ブリッジモードとは?デメリットやルーターモードとの違いを解説

Wi-Fiルーターにはルーターモードとブリッジモードという2種類のモード、使い方があります。この設定を間違うとインターネットに繋がらず、設定に苦労してしまいます。今回はルーターモードとブリッジモードの違いや、ブリッジモードを使う状況など、それぞれのモードを徹底解説します。
  • 2021年12月16日
  • by.nuko

I/O DATA

この記事では、Wi-Fiルーターの「ブリッジモード」について解説します。

Wi-Fiルーターには「ルーターモード」「ブリッジモード」など複数の動作モードがありますが、違いがわからない方も多いのではないでしょうか。

この動作モードの違いを知らないと、Wi-Fiに接続しても通信できないということも起こりえます。

この記事でルーターモード・ブリッジモードの違いを確認し、必要なモードが判断できるようになってくださいね!

Wi-Fiルーターのモードについて
  • ブリッジモードでWi-FiルーターにWi-Fiルーターが接続できる
  • ONUへの接続はルーターモードでOK
  • AUTOモードなら自動的に適した設定になる

トップ画像引用元:Wi-Fiルーターを見直して快適な生活を過ごそう | IODATA アイ・オー・データ機器

ブリッジモードとは?

Start! Wi-Fi 6

画像引用元:Start! Wi-Fi 6 Wi-Fi 6で、生活が変わる。 | バッファロー

まずは、Wi-Fiルーターのブリッジモードがどんなものなのかチェックしましょう。

Wi-Fiルーターには複数の動作モードがあり、ブリッジモードもその中の1つです。

Wi-Fiルーターの動作モード
  • ルーターモード
  • ブリッジモード(APモード)
  • 中継機モード(WBモード)

ブリッジモードは、Wi-Fiルーターのルーター機能を停止した動作モードです。

ルーター機能を停止することで、Wi-FiルーターをスイッチングHUBのように使ったり、Wi-Fiの発信器として使ったりできます。

例えば、次の様なシーンでは、Wi-Fiルーターをブリッジモードに切り替えて利用します。

ブリッジモードを利用するシーン
  • プロバイダ提供のルーターに市販のWi-Fiルーターを接続する
  • ひかり電話専用ルーターに市販のWi-Fiルーターを接続する
  • ルーターから他の部屋までLANケーブルを伸ばしてWi-Fiルーターを接続する

IPoE接続の光コラボを利用している方は、プロバイダ指定ルーターのWi-Fi性能に不満を感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、市販の高性能Wi-Fiルーターをブリッジモードで接続すればOKです。

また、Wi-Fiが届かない部屋にLANケーブルで延長して、その先に新たにWi-Fiルーターを繋ぐ場合もブリッジモードを利用します。

ブリッジモードを上手に活用すれば、Wi-Fiルーター1つではWi-Fiが届かない場合でも対処できますね!

ブリッジモードのメリット・デメリット

iPhone13 Pro グリップ

続いて、ブリッジモードを利用するメリットとデメリットもチェックしましょう。

ブリッジモードのメリット
  • プロバイダー提供ルーターより高性能なWi-Fiが利用できる
  • スイッチングHUB代わりになる
ブリッジモードのデメリット
  • IPアドレスの競合が起きる可能性あり
  • 電波の競合で通信速度低下の可能性がある
  • 二重ルーターになると速度低下の可能性がある

