「5GHz」と「2.4GHz」の違いは何?意外と知らない特徴や使い方を解説

  • 2020年6月19日
  • by.nuko

Buffalo Wi-Fi 6

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今回は、Wi-Fiルーターの「5GHz」と「2.4GHz」の違いや使い方について解説します。

多くの方が、5GHzと2.4GHzの違いが曖昧なままではないでしょうか。

Wi-Fiでは、5GHzと2.4GHzを使い分けることが大切です。

違いをしっかりチェックして、より快適にWi-Fiを使えるようにしてくださいね!

5GHzと2.4GHzのポイント
  • 5GHzはWi-Fiルーター専用で速度が出やすい
  • 2.4GHzは障害物に強いが電波干渉を受けやすい
  • 現在は5GHzが主流
  • 5GHzでどうしても繋がらないなら2.4GHzを使う

画像引用元:Start! Wi-Fi 6|Buffalo

Wi-Fiルーターにある「5GHz」と「2.4GHz」の違いは何?

5GHzと2.4GHzの違い

画像引用元:2.4GHzと5GHzの違いについて

まずはWi-Fiルーターの「5GHz」と「2.4GHz」の違いを簡単にチェックしましょう。

それぞれの特徴を簡単にまとめると次のようになります。

5GHzと2.4GHzの違い
  • 5GHz:繋がりやすく高速だけど、遠距離の通信には向かない周波数
  • 2.4GHz:壁や障害物に強く遠くまで届くけど、電波干渉等で不安定になりやすい周波数

最近のWi-Fiルーターは5GHz対応モデルが多くなっていますが、5GHz対応モデルは2.4GHzも同時に対応しています。

使うべき周波数は利用環境によって異なるため、違いを理解しておくことはとても大切です。

無線LAN規格によって定められた周波数帯による違い

Wi-Fiルーターは無線LAN(Wi-Fi)規格によって定められている5GHzと2.4GHzの周波数帯を利用しています。

Wi-Fiルーターで使える周波数は、対応しているWi-Fi規格によって異なります。

無線LAN規格と対応している周波数

無線LAN規格名最大通信速度周波数
IEEE 802.11a54Mbps5GHz帯
IEEE 802.11b11Mbps2.4GHz帯
IEEE 802.11g54Mbps2.4GHz帯
IEEE 802.11n
(Wi-Fi 4)
600Mbps2.4GHz帯
5GHz帯
IEEE 802.11ac
(Wi-Fi 5)
6.9Gbps5GHz帯
IEEE 802.11ax
(Wi-Fi 6)
9.6Gbps2.4GHz帯
5GHz帯

なお、無線LAN規格は正式名称「IEEE802.11」ですが、最近はWi-Fi5やWi-Fi6といった新しい呼称が使われるようになりました。

現在、家電量販店やネット通販で販売されているモデルはWi-Fi 5やWi-Fi 6のモデルが中心になっていますね。

今の主流は5GHz帯

販売されているWi-Fiルーターの大半は5GHz帯と2.4GHz帯のどちらにも対応しています。

またスマホやタブレットなどのデバイスも最近のモデルは5GHz帯に標準対応していますね。

5GHz帯は2.4GHz帯と比べて安定性が高く、繋がりやすさも通信速度も速い特徴があります。

ただし、すべての方が5GHz帯を利用した方がいいという訳ではありません。

それぞれの周波数でメリット・デメリットがあるので、利用する環境に合わせて選んでください。

「5GHz帯」と「2.4GHz帯」の特徴とメリット・デメリット

続いて5GHz帯と2.4GHz帯それぞれの特徴と、メリット・デメリットを詳しく確認していきましょう。

周波数別のメリット・デメリット
  • 5GHz帯のメリット:安定して繋がりやすい
  • 5GHz帯のデメリット:距離が離れると電波が弱くなる
  • 4GHz帯のメリット:障害物に強く電波が遠くまで届く
  • 4GHz帯のデメリット:電波干渉で不安定になりやすい

