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5Gに初対応したソニーの新型フラグシップモデル「Xperia 1 II」。
bitWaveではXperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)のドコモ版実機を入手しましたので、徹底レビューしていきます。
実際の使い心地だけでなく価格やスペック、キャンペーン情報も解説しますので購入を考えている方は参考にしてください。
さらに「5Gってよく分からない」という方でも理解できるよう分かりやすく説明します!
- 5G対応のハイエンドモデル
- カメラレンズがカールツァイス製で優秀
- 3.5mmイヤホンジャック復活
- ワイヤレス充電再対応
- デザインがフラットでカッコイイ!
- ディスプレイは超綺麗
- やはり端末が長い
- カメラの機能が多すぎて…
- たまにエラーが出る
- 発熱が多少気になる
- サウンドの挙動が気になる
- 1 Xperia 1 IIのドコモ・auでの価格
- 2 Xperia 1 IIの口コミ・レビュー
- 3 Xperia 1 IIを開封!ついにここまでシンプルに
- 4 Xperia 1 IIのスペックを解説
- 5 Xperia 1 IIのデザインはフラットへと進化
- 6 Xperia 1 IIのディスプレイは美しさも頂点へ
- 7 Xperia 1 IIのカメラはトリプルと3D iToFセンサー搭載
- 8 Xperia 1 IIのバッテリー持ちをチェック
- 9 Xperia 1 IIの音質をチェック
- 10 Xperia 1 IIの防水性能をチェック
- 11 Xperia 1 IIの5G性能をチェック
- 12 Xperia 1 IIをお得に買う方法
- 13 Xperia 1 IIは美しいボディに最高スペックを詰め込んだ良機種
Xperia 1 IIのドコモ・auでの価格
画像引用元:Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIはドコモとauから発売されています。
まずはそれぞれの価格を確認してみましょう。
各キャリアの価格は下記の通りです。
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 90,200円 | 60,140円 | |
ahamo | 79,200円 68,200円 | --- | ahamo公式サイト |
au | 133,600円 | 79,120円 |
Xperia 1 IIの本体価格は10万超えと高額です。
ですがドコモでは、割引プログラムを適用することで実質78,701円(3,279円×24回)になります。
またauの機種代金はドコモよりも高いですが、割引プログラムで7万円台に抑えることも可能です。
それでも約8万円と高額ですが、ハイスペックかつ初5Gフラグシップモデルなので妥当なところと言えるでしょう。
ドコモの新プラン「ahamo」で月額2,970円に!
Xperia 1 IIは、ドコモの新プラン「ahamo」の対象機種です。
そのためあまり通話などを使わない人であれば、月々のスマホ使用料を2,970円まで抑えられちゃいます!
機種代金の高さに躊躇しそうなところですが、その分これからの月額で賄える…という考え方も全然ありですね。
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Xperia 1 IIの口コミ・レビュー
実機レビューの前に、編集部で集めたXperia 1 IIユーザーの口コミから厳選してご紹介します。
Xperiaならではの音質やディスプレイへの言及や少し辛口なコメントなど、内容は様々でした。
ただここでは紹介しきれなかった感想も含めて、非常に高い評価を得ています!
ディスプレイや音質に大満足!
満足度:★★★★☆
約6.5インチの4Kとなっているので、テレビの映像をスマホで見られるぐらいの色彩や迫力が体験できます。
それに合わせて音質も評判通り良いです。ハイレゾにも対応しているので高音質で曲を聴くことができます。
バッテリー容量も多く、先日発表された新料金プランahamoにも対応しているので満足です。
Xperiaシリーズはソニー製ということもあり、音質には定評があります。
それに加えてレビューにもある通り、4Kの美麗なディスプレイ。テレビさながらの臨場感もバッチリですね!