メリット1:プロバイダー提供ルーターより高性能なWi-Fiが利用できる

ブリッジモードを利用すれば、ルーターの先に新たにWi-Fiルーターを接続できます。

そのため、プロバイダー提供のWi-Fiルーターに不満がある場合は、市販の高性能ルーターを接続することでWi-Fiの性能アップが図れます。

特にIPoE対応の光コラボでは、プロバイダー指定のWi-Fiルーターを接続しないとインターネットに接続できません。

もしプロバイダー指定ルーターでは性能不足と感じるなら、ブリッジモードで高性能ルーターを接続するといいでしょう。

メリット2:スイッチングHUB代わりになる

ブリッジモードで接続したWi-Fiルーターは、LANポートをスイッチングHUB代わりに利用できます。

最近はWi-Fi接続できる機器ばかりですが、パソコンやゲーム機にNASなど、有線接続で速度が出た方が便利なデバイスも多いですよね。

LANポートが3〜4ポート足りない状態なら、スイッチングHUB代わりにWi-Fiルーターを接続してもいいかもしれません。

デメリット1:IPアドレスの競合が起きる可能性あり

ブリッジモードを利用する際は、IPアドレスの競合に注意しましょう。

ブリッジモードのWi-Fiルーターとスマホやパソコンを接続する際、大元のルーターとは別にIPアドレスが割り振られます。

そのため、大元のルーターにも何かしらのデバイスを接続していると、IPアドレスが競合してしまう可能性があります。

IPアドレスの競合が起きると、同一ネットワーク上の機器はインターネットに接続できなくなります。

もし頻繁にネットに繋がらなくなる場合は、以下の方法で対処しましょう。

IPアドレス競合を避けるには
  • ブリッジモードで接続したWi-Fiルーターだけ使う
  • 手動でIPアドレスを割り当てる(上級者向け)

デメリット2:電波の競合で通信速度低下の可能性がある

ブリッジモードでWi-Fiルーターを接続する際、大元のルーターもWi-Fiルーターの場合は電波干渉を起こす可能性があります。

電波干渉が起こると通信速度が低下し、最悪通信できない状態になることも。

Wi-Fiルーター同士の電波干渉を避けるには、次のどちらかの対処をしておきましょう。

ブリッジモードでの電波干渉対策
  • 大元のWi-Fiルーターの無線LAN機能をOFFにする
  • Wi-Fiルーターのチャネルを変更する

設定方法はWi-Fiルーター毎に異なるので、詳しくはメーカーのサポートページを参考にしてください。

二重ルーターになると速度低下の可能性がある

ブリッジモードを利用する際は、誤ってルーターモードのまま接続しないように注意しましょう。

ルーターモードのまま他のルーターに接続すると、「二重ルーター」の状態になり、通信速度が遅く不安定になる可能性があります。

また、NASやリモートデスクトップを利用している場合、二重ルーターになると外部からのアクセスができなくなります。

一応、セキュリティが強くなるというメリットはありますが、デメリットの方が多いので二重ルーターには十分注意しましょう。

ブリッジモードとルーターモードの違い

Wi-Fiイメージ

続いて、ブリッジモードとルーターモードの違いについて見ていきましょう。

動作モードのポイント
  • ブリッジモード=ルーター機能OFF状態
  • ルーター機能は複数デバイスのネット接続に必須

ブリッジモードはルーター機能OFF状態のこと

先の解説でも触れましたが、ブリッジモードはWi-Fiルーターの「ルーター機能をOFFにした状態」を指します。

動作モードの違い
  • ブリッジモード:ルーター機能OFF
  • ルーターモード:ルーター機能ON

ブリッジモードとルーターモードの違いは、ルーター機能がONなのかOFFなのかの違いということです。

ルーター機能は複数デバイスのネット接続に必須

ルーター機能がONの状態になると、Wi-Fiルーターは次の役割を持ちます。

ルーター機能の役割
  • 自宅等のネットワークとインターネット間の橋渡し
  • 複数のデバイスの同時接続
  • 通信内容に応じて必要な速度が出るよう調節

つまり、スマホやタブレットなど複数のデバイスをインターネットに接続するには、ルーター機能が必須ということです。

しかし、二重ルーターになってしまうと通信が不安定になり、速度低下や通信遮断の原因になります。

そのため、光回線事業者やプロバイダーから提供される機器いルーター機能があるか否かで、ブリッジモードとルーターモードのどちらを使うか判断しましょう。

動作モードの判定基準
  • ONU等にルーター機能あり:ブリッジモードで接続
  • ONU等にルーター機能なし:ルーターモードで接続

なお、最近のWi-Fiルーターの多くは、ブリッジモードとルーターモードを自動判別する「Autoモード」を搭載しています。

手動でモード切り替えが不安な方は、基本的にAutoモードで運用する方がいいでしょう。

ブリッジモードが使えるおすすめWi-Fiルーター3選

メッシュWi-Fi

最後に、ブリッジモードが使えるWi-Fiルーターの中から、特におすすめの3機種を紹介します。

Aterm WG2600HS2

Aterm WG2600HS2

画像引用元:Aterm WG2600HS2 | 製品一覧 | AtermStation

WG2600HS2は、NEC独自技術で電波強度をアップしたWi-Fi5対応ルーターです。

Aterm WG2600HS2のスペック

Aterm WG2600HS2
無線LAN規格IEEE802.11 a/b/g/n/ac
最大速度1,733Mbps
同時接続最大18台
セキュリティWPA、WPA2、WPA3、WEP
有線LANポート4ポート
有線LAN最大速度1Gbps
簡単セットアップ機能WPS
IPv6
ビームフォーミング
MU-MIMO
中継機能
バンドステアリング-

