
今月おすすめのポケット型WiFiはこちら!
自宅の固定Wi-Fiなどを使っていると、なぜか急に繋がらなくなったり、極端に速度が遅くなったりすることがありますよね。
そこで今回は、
- どうして繋がらなくなってしまうのか?
- Wi-Fiルーターを再起動すれば解決するのか?
- どうやって再起動すればいいのか?
- 再起動の際の注意点は?
といったWi-Fiルーターを再起動する方法と、その効果について解説します。
- 繋がらない原因が再起動で解決することも多い
- 熱やチャンネル重複が原因なら再起動で直る
- 大抵はACアダプターの抜き差しで再起動すればOK
- メーカーの案内は必ず確認すること
トップ画像引用元:WXR-5700AX7S : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
どうしてWi-Fiルーターは急に繋がらなくなるのか?
画像引用元:Wi-Fi 6(11ax) 2402+574Mbps Wi-Fi ギガビットルーター – WRC-X3000GS
普通にインターネット通信していただけなのに、Wi-Fiが急に繋がらなくなった経験をしたことがある人は多いと思います。
ただし、繋がらないからといってWi-Fiルーターが故障しているわけではありません。
故障してないにもかかわらず、Wi-Fiが繋がらない状態には下記の原因が考えられます。
- ルーターに熱がこもったため
- チャンネルが重複して電波障害が起こったため
ルーターに熱がこもったため
Wi-Fiルーターは基本的に24時間つけっぱなしにしている方がほとんどです。
そしてWi-Fiルーターはスマホなどと同様、発熱します。
何らかの原因で熱が放出されないままでいると、熱が原因で動作が悪くなることがあります。
チャンネルが重複して電波障害が起こったため
ひとつのWi-Fiルーターに複数の端末を同時に接続するのは、ごく一般的な使い方です。
ただし複数端末を同時に接続することが原因で、電波障害を起こしてしまうこともあります。
Wi-Fiルーターは、接続先の端末ごとにチャンネルを割り当てていますが、まれにチャンネルの重複が起こります。
チャンネルの重複が起こると電波干渉を起こすため、通信にも影響が出てしまいます。
Wi-Fiルーターを再起動したら解決する?
画像引用元:5Gモバイルルーターを商品化
ここまで、Wi-Fiが繋がらなくなる原因を2つ紹介しました。
熱やチャンネルの重複の問題は、ルーターを再起動することで解決することが多いです。
必ず解決するとは限りませんが、再起動は、試す価値が十分にある対処法です。
再起動でWi-Fiが繋がるようになる理由などを解説します。
1回電源を切れば発熱が終わる
Wi-Fiルーターは電源を切れば発熱が止まります。
熱くなったスマホも電源を切ると熱が下がりますので、イメージしやすいのではないでしょうか。
電源を切ったあと、そのままWi-Fiルーターを休ませておけば、こもっていた熱は自然と放出されます。
熱を冷ましたあとでWi-Fiルーターを起動すると、熱が原因で起きていた不具合であれば解消されるはずです。
再起動すればチャンネルが修正される
Wi-Fiルーターは、起動時に周囲の電波状況を確認し、割り当てるチャンネルを決定します。
そのため、チャンネルが重複してしまった場合は、再起動することで修正されることが多いです。
チャンネル重複が不具合の原因である場合は、Wi-Fiルーターの再起動を試みてみましょう。
Wi-Fiルーターを再起動する手順
画像引用元:【公式】UQコミュニケーションズ
Wi-Fiルーターの再起動の手順にを解説します。。
多くのWi-Fiルーターでは再起動方法や同じで、とても簡単です。
ただWi-Fiルーターの取扱説明書に一度は目を通し、特別な指定がないか確認してください。
Wi-Fiルーターの再起動方法
Wi-Fiルーターは一般的に、電源のACアダプターを抜き差しすることで再起動できます。
- Wi-FiルーターのACアダプターを抜く
- (放熱が必要な場合は、熱が抜けるまで待つ)
- Wi-FiルーターACアダプターを差し込む
ほとんどのWi-Fiルーターにはパソコンのような管理画面がありません。
そのため電源の切り方が分からない方も少なくありません。
Wi-Fiルーターの取扱説明書に再起動方法が書かれていない場合は、上記のように電源の抜き差しで再起動できます。
Wi-Fiルーター再起動の際の注意点
画像引用元:Wi-Fi 6(11ax) 2402+574Mbps Wi-Fi ギガビットルーター – WRC-X3000GS
Wi-Fiルーターを再起動する場合、いくつか注意点があります。
注意を守らないと不具合が解消されなかったり、Wi-Fiルーターの故障を招いたりすることがあります。
- 電源を落としてから時間を空けること
- アップデート中はそのまま待機!
- その他すべてメーカーの指示に従うこと
では、それぞれの注意点をひとつずつ解説しましょう。
電源を落としてから時間を空けること
Wi-Fiルーターの電源を落としたら、最低でも10分は時間を空けましょう。
熱が原因で繋がらなくなっていた場合、その熱を放出するのに時間がかかるからです。
手で触って熱を感じるようなら、せめてその熱が引くまでは待っていてください。
アップデート中はそのまま待機!
