
この記事では「WiMAX(ワイマックス)とは何か?」について分かりやすく解説していきます。
お家でインターネット環境を整えるにはWiFiや固定回線、そしてWiMAXなどの方法があります。
WiFiとWiMAXの仕様は違うものですが、とても密接な関係性にあります。
また、WiMAXのメリット・デメリットも合わせて解説していきますので、WiMAXの利用を考えている方はぜひチェックしてみてください。
WiMAXのおすすめプロバイダ6選と機種の選び方【2020年最新】トップ画像引用元:【公式】Broad WiMAX(ワイマックス)| 工事不要のWi-Fiルーター
WiMAX(ワイマックス)とは?
画像引用元:【公式】UQ mobile・UQ WiMAX|UQコミュニケーションズ
まず、WiMAXとは何かをみていきましょう。
WiMAXは、携帯電話の3GやLTE等と同じ移動体通信方式(無線通信)の規格の一つです。
携帯電話の3GやLTE規格と比較されることが多いですが、大きな違いとしてWiMAXは通話することが出来ません。
完全にインターネット専用のサービスです。
WiMAXが日本で一般向けにサービス開始されたのは2009年です。
当時は、今のようにLTEがない時代だったので、無線通信で下り(ダウンロード)40MbpsのWiMAXは、かなり高速な無線通信(携帯電話の3G端末で10Mbps)でした。
ですが現在は、WiMAX2+(ワイマックスツープラス)とよばれる新しい規格が主流となり、下りの最高速度は1.2Gbpsとより高速な通信環境が実現されています。
今からならWiMAX2+を!
これからWiMAXの利用を考えている人はWiMAX2+を選びましょう。
従来の旧回線WiMAXは2020年3月31日に終了します。
これから契約する方は旧回線を勧められることはほとんどないと思いますが、現在WiMAXを登録している方は自分の回線がWiMAX2+かを確認しましょう。
現在、日本でWiMAX通信網をもっているのはUQコミュニケーションズ(KDDIグループ傘下)のみです。
光回線と同じように通信網はUQコミュニケーションズが提供していますが、プロバイダは多数あり、そのプロバイダによってキャンペーンや月額料金が異なります。
- インターネット専用の無線通信
- 無線通信なのでどこでも快適に使用することができるが、固定通信に比べ安定感が低い
- WiMAX史上最速の下り最大1.2Gbpsが実現している
- WiMAXを利用するなら、最新のWiMAX2+を
- WiMAXはUQコミュニケーションズの傘下
- プロバイダによってキャンペーンや月額料金がことなる
WiFiとWiMAXってどっちがいいの?
WiFiとは無線LANの規格のことで、無線LANのLANはLocal(局地的な)Area(地域の)Network(ネットワーク)の略です。
その名前のとおり、アクセスポイントから電波が届くエリア限定で無線通信を行うことができます。
WiFiルーターや、ポケットWiFiの機種によって電波の届く範囲や電波の強さは異なります。
WiMAXがWiFiより優れている点
画像引用元:おうちの高速WiFi ネットはWiMAX|【公式】UQ WiMAX|UQコミュニケーションズ
次に、ポケットWiFiと比較してWiMAXはどの部分が長けているのかをみていきましょう。
WiMAXとWiFiを比較した時のメリットは以下のようなものがあります。
- モバイルインターネット(ポケットWiFi)としては最も速い
- 月額最安値で使用できる
- 最短で申し込み当日から使用可能
これらの項目をそれぞれ解説していきます。
モバイルインターネットとしては最も速い
画像引用元:UQ WiMAX回線の魅力 |【公式】Broad WiMAX
WiMAXの最新規格であるWiMAX2+の下り最大速度は1.2Gbpsです。
光回線であるフレッツ光プレミアムが1Gbpsなので、モバイル回線なのに少し昔の光回線以上の通信速度を誇ります。
現在、WiMAX2+と同等の通信速度を持つモバイル回線としてドコモの次世代LTE(LTE-Advanced)のサービスが始まりましたが、このサービスよりも高速です。
使用する時の環境などで通信速度は左右しますが、これだけの速度を実現できるWiMAXはストレスフリーで使用できるでしょう!
月額最安値で使用できる
画像引用元:UQ WiMAX回線の魅力 |【公式】Broad WiMAX
月額使用料も他社と比べて安いです!
キャンペーンやサービスによって異なると思いますが、最大3ヶ月間2,726円〜で使用することができます!
