
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
ソニーモバイルコミュニケーションズのXperia AceとSamsungのGalaxy A30。
2019年6月発売のミドルレンジスマホという共通点を持つこの2機種ですが、果たしてどちらが買いなのか、デザイン・スペック・機能・価格など気になる情報を徹底比較しました。
トップ画像引用元:Xperia(エクスペリア) Ace | ソニーモバイル公式サイト
Xperia Ace VS Galaxy A30どっちがおすすめか
画像引用元:Galaxy A30(ギャラクシー エーサーティ)SCV43 | スマートフォン(Android スマホ) | au
最初に、Xperia AceとGalaxy A30の大きな違いについてまとめました。
- 取扱いキャリア
- 本体サイズとディスプレイサイズ
- バッテリー容量
- カメラのスペック
詳しい違いについては、この後紹介していきます。
1 Xperia AceとGalaxy A30の取扱いキャリア
まずは、Xperia AceとGalaxy A30の取扱いキャリアと発売日をまとめました。
取扱いキャリアと 発売日 | 発売日 | キャリア |
---|---|---|
Xperia Ace | 発売中 | ドコモ公式ショップ |
Galaxy A30 | 発売中 | |
6月上旬 | ||
発売中 | J:COM MOBILE |
Xperia AceとGalaxy A30は取扱いキャリアが違い、Xperia Aceはドコモから、一方のGalaxy A30はau・UQmobile・J:COM MOBILEの3社のいずれかで購入できます。
Galaxy A30の発売日は、各社で違うのでご注意ください。
既にドコモオンラインショップとauオンラインショップではそれぞれの機種が予約可能になっています。
2 Xperia AceとGalaxy A30のデザイン
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Xperia AceとGalaxy A30の、サイズやカラーバリエーションなどのデザインの違いをまとめました。
デザイン ・サイズ | Xperia Ace | Galaxy A30 |
---|---|---|
サイズ (W×H×D) | 約67×140×9.3mm | 約75×160×8.0mm |
重さ | 約154g | 約176g |
ディスプレイ | 約5.0インチ TFT液晶 (Triluminos Display for Mobile) | 約6.4インチ 有機EL (Super AMOLED) |
ディスプレイ 解像度 | Full HD+ (2,160×1,080) | Full HD+ (2,340×1,080) |
カラー | パープル ホワイト ブラック | ブルー レッド ブラック ホワイト |
先にサイズを単純に比較しておくと、幅と奥行きはXperia Aceがやや小さめで、重さもXperia Aceの方が20gほど軽くなっています。
一方で、Galaxy A30はディスプレイサイズが約6.4インチと大画面ながら、厚み8.0mmのスリムボディが特徴です。
片手での操作性・携帯性を取るならXperia Ace、大画面で迫力の映像を見たいならGalaxy A30がおすすめです。
それぞれのデザインについて、詳しく見ていきます。
2-1 Xperia Aceのデザイン
画像引用元:Xperia(エクスペリア) Ace | ソニーモバイル公式サイト
Xperia Aceは、18:9の縦長ディスプレイを採用することにより、幅約67mmながら5.0インチの画面を実現。
参考までにiPhoneシリーズで大きさが近い機種を挙げると、iPhone 6がディスプレイサイズ4.7インチで本体サイズ67.0×138.1×6.9(mm)になります。
横幅のスリムさに加え、本体の側面の丸みが手に持った時のフィット感を更に高めています。
指紋認証は本体向かって右側面にある電源ボタンで行うため、背面にあるのはカメラとフラッシュのみ。
グラスファイバー強化プラスチックの落ち着いた色合いと相まって、スッキリした印象のデザインとなっています。
カラーはパープル・ホワイト・ブラックの3色で展開しています。
2-2 Galaxy A30のデザイン
画像引用元:Galaxy A30 SCV43 通販 | au オンラインショップ | 価格・在庫情報
Galaxy A30は、ベゼルレス&しずく型ノッチ採用の大画面有機ELディスプレイが特徴です。
幅と奥行きはXperia Aceより大きい一方、厚さはXperia Aceよりも薄い約8.0mmとスリムなボディとなっています。
