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2019年秋冬モデルとして「Xperia 5」は、au・ソフトバンクから10月25日に、ドコモからは11月1日に発売される、大注目機種です。
様々な新機種が発売された中で、Xperiaの最新作を購入しようかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
なんと今回、ドコモのXperia 5 SO-01M(以下Xperia 5)をお借りすることができたので、他機種と比較しつつ、ガチンコ実機レビューをしてみたいと思います。
ぜひ購入の参考にしてくださいね。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
機種名 | Xperia 1 V![]() | Xperia 10 V![]() | Xperia 5 IV![]() | Xperia 1 IV![]() | Xperia 10 IV![]() |
価格 | 108,000円〜 ※ソフトバンク割引適用時 | 46,860円〜 ※ドコモ割引適用時 | 40,920円〜 ※ドコモ割引適用時 | 77,352円〜 ※ドコモ割引適用時 | 24,800円〜 ※IIJmio割引適用時 |
特徴 | 歴代史上最高スペック 5G対応 | コスパ高ミドルスペック 5G対応 | 防水対応 サイズ感がコンパクト 5G対応 | 高性能スペック 5G対応 | 価格が手頃 バッテリー持ちが良い 5G対応 |
公式サイト | ドコモ au ソフトバンク | ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル | ドコモ au ソフトバンク | ドコモ au ソフトバンク | ドコモ au ソフトバンク |
画像引用元:Xperia 5(エクスペリア ファイブ)| ソニーモバイル公式サイト
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Xperia 5のスペック
画像引用元:Xperia 5(エクスペリア ファイブ)| ソニーモバイル公式サイト
まずは実機を見る前に、Xperia 5のスペックを見てみましょう。
Xperia 5のカタログスペック
Xperia 5 | |
---|---|
OS | Android 9 |
SoC(≒SoC) | Snapdragon 855 |
本体サイズ | 高さ:約158mm 幅:68mm 厚さ:8.2mm |
重量 | 約164g |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 2,520×1,080ピクセル |
アウトカメラ | 超広角:約1,220万画 望遠:約1,220万画素 約800万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
メモリ(RAM) | 6GB |
内部ストレージ(ROM) | 64GB or 128GB |
外部ストレージ | microSD対応 (最大512GB) |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵 | IP68 |
バッテリー容量 | 3,140mAh |
価格 | 87,912円 |
90,720円 |
|
116,160円 |
Snapdragon 855を搭載したハイエンドモデルで、優れた防塵・防水性能やおサイフケータイ対応など、抜かりのない機種となっています。
Xperia 5の注目ポイント
Xperia 5のスペックとソニーの公式ページから、特に注目すべきポイントを洗い出しました。
- 横幅68mmのスリムなボディ
- 独自の縦長ディスプレイ
- 高性能なトリプルレンズカメラ
- ゲームの快適さ
- 水回りでも操作できるという防水性
ドコモ Xperia 5 SO-01Mの実機レビュー開始!
ぱっと見のファーストインプレッションは、「格好いい」と感じました。
縦長のフラットな長方形とメタルな質感が、まさにXperiaといった感じです。
カラーはレッド。
深く落ち着いたワインレッドで、他のスマホではあまり見られない色合いです。
他の大画面スマホよりスリムなボディ
Xperia 5は6.1インチディスプレイの大画面スマホですが、同様に6インチ以上のディスプレイを有しているスマホと比べると、本体サイズがかなりスリムです。
主な6インチ以上の大画面スマホのサイズ一覧
機種 | ディスプレイサイズ | 本体サイズ | 重量 |
---|---|---|---|
Xperia 5 | 6.1インチ | 約158×68×8.2mm | 約164g |
Xperia 1 | 6.5インチ | 約167×72×8.2mm | 約178g |
AQUOS zero2 | 6.4インチ | 約158×74×8.8mm | 約143g |