スマホで動画を楽しみたい人にはかなりオススメの機種といえるでしょう。
価格は高いが納得のカメラ性能
満足度:★★☆☆☆
iPhone程とは言いませんが、値段がかなり高く不満です。アンドロイドは安くてしっかりしている印象だったので残念です。
しかし、よく写真を撮る(スポーツ関連)を取る私からすると、秒間で20コマを撮影してくれて活躍の場面や見たい箇所を映してくれるところが凄いです。
高かったものの買って良かったと思える商品。
この方は今回のレビューで一番厳しめの感想でした。
たしかにXperia 1 IIは他のAndroidスマホに比べると、少し高い印象を持ちます。
ですが最後に書いてある通り、その分性能も良く満足度も高いといえます。
またキャリアの割引プログラムを使えば、およそ半額ほどで購入できることも。ぜひチェックしてみてくださいね。
21:9のアスペクト比はマルチウィンドウ向き
満足度:★★★★☆
21:9のアスペクト比は前モデルと同じです。このアスペクト比は一見すると縦長で違和感はありますが、実際に使ってみるとかなり有効です。
特に2つのアプリを同時に起動して、上下にマルチウィンドウで表示する際に便利です。
たとえば上にYouTubeを再生させて、下にはTwitterを起動しタイムラインの閲覧といった作業の際に、それぞれに十分な表示スペースが確保できます。
Xperiaは21:9という縦長の本体が特徴的です。
使いづらいという声もある一方で、この方のようにマルチウィンドウを駆使して便利に…なんてことも。
ぜひこの後の実機レビューで注目してみてください!
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Xperia 1 IIを開封!ついにここまでシンプルに
まずはXperia 1 II を開封してみましょう。
外箱は紙製で柔らかめで高級感は一切ありません笑。
箱にお金をかけるのは無意味と考える派なので問題なし!
おかえしプログラムに対応しているので、外箱は処分しても良いでしょう。
Xperia 1 IIの中に入ってたものは3つだけ
Xperia 1 IIの中に入っていたものは本体と3つだけです。
本体とテレビアンテナケーブルとクイックスターターガイドのみ。
とにかくシンプルはトレンドです。(次世代iPhoneも同梱物を減らすという噂)
- 本体
- テレビアンテナケーブル
- クイックスターターガイド
ACアダプタやType-C、micro SDは別売りです。
お、イヤホンジャックありますね。
フルセグに対応しているので、テレビアンテナケーブルは以下のように取り付けるとテレビが観られます。
今回入手したXperia 1 IIはホワイトというカラーです。
背面はツルツルしたCorning® Gorilla® Glass 6で高級感があります。
カメラは左上部に縦に配列されていますね。
この辺りはXperia 5に似ています。
デザインの印象は「かなりフラット」という印象です。
この形状はiPhone4系統ですね。(説明が難しい…)
Xperia 1 IIのスペックを解説
Xperia 1 IIはXperiaとしては初めての5Gに対応しています。
さらにスペックもXperiaの中で最もハイスペックなフラグシップモデルです。
Xperia 1 IIのスペック表
Xperia 1 II | |
---|---|
ディスプレイ | 6.5インチ |
本体サイズ | 高さ:166mm 幅:72mm 厚さ:7.9mm |
重さ | 約181g |
アウトカメラ | 広角:約1,200万画素 超広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 ToFカメラ |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 865 |
OS | Android 10 |
認証 | 指紋 |
カラー | ブラック・ホワイト・パープル |
詳細 | Xperia 1 II 実機レビュー |
スペック面では初の5G対応とSnapdragon 865という最新チップを積んだ点がポイントです。
RAMも8GB、ROM128GBと大容量。
まずは下記にまとめた点に注目してXperia 1 IIをレビューしていきます。
- Snapdragon 865搭載
- レンズがカールツァイス製
- 3.5mmイヤホンジャック復活
- ワイヤレス充電に対応
最新のSnapdragon 865搭載
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
Xperia 1 IIにはSoC(≒CPU)として、Snapdragon 865という次世代ハイエンドSoCが搭載されています。
Snapdragon 865を搭載したスマホはまだ発売されていませんが、リファレンス機(検証機)ではAnTuTuベンチマークスコアで約55万点を記録しました。
AnTuTuベンチマークスコアとは、端末の総合的な処理能力を示す数字です。
なお、市場に出回るスマホの実機は、リファレンス機よりも高得点を出す傾向があります。
Geekbench 5でベンチマークを測定
実際にGeekbench 5でベンチマークを測定してみました。
現在、AnTuTuがダウンロードできないのでGeekbench 5で!
