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iPhoneやiPadをWi-Fiに繋いでいるとき、通信速度が遅くてイライラしたことはないでしょうか。
今回はWi-Fiが遅い時に考えられる原因とその対処法をまとめました。
困ったときにすぐに対応できるよう、ぜひ一読してください。
- 端末に問題:再起動やネットワーク設定の見直しを
- ルーターに問題:再起動や配置場所の変更を
- 回線の問題:時間帯や通信障害のチェックを
トップ画像引用元:Apple
Wi-Fiが遅い時に考えられる原因9つ
画像引用元:UQコミュニケーションズ
Wi-Fiが遅い時に考えられる原因は大まかに3つあります。
「端末(iPhone/iPad)の問題」・「Wi-Fiルーターの問題」・「回線の問題」です。
端末に問題がある場合、設定を変えて解決することもあれば、修理が必要な場合もあります。
ルーターや回線に問題があるときは、いくら端末を直してもWi-Fiは遅いままになってしまいます。
ここではWi-Fiが遅い時に考えられる原因を紹介するので、ひとつひとつチェックして、どこに問題があるのか確認するようにしましょう。
- OSバージョンが古い
- アプリを多重起動している
- ブラウザのキャッシュが溜まっている
- Wi-Fiルーターの位置が悪い
- Wi-Fiルーターへの接続台数が多い
- 電波干渉が起きている
- Wi-Fiルーターに負担がかかりすぎている
- 回線が込み合っている
- プロバイダの問題
原因1:OSバージョンが古い
「端末(iPhone/iPad)の問題」として、OSバージョンが古いことが考えられます。
OS(オペレーティングシステム)はその端末を操作するためのシステムのことで、Wi-Fi速度を遅くする原因の1つです。
アプリなどのアップデートは端末のOSが最新であることを前提に行われることから、iPhoneやiPadで古いOSを使っていると情報処理が遅くなる可能性があります。
原因2:アプリを多重起動している
iPhoneやiPadで複数のアプリを起動していると、端末そのものの動作が遅くなります。
さらに通信機能のあるアプリなら通信速度も遅くなるため、「Wi-Fiが遅い」と感じるようになるでしょう。
そのとき使っていないアプリでも、バックグラウンドで起動されているとiPhoneやiPadのメモリが割かれてしまうため遅くなる原因にもなります。
また、起動していないアプリにもメモリは使われているため、アプリをたくさんダウンロードしている場合もWi-Fiが遅くなってしまいます。
原因3:ブラウザのキャッシュが溜まっている
Google ChromeやSafariを使っていて遅いと感じる場合は、ブラウザのキャッシュが溜まっている可能性があります。
Wi-Fi本体やWi-Fi通信に問題がなくても、利用しているブラウザが重いと通信速度が遅くなるため「Wi-Fiが遅い」と感じる原因になります。
特にパソコンと同期して履歴やブックマークを共有している場合、iPhoneやiPadでも大量の履歴データを読み込んでしまい、なかなか通信が進まないことも。
ブラウザのキャッシュが溜まっているのは端末の問題なので、iPhoneやiPadから履歴やキャッシュを確認するようにしましょう。
原因4:Wi-Fiルーターの位置が悪い
「ルーター端末の問題」の1つとして、Wi-Fiルーターの位置が悪いことが考えられます。
Wi-Fiルーターの設置場所とiPhoneやiPadに距離があると、間にある障害物のせいで電波をスムーズに受信できなくなる可能性があります。
特にコンクリートや金属は電波をブロックしてしまうため、Wi-Fiルーターの場所を確認するようにしましょう。
原因5:Wi-Fiルーターへの接続台数が多い
Wi-Fiルーターへ同時接続できる台数は、端末によって決められています。
家に据え置きで使うタイプなら10台以上、モバイルWi-Fiなら5~10台が一般的です。
家族でWi-Fiルーターを共有している場合、家族全員のスマホだけでなくタブレットやパソコン、ゲーム機、テレビなどが1つのWi-Fiルーターに接続されている可能性も高いでしょう。
多くの端末を同時に接続すると、回線が混雑して通信速度が遅くなってしまいます。
原因6:電波干渉が起きている
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzの2つの周波数があります。
2.4GHz周波帯は電子レンジやコードレス電話機など多くの機器で利用されていることから、電波の干渉が起こりやすいです。
電波の干渉が起こるとWi-Fi接続も不安定になるため、通信が遅くなる可能性があります。
原因7:Wi-Fiルーターに負担がかかりすぎている
Wi-Fiルーターに負担がかかり電波の受信状況が悪くなると、iPhoneやiPadの通信速度も遅くなります。
例えば常に接続し続けているとWi-Fiルーターが「熱暴走」を起こして不調になることも。
また、ルーターやLANケーブルが古いことも問題です。
Wi-Fiルーターは、本体は4~5年、通信規格は2~6年が寿命の目安だと言われています。
経年劣化することで通信速度が落ちたり、使っている間に通信規格が変わることで速度が落ちたりするので、まずは何年使っているかチェックしてみましょう。
原因8:回線が込み合っている
「回線の問題」の1つとして、込み合っている時間に使用していることが挙げられます。
