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この記事では、人気スマホXperia 1 IIIの実機レビューをお届けします。
Snapdragon 888を搭載するXperia 1 IIIは、ソニーにとって2021年の「本命」機種であり、可能な限りの技術が詰め込まれています。
- カメラ性能・ゲーム性能が抜群
- 欠けている要素がない
- 細かなところまで設定できる
- 21:9の超縦長ディスプレイ
- 価格は非常に高い
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Xperia 1 IIIの発売日・価格
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | 仕様(スペック)| Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIは2021年7月9日にドコモ・au・ソフトバンクから発売されました。
価格は以下のとおりです。
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 詳細 |
---|---|---|---|
ドコモ | 154,440円 | 102,960円 | |
au | →販売終了 | ||
ソフトバンク | →販売終了 | ||
SIMフリー | → →販売終了 | - |
※ ドコモはスマホおかえしプログラムをフル適用の場合
ドコモだけ他と比べて安いですが、スペックはどれも同じです。
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Xperia 1 IIIのスペック
画像引用元:Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform | Latest 5G Snapdragon Processor | Qualcomm
Xperia 1 IIIは、Snapdragon 888を搭載した最新のハイエンドモデルです。
現状、Snapdragon 888以上の処理能力を有したCPUを搭載するスマホは、少なくとも国内では発売されていません。
また、一般的な便利機能もすべて備わっています。
Xperia 1 III | |
---|---|
サイズ | 高さ:165mm 幅:71mm 厚さ:8.2mm |
重量 | 188g |
ディスプレイ | 6.5インチ |
アウトカメラ | 超広角:約1,220万画素 広角:約1,220万画素 望遠:約1,220万画素 3D iToFセンサー |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
CPU | Snapdragon 888 |
認証 | 指紋 |
カラー | ロストブラック・フロストパープル |
AnTuTuベンチマークスコア
端末の総合的な処理能力を示すAnTuTuベンチマークスコアを実際に測ってみました。
- CPU:207,810
- GPU:312,081
- MEM:126,930
- UX:164,100
- 合計:810,921
なんと余裕の80万点超え!
これだけでカメラ性能もゲーム性能も抜群だといい切ることができます。スマホのすべての動作は処理能力に依存しているからです。
ちなみにiPhone 12 Proすら大きく上回っています。
iPhone 12 ProのAnTuTuベンチマークスコア
イヤホンジャック継続
Xperia 1 IIIでも引き続き3.5mmイヤホンジャックが搭載されます。
iPhoneやGalaxyといったライバル機種にはない、大きな差別化ポイントです。
microSDカード対応
Xperia 1 IIIには最大1TBのmicroSDカードを挿入することができます。
これも今では珍しいことです。
iPhoneは元々非対応ですし、Galaxyも最新のS21シリーズから非対応になってしまいました。
ワイヤレス充電対応
Xperia 1 IIIはワイヤレス充電対応です。
そんなの別に普通……と思うかもしれませんが、中にはAQUOS R6のように非対応なものもあるので、油断はできません。
生体認証は指紋のみ
Xperia 1 IIIは指紋認証のみの対応です。
顔認証には対応していません。
指紋認証センサーは、本体側面にある電源ボタンと一体になっています。
Galaxyのように顔認証にも指紋認証にも対応していることが望ましいですが、iPhone 12のように顔認証だけの対応よりは便利だと思います。
ミリ波対応
Xperia 1 IIIは5Gのミリ波に対応しています。
ミリ波とは、日本では30~300Ghz程度の高い周波数のことを言います。
ミリ波の他には、Sub 6という低い周波数のものがあります。
- ミリ波:速度は出やすいが遮蔽物や雨に弱い