Xperia 1 IIのベンチマーク
計測結果はシングルコアで869、マルチコアで3339です。
さすがフラグシップモデル×最新チップのコンビといったところ。
- シングルコア:869
- マルチコア:3339
Xperia 1 IIはAndroid最高峰のスペックといって良いでしょう。
ちなみに、この数値がどの程度かイマイチ分からない方のために、他の端末と比較してみましょう。
- シングルコア:393
- マルチコア:2039
- シングルコア:915
- マルチコア:3339
やはりLG style3(L-41A)などのミッドレンジモデルとは比べ物にならない数値を出していますね。
また同じCPUを搭載したAQUOS R5Gとは互角の数値を出しています。
当たり前ですが、間違いなくXperia 1 IIは現時点でAndroidの頂点に君臨しています。
カメラレンズがカールツァイス製に
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
Xperia 1 IIでは、カメラレンズがカールツァイス製になりました。
カールツァイスはドイツの伝統的な光学機器製造会社で、ソニーの一眼カメラα(アルファ)シリーズのレンズもカールツァイス製です。
去年発売したXperia 1まではやや「出し惜しみ」していた感がありましたが、ついにソニーがスマホカメラにも本気を出してきました。
例えば広角レンズのイメージセンサーは、去年発売したXperia 1の1.5倍の感度を持つようになり、暗所での撮影にも強くなります。
これまで秒間10コマだった連続撮影は、秒間20コマに。
リアルタイム瞳AFが動物にも対応することも大きいですね。
カメラの進化は、Xperia 1 IIの中でも特に注目ポイントとなります。
- レンズがカールツァイス製に
- センサー感度が上がって暗所に強くなる
- 秒間20コマの高速連写が可能に
- リアルタイム瞳AFが動物にも対応
- ToFセンサーが加わる
- 4K 60fpsの動画撮影が可能に
一方、有効画素数での進化は見られませんでした。
トリプルレンズカメラにToFセンサーが加わる
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
去年発売されたXperia 1のカメラは、広角+超広角+望遠のトリプルレンズカメラでした。
Xperia 1 IIはトリプルレンズに加えて、ToFセンサーが加わりました。
ToFセンサーは、物体との距離を測定するために使われるものです。
これにより、背景ぼかしの精度がより高まり、また暗所でも高速かつ高精度なオートフォーカスが実現します。
4K 60fpsの動画撮影が可能に
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
去年発売したXperia 1では、4K撮影は30fpsのみ対応していました。
しかし、Xperia 1 IIでは4Kでも60 fpsに対応します。
そして2Kであれば、120fpsまで対応です。
fpsは、1秒間に使用するフレーム数を表します。
30fps(1秒間に30フレーム)が60fps(1秒間に60フレーム)になるということは、映像が2倍滑らかになるということです。
カメラについては後で実際に撮影してみます。
3.5mmイヤホンジャック復活
Xperia 1 IIでは、長らく廃止されていた3.5mmイヤホンジャックが復活しました。
3.5mmイヤホンジャックといえば、Appleが2016年9月発売のiPhone 7で廃止したのを皮切りに、他社も続々と廃止する方向にかじを切りました。
その後、Androidも廃止の方向に行きましたが、最近では復活する機種も増えてきました。
ソニーの有線イヤホン・ヘッドホンがまた使える!
ソニーは伝統的に有線イヤホンやヘッドホンも多く開発・販売してきました。
中には、数万円もする高級品も少なくありません。
Xperia 1 IIでは、外付けのアダプタに頼ることなくそれらをまた使うことができます。
ずっとソニーを愛用してきたユーザーほど、3.5mmイヤホンジャック復活は嬉しいことでしょう。
無線だとどうしても遅延がありますし、音質もこだわるなら有線には勝てません。
ワイヤレス充電に再対応
画像引用元:Xperia 1 II | Android smartphone by Sony | Sony Asia Pacific
Xperia 1 IIはワイヤレス充電(Qi)対応です。
Qi対応のスマホが増えつつあった昨今、ソニーはXperia XZ3以降なぜか非搭載でした。
しかし、Xperia 1 IIで復活したことになります。
イヤホンジャックといい、ワイヤレス充電といいユーザーのフィードバックを活かした結果でしょう。
バッテリー容量が4,000mAhにアップ
去年発売のXperia 1のバッテリー容量は3,300mAhでした。
Xperia 1 IIではこれが4,000mAhになります。
バッテリー容量は多ければ多いほど、シンプルに嬉しいですね。
Xperia 1 IIのデザインはフラットへと進化
Xperia 1 IIのデザイン、はっきりいって好きです!!!