また、スマホや固定電話の契約とは違い、端末代金やプロバイダー料金も必要ないのでお得です。
最短で申し込み当日から使用可能
画像引用元:UQ WiMAX回線の魅力 |【公式】Broad WiMAX
WiMAXは、最短で申し込み当日から使用することができます。
ポケットWi-Fiで現在人気のどんなときもWiFiは即日発送で、最短でも翌日からの利用になります。
WiMAXでは店舗受け取りサービスも開始されたので、自身の状況に合わせて受け取り方法を選ぶことも可能です。
固定回線と比べるとWiMAXはどう?
固定回線といえば、1Gbpsや2Gbpsが主流となりつつある光回線があります。
WiMAX2+は最大1.2Gbpsと光回線に劣らない通信速度を持ちます。
ここではWiMAXと固定電話を比較し、メリットをみていきます!
WiMAXと固定回線を比較した際のメリットは?
WiMAXと固定回線を比較した際のメリットについてみていきましょう。
WiMAXと光回線などの固定回線を比較した時のメリットは以下のようなものがあります。
- 開設工事が不要
- 月額料金が安い
メリット① 開設工事が不要で簡単に始められる
光回線などの固定回線は利用する前に開設工事が必要ですが、WiMAXでは工事が不要です。
なので固定回線より気軽に始めることができます。
また、固定回線のインフラが設備されていない学校や会社の寮、マンションなどでも工事なしで高速通信できるのもポイントです。
また、固定回線の場合、引越しや事務所の移転などをするたびに必要があれば開設工事が発生しますが、WiMAXは移動後も通信可能エリアであれば、すぐに通信することができます。
メリット② 月額料金が安い
WiMAX2+の月額料金は25ヶ月以降でも3,880円です。(UQコミュニケーションズ2020年2月現在の料金。)
フレッツ光西日本の月額料金はプロバイダ料金込みで5,000円前後(ファミリータイプ)、auひかりは5,200円と光回線に比べると月額料金が安いことがわかります。
スマホなどのモバイルデータ通信を比較すると、格安SIMでは月額料金が1,000円などとWiMAXよりも安いですが、データ使用量の制限があります。
制限を気にせずネットを使いたい人にとっては、通信規制がないに等しいWiMAXの方をおすすめします。
WiMAXは本当にメリットばかり?デメリットは?
次は、WiMAXのデメリットについてです。
WiMAXと光回線などの固定回線を比較した時のデメリットは以下のようなものがあります。
- 光回線に比べると通信速度が遅い
- 電波が入らないリスクがある
各項目を解説していきましょう!
デメリット① 通信速度
光回線は1~2Gbpsと超高速になっています。
WiMAX2+で1.2bpsなので、光回線に比べてやや速度が負けています。
ただ、動画のダウンロードや視聴するにしても100Mbpsもあれば十分と言われているので、WiMAX2+でも速さは十分かもしれません。
デメリット② 電波が入らないリスク
WiMAXで使っている電波の周波数は2.5GHzとLTEの周波数(2GHz)よりも高周波帯です。
周波数が高ければ高いほど速い通信になりますが、障害物などによる劣化が起こりやすく減衰しやすい性質を持ちます。
すなわち、WiMAXはLTEより電波安定性が悪くなります。
基地局が多ければ、どこか拾いやすい電波を発信する基地局がある確率が増えるのですが、現状では、LTEに比べても基地局は少ないです。
そのため、WiMAXのエリア内でも電波を発信する基地局とルーターの間に山やビル等があると電波が入らないことがあります。
電波が入らない可能性があるなら使えない?
契約してみたのはいいが、家にいても電波が入らないのであれば使用することはできません。
事前に電波が入るかどうかを確認する方法があります。
確認方法は以下のようになります。
- 住所で確認する
- レンタルして実際に確認する
どの方法も簡単かつ時間も多くを要しません!
方法① 住所で確認
UQモバイルコミュニケーションズの公式ホームページにて、住所を入力すると、電波が届くエリアかどうかを判定することができます。
ですので、事前に使用する住所で確認してみましょう!
方法② レンタルして実際に確認
住所で電波が入るとなっても前述のとおり、壁などに弱いWiMAXなので家や周囲の壁などによる電波障害については住所ではわかりません。
そんな不安をもったまま契約して結局家の中でぜんぜん使えないということになると悲惨です。
そのようにならないために、UQコミュニケーションズはモバイルルーターの貸し出しを行っています。
契約前に15日間モバイルルーターを借りることができるので、実際に使うところで電波の入り具合を確認できるので、契約後に電波が入らないということはありません。
モバイルルーターってなに?