通勤・通学やランチの時間など、回線が混雑しやすい時間帯にインターネットを使うと、通信速度は遅くなりやすいです。
原因9:プロバイダの問題
最大通信速度は契約するプロバイダによって異なるため、プロバイダが原因でWi-Fiが遅いと感じているかもしれません。
また、プロバイダは何らかの通信トラブルが起きたときに、帯域制限して通信速度を落とすことがあります。
この場合はプロバイダの復旧を待つしかありません。
Wi-Fiが遅い時にできる対処法9つ
画像引用元:楽天モバイル
Wi-Fiが遅い原因をふまえて対処法を見ていきましょう。
iPhoneやiPadなど端末で対処する方法だけでなく、Wi-Fiルーターに関する対処法も紹介していきます。
- 端末を再起動する
- 機内モードをオン・オフにする
- OSをアップデートする
- 不要なアプリを消す
- ブラウザのキャッシュ削除
- iPhoneケースを外す
- ネットワーク設定をリセットする
- Wi-Fiルーターを再起動する
- Wi-Fiルーターの位置を変える
対処法1:端末を再起動する
まずはiPhoneやiPadを再起動してみましょう。
何かトラブルが起きたとき、再起動することで解決するパターンは結構あります。
対処法2:機内モードをオン・オフにする
Wi-Fiが遅い時、一度、機内モードをオンにしてからオフに戻すことで、通信速度が改善されることがあります。
Wi-Fiだけでなく4G回線にうまく接続できない場合にも使われる定番の対処法なので覚えておきましょう。
対処法3:OSをアップデートする
以前、iOS6のバージョンでWi-Fi接続の問題が発生していたことがありました。
また、iOS8ではWi-Fiが不安定だという報告もあるため、OSは常に最新バージョンをアップデートしておきましょう
「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」で「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されていればOKです。
対処法4:不要なアプリを消す
アプリでダウンロードやストリーミングをしていると、使用できる回線の容量を占領してしまうことがあります。
特に重たいアプリを使用しているときは、他のアプリは起動しないようにしましょう。
さらに普段からあまり使っていないアプリをアンインストールすることで、Wi-Fi速度の改善が期待できます。
対処法5:ブラウザのキャッシュ削除
ブラウザの通信が重い場合は、ブラウザの「履歴」と「キャッシュされた画像とファイル」を削除しましょう。
長期間、削除せずに履歴やキャッシュが溜まっていると、ページの読み込みが遅くなってしまいます。
対処法6:iPhoneケースを外す
ほとんどのiPhoneケースはWi-Fiの電波を邪魔することはありませんが、金属製のケースでは時々通信の妨げになることがあります。
金属製のケースを使っている人は、シリコンやプラスチック、レザーなどのケースに交換することで、通信速度が改善するかもしれません。
対処法7:ネットワーク設定をリセットする
これまでの対処法がすべてうまく行かなかった場合、ネットワーク設定をリセットしてみましょう。
Wi-Fi設定のパスワードやペアリング情報といったネットワークに関する全般的な設定を全てリセットして接続し直すことで、Wi-Fi速度も元に戻ることが考えられます。
設定アプリを開き、「一般」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセットする」をタップし、パスコード入力すると再起動とリセットが実行されます。
対処法8:Wi-Fiルーターを再起動する
iPhoneやiPadに問題がない場合、Wi-Fiルーターを再起動させましょう。
Wi-Fiルーターの電源を切って1分ほど置いてから、再び電源を入れ直すと正常に接続できるようになることがあります。
対処法9:Wi-Fiルーターの位置を変える
Wi-FiルーターとiPhoneやiPadの距離が近くなるよう、ルーターは家の真ん中に置くのがおすすめです。
できれば部屋の高い所に置いて、家具などの障害物を減らすのもいいでしょう。
iPhone/iPadだけWi-Fiが遅い場合は?
iPhoneやiPadだけWi-Fiが遅い場合は、Wi-Fiルーターではなく端末側に問題があると考えられます。
そのため、まずは前述した対処法1~7を実行してみましょう。
もしそれでも解決しないときは、Wi-Fiの接続先を2.4GHz帯から5GHzに変更するのがおすすめです。
2.4GHz周波帯は「強い・遠くまで電波を飛ばせる」という特徴がありますが、電子レンジなどあらゆる家電で使われているため、電波干渉によりiPhoneの通信が不安定になることがあります。
5GHz周波帯は基本的にルーター以外では使用されていないため、安定した通信になりやすいです。
実際に2.4GHz帯から5GHz帯に変えたことで、下り102Mbps/上り79Mbpsから、下り144Mbps/上り89.2Mbpsに改善されたケースもあります。
ひとつひとつ対処してWi-Fiを速くしよう
今回はiPhoneやiPadのWi-Fi接続が遅いときに考えられる原因と対処法を紹介しました。
iPhoneやiPad本体だけでなくWi-Fiルーターが問題になることもあるため、ひとつひとつ確認しながら適切に対処しましょう。
- 端末に問題:再起動やネットワーク設定の見直しを
- ルーターに問題:再起動や配置場所の変更を
- 回線の問題:時間帯や通信障害のチェックを