Xperia 1 IIのデザインは、よりフラットなものになりました。
iPhoneで言うと、iPhone 4までのデザインに近いです。
ちなみに、去年発売したXperia 1は角が丸みを帯びていましたね。
画像引用元:Xperia 1 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
個人的にはXperia 1 IIのデザインのほうが格好良くて好みです。
カラーバリエーションは3色
画像引用元:Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)| 仕様(スペック)| ソニーモバイル公式サイト
Xperia 1 IIのカラバリは今回紹介するホワイトの他にブラックとパープルという3色ラインナップです。
ドコモでは3色を取り扱いますが、auではホワイトとブラックのみでパープルの取り扱いはありません。
Xperiaにおけるパープルは特別でXperia Zなどで定着した人気色です。
できればauにも欲しかったところ。
パープルはビビットな感じではなく、マットな色合いですね。
Xperia 1 IIを実際に持ってみた
Xperia 1 IIは6.5インチ縦長ディスプレイを継承しているので、横幅は狭く縦に凄く長いです。
- 画面サイズ:6.5インチ
- 高さ:166 mm
- 横幅:72 mm
- 厚さ:7.9 mm
- 重量:181 g
Xperia 1 IIを身長178㎝の手の大きな人がグリップした感じです。
横幅が72 mmと狭いのでグリップ感はとても良好で、持ちやすいです。
ただし縦幅は非常に長いので、どうあがいても上部に指は届きませんでした。
そういう時は片手モードを!
設定すればホームを軽く2度押しで画面が小さくなります。
実は前モデルであるXperia 1よりもインチは据え置きで高さは減り、薄くなっています。
ついでに重量も測ってみます。
保護フィルムを貼っているので、公式数値よりも重くなってしまいました。
※フィルムを剥がしたらぴったり181gでした!
実際に持った印象は縦に長いせいで重さが分散されているのか、数値よりも軽く感じます。
ちなみに6.1インチのiPhone XRは194 gですので、6.5インチでこの重量は合格です。
Xperia 1 IIをあらゆる角度からチェック!
Xperia 1 IIを様々な角度から見ていきましょう。
表面
表面はディスプレイのみ!
フロントカメラが上部にありますが、顔認証は搭載されていません。
ベゼルはかなり狭いです。
欲をいうならば上部と下部がまだまだ画面にできそうですが、これは前面にスピーカーを配置した為でしょう。
ホームボタンなどは当然ありません。
裏面
今回入手したのはドコモ版です。
上部にFelicaマーク、中央にSONYロゴ、下部にdocomo5Gロゴ、XPERIAロゴ、品番があります。
ロゴを嫌う人が多いのですが、ホワイトのガラス面にシルバーでロゴが印字されているので目立ちません。
むしろ高級感があってオシャレ。
カメラはトリプルカメラで、盛り上がっています。
机に置いたらガタガタ問題は発生していますね。
注目点はなめらかでフラットなデザインであるところ。
カーブするところがフラットでiPhone4のような形状です。(次世代iPhoneもこれに似た感じになるとの噂)
サイドはメタルフレームで、裏面は高強度なCorning® Gorilla® Glass 6を採用していてツルツルしています。
サイド
左サイドにはSDスロット& SIMトレイがあります。
爪で引っ掛けるとスロットが出てきます。
器具がいらないのは便利。
右サイドは音量ボタン、電源ボタン、カメラシャッターボタンと配列されています。
電源ボタンはほぼ中央で、指紋認証を兼ね備えています。
指紋認証はとても簡単で、グリグリ押し付けるだけです。
右手と左手の両方を登録してみました。
どちらの指も電源にソフトタッチするだけで瞬時にロックが解除されました。
グッと押し込む必要はありません。
精度とスピードは良好です。
指紋は5パターンまで登録できるので、机に置いたときのロック解除用の人差し指を登録しておくと便利です。
ところでソニーさんは顔認証を採用しないのでしょうか?(いらないといえば、いらない)
個人的には画面内指紋認証になるとさらに嬉しいです。
上部
上部はファンの多いイヤホンジャックが復活しています。
下部
中央にType-C接続部があります。
指紋が付きやすい!?