- Sub 6:遮蔽物や雨に強いが速度は出にくい
ミリ波でなければ5Gの最大速度は出せません。
ちなみにiPhone 12シリーズはSub 6のみの対応となっています。
Xperia 1 IIIのカメラ
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | カメラ | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIには、広角カメラ・超広角カメラ・望遠カメラと、ToFセンサーが搭載されています。
望遠の倍率は、光学ズームなら最大4.4倍、デジタルズームなら最大12.5倍です。
また、ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」シリーズのように、シャッタースピードやISO感度、ホワイトバランス、フォーカスモードなどをマニュアルで設定することもできます。
上の画像を見ただけでも「わかる人はわかる」のでしょう。
ただ、筆者はわからない側の人間のため、今回は一般のスマホカメラのように自動で設定してくれる「ベーシックモード」のみ使用しました。
そのおかげで、設定が難しくて逆に使いづらいということはありませんでした。
自分で設定できる=自分で設定しなくてはいけないということではないので心配しないでください。
- 広角:約1,220万画素
- 超広角:約1,220万画素
- 望遠:約1,220万画素
- インカメラ:約800万画素
実際に撮影した結果
参考までにXperia 1 IIIで撮影した写真を紹介します。
Snapdragon 888によって画像処理されるため、筆者のような素人が適当に撮影してもキレイに仕上がりました。
広角(1.0倍)
超広角(0.7倍)
光学ズーム(4.4倍)
デジタルズーム(12.5倍)
広角(1.0倍)
広角(1.0倍)
広角(1.0倍)
地味に便利なシャッターボタン
Xperia 1 IIIの側面にはシャッターボタンがついています。
これを押すことでも撮影が可能です。
撮影中は画面内のボタンよりこちらを使うことのほうが多かったです。
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Xperia 1 IIIのゲーム機能
Xperia 1 IIIはAntutuベンチマークスコア80万点超えという処理能力の高さからわかるように、最新の3Dゲームでも極めて快適に動作します。
例えば現在もっとも重たいゲームと評判の「原神」すら、Xperia 1 IIIの前では敵ではありません(?)。
筆者がプレイした限りでは、本当にカクつきなど一切感じませんでした。
それに加えてXperia 1 IIIには、ゲームエンハンサーというXperiaオリジナル機能もあります。
ゲームエンハンサーを使うと、ゲームごとにパフォーマンスの設定やサウンドの設定などができます。
自分で細かく設定したい人には嬉しい機能ではないでしょうか。
- ゲームモード
- フォーカス設定
- 画質&サウンド
- マルチタスク
- スクリーンショット
- レコード
ゲームモード
ゲームのパフォーマンスを最大にする「パフォーマンス優先」や、バッテリーの長持ちを目指す「省電力優先」など、自分で選択することができます。
給電しつつ充電はしない「HSパワーコントロール」をオンにすれば、バッテリー切れを心配することなく発熱を抑えられます。
フォーカス設定
ゲーム中の通知の非表示やナビゲーションバーのロックなどを設定できます。
ゲーム中に着信があって台なし、なんて事態を防ぐことができますね。
画質&サウンド
画質とサウンドを細かく設定できます。
ボイスチャットのための「VCマイクの最適化」も可能です。
マルチタスク
ゲームプレイ中にWEB検索やYouTube視聴ができます。
攻略動画を見ながらプレイすることも可能です。
スクリーンショット
画面内に表示されているボタンを押すだけでスクリーンショットが撮れるようになります。
秒間を指定して自動でスクリーンショットし続けるバーストモードもあります。
レコード
ゲーム画面を録画できるモードです。
マイクで自分の声を入れたり、インカメラで自分の顔を写したりすることもできます。
Xperia 1 IIIの大きさ/サイズ
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | デザイン | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIの本体サイズは165mm×71mm×8.2mmです。
横幅に対して縦幅が長いノッポなデザインとなっています。
重量は188gで、iPhone 12 Pro(187g)とほぼ同じ。
正直、使いやすいサイズや重量だとは感じませんでした。
縦長なせいで、他のスマホと比べても片手操作は一段と困難です。親指がまったく上に届きません。