WiMAXのサービスを受けるためには、モバイルルーターとよばれる機器が必要です。
モバイルルーターはWiMAX通信網と接続する機能を持ちます。
モバイルルーターとスマホやタブレット、パソコン等をWiFiで接続し、インターネットに繋ぐことができます。
WiMAXは専用のモバイルルーターがなければ原則使うことができません。
モバイルルーターも機種によって性能が変わり、中にはLTEを受信することが出来ない機種もあるので注意が必要です。
大きさはスマホよりやや小さいくらいのポケットサイズですが、常備していないといけないので基本的に鞄を持ち歩かない人にとっては荷物がかさばります。
また、モバイルルーターは電子機器なので充電が必要です。
バッテリーは6時間~8時間程度(通信時)持つと言われていますが、充電が切れてしまうとスマホ同様使えなくなるので注意が必要です。
WiMAXを使う他のメリットはなに?
画像引用元:Speed Wi-Fi NEXT W06 | 【公式】Broad WiMAX
WiFiや固定回線との比較は行いましたが、WiMAXを使うその他のメリットはないでしょうか。
ここでは以下の4つの点をピックアップして詳しく解説していきます。
- 通信量無制限プランがある
- オプションでauのLTE回線が使える
- auユーザーはスマートバリューも可能
- 魅力的な新規申し込みキャンペーン
ギガ放題プランで無制限
画像引用元:WiMAX ギガ放題プラン
WiMAXは月間7GBを超えると速度規制がかかります。
通信制限を無くすのであれば、無制限プランである「ギガ放題プラン」の契約をおすすめします。
ギガ放題プランは、契約から最大3ヶ月間月額2,726円で使用することができます。
また、25ヶ月以降でも4,011円〜で使用できるので、携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の通信制限がかかってしまっても快適に使用することができます!
オプションでauのLTE回線が使える
画像引用元:au
WiMAXを提供しているUQコミュニケーションズは、KDDIグループの会社なので同じグループ企業であるauのLTE回線を使うことができます。
WiMAXのエリアが入らない地域でもインターネットを利用したいときに有効です。
ただし、オプションなので別途月額料(1,005円)が必要で、通信量の制限(7GB)があるので注意が必要です。
auユーザーはauスマートバリューも可能
画像引用元:auスマートバリュー mine | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
WiMAXを提供しているUQコミュニケーションズはKDDIグループの会社なのでauスマホとセットで割引されるauスマートバリューを適用できます。
WiMAXでは、auスマートバリューmineとよばれています。
通常のauスマートバリューは家族を含めて複数人に適用可能でしたが、auスマートバリューmineはWiMAX1回線に付きスマホ1台のみに適用されます。
適用される条件は、標準的なWiMAXのプランであるUQ Flatツープラス ギガ放題とUQ Flatツープラス auスマホ割(2年もしくは4年)加入時で、割引額は月額最大1,000円です。
魅力的な新規申し込みキャンペーンや月額料金
WiMAXはUQコミュニケーションズが提供している通信サービスですが、インターネットをするためにはプロバイダ機能が必要です。
最近は、UQコミュニケーションズ以外の会社がWiMAXを利用し、プロバイダ機能を持たせてサービスを提供しています。
主にWiMAXのプロバイダや代理店、販売店が独自のキャンペーンを行っています。
So-net
画像引用元:WiMAX 2+ルーターは比べてお得なソネット | So-net
So-netではポケットWi-FiとWiMAXの両方のサービスを提供しています。
- モバイルルーターの購入・3年契約プランであればLTEオプション料が無料
- 月額料金割引(毎月500円を36ヶ月)
- ホームルーターでも回線工事が不要
- auスマホであれば毎月最大1,000円割引
先ほど紹介したスマートバリュー mineを提供しているため、auユーザーであれば月額で最大1,000円お得に利用ができます。
GMOとくとくBB
画像引用元:GMOとくとくBB|運営実績20年以上のおトクなプロバイダー
GMOとくとくBBでは最大88,988円お得に利用できる魅力的な特典満載のWiMAXサービスです。
- 端末機種代金が無料
- 月額料金が割引されるので30,808円相当お得に
- LTEオプションが無料
- 2,000円のキャッシュバック
注目すべきポイントは申し込みで2,000円のキャッシュバックがもらえる点です。
キャッシュバックを行っている会社は非常に少ないのでGMOとくとくBBの大きな特徴ともいえます。
WiMAXのデメリットはない?