電波を届きやすくする独自技術「ハイパワーシステム」で、戸建てでもマンションでも使えます。

ビームフォーミングやIPv6対応など、必要最低限の通信機能はバッチリ押さえています。

価格も6,000円台とお手頃なので、あまりコストをかけたくない方におすすめのWi-Fiルーターです。

AirStation WSR-5400AX6S

WSR-5400AX6S

画像引用元:WSR-5400AX6S-MB : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー

WSR-5400AX6Sは、高速かつ多機能な高性能Wi-Fiルーターです。

AirStation WSR-5400AX6Sのスペック

AirStation WSR-5400AX6S
無線LAN規格IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
最大速度4,803Mbps
同時接続最大30台
セキュリティWPA、WPA2、WPA3、WEP
有線LANポート4ポート
有線LAN最大速度1Gbps
簡単セットアップ機能WPS、AOSS
IPv6
ビームフォーミング
MU-MIMO
中継機能
バンドステアリング

最大4,803Mbpsと同時接続30台で、スマホだけでなく様々なデバイスをWi-Fi接続できます。

また、ビームフォーミングやバンドステアリングなど豊富な通信機能を備え、スペック以上に快適なWi-Fi環境を構築できるでしょう。

さらにメッシュWi-Fiも使えるので、1台で賄えない部屋があっても、対応子機を用意すれば簡単に対応できます。

価格は15,000円前後と比較的高額なモデルですが、高性能なWi-Fiルーターを使いたい方におすすめです。

AirStation WXR-6000AX12S

WSR-6000AX12S

画像引用元:WXR-6000AX12S : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー

AirStation WXR-6000AX12Sは、現時点で最高峰の性能を誇るWi-Fiルーターです。

有線LANは10Gbpsに対応しているので、NURO光 10Gsなど超高速回線を契約する方に特におすすめです。

AirStation WXR-6000AX12Sのスペック

Aterm WXR-6000AX12S
無線LAN規格IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
最大速度4,803Mbps
同時接続最大36台
セキュリティWPA、WPA2、WPA3、WEP
有線LANポート4ポート
有線LAN最大速度10Gbps
簡単セットアップ機能WPS、AOSS、AOSS2
IPv6
ビームフォーミング
MU-MIMO
中継機能
バンドステアリング

Wi-Fiの最大速度はWSR-5400AX6Sと同等ですが、露出している指向性アンテナと内蔵アンテナが4本ずつあり、電波の届き易さはピカイチです。

1台あれば、大抵のお宅は電波が届かない部屋はなくなるでしょう。

万が一電波が届かない部屋があっても、対応子機で簡単にメッシュWi-Fiを構築できます。

メッシュWi-Fi利用中は電波干渉も自動回避してくれるので、確実にWi-Fiを行き渡らせたいなら最適な1台になるでしょう。

Wi-Fiが届きにくいならブリッジモードを活用しよう!

AQUOS R6 ディスプレイ

今回は、Wi-Fiルーターのブリッジモードについて解説しました。

ルーターの動作モードまとめ
  • ブリッジモードでWi-FiルーターにWi-Fiルーターが接続できる
  • ONUへの接続はルーターモードでOK
  • AUTOモードなら自動的に適した設定になる

ブリッジモードを利用すれば、Wi-Fiルーターの後ろに新たにWi-Fiルーターが接続できます。

今使っているWi-Fiルーターの取り外し不可で、かつスペックに不満があるなら、好きなWi-Fiルーターをブリッジモードで接続すれば解決します。

ただし、複数のWi-Fiルーターを利用すると、IPアドレス重複や電波干渉には注意が必要です。

また、ブリッジモードに対応したおすすめWi-Fiルーターは次の通りです。

今使っているWi-Fiルーターが取り外せない方は、今回の解説を参考にブリッジモードで新しいWi-Fiルーターを接続してみてください!

この記事を書いた人
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います!