ソニーもそれは承知しているようで、「片手モード」という機能が用意されています。これは表示画面を小さくして右下に寄せるというものです。
片手モードをオンにすれば、無理なく親指が上まで届きます。
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Xperia 1 IIIのディスプレイ
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIのディスプレイは、6.5インチの有機ELです。
解像度3,840×1,640の4Kで、リフレッシュレートは120Hzと、他の最新ハイエンドモデルと比べても最先端のスペックとなっています。
見た感じの違和感などもなくとてもキレイです。
しかし何より、アスペクト比21:9の超縦長であることが最大の特徴です。
これをソニーは「シネマワイドディスプレイ」と命名しています。映画を視聴する時、上下に帯(レターボックス)が表示されません。
ただ、YouTubeなど一般的な動画のアスペクト比は16:9なので、その場合は左右に大きな帯ができてしまいます。
縦画面ではiPhone 12 Proなどと比べて画面に映る情報量が多いのがひと目でわかります。
iPhone 12 Proの画面
Xperia 1 IIIの画面
また縦長の画面は、マルチディスプレイにも向いています。
マルチディスプレイ実行中
少しわかりにくいですが、上の画像は、マルチディスプレイでYouTubeとChromeを同時に開いている様子です。
自分で細かく設定できる
Xperia 1 IIIは「色域とコントラスト」「ホワイトバランス」「リフレッシュレート」などを自分で設定できます。
こだわりのある人には嬉しい機能ではないでしょうか。
Xperia 1 IIIのデザイン/カラー
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | 仕様(スペック) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
カラーはフロストブラック、フロストシルバー、フロストパープルの3色から選べます。
ただしフロストシルバーはドコモ限定です。
今回使っているカラーはフロストパープルになります。が、光の当たり方によっては「あれ?ブラックだったかな?」と思うくらい暗いのが特徴です。
背面も側面も非光沢な仕上げになっていて、指紋はまったく目立ちません。
非常に落ち着いた色合いで高級感があり、とても格好良いです。
Xperia 1 IIIのサウンド
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | オーディオ | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIのスピーカーは、画面の上下についています。
音質も左右のバランスも、これまで見てきたスマホの中で一番良いと感じました。
筆者は重低音がうんたらなどはまったくわからないので多くを語れないのが残念ですが、iPhone 12 ProやGalaxy S21+などと比べてもずば抜けていいように感じます。
これはちょっとスマホとしては感動するレベルなので、買ってサウンドで後悔することはないでしょう。
Xperia 1 IIIのバッテリー
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | ゲーム | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIのバッテリー容量は4,500mAhです。大容量だといえますね。
ただ実際に使ってみると、Xperia 1 IIIのバッテリー持ちは悪いと感じました。
以下は100%の状態から12時間経ったときの状態です。
08:00~20:00で20%を切ってしまいました。
レビューのため色々いじっていたのは確かですが、一方でゲームでじっくり遊ぶなど深いことはまったくしていません。
真面目にゲームや動画視聴をしたら、もっと激しく減っている可能性があります。
「STAMINA」モードでバッテリー長持ち
ただXperia 1 IIIには「STAMINA」というバッテリー持ちに重きを置くモードもあります。
これをオンにすると、バックグラウンドアクティビティや一部の視覚効果などが制限され、バッテリーの減りが抑えられます。
オンオフはいつでも切り替えが可能です。例えば家に戻るまでに0%になりそうで不安なときにオンにするなど、臨機応変に使ってみましょう。
「いたわり充電」でバッテリー寿命を延ばす
個人的に「STAMINA」より注目したいのが「いたわり充電」です。
この機能を使うと、満充電になる時間を指定したり、90%以上充電しないよう制限をかけたりすることができます。
これはすべてバッテリー寿命を延ばすためです。
スマホに使われているリチウムイオンバッテリーは、満充電の状態が続くと、寿命が縮んでいきます。