5GHz帯のメリット|Wi-Fi専用の周波数帯だから安定して繋がりやすい

5GHzは干渉が少ない

画像引用元:2.4GHzと5GHzの違いについて

5GHz帯を利用する最大のメリットは、安定して繋がりやすく、かつ速度が出やすいことです。

家電製品で5GHz帯の周波数を利用しているのは、Wi-Fiルーターくらいしかありません。

そのため、家の中ではWi-Fiルーターの電波の干渉が起きづらいと言えます。

5GHz帯に対応しているWi-Fiルーターは無線LAN規格が新しいものが多いため、通信速度自体かなり快適です。

高画質動画の視聴やゲーム・アプリのダウンロードなども5GHz帯ならストレスなく行えます。

5GHz帯のデメリット|機器の距離が離れると電波が弱くなる

5GHz帯のデメリットは壁や床などの障害物に弱く、距離が離れると電波が弱くなってしまうことです。

電波の性質として周波数が高くなるほど直進性が強くるため、このデメリットが出てしまいます。

とはいえ、1万円前後のWi-Fiルーターなら、一般的な木造の一戸建てなら家中にWi-Fiが届くように設計されています。

ただ、大きめの一戸建てやマンションになると、Wi-Fiルーター設置場所から離れた部屋には電波が全然届かないということも。

現に、筆者の実家は二世帯住宅になっていますが、Wi-Fiルーターを設置した1Fリビングから1番離れた部屋には5GHzでは届きません。

Wi-Fiルーターから離れた場所で利用することが多い方は、5GHz帯の電波が届かない可能性があることに十分注意しましょう。

2.4GHz帯のメリット|障害物に強い、電波が遠くまで届く

2.4GHz帯の電波には、電波が遠くまで届くというメリットがあります。

スマホの4G LTEも2.4GHz帯がメインの電波になっているのはこのためです。

Wi-Fiルーターから離れた部屋で利用するなら5GHzより2.4GHzのほうが快適に使えることもあります。

また、少し古いデバイスは2.4GHzしか対応していないものもありますね。

とはいえ、5GHz・2.4GHzどちらの電波もバッチリ届く場所なら5GHz帯のほうが快適に使えます。

逆に5GHz帯の電波が届かない場所や弱い場所では、2.4GHzを使ったほうが良いこともあります。

2.4GHz帯のデメリット|色々な機器の影響を受けて不安定になりやすい

2.4GHzは干渉が多い

画像引用元:2.4GHzと5GHzの違いについて

2.4GHz帯の電波は、Wi-Fiルーターだけでなく様々な電子機器が利用しています。

電波の性質として同じ周波数帯は電波干渉が起こりやすく、Wi-Fiの速度低下の主な原因となってしまいます。

家の中にある2.4GHzを利用する機器を例に出すと次の通りです。

2.4GHzを利用する主な機器
  • Wi-Fiルーター
  • スマホ
  • 固定電話の子機
  • 電子レンジ
  • Bluetooth機器

こうして見ると、どの家庭にも該当する電子機器はたいていあるのではないでしょうか。

また、Wi-Fiの設定画面を見ると自宅のWi-Fi以外の電波も見かけますよね。

先にお伝えした通り、2.4GHzの電波は長距離でも届きやすい周波数です。

宅内に電波の発信源が少なくても、他の電波と干渉して、Wi-Fiが不安定になることもあります。

「5GHz帯」と「2.4GHz帯」の使い方

WXR-5950AX12

画像引用元:WXR-5950AX12

続いてWi-Fiルーターの5GHz帯と2.GHz帯の使い方について見ていきましょう。

基本的に「5GHz帯」を利用する

スマホやパソコンでWi-Fiの接続設定をする際は、基本的に5GHz帯のSSIDに接続するようにしましょう。

先にお伝えした通り2.4GHz帯は遅くなってしまう可能性があります。

5GHz対応のWi-Fiルーターを使っているのに、5GHzと2.4GHzの違いを知らずに2.4GHz帯に接続している方も結構多いようです。