ケースをつけない場合に気になるのが指紋の付きやすさ。
結論として、指紋は付きやすいです。
やはりガラス背面はどうしても目立ちますね。
指紋の付きやすさは美しさとトレードオフでしょうか。
Xperia 1 IIのディスプレイは美しさも頂点へ
Xperia 1 IIは21:9シネマワイド™ / 4K HDR対応有機ELディスプレイです。
名称が長い…。
有機ELで超綺麗で、21:9っていう認識でOKでしょう。
解像度は4K HDR (3840×1644)なのでフルHDよりさらに上です。
実際のディスプレイをみてみましょう。
iPhone11 Proとディスプレイを比べてみた
比較対象は同じ有機ELを搭載したiPhone11 Pro。
どちらも輝度はMAXでbitWaveのページを開いています。
左がXperia 1 II、右がiPhone11 Proです。
まず表示領域はXperia 1 IIの方が縦長なので当然広いです。
さらにディスプレイも個人的な感覚ですが、Xperia 1 IIの方が綺麗に感じます。
傾向的にはXperia 1 IIが青っぽく、iPhone 11Proが黄色っぽい感じ。
Xperia 1 II方が輝度も高いような…。
動画でも比べてみましたが、Xperia 1 IIが色づけが派手ですね。
この辺は好みレベルの違いで、どちらも美しいです。
文字のギザつきなどは一切ありません。
21:9マルチウィンドウを試してみた
近年のXperiaは縦長です。
これは映画をできるだけ大きく見れるメリットの他に、マルチウィンドウの存在があります。
マルチウィンドウとは画面を2分割にして、ぞれぞれ表示できるというもの。
以下みたいな感じです。
上はYouTubeで下はブラウザを表示しています。
それぞれのウィンドウの大きさは好きに変更することが可能。
横画面にも対応しています。
21:9マルチウィンドウというアイコンがホーム画面にあるので、タップすることで使用できます。
YouTubeを見ながらブラウジングという使い方ができるのも縦長ディスプレイの恩恵ですね。
Xperia 1 IIのカメラはトリプルと3D iToFセンサー搭載
Xperia 1 IIの強みであるカメラはトリプルカメラ+3D iToFセンサーが搭載されました。
3D iToFセンサーとはセンサーから被写体へ赤外線を発し、反射した赤外線が戻ってくるまでの時間を検出するそうです。
被写体までの距離を素早く測定することで、うす暗い場所でも高速・高精度AFが可能になりました。
直接使うというよりは、自動で威力を発揮してくれるセンサーです。
カメラは縦に配置されていて、突起しています。
レンズが良くなっているのでフラットは難しいのでしょうか。
どの端末にもいえますが、フラットだとすっきりしていてカッコいいのですが…。
Xperia 1 IIで実際に撮影してみた
- 標準レンズ:約1220万画素
- 望遠レンズ:約1220万画素
- 超広角レンズ:約1220万画素
- インカメラ:約800万画素
Xperia 1 IIでは解像度はどのレンズも1220万画素と控えめ。
画素数=写真が綺麗 とはならないので、この辺はソニーさんとアップルさんは考え方が似ているのでしょうか。
またXperia 1比で約1.5倍センサーが大きくなっています。
何はともあれ、仕上がりが大事!