要は、もう100%なのに充電を続けてしまうのは非常に悪いことなのです。
しかし「いたわり充電」を使えば、満充電状態の維持を極力避けることができます。
全スマホに実装してほしいくらい素晴らしい機能だと思います。
Xperia 1 IIIがおすすめな人
画像引用元:Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
Xperia 1 IIIの良いところと悪いところをまとめます。
筆者が強調したい順に並べました。
- 処理能力が高い
- スピーカー性能が高い
- いたわり充電できる
- イヤホンジャックがある
- microSDに対応
- 自分で細かい設定ができる
- 21:9のディスプレイは好き嫌いが分かれる
- バッテリー持ちが悪い
- 価格が高い
「処理能力が高い」の中には「カメラ性能が高い・ゲーム性能が高い」という意味も含まれています。
Snapdragon 888なのでわかってはいましたが、何をするにもヌルヌルサクサクで最高でした。
カメラにしてもゲームにしても、自分で細かい設定ができるのもXperia 1 IIIの大きな特徴です。
ただ、21:9という超縦長のディスプレイは、どうしても好みが分かれるでしょう。
また15万円以上という価格は、他のSnapdragon 888を搭載した機種と比べても高いです。
- Xperia 1 III:154,440円
- Galaxy S21 Ultra 5G:151,272円
- AQUOS R6:115,632円
- Galaxy S21 5G:99,792円
これらのことから、Xperia 1 IIIがおすすめなのは「Snapdragon 888の最新ハイエンドモデルを使いたいだけでなく、Xperia 1 IIIの独自機能や21:9の超縦長ディスプレイに惚れ込んだ人」です。
Xperia 1 IIIの独自機能や21:9の超縦長ディスプレイに重きを置かないのであれば、同じSnapdragon 888で安いGalaxy S21 5Gのほうが良いかもしれません。
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Xperia 1 IIIを購入する方法
画像引用元:ドコモオンラインショップ ホーム | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
Xperia 1 IIIはドコモ・au・ソフトバンクから発売中です。
ここでは、スマホからドコモオンラインショップで購入する手順を紹介します。
ドコモオンラインショップにアクセス
- 「5Gスマートフォン」をタップ
- 「Xperia 1 III SO-51B」をタップ
- カラーや購入方法などを選択
- 「カートに入れる」をタップ
- 「ログインして購入手続きに進む」をタップ
以後、画面の案内に従って進めていけば購入できます。
Xperia 1 IIIとXperia 1 IIの違いを比較
Xperia 1 IIIは、前作のXperia 1 IIと基本的なデザインやコンセプトは変わっていません。
一番大きな違いは、CPUがSnapdragon 865から888になって処理能力がさらに向上したことです。5Gのミリ波にも対応するようになりました。
- Xperia 1 II:約55万点
- Xperia 1 III:約81万点
ただ、Xperia 1 IIの処理能力もiPhone 12 Proを少し下回る程度で、今でも十分ハイエンドモデルといえるくらい素晴らしいものです。
そのため、Xperia 1 IIを持っている人がわざわざ買い替える必要性は乏しいかもしれません。
個性あふれる全部入りハイエンドモデル
以上、Xperia 1 IIIの実機レビューでした。
- カメラ性能・ゲーム性能が抜群
- 欠けている要素がない
- 細かなところまで設定できる
- 21:9の超縦長ディスプレイ
- 価格は非常に高い
Xperia 1 IIIの価格
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 詳細 |
---|---|---|---|
ドコモ | 154,440円 | 102,960円 | |
au | →販売終了 | ||
ソフトバンク | →販売終了 | ||
SIMフリー | → →販売終了 | - |
※ ドコモはスマホおかえしプログラムをフル適用の場合
Xperia 1 IIIは、Snapdragon 888搭載であることに加えて、イヤホンジャックなど細かな需要もしっかり抑えつつ、独自の個性も満載の、まさに全部入りハイエンドモデルです。
価格こそ高いですが、基本的に買って後悔することはないと思います。
ただ21:9の超縦長ディスプレイは、人によっては多くの良い点を吹き飛ばしかねないほど癖があります。
購入の前に、一度は店頭などで手に取ることをおすすめします。