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この記事では、Xiaomi 11Tの実機を入手しましたので評価レビューを行います。
Xiaomi 11TはXiaomiがフラグシップモデルとして2021年11月に発売したスマートフォンで、11Tと11T Proの2種類があります。
今回レビューするのは、標準モデルであるXiaomi 11Tです。
Xiaomi 11Tの実機を用いてスペックやメリット・デメリットについて詳しくレビューしますので、購入を検討している人は参考にしてください。
- 2021年11月5日(金)発売
- Xiaomi 11Tシリーズの標準モデル
- ハイミッドレンジモデルでコスパが良い
- メモリは8GB、ストレージは128GB
- 6.67インチ AMOLED大型デスプレイ
- 1億800万画素の広角カメラ
- おサイフケータイ、SDスロット非対応
- 価格は5万円前後
Xiaomi 11Tの発売日
日本版のXiaomi 11Tは、2021年11月5日に発売され、スペックの高いXiaomi 11T Proも同時に登場しています。
2機種の違いは主にCPUで、Xiaomi 11TはMediaTek Dimensity 1200-Ultra、ProはSnapdrago 888です。
- 2021年11月5日(金)
- Xiaomi 11Tの上位モデルとして11T Proも同時発売
- Xiaomiの直販サイト・MVNOや家電量販店で販売
Xiaomiの直販サイトのほか、MVNOや家電量販店でも取り扱われるため入手しやすいスマートフォンです。
Xiaomi 11Tの価格
画像引用元:Xiaomi 11t
Xiaomi 11TはシャミやMVNO経由で販売されており、価格は以下の通りです。
Xiaomi 11Tの価格 | ||
---|---|---|
Xiaomi直販 | 54,800円 (11月28日まで52,060円) | 公式サイトを見る |
mineo | 51,480円 | |
IIJimio | 47,850円 (11月30日まで 乗り換え限定27,800円) |
Xiaomi 11TはXiaomi直販サイトでは54,800円ですが、2022年8月現在、端末価格の割引を行なっており43,840円で購入できます。
OCN モバイル ONE、mineo、IIJmiodでは43,500円、mineoは51,480円、IIJimioは47,850円です。
IIJimioは2022年8月31日までの乗り換えに限り、一括27,800円で購入でき最もお得です。
どこで購入しても4〜5万円台で購入できるため、「コスパの良い端末」です。
Xiaomi 11Tのスペックを評価レビュー
画像引用元:Xiaomi 11t
Xiaomi 11Tのスぺックについて解説します。
Xiaomi 11Tのスペック
Xiaomi 11T | |
---|---|
サイズ | 幅:76.9mm 高さ:164.1mm 厚み:8.8mm |
重量 | 203g |
画面サイズ | 6.67インチ |
OS種類 | MIUI 12.5(Android 11準拠) |
CPU | MediaTek Dimensity 1200-Ultra |
CPUコア数 | オクタコア |
ストレージ(ROM) | 128GB |
メモリ(RAM) | 8GB |
インターフェース | USB Type-C |
画面解像度 | 2,400x1,080 |
背面カメラ | 広角:180MP 超広角:8MP テレマクロ:5MP |
バッテリー | 5,000mAh |
前面カメラ | 16MP |
カラー | セレスティアブルー ムーンライトホワイト メテオライトグレー |
発売日 | 2021年11月5日 |
詳細 | Xiaomi 11Tレビュー |
Xiaomi 11Tは最近のスマホにしては珍しく、パッケージが豪華です。
- Xiaomi 11T本体
- アダプター
- USB Type-C ケーブル
- SIMピン
- 保護ケース
- クイックスタートガイド
- 保証に関するお知らせ
柔らかいクリアタイプの保護ケースや、急速充電ができる67Wの充電器が同梱しています。
別途購入せずにすぐに急速充電が利用できるのは嬉しいポイントです。
今回入手したのはXiaomi 11Tのメテオライトグレーです。
メモリは8GB、ストレージは128GBのミッドレンジモデルで、ディスプレイは6.67インチと大型スマホになります。
背面にはブラッシュメタル仕上げで、ツルツルしておりかなり反射します。
CPUはMediaTek Dimensity 1200-Ultra搭載
Xiaomi 11TのCPUは「MediaTek Dimensity 1200-Ultra」を搭載しており、性能はSnapdragon 870と同程度とされます。
Snapdragon 888には劣りますが、Snapdragon 855よりもやや上といった感じでしょうか。