実際に撮影してみました。
比較対象としてiPhone11 Proでも撮影してみました。
基本的に無調整、撮って出しです。
あれこれ調整しないと綺麗に撮れないというのはスマホカメラとしては評価できないので…。
Xperia 1 IIの標準レンズで撮影
iPhone11 Proの広角レンズで撮影
どちらも綺麗に描写されていますが、Xperia 1 IIの方がより自然な色合いに感じます。
肉眼に近いのはXperia 1 IIですね。
Xperia 1 IIの広角レンズで撮影
iPhone11 Proの超広角レンズで撮影
こちらもXperia 1 IIが色味は自然です。
iPhone 11 Proは青味が強い気も。
しかしスマホの超広角はイマイチですね。
レンズ性能の問題でサイドがめちゃくちゃ歪みます…。
Xperia 1 IIとiPhone 11 Proと比較してみる
次に同じ被写体を横並びに比べてみましょう。
こちらはiPhone 11 Proの方が絵が締まって見えます。
またXperia 1 IIの方は右上が白飛びしています。
かなり日差しが強い状況でしたが、カメラの傾向の違いが分かりますね。
Xperia 1 IIで背景ぼかし
Xperia 1 IIでは背景をぼかしてアーティスティックな写真を撮ることも可能です。
ただ被写体との距離が難しく、警告がでます。
適切な距離感が掴めないので、とりあえずシャッターを切ってみました。
中々クセがありますね…。
Xperia 1 IIにはPhoto Proがある!
Xperia 1 IIには本格的なカメラ撮影が行えるPhoto Proというアプリが標準搭載されています。
一眼レフカメラのように、様々な設定を調整できるので使いこなせば本格的で好みの撮影が行えます。
「俺ならもっと綺麗に撮れる!」そんな写真フリークの方にも対応しています。
Xperia 1 IIのカメラのここが気になる
カメラ部分で少し気になった点を箇条書きします。
- 使っているとそこそこ発熱する
- レンズを手で覆う警告が多発
- 晴れた日だとディスプレイが見辛い
少し気になったのが端末の熱。
使っているとそこそこ熱くなりました。(気温の高い日に10分ほど使用)
またレンズを手が覆っていないのに警告が出ることがあります。
敏感なんでしょうか。(私の操作が悪い可能性あり)
日光下でのディスプレイの見やすさは問題ありませんが、カメラ撮影時は少し見辛く感じました。
あとは突然エラーで落ちることも。
この辺はアップデートで解決されるでしょう。
Xperia 1 IIのバッテリー持ちをチェック
Xperia 1 IIのバッテリー容量は4,000Ahと大容量。
バッテリーに関しては数字だけでは持ちを判別できません。
今回はYouTubeで動画(720p)を2時間視聴する実験をします。
動画再生にはYouTubeのアプリを使用しました。
輝度はMAXで音量は半分に設定。
視聴し終わった後に電池は82%残っていました。
2時間以上視聴して18%の消費となり、バッテリー持ちはかなり良いという結果に。
同じCPUのAQUOS R5Gも測定しましたが、残量は66%でした。
電池容量はAQUOS R5Gが3,730mAh、Xperia 1 IIが4,000Ah。
バッテリー容量以上の差が出ています。
※バッテリーは端末の使用環境にもよるので、あくまで参考程度に!
- Xperia 1 IIは18%消費
- AQUOS R5Gは34%消費
ワイヤレス充電に対応
Xperia 1 IIではワイヤレス充電に再対応しました。
何も設定することなく、ただ置くだけ充電が開始されます。
これを待っていた方は多いことでしょう。
特に問題なく充電が開始されました。
Xperia 1 IIの音質をチェック
上下スピーカーがフロントもあります。
上下ベゼルが太くなっているのはこれが原因でしょうか。
ですが、音質は全く問題なくクリアに聴こえます。(MAX音量ではiPhone 11Proの方が大きく聴こえる)
というか、スマホのスピーカーにそこまでの音質を求める人がどれだけいるのか疑問です。
またダイナミックバイブレーションという機能があり、音に合わせて端末が振動します。
これの使い道は未だ見出せず…。
YouTubeなどで一時停止復帰後に音が小さくなるような現象が稀にあり、気になりました。
音質は素晴らしいですが、挙動がやや不安なのはアプデ待ちでしょうか。
ノイキャンイヤホンの機能が使えない?