Wi-Fiルーターにも、スマホのように自動アップデートが入ることがあります。
その最中に電源を落としてしまうと、新しい不具合の原因になりかねません。
アップデートのタイミングや、アップデート中であることを知らせるサインはWi-Fiルーターによって異なります。
必ず取扱説明書などを確認しましょう。
取扱説明書の指示を守る
取扱説明書に再起動方法の指示や注意点が書かれている場合は、指示や注意点に従ってください。
機種によっては、ACアダプターだけでなくLANケーブルまで抜く必要があったり、抜く順番まで指定されていたりすることもあります。
なおWi-Fiルーターの取扱説明書は、紙とは限りません。
メーカーのホームページ上に電子データも用意されているケースが多いです。
手元に紙の取扱説明書がない場合は、メーカーのホームページやルーターの型番で検索をかけて、取扱説明書を探してください。
また、どうしても見つからない・分からない場合は、メーカーに問い合わせるのもおすすめです。
再起動しても繋がらない場合
Wi-Fiルーターを再起動しても繋がらなかったり、動作が不安定だったりする場合は、どうすればよいのでしょうか。
3つの対処法を簡単なものから解説します。
- Wi-Fiに接続している端末を再起動する
- Wi-Fiルーターの場所を見直す
- 故障を疑う
Wi-Fiに接続している端末を再起動する
Wi-Fiの不調の原因がルーターではなく、Wi-Fiに接続している端末側にある可能性も考えられます。
例えばスマホやパソコンのRAM(メモリ)に一時データが貯まりすぎて、動作が遅くなっているのかもしれません。
その場合は、スマホやパソコンを再起動すれば、RAMがリフレッシュされます。
このように、Wi-Fiルーター以外に原因がある可能性も視野に入れておくと、問題解決に近づきますよ。
Wi-Fiルーターの場所を見直す
Wi-Fiの電波は、5GHzと2.4GHzという2つの周波数帯を使っています。
通常使う5GHz帯は、障害物の影響を受けやすいという特徴があります。
一方2.4GHz帯は、障害物には強いものの通信速度が遅いことが特徴です。
- 5GHz帯:高速通信できるが障害物の影響を受けやすい
- 2.4GHz帯:5GHz帯より遅いが障害物の影響が少ない
5GHz帯を使っている場合、屋内でもWi-Fiルーターから離れた場所では繋がりにくい可能性があります。
心当たりがある場合は、Wi-Fiルーターをできるだけ建物や部屋の端には置かないなど、設置場所を見直してみましょう。
故障の可能性を疑う
再起動や設置場所の見直しなど、手を尽くしてもまだ解決しないなら、Wi-Fiルーターが故障しているのかもしれません。
メーカーに問い合わせて確認し、必要ならば修理してもらいましょう。
Wi-Fiルーターを買い直すなら「Wi-Fi 6」対応のものを!
画像引用元:WSR-1800AX4-BK : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
Wi-Fiルーターの故障が考えられる場合は、メーカーに問い合わせてください。
ただルーターは高性能の製品がどんどん発売されているため、修理するより買い替えるほうがお得なこともあります。
買い替えることでWi-Fiが安定するだけでなく、より速く快適な通信が行えることもあります。
特に最近はWi-Fi 6という新しい規格が登場し、次世代Wi-Fiとして話題を呼んでいます。
Wi-Fi 6とは
Wi-Fi 6は、2019年にスタートしたWi-Fiの新規格です。
一世代前のWi-Fi 5のスタートが2014年でしたから、実に5年ぶりの新規格になります。
Wi-Fi規格の比較
項目 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 4 |
---|---|---|---|
利用できる周波数帯 | 2.4GHz・5GHz | 5GHz | 2.4GHz・5GHz |
最大通信速度 | 9.6Gbps | 6.9Gbps | 300Mbps |
スループット上限値 | 1Gbps以上 | 800Mbsp | 150Mbps |
MU-MIMOでの接続可能台数 | 8台 | 4台 | 0台 |
策定年 | 2019年 | 2014年 | 2009年 |
Wi-Fi 6は、Wi-Fi 5よりも通信速度がアップしています。
また、これまで人が密集する場所では、通信が混雑して通信速度も低下する傾向がありました。
しかしWi-Fi 6では安定した接続と通信が行えます。
Wi-Fi 6対応ルーターが必要
Wi-Fi 6を利用するには、まずWi-Fi 6対応ルーターが必要です。
発売されているWi-Fi 6対応ルーターの種類はまだ少ないですが、例えばバッファローの「WSR-1800AX4-BK」なら1万円未満で購入できます。
これからWi-Fiルーターを買い替えるのであれば、Wi-Fi 6対応の製品を強くおすすめします。
再起動で全部解決することもある!
以上、Wi-Fiルーターの再起動についてでした。
- 繋がらない原因が再起動で解決することも多い
- 熱やチャンネル重複が原因なら再起動で直る
- 大抵はACアダプターの抜き差しで再起動すればOK
- メーカーの案内は必ず確認すること
Wi-Fiルーターが故障以外で急に繋がらなくなる原因としては、熱がこもることやチャンネルの重複が考えられます。
これらが原因なら、再起動するだけで解決することも多いです。
再起動はACアダプターの抜き差しだけで行えるものがほとんどですが、メーカーから特別な指示がある場合は、必ずそれに従ってください。
解決しない場合はWi-Fiに接続している端末のほうに原因があったり、Wi-Fiルーターの設置場所が悪かったりする可能性もあります。
2019年にはWi-Fiの新規格Wi-Fi 6が登場し、Wi-Fi性能は格段にアップしました。
そのためもし故障していたり、どうしてもWi-Fiが繋がらない場合はWi-Fiルーターを買い替えても良いでしょう。