ハイスペックモデルには劣るもの、ミッドレンジモデルとしては性能が高く「ハイミッドレンジ」スマホと呼んで差し支えありません。
ちなみに上位モデルに当たるXiaomi 11T ProはSnapdragon 888を搭載しています。
Xiaomi 11Tのストレージ
Xiaomi 11Tのストレージは128GBです。
購入して特にアプリをダウンロードしていない状態でOS等で約27GB使用しており、残りストレージは100GBです。
100GB以上の空き容量はやや不安ですが、大量に動画を保存するとかでなければ問題ないでしょう。
Xiaomi 11Tのベンチマークスコア
Geekbench 5を使用してXiaomi 11Tのベンチマークを測定しました。
Xiaomi 11TはMediaTek Dimensity 1200-Ultraを搭載しており、一般的なSnapdragonではありません。
どのくらいの性能か分かりづらいので、スコアで比較してみましょう。
- シングルコア:857
- マルチコア:2,811
シングルスコアで857、マルチコアで2,811で通常のミッドレンジよりやや上といったスコアになりました。
Androidに最新CPUであるSnapdragon 8 Gen 1 Mobile Platformを搭載したGalaxy S22 Ultraがシングルスコアで1,232、マルチコアで3,401であったため性能はやはり劣ります。
ブラウジング、アプリ切り替え、YouTubeなどの基本操作はキビキビと動作しますが、ハイスペックモデルに比べるとやや表示速度(サイトを開いた時)などにもたつきを感じます。
リフレッシュレート120Hzに切り替えることもできるので、ヌルヌルがお好きな方は設定しましょう。
防水・防塵性能は非公表
Xiaomi 11Tシリーズの防水・防塵性能は、製造元のXiaomiからは発表されていません。
通常、防水・防塵に対応していればどの程度の性能を備えているか公表するため、Xiaomi 11Tシリーズは防水・防塵に非対応だと考えたほうがいいでしょう。
雨の日に屋外で利用するときや、水没リスクがある場所で利用するときは十分に注意してください。
Xiaomi 11Tのデザイン・カラーを評価レビュー
Xiaomi 11Tの本体サイズは、高さ164.1mm×幅76.9mm×厚さ8.8mmと標準的な大型のスマホのサイズです。
- 高さ:164.1mm
- 幅:76.9mm
- 厚さ:8.8mm
- 重量:203g
6.67インチの大型ディスプレイを搭載していますが、幅はそこまでないので持ちにくいということはありません。
背面デザインは、ラッシュメタル仕上げというわれものですが鏡のように反射します。
Xiaomi 11Tをグリップしてみた
Xiaomi 11T持って気になったのは、やや厚みがあるという点です。
側面はややカーブしているので、グリップ感は抜群です。
右手で持った場合に親指がちょうど電源ボタンあたりくるため、押しやすい印象です。
ただし、音量キーは右側面上部にあるので手の小さい人には操作しにくいかもしれません。
前面
Xiaomi 11Tの前面には物理ボタンはなく、上部中央にパンチホールがあります。
ベゼルも薄いので、ディスプレイはかなり大きく感じます。
背面
今回入手したのはメテオライトグレーで、横にうっすらラインが入った近未来的なカラーリングです。
背面はツルツルしているため、指紋はかなり目立ちます。
指紋を気にして夜も眠れない人は別のカラーにしたほうがいいかもしれません。
左上にカメラが配置されており、カメラユニットはやや突出しています。
画像では分かりづらいですが、カメラユニット(台座部分)が少し突出し、レンズもさらに突出した2段階の盛り上がりです。
側面
左側面には特に何も配置されていません。
側面はうっすらカーブしているので、持った時に手に馴染んで持ちやすさを向上させています。
右側面には中央に電源ボタン、上部に音量キーが配置されています。
右側面に物理キーが集中しているので、どうしても音量キーが上寄りになっています。
上部
上部には外線ポートとステレオスピーカーがあります。
ステレオスピーカーは下部にも全く同じ位置に配置されているので、スマホを横向きにした際のサウンドを重視していることが分かります。
音質に関してはボーカルがこもり、多少ノイズが混じって聞こえます。
音質がすごく悪いというわけではありませんが、音重視で購入するスマホではありません。
下部
下部には中央にUSB Type-C外部接続端子、右側にはステレオスピーカー、左にはSIMスロットがあります。
SIMはnanoSIM×2で、eSIM・SDスロットは非搭載です。
カラーバリエーション
画像引用元:xiaomi-11t
Xiaomi 11Tのカラーバリエーションはセレスティアルブルー、ムーンライトホワイト、メテオラライトグレーの3色です。