背面は光沢感のある3Dガラス仕上げで、プレミアム感があり。
カラーは全4色ですが、キャリアによって取り扱っている色が違います。
auなら4色全て購入可能で、その他のUQmobileならブルー・レッド・ブラックの3色、J:COM MOBILEではブルー・ホワイトの2色が購入可能です。
3 Xperia AceとGalaxy A30の基本スペック
続いて、Xperia AceとGalaxy A30のそれぞれの基本スぺックをまとめました。
基本スペック | Xperia Ace | Galaxy A30 |
---|---|---|
プリインストールOS | Android 9 | Android 9 |
SoC / CPU | Snapdragon630 2.2GHz/4+1.8GHz/4 オクタコア | Exynos7904 1.8GHz/2+1.6GHz/6 オクタコア |
RAM | 4GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 64GB |
バッテリー | 2,700mAh | 3,900mAh |
連続待受時間 (LTE) | 約410時間 | 約670時間 |
連続通話時間 | 約1,020分(VoLTE(HD+)) 約1,070分(VoLTE) | 約1,990分 |
外付けメモリ | 最大512GB microSDXC | 最大512GB microSDXC |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
基本スペックのうち、大きく違いがあるSoC(CPU)とバッテリーについて詳しく紹介します。
3-1 SoCのスペック比較
SoCは、スマホの処理性能に大きく影響する部分です。
- Xperia Aceに搭載されている「Snapdragon630」はQualcom製
- Galaxy A30の「Exynos7904」はSamsung製
で、どちらもミドルレンジ向けSoCです。
スマホの性能評価に使われるAnTuTuベンチマークスコア(Ver7)では、Snapdragon630搭載スマホが平均して総合80,000~90,000点、GPU性能が19,000~20,000点というスコアをマークしています。
一方、Exynos7904搭載モデルは日本ではGalaxy A30が初めてですが、海外の搭載モデルを参考にすると、総合100,000~101,000点、GPU性能が21,000~22,000点を記録しています。
ベンチマークスコアでは、Galaxy A30の方がやや高いスペックとなっています。
ただし、この数値はあくまでベンチマークスコア、それも他のスマホのものを比較しただけなので、必ずしも実機でこの差を体感するとは限りません。
実際に利用する時のことを考えると、どちらもインターネット・メール・音声通話・SNSなど基本的な使い方をする分には問題ないスペックです。
ゲームも、3Dを多用しないものであれば快適に遊べます。
3-2 バッテリーの比較
Xperia AceとGalaxy A30の基本スペックの違いの中でも最も大きいのが、バッテリー容量です。
Galaxy A30のバッテリーは、3,900mAhと大容量。
連続待受時間と連続通話時間もGalaxy A30の方が長くなっています。
電池持ちの良さで選ぶなら、Galaxy A30の方がおすすめです。
最新スマホ比較|サイズ・カメラ・スペック・価格あらゆる面から評価次の章では、Xperia AceとGalaxy A30のカメラのスペックと便利な機能を比較します。
4 Xperia AceとGalaxy A30のカメラのスペック
画像引用元:Xperia(エクスペリア) Ace | ソニーモバイル公式サイト
次は、Xperia AceとGalaxy A30のカメラのスペックを比較します。
カメラ | Xperia Ace | Galaxy A30 |
---|---|---|
アウト カメラ | 約1,200万画素/F1.8 | (広角)約1,300万画素/F1.9 (超広角)約500万画素/F2.2 |
イン カメラ | 約800万画素/F2.4 | 約800万画素/F2.0 |
先にざっくりそれぞれのカメラのスペックをまとめると、
- Xperia Aceはインカメラが超広角撮影可
- Galaxy A30はアウトカメラが超広角撮影可
- 暗所での撮影はXperia Aceの方が向いている
という違いがあります。
4-1 Xperia Aceのカメラ
画像引用元:Xperia(エクスペリア) Ace | ソニーモバイル公式サイト
Xperia Aceのアウトカメラは、F値1.8の明るいレンズを採用し、暗い場所でも綺麗に撮影可能です。