5GHzと2.4GHzはWi-Fiに接続する時に表示されるSSIDで判別できます。

メーカーによってSSIDの表記は異なりますが、例えばBUFFALO製のWi-Fiルーターなら次の様になります。

BUFFALOのSSID
  • 5GHz:Buffalo-A-XXXX
  • 4GHz:Buffalo-G-XXXX

つまり、上記の例なら「Buffalo-A-XXX」と表示されるWi-Fiに接続すれば、5GHzで使えるということですね。

他のメーカーでも基本的にSSIDの途中や末尾に「A」の表記があれば5GHz、「G」の表記があれば2.4GHzと考えて差し支えありません。

Wi-Fiルーターは2つの周波数を同時に発信しているので、まずは「A」の表記があるWi-Fiに接続する様にしましょう。

繋がらない場合はルーターの位置や機器の配置を見直す

先にお伝えした通り、5GHzのWi-Fiは部屋が離れたり障害物があると届きにくくなる性質があります。

電波状況が良ければ5GHzに接続するほうが快適に利用できます。

しかしWi-Fiルーターの設置場所と利用場所によっては、電波が弱くなってしまうこともあるということです。

もし利用したい場所で電波が弱いなら、まずはWi-Fiルーターの設置場所を見直すようにしましょう。

Wi-Fiルーターの設置場所、見直しのポイント
  • Wi-Fiルーターの設置場所が家電や家具の陰にならないようにする
  • Wi-Fiルーターと利用場所の間に電子レンジや冷蔵庫を設置しない
  • Wi-Fiルーターの近くにスピーカー・ラジオなどの電磁波が多い機器を設置しない
  • Wi-Fiルーター設置場所と利用場所の直線上に浴室・トイレが無いようにする

間取りや設置している機器によっても左右されますが、主に上記のポイントを押さえて設置場所を選べば障害物等による影響は最小限にできます。

少し設置場所を気にするだけで電波環境が劇的に変わることもありえます。

5GHzで電波が届かない場合は、まずWi-Fiルーター等の設置場所を検討し直すのがおすすめですよ!

設置場所の変更で改善されない場合は、このあと解説する2.4GHz帯の利用や中継機を検討するようにしましょう。

どうしても繋がらない場合は「2.4GHz帯」を使う

5GHz帯のSSIDでどうしても繋がらない場合は、2.4GHz帯のWi-Fi接続を試してみましょう。

5Ghz帯は通信速度が安定しやすい反面、直進性が強いために障害物に弱い周波数です。

一方、2.4GHz帯は反射・回折しやすい周波数なので、部屋を隔てても届きやすいメリットがあります。

最近は家庭内で部屋を隔てても5GHzで十分届くWi-Fiルーターが多くなっています。

しかしどうしても5GHzで電波が弱くなるなら2.4GHzで快適に使えないか試してみてくださいね。

無線LAN中継器を使う手もあり

WiFi中継機

画像引用元:WEM-1266 : Wi-Fi中継機 | バッファロー

5GHzで電波が弱くなってしまう場合のもう1つの対処法は無線LAN中継機を使うことです。

Wi-Fiルーターだけでは圏外になってしまう部屋がある場合でも、中継機を1台経由するだけで電波強度が最大で届くようになるケースもままあります。

中継機が利用できるかはWi-Fiルーターの親機のスペックに依存しますが、5GHz対応モデルの多くは中継機の利用OKです。

また、親機と中継機を同じメーカーにすれば、WPSなどの簡単設定も利用できるので設定に困ることも無いでしょう。

WiFi中継機

画像引用元:WEM-1266 : Wi-Fi中継機 | バッファロー

中継機のイメージは上の写真のような感じです。

バッフォローの専用中継機を2台導入した使用例で、とても簡単に導入できます。

コンセント直挿しでないタイプや形のお洒落なものなど様々です。

5GHz帯が届かなくても「2.4GHz帯は速度が出なくて困る」と感じる方は、無線LAN中継機の利用も視野に入れておきましょうね!