どの色も淡めのカラーで、セレスティアルブルーとムーンライトホワイトはアンチグレア仕上げです。
5G対応
ネットワーク帯域は5Gに対応しており、4G/3G/2Gもサポートしています。
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:850 900 1800 1900 MHz
各キャリアの主要バンドに対応していますが、利用環境によっては繋がりにくい場合もあるので注意してください。
Xiaomi 11Tのカメラを評価レビュー
Xiaomi 11Tのリアカメラは、広角・超広角・マクロのトリプルカメラを採用しています。
フロントカメラは1600万画素インディスプレイ自撮りカメラで、自撮りナイトモードに対応しています。
- 広角:1億800万画素
- 超広角:800万画素
- マクロ:500万画素
- フロント:1600万画素
メインの広角カメラは1億800万画素と高画素ですが、超広角カメラは800万画素と差が激しくなています。
この辺りはミッドレンジモデルなので仕方ないところでしょう。
フロントカメラは1600万画素なので、自撮りを多くする人には向いています。
Xiaomi 11Tで撮影してみた
Xiaomi 11Tの広角カメラ、超広角でそれぞれ撮影してみました。
カメラ特化のスマホというわけではありませんが、どんな写真が撮れるのかみていきましょう。
Xiaomi 11Tの広角カメラで撮影
まずは広角カメラで撮影しました。
奥の木々の細かさも表現されていて、とても綺麗な写真に仕上がっています。
歩道橋の階段一段一段も綺麗に描写されました。
ついでに5倍ズームで撮影です。
やや荒れていますが、十分使えるレベルです。
Xiaomi 11Tは最大で10倍のズームに対応しています。
Xiaomi 11Tの超広角カメラで撮影
やはり広角カメラに比べて、細かいところがぼやけている印象です。
歪みも強く、下の方は被写体が伸びてしまっています。
ですが、記録用やSNSに投稿する程度の場合には気にしなければ十分使えます。
全体的に写真は明るいですが、広角に比べて褪せているようにも感じます。
Xiaomi 11Tのポートレートで撮影
ポートレートモードではF1〜F16の間でボケの具合をコントロールできます。
被写体を捉えるスピードも早く、特に問題なく背景のボケた写真が撮影できます。
メインにしたいものと、背景の境目も自然な感じなのでかなり重宝しそうです。
Xiaomi 11Tで色々と撮影
メインの広角カメラはどんな写真でもかなり綺麗に撮影できます。
Xiaomi 11Tでは、ナイトモードが超広角カメラでも使用でき、さらに3〜7cmのオートフォーカス機能では顕微鏡のように驚異的な撮影が可能なテレマクロ撮影も可能です。
Xiaomi 11Tのディスプレイを評価レビュー
Xiaomi 11Tは、6.67インチの大型ディスプレイを搭載しています。
- 6.67インチ AMOLED ドットディスプレイ
- 解像度:2400 x 1080 FHD+
- アスペクト比:20:9
- リフレッシュレート:120Hz
- タッチサンプリングレート:最大480Hz
- 輝度:HBM 800nit(標準値)、1000nit ピーク輝度(標準値)
- Corning®️ Gorilla®️ Glass Victus
AMOLED(有機EL) ドットディスプレイ、解像度は2400 x 1080 FHD+とハイスペックです。
最近流行りのCorning® Gorilla® Glass Victusで、最大2メートルの落下にも耐え、前モデルの2倍の耐擦傷性があります。
ディスプレイ表面にはガラスフィルムのようなものが最初から貼られています。
フロントカメラはパンチホール型を採用しており、サイズはかなり小さいので特に気になりません。
日光下でもディスプレイはとても見やすいです。
リフレッシュレートは120Hzに対応しており、操作がヌルヌルです。
購入時には60Hzに設定されているので、ヌルヌルしたい人は設定から「ディスプレイ」→「リフレッシュレート」で変更しましょう。
バッテリー持ちを重視したい人は60Hzがおすすめです。
Xiaomi 11Tのバッテリーを評価レビュー
Xiaomi 11Tのバッテリーは5,000mAhと大容量です。
67Wターボチャージの急速充電に対応しており、36分で100%充電が可能です。
67Wの充電器は同梱しているので、別途購入する必要はありません。
最近では、最大120Wの急速充電に対応するモデルもありますが、Xiaomi 11Tミッドレンジモデルなのでやや劣ります。
それでも十分早い充電速度ですが…。
Xiaomi 11Tのバッテリー持ちをチェック
Xiaomi 11Tのバッテリー持ちは良いのか、実験をしてみました。
YouTubeで動画(720p)を2時間視聴し、バッテリー残量をチェックします。
動画再生にはYouTubeのアプリを使用し、ディスプレイ輝度はMAXで音量は半分に設定しました。
- YouTubeアプリで2時間視聴