動画撮影時には、Xperiaコンパクトシリーズ初の「光学式+電子式」のハイブリッド手振れ補正も効くので、夜景や夜のパレードの録画にも強いのが特徴です。
また、Xperiaシリーズでお馴染みのAIが、13種類のシーン×4つのコンディションから自動で判別し撮影する「プレミアムおまかせオート」もあり、写真の撮影もお手の物です。
インカメラは、画角約80°の通常モードと約120°の超広角モードの切り替えが可能で、大人数でのセルフィー撮影にも対応できます。
インカメラには、手の平を向けるだけで自動的にシャッターを切る「ハンドシャッター」機能もあるため、撮影も楽々です。(※)
インカメラにはこの他にも、
- 撮影後に「背景のぼけ」など5つの効果を手軽に付けられる「ポートレートセルフィー」
- 連続撮影した4枚の写真を1つにまとめて動画・写真にする「4コマストーリーモード」
といった機能があり、自撮りを楽しみたい方におすすめです。
※ポートレートセルフィーモード時非対応
4-2 Galaxy A30のカメラ
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy A30は、アウトカメラが広角&超広角のデュアル仕様となっています。
画素数500万、画角約123°の超広角カメラは、風景写真の撮影に便利です。
19種類のシーンの中から、自動で撮影モードを最適化してくれるシーン判別機能も搭載し、シャッターを押すだけで手軽に綺麗な写真が撮影可能です。
また、写真を撮影した直後に「被写体がまばたきをしている」「逆光」「ブレ」を検出し、警告を出してくれる「撮り直しアラート」というユニークな機能にも注目です。
記念写真を撮影して、家に帰ってから確認したら1人だけ目をつむっていた、なんて切ない事態も防ぎやすくなります。
インカメラには、自動で背景をぼかす「自分撮りフォーカス」機能もあり、セルフィー写真も楽に撮影できます。
5 Xperia AceとGalaxy A30の便利な機能
続いて、Xperia AceとGalaxy A30の便利機能について比較します。
5-1 防水・FeliCa・生体認証などの人気の機能
それぞれのユニークな機能については後で個別に紹介するとして、まずは日本で人気がある機能の有無について見てみましょう。
機能 | Xperia Ace | Galaxy A30 |
---|---|---|
テザリング対応 | WiFi:10台 USB:1台 Bluetooth:4台 | WiFi:10台 |
ワンセグ/フルセグ | × / × | × / × |
防水 防塵 | IPX5/IPX8 IP6X | IPX5/IPX8 IP6X |
FeliCa(おサイフケータイ) | 〇 | 〇 |
生体認証 | 指紋 顔 | 指紋 顔 |
ハイレゾ対応(※1) | 〇 | 〇 |
ドルビーアトモス | 〇 | 〇 |
3.5φイヤホンジャック | 〇 | 〇 |
USB PD対応 (充電時間) | 〇 (約130分※2) | 〇 (約110分※3) |
※1 別途ハイレゾ対応のイヤホン/ヘッドフォンが必要
※2※3 ドコモ「ACアダプタ 07」使用時(別売り税込2,592 円) / au「TypeC 共通 ACアダプタ 02」使用時(別売り税込2,970円)
- 防水防塵
- FeliCa(おサイフケータイ)
- 生体認証(指紋・顔)
- ハイレゾ・ドルビーアトモス対応
- USB PD(急速充電)対応
といった日本で人気の機能は、Xperia Ace・Galaxy A30どっちも搭載しています。
バッテリーが大容量のGalaxy A30ですが、USB PD対応のACアダプタを使えば約110分でチャージ完了するのは嬉しいところです。
ただし、ハイエンドクラスのGalaxy Sシリーズではお馴染みの「ワイヤレス充電」が、Galaxy A30では非対応な点には注意が必要です。
また、急速充電規格の1つで、Qualcommが提供する「Quick Charge」については、Xperia Aceは非対応となっています。
Galaxy A30の方も公式サイトに対応状況の記載がないため、確実に急速充電をしたい方は、ACアダプタ選びの際に「USB PD対応」の物を選ぶことをおすすめします。
5-2 Xperia Aceの便利な機能
画像引用元:Xperia(エクスペリア) Ace | ソニーモバイル公式サイト
Xperia Aceの便利な機能をまとめました。
- 充電時のバッテリーへの負担を軽くする「いたわりバッテリー」
- 手持ちのイヤホンで高音質の音楽再生可能な「DSEE HX」/「LDAC」「aptX HD」対応
- 次に使うアプリを予測して表示する「サイドセンス」
