って、不特定多数へ向けて発信してもいいですし、これまで通り電話やメールの代わりとして使うだけでも良いのです。
スマホやアプリについては、よく「使いこなせない」という声を聞きますが、必ずしも全部の機能を使う必要なんてありません。
興味がなければ「へぇー、不特定多数にも投稿できるんだ」と聞き流し、自分に必要な機能だけを使いましょう。
子どものLINE利用には注意を
ただ、お子さんにLINEを使わせる際は注意してください。
「LINEは友だちとの連絡にしか使えないものだ」と勘違いしていると、いざお子さんがトラブルに巻き込まれたときに、発見や状況理解が遅れてしまうかもしれません。
保護者として、お子さんのLINEの用途を友人との電話・メッセージ交換に限定したい場合は、「タイムライン」と「ホーム」には投稿しないよう、事前に言い聞かせておきましょう。