試していませんが、どうやらXperia向けに販売されていた有線のノイズキャンセリングやバイノーラル録音などの機能が使えないとのこと。
これは地味に残念なポイントです。
Xperia 1 IIの防水性能をチェック
Xperia 1 IIの防水・防塵性能はIPX5/8 IP6X。
ドコモ公式では以下のように説明しています。
IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から1分あたり12.5リットルの水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。
防塵(ぼうじん)性能IP6Xに対応。IP6Xとは、保護度合いを指し、直径75µm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出した時に、内部に塵埃(じんあい)が侵入しない機能を有することを意味します。
防水・防塵性能は十分ですので、濡れた手で触ったときの挙動をチェックしました。
- 濡れた手での指紋認証は不可
- 挙動も不安定に
やはりどのスマホも共通ですね。
Xperia 1 IIの5G性能をチェック
Xperia 1 IIは5G対応ですが、対応周波数帯はSub6のみです。
Sub6とは、周波数帯域が6GHz未満のものを言います。
日本ではSub6として、3.7GHz帯か4.5GHz帯、または両方が各キャリアに割り当てられています。
「ミリ波」には非対応
ミリ波とは、周波数帯域が30GHz~300GHz程度のものを言います。
周波数帯は広くなればなるほど、一度にたくさんのデータを高速で送ることが可能です。
Xperia 1 IIがミリ波に非対応なのは、少し残念な点と言えるでしょう。
Xperia 1 IIをお得に買う方法
画像引用元:ドコモオンラインショップ_NTTドコモ
Xperia 1 IIに機種変更や乗り換えをするなら、できるだけお得に買いたいですよね。
そこでここからは、お得に買えるポイントをご紹介します。
結論から言うと、Xperia 1 IIはオンラインショップでの購入がお得です!
キャリアのオンラインショッを利用する
難しそうなイメージのあるスマホの機種変更や乗り換えですが、実はオンラインショップでサクッとできちゃうんです。
オンラインショップでは主に4つのメリットがあります。
ドコモもauも、オンラインショップを利用するだけで数千円ほど安く購入することが可能です。
- 事務手数料なし!
- 好きなタイミングに待ち時間なく買える!
- オンラインだけの割引キャンペーンも!
auではオンラインショップ限定の割引として、機種代金から最大22,000円も安くなるキャンペーンも。
コストも削減できて価格も抑えられるのが嬉しいですね。
キャンペーンを利用する
画像引用元:Google Play Points で Xperia 1 II をもっと楽しもう! | Xperia(エクスペリア)公式サイト
ドコモではXperia 1 IIの購入特典として、
- Google Play Points 1,000ポイント
- ゴールドステータス
が無料でもらえるキャンペーンを実施しています。
期間:2020年6月15日(月)~2021年4月30日(金)
簡単な手順でポイントゲットがもらえるので、必ずゲットしましょう!
Xperia 1 IIは美しいボディに最高スペックを詰め込んだ良機種
ここまでXperia 1 IIをレビューしてきました。
最後に良い部分とイマイチな部分をまとめましょう。
- 5G対応のハイエンドモデル
- カメラレンズがカールツァイス製で優秀
- 3.5mmイヤホンジャック復活
- ワイヤレス充電再対応
- デザインがフラットでカッコイイ!
- ディスプレイは超綺麗
- やはり端末が長い
- カメラの機能が多すぎて…
- たまにエラーが出る
- 発熱が多少気になる
- サウンドの挙動が気になる
Xperia 1 IIの良さはAndroid最高峰のスペックを兼ね備え、5Gに初対応したという点。
またディスプレイやカメラ周り、ワイヤレス充電復活などしっかりと進化しています。
そういった意味ではとても順当なスペックアップを遂げた優等生といった感じです。
特にデザインはフラットな形状になり、最高にクールになりました。
個人的には大好きだったXperia arc、Xperia Zを超える好きなフォルムです。
ただ21:9はやはり長い…。
YouTubeが全盛なので、16:9が見やすければ良いような気もします。
シネマスコープ4K HDRの映像も分かりますが…。
課題も残しつつまだまだ進化しそうなXperia。
そんな可能性を感じさせる端末です。