Xperia Aceは、MP3やAACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の音源に変換するソニー独自の高音質技術「DSEE HX」を搭載してます。
更に、高音質伝送が可能なBluetoothコーデック「LDAC」「aptX HD」に対応しており、ワイヤレスイヤホンでも高音質なサウンドを楽しめます。(※)
サイドセンスは、他のXperiaシリーズでもお馴染みの機能で、片手でも素早くアプリを起動させたい時に重宝します。
※「LDAC」「aptX HD」対応のワイヤレスイヤホンが必要になります。
5-3 Galaxy A30の便利な機能
画像引用元:Galaxy A30 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト
Galaxy A30の便利な機能をまとめました。
- ストラップホール付き
- 古いスマホから簡単にデータ移行可能な「Smart Switch」
Galaxy A30の本体右側面にはストラップホールが付いており、不意の落下への対策が可能です。
また、Galaxy Sシリーズではお馴染みのデータ移行サービス「Smart Switch」も健在です。
USBケーブルとOTG対応変換アダプタ(au購入時は同梱)を使って、有線で手軽にデータ移行をすることも可能です。
【Galaxy A30 VS arrows Be3】徹底比較|どっちが買いか?その理由次の章では、Xperia AceとGalaxy A30の価格を比較しています。
6 Xperia AceとGalaxy A30の価格
最後に、Xperia AceとGalaxy A30の価格を比較しました。
本体 価格 | Xperia Ace | Galaxy A30 | ||
---|---|---|---|---|
一括 支払い | 48,600 円 | 43,200 円 | 31,644 円 | 36,288 円 |
分割 払い | 1,350円 /月 (36回) | 900円 /月 (48回) | 初回1,620円 2回目以降 :1,080円 (24回) | 756円 /月 (48回) 216円 /月 (48回※1) |
キャ リア | J:COM MOBILE |
※1 J:COM TVまたはJ:COM NET(120Mコース以上)に加入した場合の適用
Xperia Aceは48,600円(税込)、Galaxy A30は31,644円~43,200円(税込)とGalaxy A30の方が少し安い価格になっています。
ちなみに、Xperia Aceは2019年6月1日(土)より開始した、ドコモのスマホおかえしプログラムの対象機種ではありません。
6-1 Galaxy A30をお得に購入できるキャリアは
Galaxy A30を販売するキャリア内では、UQmobileが1番安い価格設定です。
ただし、auにもJ:COM MOBILEにも、実質負担額や月額料金をお得にできるプログラムや割引サービスが用意されているため、条件次第ではUQmobileよりも安く購入できるようになります。
例えば、auでは下記の条件を満たすことで、実質負担額を減らせるアップグレードプログラムEXが利用できます。
- スマホを48回の分割払いで購入
- スマホの購入と同時にアップグレードプログラムEXに加入
- 12ヶ月間利用後の機種変更時にスマホをauに返却する
Galaxy A30購入時にアップグレードプログラムEXに加入し、24ヶ月後に返却した場合、実質負担額は21,600円(900円/月×24回)。
アップグレードプログラムEXに加入すると、月額340円(不課税)×24回のプログラム料金が発生しますが、プログラム料金総額9,360円込みで考えても、30,960円でGalaxy A30を購入可能になります。
Xperia AceとGalaxy A30どっちが良い?
Xperia AceとGalaxy A30では基本スペックや価格に大きな違いはないため、どちらを選んだ方が良いかは好みや条件次第で変わってきます。
最後に参考として、Xperia AceとGalaxy A30がそれぞれどんな人におすすめかをまとめました。
- 片手で持ちやすいサイズが良い人
- ドコモで新規契約・機種変更したい人
- 自撮りを楽しみたい人
- 手持ちのイヤホン・ヘッドフォンで高音質の音楽を楽しみたい人
- 大画面で映像を楽しみたい人
- 電池持ちの良いスマホが欲しい人
- 少しでも本体価格が安いスマホが良い人
- アウトカメラでパノラマ撮影や集合写真を撮りたい人
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