「5GHz帯」と「2.4GHz帯」の切り替え方

最後にWi-Fiルーターの5GHz帯と2.4GHz帯の切り替え方法をチェックしておきましょう。

5GHz帯に対応しているWi-Fiルーターを使う

言うまでもないことですが、5GHz帯でWi-Fiを利用するためには5GHz帯に対応しているWi-Fiルーターを使う必要があります。

現在、家電量販店やネット通販で販売されているWi-Fiルーターなら、ほぼ全てのモデルが5GHz帯に対応しています。

5GHz帯に対応しているWi-Fiルーターは2.4GHz帯にもバッチリ対応しています。

しかし、数年前のモデルは2.4GHz帯しか対応していない場合もあります。

具体的にはWi-Fi 5(IEEE802.11 ac)、Wi-Fi 6(IEEE802.11 ax)に対応しているWi-Fiルーターなら5GHz帯に対応しています。

一方、Wi-Fi 4(IEEE802.11 n)は2.4GHz帯までの対応なので、5GHz帯を利用するなら最新モデルへの買い替えを検討しましょう。

接続するネットワークID(SSID)で5GHz帯と2.4GHz帯を切り替えられる

5GHz帯に対応しているWi-Fiルーターは、初期状態で5GHz帯と2.4GHz帯の2つの電波を同時に発信しています。

そのため、5GHz帯と2.4GHz帯の切り替えは、接続先にSSIDを変えるだけでOKです。

例としてBUFFALOのWi-FiルーターのSSIDを見ると次のようになります。

BUFFALOのSSID
  • 5GHz:Buffalo-A-XXXX
  • 4GHz:Buffalo-G-XXXX

なお、Wi-FiルーターのメーカーによってSSIDの表記は異なりますが、SSIDとパスワードはWi-Fiルーターの背面や側面に記載されています。

SSIDが5GHz、2.4GHzのどちらなのかも記載されているので、接続先をしっかりチェックして設定しましょう。

Wi-Fiルーターの5GHz・2.4GHzの違いまとめ

5GHzと2.4GHzまとめ

今回はWi-Fiルーターにある5GHzと2.4GHzの周波数の違いについて解説しました。

5GHzと2.4GHzの違い
  • 5GHz:繋がりやすく高速だけど、遠距離の通信には向かない周波数
  • 2.4GHz:壁や障害物に強く遠くまで届くけど、電波干渉等で不安定になりやすい周波数

ここ最近のWi-Fiルーターは総じて5GHzに対応してるので、ネットの速度を重視するなら5GHzで利用したいですね。

ただ、5GHzも2.4GHzもそれぞれメリット・デメリットがあります。

周波数別のメリット・デメリット
  • 5GHz帯のメリット:安定して繋がりやすい
  • 5GHz帯のデメリット:距離が離れると電波が弱くなる
  • 4GHz帯のメリット:障害物に強く電波が遠くまで届く
  • 4GHz帯のデメリット:電波干渉で不安定になりやすい

部屋が離れたり障害物が多いと2.4GHzの方が快適に使えることもあるということですね。

幸い、5GHz対応のWi-Fiルーターは同時に2.4GHz帯も使えます。

そのため、基本的には5GHz帯を利用し、利用場所の電波状況に合わせて2.4GHz帯を併用するのが良さそうですね。

5GHzと2.4GHzのポイント
  • 5GHzはWi-Fiルーター専用で速度が出やすい
  • 2.4GHzは障害物に強いが電波干渉を受けやすい
  • 現在は5GHzが主流
  • 5GHzでどうしても繋がらないなら2.4GHzを使う
【2020年10月】ポケットWiFiのおすすめ全10機種を用途・目的別に紹介

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この記事を書いた人
nuko
nuko
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います! ちなみに写真は庭先でまったりしている野良猫です(笑)

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