- 720p
- 明るさMAX
- 音量半分
YouTube2時間視聴した場合の電池残量は84%、消費量は16%でした。
ハイスペックモデルであるGalaxy S22 Ultraは19%消費、Xperia 1 IVは21%消費のためXiaomi 11Tのバッテリー持ちはかなり良いです。
Xiaomiの最新モデルであるPOCO F4 GTは21%消費でしたから、Youtubeに関してはXiaomi 11Tのバッテリー持ちが際立ちます。
- Xiaomi 11T:16%消費
- POCO F4 GT:21%消費
- Galaxy S22 Ultra:19%消費
- Galaxy S22:20%消費
- Xperia 1 IV:21%消費
Xiaomi 11Tの生体認証を評価レビュー
Xiaomi 11Tの生体認証は顔認証と指紋認証の2つです。
- サイド指紋センサー
- AI 顔認証ロック解除
指紋認証は電源ボタンと一体化してるので、使いやすいと感じます。
速度もかなり早く、特に失敗することはありません。
顔認証と併用することで、ロック解除がスムーズに行えます。
Xiaomi 11Tのメリット3つ
Xiaomi 11Tを実際に使用してみて、どういった人におすすめなのかメリットをまとめました。
- スペックの割に価格が安い
- 大型ディスプレイで動画やゲームが楽しめる
- 急速充電が便利
Xiaomi 11Tの最大の強みは5万円前後という価格の安さです。
CPUこそハイスペックモデルにやや劣りますが、広角カメラ、ディスプレイ性能、バッテリー持ちは引けを取りません。
まさに「ハイミッドレンジモデル」という性能で、急速充電もかなり便利です。
6.67インチ AMOLED ドットディスプレイは大画面なので動画やゲームもしっかり楽しめます。
Xiaomi 11Tのデメリット2つ
- デザインが無難でやや分厚い
- おサイフケータイ非対応
個人的にXiaomi 11Tのデザインは新しさがあまりなく、あまり高級感のない平均的なスマホであると感じました。
背面が反射し指紋がつきやすい点や、厚みがあるのも気になります。
おサイフケータイに非対応なところもデメリットです。
Xiaomi 11Tの評判・口コミ
最後に、Xiaomi 11Tの評判について見ていきましょう。
実際にXiaomi 11Tを利用している人の口コミを調査しました。
Xiaomi 11Tの超広角カメラ、歪みが酷いですね。画像の端も流れてるし、正直使い物になりません。Redmi Note 10 Proの方がまだマシだった気がします。 pic.twitter.com/gs9FZvLMrl
— みーうい (@SR_MIUI) August 2, 2022
広角カメラは優秀ですが、やはり超広角カメラはイマイチという声があります。
実際に使用してみて、超広角の歪みが強い点は気になりました。
Xiaomi 11Tのカメラ、意外と悪くない。 pic.twitter.com/Gf8ZcovSpU
— みーうい (@SR_MIUI) July 31, 2022
一方、広角カメラはかなり優秀で綺麗な写真が撮影できます。
Xiaomi11T:
当時予算内でコスパ良かったから
(120Hz液晶が結構いい感じ) pic.twitter.com/eC1dphBnGd— ❒.❒͏͏͏͏⁰͏№02:САКУРАКОДЗИ (@ALICESUKU) June 13, 2022
5万円前後で買えるコスパの良さは高評価です。
スマホのデザインはiPhoneも良いけど、一番好きなのはXiaomiの11T。
— Kiyo (@Kiyo16781440) December 30, 2021
Xiaomi 11Tはデザインに癖がないため、好きな方もかなりいます。
個人的にはデザインは無難なため、もう一捻りあると尚洗練すると感じました。
Xiaomi 11Tはコスパのよい「ハイミッドレンジ」スマホ
Xiaomi 11Tのスペックやメリット・デメリットをレビューしました。
- 2021年11月5日(金)発売
- Xiaomi 11Tシリーズの標準モデル
- ハイミッドレンジモデルでコスパが良い
- メモリは8GB、ストレージは128GB
- 6.67インチ AMOLED大型デスプレイ
- 1億800万画素の広角カメラ
- おサイフケータイ、SDスロット非対応
- 価格は5万円前後
Xiaomi 11Tは、「MediaTek Dimensity 1200-Ultra」を搭載したミッドレンジモデルです。
CPUこそややもの足りませんが、広角カメラ、ディスプレイ解像度、リフレッシュレート120Hz、急速充電等、ハイスペックモデルに引けを取らない「ハイミッドレンジ」スマホと言えます。
この性能で5万円前後ですから、コスパは最高に良いです。
ただし超広角レンズの性能がやや弱く、おサイフケータイに対応していない点は注意が必要です。
あまりお金は出したくないけど、それなりに高性能スマホが欲しい人に向いているモデルです。