ここまでWiMAXの便利なポイントやメリットを見てきましたが、WiMAXにデメリットはないのでしょうか?
WiMAXのデメリットとして挙げられるのが、契約が自動更新で更新月以外に解約すると解約金が必要になる点です。
現在WiMAXの契約期間は原則2年で、解約月以外に解約すると以下のように違約金が発生してしまいます。
- 初月~13ヶ月目:19,000円
- 14ヶ月目~25ヶ月目: 14,000円
- 26ヶ月目以降:9,500円
解約をする際は、更新月を把握した上で行いましょう。
また、計画的に契約することをおすすめします。
WiMAXを始める方にお得なキャンペーン
現在、WiMAXではWiMAXを始める方を対象に行われているキャンペーンがあります。
その名も、WiMAXスタートキャンペーン。
このキャンペーンには、3つの特典があります。
- 実質初期費用0円!18,857円割引特典
- 最新機種含む全端末無料特典
- 違約金当社負担乗り換え特典
どの特典も高額割引で契約者からしたら嬉しいものばかりです。
各特典を解説していきましょう!
特典1:実質初期費用0円!18,857円割引特典
画像引用元:WiMAX(ワイマックス)キャンペーン | 【公式】Broad WiMAX
キャンペーン期間:2016年3月1日~終了未定
この特典内容は、Webフォームから「月額最安プラン」を「クレジットカード」払いで申し込みをし、「指定オプションサービスに初回加入」された場合、初期費用を18,857円割引されます。
初めてWiMAXを利用する方でも、手軽に始められるキャンペーン内容になっています!
対象端末は以下のようになります。
- Speed Wi-Fi NEXT WX06(モバイル)
- Speed Wi-Fi NEXT W06(モバイル)
- WiMAX HOME02(ホーム)
- Speed Wi-Fi HOME L02(ホーム)
最新端末も対象になっています。
契約をするのであれば、活用するべきでしょう!
特典2:最新機種含む全端末無料特典
画像引用元:全端末0円キャンペーン | 【公式】Broad WiMAX
キャンペーン期間:2016年3月1日~終了未定
特典内容は、キャンペーン期間内に新規申し込みした方を対象に購入する端末代金が0円になります。
- Speed Wi-Fi NEXT WX06(モバイル)
- Speed Wi-Fi NEXT W06(モバイル)
- WiMAX HOME02(ホーム)
- Speed Wi-Fi HOME L02(ホーム)
最新端末も対象になっています。
本キャンペーンは、終了予定日が記載されていないため予告なく終了する可能性があります。
ですので、早めの利用をおすすめします。
特典3:違約金当社負担乗り換え特典
画像引用元:契約解除料負担の乗換キャンペーン | 【公式】Broad WiMAX
キャンペーン期間:2019年12月23日~終了未定
本特典は、乗り換えをする方を対象に行われているキャンペーンです。
現在利用中のインターネットからBroad WiMAXへ乗り換えした方の初期費用、契約解除料をWiMAXが負担するという内容になります。
画像引用元:契約解除料負担の乗換キャンペーン | 【公式】Broad WiMAX
初期費用、契約解除料がなくなる分、他社よりも月額料金を抑えることができるのでお得です。
適用条件は、以下の3つです。
- 月額最安プラン(ギガorライト)の申し込み
- クレジットカード払い
- 安心サポートプラス、MyBroadサポート加入
安心サポートプラス、MyBroadサポートの加入が面倒ですが、適用しているのであれば利用するべきでしょう!
様々な場所でWiFiを使用する方にはWiMAXは最適
通信速度が速く価格も比較的安価で速度制限の規制がないに等しいWiMAXは、外出時でもインターネットを頻繁に利用する方に最適です。
高速で速く通信制限もないに等しいため、家の固定回線を解約して、家でも外でもWiMAXを利用して通信にかかるコストを減らしている人も多数います。
しかしWiMAXも無敵では有りません。
環境によっては非常に電波が悪くなることがあります。
契約する前に実際にモバイルルーターをレンタルして通信速度を確認できるサービスがあるので、使いたいところの電波状態を確認できるのもポイントです。
月額2000円台で使えるポケットWiFi・WiMAXをご紹介【2020年9月最新】