Galaxy S10+ | 6.4インチ | 約158×74×7.8mm | 約175g |
Pixel 4 XL | 6.3インチ | 約160.4×75.1×8.2mm | 約193g |
iPhone 11 | 6.1インチ | 約150.9×75.7×8.3mm | 約194g |
iPhone 11 Pro MAX | 6.5インチ | 約158×77.8×8.1mm | 約226g |
こうして並べてみると、横幅68mmというのがいかにスリムなのかがわかりますね。
これくらいなら片手でも操作できるかもしれません。
片手で「握れる」けど操作は難しかった……
そんなわけで、実際に片手操作に挑んでみたわけですが、正直厳しかったです。
スリムなので「握る」ことは容易にできるのですが、「操作」するとなると、ちょっと難易度が上がります。
その理由は、縦幅が他の大画面スマホ並に長いからです。
画面の上のほうに指が届かないので、結局は両手で操作した方が扱いやすいという結論に達しました。
指が画面上部に届いているように見えますが、実は本体の中央を握るというかなり不自然な持ち方をしています。
どうしても片手操作したいときは
ちなみに、Xperia 5には、ホームボタンを2回押すことで、画面全体が小さく表示される独自機能が搭載されています。
これを使えば片手操作も簡単です。
常にこの状態で使い続けるのはちょっと億劫ですが、一時的に片手が塞がっているときなどは便利かもしれません。
独自の縦長ディスプレイ
Xperia 5のディスプレイのアスペクト比は21:9という極端な縦長となっています。
「持ちやすさ」という観点においては、どちらかと言えば、この形状はマイナスに働いていました。
しかし、これを活かした「21:9マルチウィンドウ」という機能は注目に値します。
このように、画面を上下(横画面の場合は左右)に分割して、それぞれ異なる内容を表示をさせることができるのです。
Googleクロームとメモアプリを同時に起動してみました。
これなら、インターネットを閲覧しながらメモを取るのも簡単です。
その他にも、YouTubeを見ながらSNSをするといったこともできます。
あっさりした色合い?の有機ELディスプレイ
Xperia 5はディスプレイに有機ELを搭載しています。
有機ELといえば、液晶には表現できない鮮やかな色合いが特徴です。
そのため、どちらかと言えば色が「濃い」印象を受けるのですが、Xperia 5のそれは全体的にあっさりしていて、他のスマホの有機ELディスプレイとは違う印象を受けました。
Pixel 3(右)と表示の比較
右がPixel 3です。こうして比べると、Pixel 3のほうが間違いなく色が濃いですよね。
Xperia 5の画面からは、有機EL特有の色の濃さが感じられませんし、液晶のような不自然な明るさや眩しさもありません。
これについては、優劣の話ではなく好みの問題と言えるでしょう。
側面にある指紋認証センサー
Xperia 5の指紋認証は、正面や背面ではなく、本体側面で行います。
ちょうど右手の親指が当たる位置です。
ボタンは押しやすいのですが、少し反応が悪いかもしれません。
今回は試しに、左手の人差し指の指紋も登録してみました。
しかし、それを認証させるには、ちょっと無理のある持ち方をしなくてはなりませんでした。
指紋認証を使うのであれば、左利きの人は少し不便かもしれません。
高性能なトリプルレンズカメラ
- 広角
- 超広角
- 望遠
上記のトリプルレンズカメラを搭載しています。
有効画素数やF値も優れており、まさに最新のハイエンドモデルといったスペックです。
Xperia 5のカメラ
項目 | Xperia 5 |
---|---|
アウトカメラ | 広角:約1,220万画素(F値1.6) 超広角:約1,220万画素(F値2.4) 望遠:約1,220万画素(F値2.4) |
インカメラ | 約800万画素 |
トリプルレンズを活かした背景ぼかしにも対応しています。
通常撮影(広角レンズ)
背景ぼかし撮影(望遠レンズ)
ワイド撮影(超広角レンズ)
すべて同じ位置から撮影しています。
モードによってだいぶ写りが変わっていますが、画質は申し分ありません。
筆者は写真の素人ですが、美味しそうに撮れているのではないでしょうか。
又、下記のようなモードも備わっています。
- ホワイトバランスやISO感度を自分で調整する
- 肌や輪郭、目の大きさを盛ることができる
スマホカメラとしては必要十分な機能を備えた、素晴らしい性能です。
ゲームの快適さ
ソニーはXperia 5について、ゲームの快適さも強くアピールしています。
SoC(≒CPU)にSnapdragon 855を搭載していることからも、快適であることは容易に想像がつくところです。
実際に、高スペックが要求されることで有名な「アイドルマスター シンデレラガールズ」を起動させてみました。
設定で画質や演出を最高まで高めても、動作は常にスムーズ。
プレイにもまったく影響ありませんでした。
次に、「Call of Duty:Mobile」でも実験です。
FPSといういかにも重たそうな3Dゲームですが、こちらも快適そのもの。
映像もキレイでとても楽しくプレイできました。
ゲームがこれだけサクサク動作するということは、日常の操作で不自由することはまずないでしょう。
ゲームのための独自機能「Game enhancer」
Xperia 5は「Game enhancer」を搭載しています。
これは、スマホをゲームプレイにより特化させるための独自機能です。
例えば、ゲーム中に来た通知が鳴らなくなったり、メモリが開放されてより快適に動作するようになったりします。
ただ、メモリ開放についてはどれだけ意味があるのかは不明でした。
この機能を使っても、「デレステ」中に一度アプリが落ちてしまったからです。
とは言え、通知や着信をシャットアウトできるのは、とても便利だと思いました。
もちろんシャットアウトさせないよう設定を変更することもできます。
普段からよくゲームで遊んでいる私としては、ぜひとも全スマホに搭載してほしい機能です。
ステレオスピーカーの音質
Xperia 5はステレオスピーカーを搭載しています。
音が出てくる場所は、電話の受話口と本体下部の右側の2か所。
しかし、ステレオスピーカーと一口に言っても、左右の音のバランスが悪いものも少なくありませんよね。
そのため、私も密かに厳しい目を向けているポイントなのですが、Xperia 5に関しては概ね満足しています。
音質は非常に良かったのですが、やはり左右のバランスは完璧ではなく、受話口から聞こえる音が、本体下部のスピーカーよりも若干小さめでした。
音楽事業も手掛けるソニー製のスマホだけに期待していたのですが、スマホで完璧なステレオを実現するのは相当難しいということなのでしょう。
映像と音に合わせて振動する「ダイナミックバイブレーション」
個人的に楽しみにしていた独自機能のひとつに、「ダイナミックバイブレーション」があります。
これは、映像と音に合わせてスマホ本体が振動するというものです。
例えば、映画視聴中に爆発シーンが流れたとき、スマホも一緒に振動します。
ただ、実際に使ってみると、「シーンに合わせて振動する」というよりは、「音が響くのに合わせて振動している」という感じでした。
「今こそ振動するべきところだ!」というシーンで微動だにしなかったことも……。
この機能に関しては、ちょっと期待はずれでした。
もっとも、日常使いする上ではまったく影響のない機能なので、大きな不満は感じていないのですが……。
水回りでも快適に操作できる?
ソニー曰く、Xperia 5はタッチ感度が高いため、水回りでも快適に操作できるとのことです。
これは試さずにはいられないと、Xperia 5をお風呂で使ってみました。
※防水であっても、風呂場のような常時湿気の高い場所での使用は想定されていないのが通常です。また、防水性は時間と共に劣化するものなのでご注意ください。
IPX5/8という最高の保護等級なので、お風呂に持ち込んだくらいでは問題ありません。
重要なのは快適に操作できるかどうかです。
試してみたところ、確かに濡れた手でも反応してくれました。
ただ、画面に水滴がかかると、それをタップだと認識してしまうようです。この点は注意して操作しなければなりません。
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
得点を付けるなら95点!スペック面は文句なし
以上、Xperia 5の実機レビューでした。
- スリムだけど、さすがに片手操作は難しい
→ 縦長ディスプレイがスリムさの長所を消している - 動作はゲームを含めすべて快適
- カメラ性能も非常に高い
- Xperia 5ならではの「個性」は微妙
あらゆるアプリがサクサクと快適に動作し、カメラ性能も素晴らしいスマホでした。
さすがSnapdragon 855を搭載しているだけはあります。
また、「21:9マルチウィンドウ」も、縦長ディスプレイならではの優れた技術だと感じました。
「ダイナミックバイブレーション」はちょっと残念でしたが、「Game enhancer」は本当に日頃から使いたい機能です。
スペックは完璧なXperia 5
不満点も挙げましたが、私の中でのXperia 5への総合的な評価はかなり高いです。
ドコモの87,912円(税込)という価格も妥当だと思います。
Xperia 5に点数を付けるとしたら、コスパも含めて95点です。
スペックとしては、強いて言うなら顔認証に対応していないことを除けば、欠点がありません。
ただ、21:9の縦長ディスプレイは好みが分かれるところでしょう。
この点はXperia 5の最大の特長でもあり短所でもあります。
もし購入を検討している場合は、一度店頭でXperia 5の実機を触ってみてください。
それで特に問題がなければ、購入しても不満を感じることはないと思います。